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二重奏 (デュオ)
青色の二重奏 (デュエット) 2
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きっと響は気付いていない。
小さな頃から無意識にフェロモンで青藍を守ってくれていたように、響の気持ちも青藍に向いているに違いないことに。その証拠のように、体格差があるので無理やりは脱がせられないスラックスと下着を脚から引き抜くときに、腰を上げて協力してくれるのだから言い訳などできないだろう。例え、オメガが快楽に弱くて、発情期にアルファに迫られたら抵抗できないことを差し引いても、明らかに響は口では拒むのに、体は協力的だった。
胸が露わになるくらいまでまくり上げられたカットソー一枚で、青藍に押し倒されている響は、その濃厚なフェロモンもだが、色っぽい姿でも青藍を誘ってくる。
「やぁっ……せいらん、くん……だめぇ」
「ここ、濡れて苦しそうやで。響さん、こっちも濡れてはる」
「ひっ!?」
勃ち上がって雫を零す中心に触れると、シーツの上で響が体を跳ねさせる。その褐色の形のいい双丘の狭間で、誘うように後孔が濡れているのが、青藍には見えた。幹を伝って、その場所まで指を滑らせると、響の太ももの内側が引き攣る。
気が遠くなるような甘いフェロモンも、他の相手ならば吐き気すら催すものなのに、響のものならば青藍のパンツの前が苦しくなってくるだけだった。パンツを脱ぎ棄てて、下着も脱いでしまった青藍の股間に響の視線が行って、その喉が期待するように上下したのを、青藍は見てしまった。
濡れた音を立てながら、ぐちゅぐちゅと後孔に指を差し込んで、掻き回すとひんひんと響が泣き声を上げる。
「せいらんくん、そんなところ……ひんっ! だめっ! あぁっ!」
指では足りないとばかりに締め付けてくるそこに、指を抜き取った青藍は猛った自身を宛がった。
「ご、ゴム……」
「それは、挿れても構へんってこと?」
「あっ! だめっ! だめぇ! ひっ!?」
「挿れたら、あかんの?」
焦らすように双丘の狭間をずりずりと中心で擦り、入口に引っ掛けるように切っ先を突き立てると、響の泣き声が大きくなる。それにも構わず、先の部分だけをくぷくぷと後孔に押し付けては離す動作を繰り返す青藍に、響の脚ががくがくと揺れる。そそり立った中心はとろとろと白濁を零して、達する寸前なのに、核心を得られない苦しみに、響が耐えられたのは数分だけだった。
「むりぃ……おねがい、ちょーだい?」
発情期の身体で焦らされて、快楽にドロドロになった顔でねだられて、青藍は身体を倒して響の唇を舐めた。
「ゴム、つけんでもええやろ? だって、ないもん、しゃーないやん?」
「いいから、おねがいぃ!」
もう欲しいと焦れて泣く響に、体を返させて、後ろから青藍は伸し掛かる。
「うなじ、噛んでええ?」
「だ、め……それだけは……」
直に精液を流し込んだ挙句にうなじを噛むというのは、アルファとして青藍がオメガの響を番にするということに他ならない。精一杯の理性で、泣きながら振り返って頭を振る響に、青藍は腰の動きを再開した。
決して中には挿入せずに、双丘の狭間を行き来させて、入口を切っ先で掠めるだけの行為に、響が屈服するのは時間の問題だった。
「いじわる、しないでぇ! やぁっ! もう、おねがいぃ!」
フェロモンも漏れないし、オメガとしては出来損ないだと言っていた響だが、快楽に弱い点に関しては、やはりオメガでしかない。くぷりと切っ先を僅かに含ませて、もう一度青藍は問いかけた。
「うなじ、噛ませて?」
「ん、んん!」
欲しくてたまらない身体は、もう訳が分かっていないのだろう。泣きながら頷いた響のうなじに歯を立てて、青藍は一気に中心を突き立てた。最奥まで貫く衝撃に、響の中が引き絞るように蠢いて、中心からはぱたぱたと白濁がシーツの上に溢れて散る。
「ひっ! ひぁっ! あぁっ!」
「響さんの中、熱くて、狭くて、めっちゃ悦い……もう、我慢できん」
がつがつと腰を動かして追い上げる青藍も相当焦れていて、達し続けている響を気遣うこともできずに、自分の快楽を追い駆けて中に放っていた。やっと遂げられた思いが一度や二度で済むはずもなく、若さと情熱のままに響を抱いてしまってから、力尽きて響の胸に倒れ込んだ青藍を、ほとんど意識を失いながらも響はしっかりと抱き締めてくれた。
まどろんだのは一時間くらいで、服を着た青藍がリビングを覗いて薫も真朱ももう部屋に戻っていることを確かめて、シーツを引き剥がして一階のバスルームに移動した。シャワーを浴びている間は、気まずいのか響は何も言わなかったが、バスタブに二人で入ると、向かい合わせの膝がぶつかって、顔を見合わせて笑ってしまう。
「青藍くん、大きくなったんだね。狭いよ」
「まだまだ、大きぃなるで」
笑い合ってから、ようやく緊張が解れたのか、響が頭を下げた。ポタポタと水滴が湯船に落ちる。
「僕の発情期のせいで、ごめん」
「響さん、聞いてなかったんか? ずっと好きやったって」
「それでも、僕は拒まないといけなかった。まだ青藍くんは中学生だもの」
大人として、保護者としての自分を貫こうとする響に、青藍はまっすぐにその金色の瞳を見つめた。
「俺の保護者は薫さんや。響さんは、最初から俺の恋愛対象で、恋人にしたいひとやった。恋人になって? 俺が結婚できる年になったら、結婚して?」
「それ、もう選択権なくない?」
少し拗ねたように呟く響に、青藍はにっと悪い笑顔になる。
遠野の親戚連中と縁を切るという理由で養子になるために青藍は薫、真朱は響と選んだ日から、じりじりと青藍は響を追い詰めていたのだ。
「薫さんが言うてた」
「フランスでは15歳から合法だって? 薫ちゃんったら、そういうことばかり言って。ここは日本で、青藍くんは日本人なのに」
「それもそうやけど、俺は薫さんの養子やから多分、フランス人でもあるやろうし、それだけやなくて、響さん、俺にフェロモン付けて、無意識に守ってたって」
「ふぁ!? 俺が、青藍くんに!?」
それは全く気付いていなかったと驚く響は、湯あたりではない様子で、湯船の中で煮立ったように真っ赤になっていた。
「無意識に俺にフェロモン付けるくらい、響さんは俺のことが好きなんやって、可愛いんやって、めっちゃ嬉しかったで」
これからも遠慮なくつけて。
口付けると響は両手で顔を覆ってしまった。
「可愛くて……」
のぼせてしまうからと場所を響の部屋に移して、事後のけだるい身体をシーツを取り換えたベッドの上に横たえると、背中を向けたままで、響がぽつぽつと語る。うなじに顔を埋めるようにして、抱かれたことで治まった発情期の名残のフェロモンを嗅ぎながら、青藍は響の言葉に耳を傾ける。
「真朱くんは真っすぐ薫ちゃんに甘えて行って、僕には来なかったけど、青藍くんは僕に甘えてくれるから、二人とも大好きだったけど、いけないことだって分かっていながら、僕は青藍くんがずっと特別に可愛くて……」
兄弟だから、双子だからと、平等に愛されるわけではないことは、響も薫と人種も性格も全く違うが双子として生きてきたので、よく分かっていた。その上で、林檎が好きな子には林檎を、葡萄が好きな子には葡萄をあげるように、「差別」ではなく「区別」して可愛がることや、愛することが、平等ではないというわけではないというのも分かっていた。
「薫ちゃんには真朱くんが特別だから、僕には青藍くんが特別でもいいのかなって思ってたら、養子になりたいのは逆の方だって言われて、ちょっとだけ嫉妬したし、混乱した」
「それは、養子と養父が結婚でできへんからや」
「うん、今になれば分かるけど、そのときは分からなくて、二人は甘えたい対象を『母親』、支えて守ってほしい対象を『父親』と認識して、養父を選んだのかと自分を納得させてた」
どこかで寂しい気持ちがあったのは確かだったと、響は白状した。
昔から、モテるのは奔放な薫の方で、お堅い響はフェロモンが出ないのもあって、オメガとしての魅力は見出してもらえなかった。それが恐らく、響が無意識に自己防衛をしようとしていたのと、薫が響を守ろうとしていた結果なのだろうと青藍には予測できたが、憶測でものは言えないと口には出さない。
「俺が響さんの特別で嬉しい。響さんも、ずっと俺の特別やった」
真朱の方が泣き虫で分かりやすく甘えるから、兄の青藍の気持ちを受け止めてくれる存在などいないと思っていたのに、泣いている真朱を抱き締めた薫の横を通り過ぎて、響は真っすぐに青藍のもとに来てくれた。
このひとを自分のものにしたい。
あのときから、青藍の気持ちは変わっていない。
「愛してる。俺が大人になったら、結婚してください」
顔が見えないのでうなじに顔をうずめたままの少しくぐもったプロポーズの答えは、蚊の鳴くような小さな声での「はい」というシンプルなものだった。
小さな頃から無意識にフェロモンで青藍を守ってくれていたように、響の気持ちも青藍に向いているに違いないことに。その証拠のように、体格差があるので無理やりは脱がせられないスラックスと下着を脚から引き抜くときに、腰を上げて協力してくれるのだから言い訳などできないだろう。例え、オメガが快楽に弱くて、発情期にアルファに迫られたら抵抗できないことを差し引いても、明らかに響は口では拒むのに、体は協力的だった。
胸が露わになるくらいまでまくり上げられたカットソー一枚で、青藍に押し倒されている響は、その濃厚なフェロモンもだが、色っぽい姿でも青藍を誘ってくる。
「やぁっ……せいらん、くん……だめぇ」
「ここ、濡れて苦しそうやで。響さん、こっちも濡れてはる」
「ひっ!?」
勃ち上がって雫を零す中心に触れると、シーツの上で響が体を跳ねさせる。その褐色の形のいい双丘の狭間で、誘うように後孔が濡れているのが、青藍には見えた。幹を伝って、その場所まで指を滑らせると、響の太ももの内側が引き攣る。
気が遠くなるような甘いフェロモンも、他の相手ならば吐き気すら催すものなのに、響のものならば青藍のパンツの前が苦しくなってくるだけだった。パンツを脱ぎ棄てて、下着も脱いでしまった青藍の股間に響の視線が行って、その喉が期待するように上下したのを、青藍は見てしまった。
濡れた音を立てながら、ぐちゅぐちゅと後孔に指を差し込んで、掻き回すとひんひんと響が泣き声を上げる。
「せいらんくん、そんなところ……ひんっ! だめっ! あぁっ!」
指では足りないとばかりに締め付けてくるそこに、指を抜き取った青藍は猛った自身を宛がった。
「ご、ゴム……」
「それは、挿れても構へんってこと?」
「あっ! だめっ! だめぇ! ひっ!?」
「挿れたら、あかんの?」
焦らすように双丘の狭間をずりずりと中心で擦り、入口に引っ掛けるように切っ先を突き立てると、響の泣き声が大きくなる。それにも構わず、先の部分だけをくぷくぷと後孔に押し付けては離す動作を繰り返す青藍に、響の脚ががくがくと揺れる。そそり立った中心はとろとろと白濁を零して、達する寸前なのに、核心を得られない苦しみに、響が耐えられたのは数分だけだった。
「むりぃ……おねがい、ちょーだい?」
発情期の身体で焦らされて、快楽にドロドロになった顔でねだられて、青藍は身体を倒して響の唇を舐めた。
「ゴム、つけんでもええやろ? だって、ないもん、しゃーないやん?」
「いいから、おねがいぃ!」
もう欲しいと焦れて泣く響に、体を返させて、後ろから青藍は伸し掛かる。
「うなじ、噛んでええ?」
「だ、め……それだけは……」
直に精液を流し込んだ挙句にうなじを噛むというのは、アルファとして青藍がオメガの響を番にするということに他ならない。精一杯の理性で、泣きながら振り返って頭を振る響に、青藍は腰の動きを再開した。
決して中には挿入せずに、双丘の狭間を行き来させて、入口を切っ先で掠めるだけの行為に、響が屈服するのは時間の問題だった。
「いじわる、しないでぇ! やぁっ! もう、おねがいぃ!」
フェロモンも漏れないし、オメガとしては出来損ないだと言っていた響だが、快楽に弱い点に関しては、やはりオメガでしかない。くぷりと切っ先を僅かに含ませて、もう一度青藍は問いかけた。
「うなじ、噛ませて?」
「ん、んん!」
欲しくてたまらない身体は、もう訳が分かっていないのだろう。泣きながら頷いた響のうなじに歯を立てて、青藍は一気に中心を突き立てた。最奥まで貫く衝撃に、響の中が引き絞るように蠢いて、中心からはぱたぱたと白濁がシーツの上に溢れて散る。
「ひっ! ひぁっ! あぁっ!」
「響さんの中、熱くて、狭くて、めっちゃ悦い……もう、我慢できん」
がつがつと腰を動かして追い上げる青藍も相当焦れていて、達し続けている響を気遣うこともできずに、自分の快楽を追い駆けて中に放っていた。やっと遂げられた思いが一度や二度で済むはずもなく、若さと情熱のままに響を抱いてしまってから、力尽きて響の胸に倒れ込んだ青藍を、ほとんど意識を失いながらも響はしっかりと抱き締めてくれた。
まどろんだのは一時間くらいで、服を着た青藍がリビングを覗いて薫も真朱ももう部屋に戻っていることを確かめて、シーツを引き剥がして一階のバスルームに移動した。シャワーを浴びている間は、気まずいのか響は何も言わなかったが、バスタブに二人で入ると、向かい合わせの膝がぶつかって、顔を見合わせて笑ってしまう。
「青藍くん、大きくなったんだね。狭いよ」
「まだまだ、大きぃなるで」
笑い合ってから、ようやく緊張が解れたのか、響が頭を下げた。ポタポタと水滴が湯船に落ちる。
「僕の発情期のせいで、ごめん」
「響さん、聞いてなかったんか? ずっと好きやったって」
「それでも、僕は拒まないといけなかった。まだ青藍くんは中学生だもの」
大人として、保護者としての自分を貫こうとする響に、青藍はまっすぐにその金色の瞳を見つめた。
「俺の保護者は薫さんや。響さんは、最初から俺の恋愛対象で、恋人にしたいひとやった。恋人になって? 俺が結婚できる年になったら、結婚して?」
「それ、もう選択権なくない?」
少し拗ねたように呟く響に、青藍はにっと悪い笑顔になる。
遠野の親戚連中と縁を切るという理由で養子になるために青藍は薫、真朱は響と選んだ日から、じりじりと青藍は響を追い詰めていたのだ。
「薫さんが言うてた」
「フランスでは15歳から合法だって? 薫ちゃんったら、そういうことばかり言って。ここは日本で、青藍くんは日本人なのに」
「それもそうやけど、俺は薫さんの養子やから多分、フランス人でもあるやろうし、それだけやなくて、響さん、俺にフェロモン付けて、無意識に守ってたって」
「ふぁ!? 俺が、青藍くんに!?」
それは全く気付いていなかったと驚く響は、湯あたりではない様子で、湯船の中で煮立ったように真っ赤になっていた。
「無意識に俺にフェロモン付けるくらい、響さんは俺のことが好きなんやって、可愛いんやって、めっちゃ嬉しかったで」
これからも遠慮なくつけて。
口付けると響は両手で顔を覆ってしまった。
「可愛くて……」
のぼせてしまうからと場所を響の部屋に移して、事後のけだるい身体をシーツを取り換えたベッドの上に横たえると、背中を向けたままで、響がぽつぽつと語る。うなじに顔を埋めるようにして、抱かれたことで治まった発情期の名残のフェロモンを嗅ぎながら、青藍は響の言葉に耳を傾ける。
「真朱くんは真っすぐ薫ちゃんに甘えて行って、僕には来なかったけど、青藍くんは僕に甘えてくれるから、二人とも大好きだったけど、いけないことだって分かっていながら、僕は青藍くんがずっと特別に可愛くて……」
兄弟だから、双子だからと、平等に愛されるわけではないことは、響も薫と人種も性格も全く違うが双子として生きてきたので、よく分かっていた。その上で、林檎が好きな子には林檎を、葡萄が好きな子には葡萄をあげるように、「差別」ではなく「区別」して可愛がることや、愛することが、平等ではないというわけではないというのも分かっていた。
「薫ちゃんには真朱くんが特別だから、僕には青藍くんが特別でもいいのかなって思ってたら、養子になりたいのは逆の方だって言われて、ちょっとだけ嫉妬したし、混乱した」
「それは、養子と養父が結婚でできへんからや」
「うん、今になれば分かるけど、そのときは分からなくて、二人は甘えたい対象を『母親』、支えて守ってほしい対象を『父親』と認識して、養父を選んだのかと自分を納得させてた」
どこかで寂しい気持ちがあったのは確かだったと、響は白状した。
昔から、モテるのは奔放な薫の方で、お堅い響はフェロモンが出ないのもあって、オメガとしての魅力は見出してもらえなかった。それが恐らく、響が無意識に自己防衛をしようとしていたのと、薫が響を守ろうとしていた結果なのだろうと青藍には予測できたが、憶測でものは言えないと口には出さない。
「俺が響さんの特別で嬉しい。響さんも、ずっと俺の特別やった」
真朱の方が泣き虫で分かりやすく甘えるから、兄の青藍の気持ちを受け止めてくれる存在などいないと思っていたのに、泣いている真朱を抱き締めた薫の横を通り過ぎて、響は真っすぐに青藍のもとに来てくれた。
このひとを自分のものにしたい。
あのときから、青藍の気持ちは変わっていない。
「愛してる。俺が大人になったら、結婚してください」
顔が見えないのでうなじに顔をうずめたままの少しくぐもったプロポーズの答えは、蚊の鳴くような小さな声での「はい」というシンプルなものだった。
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