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二章 ノメンゼン子爵の断罪
13.肖像画とダリアの花
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両親の元に戻ると、両親はキルヒマン侯爵夫妻と話していた。
「子どもが小さい頃はわたくしは余裕がなくて肖像画など描いてもらえなかったのですよ」
「今思えば後悔しています。子どもたちの可愛い時期を残しておけなくて」
「今からでも遅くないですわ、キルヒマン侯爵、侯爵夫人。ご家族で肖像画を描いていただいたらいいのではないでしょうか?」
話は肖像画のことになっているようだ。
キルヒマン侯爵夫妻には男の子が三人いる。一番上が父と同じ年で、二人目の年は分からないが、三人目のエクムント様が十八歳だ。そういう年頃になると家族で肖像画を描くのも恥ずかしがるのかもしれない。
現代の記憶を思い出せば、十八歳といえば高校三年生で思春期の真っただ中だった。
この世界では十八歳は成人として扱われるし、十分大人な気分になるのだが、前世の記憶を辿れば十八歳とは多感な思春期のイメージしかなかった。
父は十九歳、母は十八歳で結婚しているはずなのである。わたくしも十八歳になったらエクムント様に申し込もうと思っている。
キルヒマン侯爵家はディッペル公爵家と非常に友好な関係を築いているし、母が養子に行って公爵家に嫁いだのがキルヒマン侯爵家なので、非常に縁が深い。
キルヒマン侯爵家との縁談ならば両親も許してくれる気がするのだが、現代の感覚も持ち合わせているわたくしとしては、十八歳のエクムント様が六歳のわたくしと婚約するのには抵抗があるので、婚約を言い出せずにいた。
わたくしが成人してからならばエクムント様も婚約を断れないだろうし、わたくしも心置きなく結婚を申し込むことができる。それまでの十一年間、わたくしは耐えなければいけなかった。
「長男と次男は結婚しておりますし、今更肖像画を描いてもらうのは無理ですわ」
「ディッペル公爵も公爵夫人も、後悔のないようになさってください」
「そう言えば私とテレーゼの結婚の肖像画も描いていなかったですね」
「エリザベートが生まれたときにはわたくしが死にかけていて、それどころではなかったですし」
「一度、肖像画を描いてもらってもいいかもしれません」
「キルヒマン侯爵夫妻、いいことを教えてくださってありがとうございます」
両親は肖像画を描く方向で心を決めたようだった。
わたくしとクリスタ嬢に気付くと、膝を曲げて目線を合わせて来る。
「今日の格好で肖像画を描いてもらいましょうね」
「クリスタ嬢も一緒ですか?」
「もちろん、一緒だよ」
クリスタ嬢も一緒だということに安心しつつ、原典の『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』ではクリスタ嬢の肖像画など一度も出てこなかったことを思い出す。
写真技術が確立されていないこの世界では、肖像画を描いて姿を残すのが普通だった。初代国王陛下の肖像画も王宮に飾られている。
肖像画の絵描きたちは油絵で写真のような鮮明な絵を描くことができた。
「家族での初めての肖像画を描きますよ」
「しょうぞうが! おけしょうはしますか?」
「お化粧はしなくても、クリスタ嬢もエリザベートも充分可愛いよ」
お化粧に興味津々のクリスタ嬢だが父に断られてしまってちょっとつまらなさそうな顔をしている。クリスタ嬢はわたくしのように前世があるわけでなく、普通の五歳児なのだから仕方がない。
「わたくしの口紅を貸してあげましょうか? 唇に少しだけ色をつけてみましょうか?」
「おねえさまも?」
「エリザベートにも口紅を貸してあげましょうね」
口紅を付けていいとなると、何となく心が浮き立つのはわたくしも七歳の女の子だからかもしれなかった。
パーティーが終わると、お客様たちをお見送りする。ノメンゼン子爵と子爵夫人とローザ嬢は先に帰っていたので、わたくしは心置きなく見送りに出ることができた。
ハインリヒ殿下はクリスタ嬢の手を握って水色の目を見詰めている。
「きょうはわたしがさしあげたボタンのかみかざりをつけてくれてありがとうございました。またどこかのおちゃかいでおあいしましょう」
「きょうはたのしかったです。またいっしょにおちゃをしましょうね」
五歳のクリスタ嬢と七歳のハインリヒ殿下が言い合っているのが可愛い。
ノルベルト殿下はわたくしの方を見て、何か言いたそうにしていたが、わたくしはノルベルト殿下に頭を下げた。
「本日はお越しくださってありがとうございました。ノルベルト殿下もハインリヒ殿下も、クリスタ嬢とわたくしとお茶をしてくださってとても楽しかったです」
「また何かありましたら、ご一緒しましょう」
「そのときにはよろしくお願いします」
挨拶を終えるとハインリヒ殿下とノルベルト殿下は馬車に乗って国王陛下の別荘へと帰って行った。
ハインリヒ殿下とノルベルト殿下は普段は王宮ではなく国王陛下の別荘で過ごしている。国王陛下と王妃様が、国王陛下が学生時代に付き合っていた平民の女性のこともあってあまり仲がよろしくないのだ。
そのために王妃様は王宮を離れて国王陛下の別荘で過ごしていた。ハインリヒ殿下だけでなくノルベルト殿下も一緒に生活しているのは、妾腹の子どもでもノルベルト殿下の方がハインリヒ殿下よりも年上で、我が国の長子が家を継ぐという定めが関係しているのと、王妃様が子どもには罪はないと言って自分の子どものように育てているからだった。
妾腹の子どもでも、母親は手切れ金を握らされて別れさせられているし、ノルベルト殿下には乳母はいるが母親代わりになる相手がいないので、引き取って育てるということを美徳として王妃様は実践しているのだ。
ハインリヒ殿下とノルベルト殿下の仲のよさや、ノルベルト殿下の態度を見ていると、虐待されているとは考えにくいから、本当に王妃様は平等に育てているのだろう。
パーティーが終わると絵描きが呼ばれて、わたくしとクリスタ嬢は両親と一緒に絵描きの前に立った。母が口紅を持って来てわたくしとクリスタ嬢の唇に薄く塗ってくれる。
口紅に付けられたいい香りも大人になったようで胸が浮き立つ。
「肖像画を描くのは何日もかかります。何日も絵描きが通ってきて書くのですよ」
「エリザベートとクリスタ嬢はその部分を描くときにだけ呼ぼうね」
「あまり動かないようにしてくださいね」
絵描きがキャンバスに向かっている一時間ほどの間、わたくしとクリスタ嬢はできるだけじっとしていたが、クリスタ嬢は途中で我慢ができなくなって、お茶を飲んだり、本を読んだりして休憩していた。
「今日はここまでだよ」
「パーティーの後で疲れているでしょう。今日は早く寝ましょうね」
絵描きはもう少し作業を続けるようだったが、わたくしとクリスタ嬢は解放されて部屋に戻った。
お風呂に入って口紅も落として、着替えをしてから夕食の席に着く。
夕食はお茶の時間が豪華だったので、わたくしもクリスタ嬢もお腹があまり空いていなくて、全部は食べられなかった。
食べ終わって部屋に戻ると、部屋からいい香りがしている。
窓辺の机の上に花瓶が置いてあって、紫のダリアの花が飾ってあった。
「マルレーン、この花はどうしたの?」
「エクムント様が持って来てくださったのですよ」
「エクムントが!?」
直接受け取りたかった気持ちで残念に思ってしまうが、窓辺の紫のダリアの花は幾重にも細い花弁を重ねて美しく咲いている。
「エリザベートお嬢様のお誕生日のお祝いだそうです」
「おねえさま、わたくしのへやにもある! きれいなピンクのおはなよ!」
「わたくしのもらったお花は紫です」
エクムント様はクリスタ嬢にもピンク色のダリアをプレゼントしていたようだ。
わたくしが紫で、クリスタ嬢はピンク色。色を変えて来るだなんてなんて粋なのだろう。
「この花がずっと枯れないといいわ」
「花が枯れないように毎日水替えをしましょうね」
「マルレーン、わたくしに花の世話の仕方を教えて。わたくしができることはしたいの」
「エリザベートお嬢様がそう仰るのでしたら」
折角もらったダリアの花を枯らしたくなくて、わたくしは自分で世話をするように申し出ていた。
「子どもが小さい頃はわたくしは余裕がなくて肖像画など描いてもらえなかったのですよ」
「今思えば後悔しています。子どもたちの可愛い時期を残しておけなくて」
「今からでも遅くないですわ、キルヒマン侯爵、侯爵夫人。ご家族で肖像画を描いていただいたらいいのではないでしょうか?」
話は肖像画のことになっているようだ。
キルヒマン侯爵夫妻には男の子が三人いる。一番上が父と同じ年で、二人目の年は分からないが、三人目のエクムント様が十八歳だ。そういう年頃になると家族で肖像画を描くのも恥ずかしがるのかもしれない。
現代の記憶を思い出せば、十八歳といえば高校三年生で思春期の真っただ中だった。
この世界では十八歳は成人として扱われるし、十分大人な気分になるのだが、前世の記憶を辿れば十八歳とは多感な思春期のイメージしかなかった。
父は十九歳、母は十八歳で結婚しているはずなのである。わたくしも十八歳になったらエクムント様に申し込もうと思っている。
キルヒマン侯爵家はディッペル公爵家と非常に友好な関係を築いているし、母が養子に行って公爵家に嫁いだのがキルヒマン侯爵家なので、非常に縁が深い。
キルヒマン侯爵家との縁談ならば両親も許してくれる気がするのだが、現代の感覚も持ち合わせているわたくしとしては、十八歳のエクムント様が六歳のわたくしと婚約するのには抵抗があるので、婚約を言い出せずにいた。
わたくしが成人してからならばエクムント様も婚約を断れないだろうし、わたくしも心置きなく結婚を申し込むことができる。それまでの十一年間、わたくしは耐えなければいけなかった。
「長男と次男は結婚しておりますし、今更肖像画を描いてもらうのは無理ですわ」
「ディッペル公爵も公爵夫人も、後悔のないようになさってください」
「そう言えば私とテレーゼの結婚の肖像画も描いていなかったですね」
「エリザベートが生まれたときにはわたくしが死にかけていて、それどころではなかったですし」
「一度、肖像画を描いてもらってもいいかもしれません」
「キルヒマン侯爵夫妻、いいことを教えてくださってありがとうございます」
両親は肖像画を描く方向で心を決めたようだった。
わたくしとクリスタ嬢に気付くと、膝を曲げて目線を合わせて来る。
「今日の格好で肖像画を描いてもらいましょうね」
「クリスタ嬢も一緒ですか?」
「もちろん、一緒だよ」
クリスタ嬢も一緒だということに安心しつつ、原典の『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』ではクリスタ嬢の肖像画など一度も出てこなかったことを思い出す。
写真技術が確立されていないこの世界では、肖像画を描いて姿を残すのが普通だった。初代国王陛下の肖像画も王宮に飾られている。
肖像画の絵描きたちは油絵で写真のような鮮明な絵を描くことができた。
「家族での初めての肖像画を描きますよ」
「しょうぞうが! おけしょうはしますか?」
「お化粧はしなくても、クリスタ嬢もエリザベートも充分可愛いよ」
お化粧に興味津々のクリスタ嬢だが父に断られてしまってちょっとつまらなさそうな顔をしている。クリスタ嬢はわたくしのように前世があるわけでなく、普通の五歳児なのだから仕方がない。
「わたくしの口紅を貸してあげましょうか? 唇に少しだけ色をつけてみましょうか?」
「おねえさまも?」
「エリザベートにも口紅を貸してあげましょうね」
口紅を付けていいとなると、何となく心が浮き立つのはわたくしも七歳の女の子だからかもしれなかった。
パーティーが終わると、お客様たちをお見送りする。ノメンゼン子爵と子爵夫人とローザ嬢は先に帰っていたので、わたくしは心置きなく見送りに出ることができた。
ハインリヒ殿下はクリスタ嬢の手を握って水色の目を見詰めている。
「きょうはわたしがさしあげたボタンのかみかざりをつけてくれてありがとうございました。またどこかのおちゃかいでおあいしましょう」
「きょうはたのしかったです。またいっしょにおちゃをしましょうね」
五歳のクリスタ嬢と七歳のハインリヒ殿下が言い合っているのが可愛い。
ノルベルト殿下はわたくしの方を見て、何か言いたそうにしていたが、わたくしはノルベルト殿下に頭を下げた。
「本日はお越しくださってありがとうございました。ノルベルト殿下もハインリヒ殿下も、クリスタ嬢とわたくしとお茶をしてくださってとても楽しかったです」
「また何かありましたら、ご一緒しましょう」
「そのときにはよろしくお願いします」
挨拶を終えるとハインリヒ殿下とノルベルト殿下は馬車に乗って国王陛下の別荘へと帰って行った。
ハインリヒ殿下とノルベルト殿下は普段は王宮ではなく国王陛下の別荘で過ごしている。国王陛下と王妃様が、国王陛下が学生時代に付き合っていた平民の女性のこともあってあまり仲がよろしくないのだ。
そのために王妃様は王宮を離れて国王陛下の別荘で過ごしていた。ハインリヒ殿下だけでなくノルベルト殿下も一緒に生活しているのは、妾腹の子どもでもノルベルト殿下の方がハインリヒ殿下よりも年上で、我が国の長子が家を継ぐという定めが関係しているのと、王妃様が子どもには罪はないと言って自分の子どものように育てているからだった。
妾腹の子どもでも、母親は手切れ金を握らされて別れさせられているし、ノルベルト殿下には乳母はいるが母親代わりになる相手がいないので、引き取って育てるということを美徳として王妃様は実践しているのだ。
ハインリヒ殿下とノルベルト殿下の仲のよさや、ノルベルト殿下の態度を見ていると、虐待されているとは考えにくいから、本当に王妃様は平等に育てているのだろう。
パーティーが終わると絵描きが呼ばれて、わたくしとクリスタ嬢は両親と一緒に絵描きの前に立った。母が口紅を持って来てわたくしとクリスタ嬢の唇に薄く塗ってくれる。
口紅に付けられたいい香りも大人になったようで胸が浮き立つ。
「肖像画を描くのは何日もかかります。何日も絵描きが通ってきて書くのですよ」
「エリザベートとクリスタ嬢はその部分を描くときにだけ呼ぼうね」
「あまり動かないようにしてくださいね」
絵描きがキャンバスに向かっている一時間ほどの間、わたくしとクリスタ嬢はできるだけじっとしていたが、クリスタ嬢は途中で我慢ができなくなって、お茶を飲んだり、本を読んだりして休憩していた。
「今日はここまでだよ」
「パーティーの後で疲れているでしょう。今日は早く寝ましょうね」
絵描きはもう少し作業を続けるようだったが、わたくしとクリスタ嬢は解放されて部屋に戻った。
お風呂に入って口紅も落として、着替えをしてから夕食の席に着く。
夕食はお茶の時間が豪華だったので、わたくしもクリスタ嬢もお腹があまり空いていなくて、全部は食べられなかった。
食べ終わって部屋に戻ると、部屋からいい香りがしている。
窓辺の机の上に花瓶が置いてあって、紫のダリアの花が飾ってあった。
「マルレーン、この花はどうしたの?」
「エクムント様が持って来てくださったのですよ」
「エクムントが!?」
直接受け取りたかった気持ちで残念に思ってしまうが、窓辺の紫のダリアの花は幾重にも細い花弁を重ねて美しく咲いている。
「エリザベートお嬢様のお誕生日のお祝いだそうです」
「おねえさま、わたくしのへやにもある! きれいなピンクのおはなよ!」
「わたくしのもらったお花は紫です」
エクムント様はクリスタ嬢にもピンク色のダリアをプレゼントしていたようだ。
わたくしが紫で、クリスタ嬢はピンク色。色を変えて来るだなんてなんて粋なのだろう。
「この花がずっと枯れないといいわ」
「花が枯れないように毎日水替えをしましょうね」
「マルレーン、わたくしに花の世話の仕方を教えて。わたくしができることはしたいの」
「エリザベートお嬢様がそう仰るのでしたら」
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