かーくんとゆーちゃん

性別を隠して女性向けのロマンス小説を書いている作家の僕、佐藤(さとう)楓(かえで)は、小さい頃からひとではないものが見える。

ひとではないものを恐れながら生きてきた僕だが、三歳のときに保育園の同じクラスの不動寺(ふどうじ)寛(ゆたか)と出会う。
寛は見ることも感じることもないが、殴ることでひとではない悪意あるものを祓える体質だった。

そのうちにタロットカードを使って僕は自分の守護獣と話をするようになる。

見えるだけの作家と、祓えるが見えない幼馴染のほのぼの日常物語。

参考文献:『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』著者:LUA(日本文芸社)
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