20 / 528
一章 クリスタ嬢との出会い
20.パーティーの終わり
しおりを挟む
昼食会までの間、わたくしとクリスタ嬢は部屋に戻って一休みしていた。
音楽会は大成功というわけではなかったけれど、六歳のわたくしと四歳のクリスタ嬢が披露した割には上手にできたのではないだろうか。
クリスタ嬢は疲れたのかわたくしの部屋の椅子に座って欠伸をしていた。
「クリスタじょう、ドレスがみだれるからベッドではやすめませんね……。どうしましょう」
「わたくし、ねむってしまったら、おひるごはんがたべられない」
「それでは、きをまぎらわせるために、えほんをよみましょうか?」
「おねえさま、えほんをよんでくれるの?」
眠たそうなクリスタ嬢の目が輝いて、わたくしの部屋の本棚から絵本を持ってくる。今日の絵本はクリスタ嬢がこれまで読んだことのないお話だった。
醜い野獣の姿に変えられた王子が、真実の愛を知るまで元に戻れなくて、城の庭で薔薇を摘んだ男性の娘を薔薇の対価に城に召し上げて、その娘と交流するうちに真実の愛を知っていくという物語だった。
少し長いのでクリスタ嬢は聞いていられるか心配だったが、読んでいるとクリスタ嬢が前のめりになってくるのが分かる。今日はドレスなので膝の上に抱っこはしてあげられないが、椅子を二つ並べて隣りの椅子に座って読んでいると、クリスタ嬢がじっと挿絵を覗き込んでくる。
「おねえさま、バラがかれちゃう!」
「バラがどうなるか、つづきをよみましょうね」
野獣の姿に変えられた王子にはタイムリミットがあって、魔法の薔薇が全て散るまでに真実の愛を理解できなければ、永遠に元には戻れないようにされているのだ。
前世でも読んだことのある物語がこの世界にもあったなんて驚いているが、わたくしはこの物語はラストが若干気に入らなかった。真実の愛を見付けたのであれば野獣は元の王子に戻らなくても愛してもらえるのではないか。
全部読み終わった後でクリスタ嬢は別の感想を抱いていた。
「やじゅうがもとのすがたにもどっても、がいけんなんてきにしてないから、おひめさまはあいしつづけたのね」
「クリスタじょうはそうおもうのですか?」
「しんじつのあいがあるから、やじゅうのすがたなんて、おひめさまにはかんけいなかったのよ」
そういう考え方もあるのか。
野獣が元に戻るのがずっと腑に落ちなかったわたくしも、クリスタ嬢の考えで少し視野を広げられた気分だった。
長い絵本が読み終わる頃に昼食会の声がかけられた。
もう一度身なりを確認して、ハンカチも持っていることを確認して、わたくしとクリスタ嬢は昼食会の会場に向かった。
普段は家族だけで使っている小さめの食堂があるのだが、そこでもテーブルが長くて広くて父と母との距離を感じてしまうことがある。
昼食会の会場の食堂は更にテーブルが広くて、わたくしとクリスタ嬢は父と母とかなり離れた位置に配置されていた。
子どもたちは集められて、大人たちと別のテーブルになっているようだ。
昼食の料理のお皿が運ばれて来ると、子どもたちのテーブルは賑やかになる。
「これ、きらいなんだよなー」
「あー! フォークがおちたー!」
「サラダ、じょうずにたべられない」
親から離れた子どもたちが誰でも大人しくできるわけではない。わたくしとクリスタ嬢は、ナプキンを膝の上に敷いて黙々と昼食を食べたが、他の子どもたちは給仕を困らせているようだった。
昼食会が終わると、庭に出て散歩をするのだが、子どもたちの中にはドレスやスーツを汚してしまった子もいて、着替えに行っている様子が見られた。
わたくしはクリスタ嬢と手を繋いで庭を歩く。
春薔薇の庭園に行けば、色とりどりの春薔薇が咲き乱れていた。
「おねえさま、きれいね」
「こんないろのぞうかのかみかざりもどうでしょう?」
「わたくし、いまのかみかざりがきにいっているの。あたらしいのはいらないわ」
「わたくしとおそろいですものね」
「そうよ、おねえさまとおそろいなの」
リップマン先生の特訓もあって、クリスタ嬢はかなり流暢に喋れるようになっている。わたくしとも会話が成立するのが楽しくて、わたくしはたくさんクリスタ嬢に話しかけてしまう。
「このバラ、わたくし、すきですわ」
「ふしぎないろのバラね。いろがふたつまざってる」
二色の混ざった薔薇を前にして話していると、父と母がわたくしとクリスタ嬢のところに来てくれた。
父と母はクリスタ嬢を心配しているようだ。
「昼食の後眠くありませんか?」
「お茶の時間までもう少しあるから、眠って来てもいいんだよ」
言われてクリスタ嬢が大きな欠伸をする。
「そういえば、ねむいかもしれません……。おねえさまもいっしょにおへやにきてくれる?」
「おとうさま、おかあさま、わたくしもいっしょにさがっていいですか?」
「行ってらっしゃい、エリザベート、クリスタ嬢」
「お茶の時間には戻っておいで」
両親に送り出されて、わたくしとクリスタ嬢は部屋に戻った。
クリスタ嬢は着替えて自分の部屋のベッドでお昼寝をする。わたくしはクリスタ嬢のベッドの近くに椅子を寄せて、本を読んでクリスタ嬢が起きるのを待っていた。
お茶の時間の少し前にクリスタ嬢は目を覚まして、ドレスを着替えて、髪を整えてもらって、オールドローズ色の髪飾りを着けてもらっていた。
庭でガーデンパーティー方式で用意されたお茶会だったが、風が強かったのでクリスタ嬢もわたくしも、ナプキンを一生懸命片手で押さえておかなければいけなかった。
「おねえさま、ナプキンがとんじゃう!」
「クリスタじょう、かたてでたべられるものだけをえらんでとりざらにとるのです」
「ケーキ、たべたかったな……」
「ケーキはべつのひでも、たべられます」
強い風が吹いていてもわたくしとクリスタ嬢の髪飾りが飛ぶことはなかった。
風のせいでガーデンパーティーは早々と終わって、自由時間になる。
後は晩餐会があるのだが、それにはわたくしもクリスタ嬢も参加しない。晩餐会は夜遅くなるからだ。
晩餐会に参加せずに、わたくしとクリスタ嬢は子どもたちだけで夕食を食べる。
お茶の時間と夕食が近かったので、わたくしもお腹はあまり減っていなかったし、クリスタ嬢も同じだったようだ。
ほとんど夕食を食べないままで部屋に戻る。
もう眠くなってぐずって泣いている子どももいた。
宿泊式のパーティーが終わる。
わたくしとクリスタ嬢は順番にお風呂に入って、パジャマに着替えて部屋で眠った。
「あしたは、リップマンせんせいのじゅぎょう、ある?」
「あしたはいつもどおりになりますよ」
「ピアノのレッスンは?」
「ピアノのレッスンはあしたはありません。あさってです」
ベッド脇にある窓を通して話をしながらわたくしとクリスタ嬢は眠る。
宿泊式のパーティーが終われば、クリスタ嬢のお誕生日がやってくる。
クリスタ嬢は五歳になるのだ。
公爵家に引き取られたときには四歳とは信じられないくらい体も小さくて、発達も遅れていたクリスタ嬢だったが、公爵家でリップマン先生やピアノの先生の力も借りて、少しずつ発達も通常の五歳児に近付いてきた。体も少しずつ大きくなっている。
今回の宿泊式のパーティーでクリスタ嬢が公爵家に引き取られたいきさつも広まったし、クリスタ嬢がノメンゼン子爵家の跡継ぎだということは国王陛下も認めている。
ただ、一つ気になるのは、前世で読んでいた『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』でクリスタ嬢が皇太子であるハインリヒ殿下と婚約するところだ。前世では貴族社会の知識などなく読んでいたので違和感は覚えなかったが、子爵では皇太子殿下との婚約は敵わない。
「クリスタじょう、ハインリヒでんかのこと、どうおもいます?」
「きらい! かみかざり、とったの! いやだった!」
その上、ハインリヒ殿下はクリスタ嬢に好意をどう伝えていいか分からずに、小さな男子特有の意地悪をしてしまって、クリスタ嬢に嫌われている。
これでクリスタ嬢とハインリヒ殿下の婚約が成立するのだろうか。
まだまだ問題は山積みのようだった。
音楽会は大成功というわけではなかったけれど、六歳のわたくしと四歳のクリスタ嬢が披露した割には上手にできたのではないだろうか。
クリスタ嬢は疲れたのかわたくしの部屋の椅子に座って欠伸をしていた。
「クリスタじょう、ドレスがみだれるからベッドではやすめませんね……。どうしましょう」
「わたくし、ねむってしまったら、おひるごはんがたべられない」
「それでは、きをまぎらわせるために、えほんをよみましょうか?」
「おねえさま、えほんをよんでくれるの?」
眠たそうなクリスタ嬢の目が輝いて、わたくしの部屋の本棚から絵本を持ってくる。今日の絵本はクリスタ嬢がこれまで読んだことのないお話だった。
醜い野獣の姿に変えられた王子が、真実の愛を知るまで元に戻れなくて、城の庭で薔薇を摘んだ男性の娘を薔薇の対価に城に召し上げて、その娘と交流するうちに真実の愛を知っていくという物語だった。
少し長いのでクリスタ嬢は聞いていられるか心配だったが、読んでいるとクリスタ嬢が前のめりになってくるのが分かる。今日はドレスなので膝の上に抱っこはしてあげられないが、椅子を二つ並べて隣りの椅子に座って読んでいると、クリスタ嬢がじっと挿絵を覗き込んでくる。
「おねえさま、バラがかれちゃう!」
「バラがどうなるか、つづきをよみましょうね」
野獣の姿に変えられた王子にはタイムリミットがあって、魔法の薔薇が全て散るまでに真実の愛を理解できなければ、永遠に元には戻れないようにされているのだ。
前世でも読んだことのある物語がこの世界にもあったなんて驚いているが、わたくしはこの物語はラストが若干気に入らなかった。真実の愛を見付けたのであれば野獣は元の王子に戻らなくても愛してもらえるのではないか。
全部読み終わった後でクリスタ嬢は別の感想を抱いていた。
「やじゅうがもとのすがたにもどっても、がいけんなんてきにしてないから、おひめさまはあいしつづけたのね」
「クリスタじょうはそうおもうのですか?」
「しんじつのあいがあるから、やじゅうのすがたなんて、おひめさまにはかんけいなかったのよ」
そういう考え方もあるのか。
野獣が元に戻るのがずっと腑に落ちなかったわたくしも、クリスタ嬢の考えで少し視野を広げられた気分だった。
長い絵本が読み終わる頃に昼食会の声がかけられた。
もう一度身なりを確認して、ハンカチも持っていることを確認して、わたくしとクリスタ嬢は昼食会の会場に向かった。
普段は家族だけで使っている小さめの食堂があるのだが、そこでもテーブルが長くて広くて父と母との距離を感じてしまうことがある。
昼食会の会場の食堂は更にテーブルが広くて、わたくしとクリスタ嬢は父と母とかなり離れた位置に配置されていた。
子どもたちは集められて、大人たちと別のテーブルになっているようだ。
昼食の料理のお皿が運ばれて来ると、子どもたちのテーブルは賑やかになる。
「これ、きらいなんだよなー」
「あー! フォークがおちたー!」
「サラダ、じょうずにたべられない」
親から離れた子どもたちが誰でも大人しくできるわけではない。わたくしとクリスタ嬢は、ナプキンを膝の上に敷いて黙々と昼食を食べたが、他の子どもたちは給仕を困らせているようだった。
昼食会が終わると、庭に出て散歩をするのだが、子どもたちの中にはドレスやスーツを汚してしまった子もいて、着替えに行っている様子が見られた。
わたくしはクリスタ嬢と手を繋いで庭を歩く。
春薔薇の庭園に行けば、色とりどりの春薔薇が咲き乱れていた。
「おねえさま、きれいね」
「こんないろのぞうかのかみかざりもどうでしょう?」
「わたくし、いまのかみかざりがきにいっているの。あたらしいのはいらないわ」
「わたくしとおそろいですものね」
「そうよ、おねえさまとおそろいなの」
リップマン先生の特訓もあって、クリスタ嬢はかなり流暢に喋れるようになっている。わたくしとも会話が成立するのが楽しくて、わたくしはたくさんクリスタ嬢に話しかけてしまう。
「このバラ、わたくし、すきですわ」
「ふしぎないろのバラね。いろがふたつまざってる」
二色の混ざった薔薇を前にして話していると、父と母がわたくしとクリスタ嬢のところに来てくれた。
父と母はクリスタ嬢を心配しているようだ。
「昼食の後眠くありませんか?」
「お茶の時間までもう少しあるから、眠って来てもいいんだよ」
言われてクリスタ嬢が大きな欠伸をする。
「そういえば、ねむいかもしれません……。おねえさまもいっしょにおへやにきてくれる?」
「おとうさま、おかあさま、わたくしもいっしょにさがっていいですか?」
「行ってらっしゃい、エリザベート、クリスタ嬢」
「お茶の時間には戻っておいで」
両親に送り出されて、わたくしとクリスタ嬢は部屋に戻った。
クリスタ嬢は着替えて自分の部屋のベッドでお昼寝をする。わたくしはクリスタ嬢のベッドの近くに椅子を寄せて、本を読んでクリスタ嬢が起きるのを待っていた。
お茶の時間の少し前にクリスタ嬢は目を覚まして、ドレスを着替えて、髪を整えてもらって、オールドローズ色の髪飾りを着けてもらっていた。
庭でガーデンパーティー方式で用意されたお茶会だったが、風が強かったのでクリスタ嬢もわたくしも、ナプキンを一生懸命片手で押さえておかなければいけなかった。
「おねえさま、ナプキンがとんじゃう!」
「クリスタじょう、かたてでたべられるものだけをえらんでとりざらにとるのです」
「ケーキ、たべたかったな……」
「ケーキはべつのひでも、たべられます」
強い風が吹いていてもわたくしとクリスタ嬢の髪飾りが飛ぶことはなかった。
風のせいでガーデンパーティーは早々と終わって、自由時間になる。
後は晩餐会があるのだが、それにはわたくしもクリスタ嬢も参加しない。晩餐会は夜遅くなるからだ。
晩餐会に参加せずに、わたくしとクリスタ嬢は子どもたちだけで夕食を食べる。
お茶の時間と夕食が近かったので、わたくしもお腹はあまり減っていなかったし、クリスタ嬢も同じだったようだ。
ほとんど夕食を食べないままで部屋に戻る。
もう眠くなってぐずって泣いている子どももいた。
宿泊式のパーティーが終わる。
わたくしとクリスタ嬢は順番にお風呂に入って、パジャマに着替えて部屋で眠った。
「あしたは、リップマンせんせいのじゅぎょう、ある?」
「あしたはいつもどおりになりますよ」
「ピアノのレッスンは?」
「ピアノのレッスンはあしたはありません。あさってです」
ベッド脇にある窓を通して話をしながらわたくしとクリスタ嬢は眠る。
宿泊式のパーティーが終われば、クリスタ嬢のお誕生日がやってくる。
クリスタ嬢は五歳になるのだ。
公爵家に引き取られたときには四歳とは信じられないくらい体も小さくて、発達も遅れていたクリスタ嬢だったが、公爵家でリップマン先生やピアノの先生の力も借りて、少しずつ発達も通常の五歳児に近付いてきた。体も少しずつ大きくなっている。
今回の宿泊式のパーティーでクリスタ嬢が公爵家に引き取られたいきさつも広まったし、クリスタ嬢がノメンゼン子爵家の跡継ぎだということは国王陛下も認めている。
ただ、一つ気になるのは、前世で読んでいた『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』でクリスタ嬢が皇太子であるハインリヒ殿下と婚約するところだ。前世では貴族社会の知識などなく読んでいたので違和感は覚えなかったが、子爵では皇太子殿下との婚約は敵わない。
「クリスタじょう、ハインリヒでんかのこと、どうおもいます?」
「きらい! かみかざり、とったの! いやだった!」
その上、ハインリヒ殿下はクリスタ嬢に好意をどう伝えていいか分からずに、小さな男子特有の意地悪をしてしまって、クリスタ嬢に嫌われている。
これでクリスタ嬢とハインリヒ殿下の婚約が成立するのだろうか。
まだまだ問題は山積みのようだった。
87
お気に入りに追加
1,684
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
働かなくていいなんて最高!貴族夫人の自由気ままな生活
ゆる
恋愛
前世では、仕事に追われる日々を送り、恋愛とは無縁のまま亡くなった私。
「今度こそ、のんびり優雅に暮らしたい!」
そう願って転生した先は、なんと貴族令嬢!
そして迎えた結婚式――そこで前世の記憶が蘇る。
「ちょっと待って、前世で恋人もできなかった私が結婚!?!??」
しかも相手は名門貴族の旦那様。
「君は何もしなくていい。すべて自由に過ごせばいい」と言われ、夢の“働かなくていい貴族夫人ライフ”を満喫するつもりだったのに――。
◆メイドの待遇改善を提案したら、旦那様が即採用!
◆夫の仕事を手伝ったら、持ち前の簿記と珠算スキルで屋敷の経理が超効率化!
◆商人たちに簿記を教えていたら、商業界で話題になりギルドの顧問に!?
「あれ? なんで私、働いてるの!?!??」
そんな中、旦那様から突然の告白――
「実は、君を妻にしたのは政略結婚のためではない。ずっと、君を想い続けていた」
えっ、旦那様、まさかの溺愛系でした!?
「自由を与えることでそばにいてもらう」つもりだった旦那様と、
「働かない貴族夫人」になりたかったはずの私。
お互いの本当の気持ちに気づいたとき、
気づけば 最強夫婦 になっていました――!
のんびり暮らすつもりが、商業界のキーパーソンになってしまった貴族夫人の、成長と溺愛の物語!
その転生幼女、取り扱い注意〜稀代の魔術師は魔王の娘になりました〜
みおな
ファンタジー
かつて、稀代の魔術師と呼ばれた魔女がいた。
魔王をも単独で滅ぼせるほどの力を持った彼女は、周囲に畏怖され、罠にかけて殺されてしまう。
目覚めたら、三歳の幼子に生まれ変わっていた?
国のため、民のために魔法を使っていた彼女は、今度の生は自分のために生きることを決意する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
かつて私のお母様に婚約破棄を突き付けた国王陛下が倅と婚約して後ろ盾になれと脅してきました
お好み焼き
恋愛
私のお母様は学生時代に婚約破棄されました。当時王太子だった現国王陛下にです。その国王陛下が「リザベリーナ嬢。余の倅と婚約して後ろ盾になれ。これは王命である」と私に圧をかけてきました。
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる