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最終章 王子と令嬢の結婚
4.ヘンリッキの成人のお誕生日
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ヘンリッキのお誕生日前から、僕は高等学校に指輪をつけていっていた。
この国の高等学校は服装や装飾品に規定はない。あまりにも華美なものや、授業を受けられないような格好は推奨されていないし、体育の授業もあるのでそのときには着替えを持ってくるようにして、生徒も工夫している。
僕が指輪をつけていくとヘンリッキもアルマスもすぐに気が付いた。
「その指輪は、ロヴィーサ様とお揃いなのか?」
「そうだよ。結婚指輪を早めにつけているんだ」
「綺麗な指輪ですね。不思議な光沢がある。魔法がかかっているんですか?」
「僕の従叔母の魔法具職人さんが作ってくれたんだ。お互いに呼び合う魔法と、身を守る魔法がかかっているって言っていたかな」
ダニエラ様は指輪を作った後に僕とロヴィーサ嬢に聞いた。
「どのような付与魔法をかけますか?」
付与魔法をかけるまでが魔法具職人の仕事らしいのだ。
魔法をかけると言われてもどんな魔法か決めていなかった僕は、すぐには答えられなかった。
「エドヴァルド殿下に何かあればすぐに駆け付けられる魔法が欲しいです」
先に答えたのはロヴィーサ嬢だった。ロヴィーサ嬢の言葉を聞いて、ダニエラ様が魔法を選んでいく。
「僕はロヴィーサ嬢が守られる魔法がいいです。ロヴィーサ嬢は狩りを失敗したことはありませんが、万が一のことがありますからね」
僕が言えば、ダニエラ様はそれも聞きとって魔法を編んでくれた。
「お互いに危機が迫ると反応して呼び合う魔法と、攻撃を一度だけ無効にする魔法をかけましょう」
ロヴィーサ嬢の望みと僕の望みをダニエラ様はどちらも叶えてくれた。
出来上がった指輪には、お互いに呼び合う魔法と、攻撃を一度だけ無効にする守護の魔法がかけられた。
「先週にはつけてなかったよな?」
「週末に魔族の国のお祖父様とお祖母様のところに行ったんだ。目の前で作ってくれたよ」
「魔法具作りには何か月もかかると言います。目の前で作れるなんて、ものすごく腕のいい魔法具職人だったのでしょうね」
僕も指輪作りには時間がかかっても仕方がないと思っていた。ヘンリッキの言う通り、ダニエラ様はものすごく腕のいい魔法具職人なのだろう。目の前であっという間に指輪を作って魔法もかけてしまった。
「お祖父様とお祖母様が王家ご用達の魔法具職人として従叔母を呼んでくれたんだ」
「王家ご用達の魔法具職人ならばレベルが高いのも分かります」
「すごい指輪なんだな。見せて欲しいけど、そういう大事なものを外させるわけにはいかないな」
「アルマス、私たちも魔族の国で注文して作ろう」
「結婚式まで時間はあるからゆっくりでもいいよな」
アルマスは僕の指輪を見たいようだが、僕は心が狭いが、ロヴィーサ嬢がつけてくれた指輪を外したくなかった。これはロヴィーサ嬢との愛の証なのだ。
「ごめんね、アルマス」
「気にすることないよ。それだけ大切だってことだろう」
僕が謝るとアルマスは笑顔で許してくれた。
ヘンリッキのお誕生日が、僕とロヴィーサ嬢が指輪を作ってから初めて公の場に出る日だった。
僕の手にロヴィーサ嬢が手を乗せてハーヤネン家に入る。ハーヤネン家の大広間に入ると、ロヴィーサ嬢と僕は視線を集めた。
今やロヴィーサ嬢はこの国でも屈指の公爵であるし、僕はその公爵家に降下する予定の王子である。公爵家の中で一番勢力を伸ばしている、王家の覚えめでたい家はどこかとなれば、ミエト家しかない。
ロヴィーサ嬢のお屋敷に忍び込んで指輪を盗もうとした過去のあるヘンリッキのハーヤネン家はミエト家と友好関係を保っているし、僕に令嬢が話しかけて無礼を働いたエクロース家はミエト家に頭が上がらない。
こんな状況だから、ロヴィーサ嬢に視線が集まり、ハーヤネン家のヘンリッキのお誕生日でも誰もがロヴィーサ嬢に挨拶に来るのは当然のことだった。
「ミエト公爵様、ご機嫌麗しく」
「ミエト家のパーティーはいつも豪華と聞いております」
「私もパーティーに招かれたいものです」
挨拶をする貴族たちにロヴィーサ嬢は丁寧に返事をしていく。
「ご挨拶ありがとうございます。皆様に喜んでいただけるパーティーを開催できているのならば幸いです。ミエト家のパーティーには機会があればお招きいたします」
注目を集めてしまうロヴィーサ嬢にヘンリッキも諦めた表情をしている。
「私よりもロヴィーサ様の方がずっと華やかだから仕方ないですね。結婚まで一年を切って、ますますお綺麗になられた気がします」
魔族の血を引いているロヴィーサ嬢は普通のひとよりも少し年を取るのが遅い気がしている。十七歳の僕と並んでも全く気にならない美しさをしている。
魔族は幼少期の成長は早くて、大人になってから年を取るのがゆっくりになるので、僕も成人までは順調に育っていくだろう。僕の身長は既にロヴィーサ嬢の身長を軽く抜かして、頭半分以上大きくなっていた。
「お褒めに預かりありがとうございます。わたくし、毎日が幸せなのですよ。統治も父や曾祖父の手を借りずにできるようになってきました」
「その自信がロヴィーサ様を美しく見せるのですね」
「そう言っていただけると嬉しいです」
パーティーの主役の座を奪われそうになっていてもヘンリッキは余裕の表情だった。ヘンリッキの隣りにアルマスがいるからだろう。
「ロヴィーサ嬢に注目が集まるので、ヘンリッキと長く話していられます。私もあり難く幸せです」
「アルマス様、わたくしを利用しているのですね」
「愛しい相手と共にいるためなら、誰でも利用します」
「そんなに愛されていてヘンリッキ様はお幸せですね」
アルマスの言葉にロヴィーサ嬢がくすくすと笑っている。和やかなロヴィーサ嬢の笑い声に僕も微笑んでいた。
ハーヤネン家のパーティーでは腸詰にされていないソーセージが出る。今年もそれを目当てに僕はやって来た。
軽食の置いてあるテーブルに行くと、パンを取って、腸詰にしていないソーセージとザワークラウトを挟んで、粒マスタードとケチャップをたっぷりとかける。出来上がったホットドッグを頬張っていると、ロヴィーサ嬢もホットドッグを作っていた。
「今年はソーセージに入っているハーブが違いますね」
「香りが違う気がします」
「これは、大葉ではないでしょうか」
「大葉! 確かに大葉の香りです」
刻んだ大葉の入った腸詰にしていないソーセージはいい香りがしてとても美味しい。去年は違うハーブが入っていた気がするが、何かまでは思い出せない。
食べていると、僕はケチャップをスーツの胸の落としてしまった。
水色のスーツの胸が赤く染まる。
「ど、どうしよう」
「エドヴァルド殿下、落ち着いてください。爺やさん、お願いします」
冷静に爺やを呼んだロヴィーサ嬢に、爺やが近付いて僕のスーツの胸に手を翳す。魔法の光が生まれて、染みは綺麗に消え去っていた。
「そうだった。爺やは染み抜きの魔法も得意だったんだ」
「いつでもお呼びください」
「ありがとう、爺や」
お礼を言えば爺やはまた部屋の隅の方に行ってしまうので、僕は爺やを引き留めた。
「爺や、もう少し近くにいてもいいのに」
「いいえ、私の役目は影のようにエドヴァルド殿下に付き添うことですから」
爺やの言葉に僕は申し訳ないような気分になってしまう。
爺やも結婚していて子どももいるのに、ほとんどの時間を僕と過ごしている。僕はそろそろ爺やを卒業しなければいけないのではないだろうか。
爺やは僕の乳母代わりというだけでなく、護衛としての仕事も担ってくれている。爺やとロヴィーサ嬢がいるから僕はどこにでも魔法石で行けるという事実がある。
いつ頃僕は爺やを卒業すればいいのだろう。
結婚しても爺やはずっとこのままなのだろうか。
僕は疑問を抱き始めていた。
この国の高等学校は服装や装飾品に規定はない。あまりにも華美なものや、授業を受けられないような格好は推奨されていないし、体育の授業もあるのでそのときには着替えを持ってくるようにして、生徒も工夫している。
僕が指輪をつけていくとヘンリッキもアルマスもすぐに気が付いた。
「その指輪は、ロヴィーサ様とお揃いなのか?」
「そうだよ。結婚指輪を早めにつけているんだ」
「綺麗な指輪ですね。不思議な光沢がある。魔法がかかっているんですか?」
「僕の従叔母の魔法具職人さんが作ってくれたんだ。お互いに呼び合う魔法と、身を守る魔法がかかっているって言っていたかな」
ダニエラ様は指輪を作った後に僕とロヴィーサ嬢に聞いた。
「どのような付与魔法をかけますか?」
付与魔法をかけるまでが魔法具職人の仕事らしいのだ。
魔法をかけると言われてもどんな魔法か決めていなかった僕は、すぐには答えられなかった。
「エドヴァルド殿下に何かあればすぐに駆け付けられる魔法が欲しいです」
先に答えたのはロヴィーサ嬢だった。ロヴィーサ嬢の言葉を聞いて、ダニエラ様が魔法を選んでいく。
「僕はロヴィーサ嬢が守られる魔法がいいです。ロヴィーサ嬢は狩りを失敗したことはありませんが、万が一のことがありますからね」
僕が言えば、ダニエラ様はそれも聞きとって魔法を編んでくれた。
「お互いに危機が迫ると反応して呼び合う魔法と、攻撃を一度だけ無効にする魔法をかけましょう」
ロヴィーサ嬢の望みと僕の望みをダニエラ様はどちらも叶えてくれた。
出来上がった指輪には、お互いに呼び合う魔法と、攻撃を一度だけ無効にする守護の魔法がかけられた。
「先週にはつけてなかったよな?」
「週末に魔族の国のお祖父様とお祖母様のところに行ったんだ。目の前で作ってくれたよ」
「魔法具作りには何か月もかかると言います。目の前で作れるなんて、ものすごく腕のいい魔法具職人だったのでしょうね」
僕も指輪作りには時間がかかっても仕方がないと思っていた。ヘンリッキの言う通り、ダニエラ様はものすごく腕のいい魔法具職人なのだろう。目の前であっという間に指輪を作って魔法もかけてしまった。
「お祖父様とお祖母様が王家ご用達の魔法具職人として従叔母を呼んでくれたんだ」
「王家ご用達の魔法具職人ならばレベルが高いのも分かります」
「すごい指輪なんだな。見せて欲しいけど、そういう大事なものを外させるわけにはいかないな」
「アルマス、私たちも魔族の国で注文して作ろう」
「結婚式まで時間はあるからゆっくりでもいいよな」
アルマスは僕の指輪を見たいようだが、僕は心が狭いが、ロヴィーサ嬢がつけてくれた指輪を外したくなかった。これはロヴィーサ嬢との愛の証なのだ。
「ごめんね、アルマス」
「気にすることないよ。それだけ大切だってことだろう」
僕が謝るとアルマスは笑顔で許してくれた。
ヘンリッキのお誕生日が、僕とロヴィーサ嬢が指輪を作ってから初めて公の場に出る日だった。
僕の手にロヴィーサ嬢が手を乗せてハーヤネン家に入る。ハーヤネン家の大広間に入ると、ロヴィーサ嬢と僕は視線を集めた。
今やロヴィーサ嬢はこの国でも屈指の公爵であるし、僕はその公爵家に降下する予定の王子である。公爵家の中で一番勢力を伸ばしている、王家の覚えめでたい家はどこかとなれば、ミエト家しかない。
ロヴィーサ嬢のお屋敷に忍び込んで指輪を盗もうとした過去のあるヘンリッキのハーヤネン家はミエト家と友好関係を保っているし、僕に令嬢が話しかけて無礼を働いたエクロース家はミエト家に頭が上がらない。
こんな状況だから、ロヴィーサ嬢に視線が集まり、ハーヤネン家のヘンリッキのお誕生日でも誰もがロヴィーサ嬢に挨拶に来るのは当然のことだった。
「ミエト公爵様、ご機嫌麗しく」
「ミエト家のパーティーはいつも豪華と聞いております」
「私もパーティーに招かれたいものです」
挨拶をする貴族たちにロヴィーサ嬢は丁寧に返事をしていく。
「ご挨拶ありがとうございます。皆様に喜んでいただけるパーティーを開催できているのならば幸いです。ミエト家のパーティーには機会があればお招きいたします」
注目を集めてしまうロヴィーサ嬢にヘンリッキも諦めた表情をしている。
「私よりもロヴィーサ様の方がずっと華やかだから仕方ないですね。結婚まで一年を切って、ますますお綺麗になられた気がします」
魔族の血を引いているロヴィーサ嬢は普通のひとよりも少し年を取るのが遅い気がしている。十七歳の僕と並んでも全く気にならない美しさをしている。
魔族は幼少期の成長は早くて、大人になってから年を取るのがゆっくりになるので、僕も成人までは順調に育っていくだろう。僕の身長は既にロヴィーサ嬢の身長を軽く抜かして、頭半分以上大きくなっていた。
「お褒めに預かりありがとうございます。わたくし、毎日が幸せなのですよ。統治も父や曾祖父の手を借りずにできるようになってきました」
「その自信がロヴィーサ様を美しく見せるのですね」
「そう言っていただけると嬉しいです」
パーティーの主役の座を奪われそうになっていてもヘンリッキは余裕の表情だった。ヘンリッキの隣りにアルマスがいるからだろう。
「ロヴィーサ嬢に注目が集まるので、ヘンリッキと長く話していられます。私もあり難く幸せです」
「アルマス様、わたくしを利用しているのですね」
「愛しい相手と共にいるためなら、誰でも利用します」
「そんなに愛されていてヘンリッキ様はお幸せですね」
アルマスの言葉にロヴィーサ嬢がくすくすと笑っている。和やかなロヴィーサ嬢の笑い声に僕も微笑んでいた。
ハーヤネン家のパーティーでは腸詰にされていないソーセージが出る。今年もそれを目当てに僕はやって来た。
軽食の置いてあるテーブルに行くと、パンを取って、腸詰にしていないソーセージとザワークラウトを挟んで、粒マスタードとケチャップをたっぷりとかける。出来上がったホットドッグを頬張っていると、ロヴィーサ嬢もホットドッグを作っていた。
「今年はソーセージに入っているハーブが違いますね」
「香りが違う気がします」
「これは、大葉ではないでしょうか」
「大葉! 確かに大葉の香りです」
刻んだ大葉の入った腸詰にしていないソーセージはいい香りがしてとても美味しい。去年は違うハーブが入っていた気がするが、何かまでは思い出せない。
食べていると、僕はケチャップをスーツの胸の落としてしまった。
水色のスーツの胸が赤く染まる。
「ど、どうしよう」
「エドヴァルド殿下、落ち着いてください。爺やさん、お願いします」
冷静に爺やを呼んだロヴィーサ嬢に、爺やが近付いて僕のスーツの胸に手を翳す。魔法の光が生まれて、染みは綺麗に消え去っていた。
「そうだった。爺やは染み抜きの魔法も得意だったんだ」
「いつでもお呼びください」
「ありがとう、爺や」
お礼を言えば爺やはまた部屋の隅の方に行ってしまうので、僕は爺やを引き留めた。
「爺や、もう少し近くにいてもいいのに」
「いいえ、私の役目は影のようにエドヴァルド殿下に付き添うことですから」
爺やの言葉に僕は申し訳ないような気分になってしまう。
爺やも結婚していて子どももいるのに、ほとんどの時間を僕と過ごしている。僕はそろそろ爺やを卒業しなければいけないのではないだろうか。
爺やは僕の乳母代わりというだけでなく、護衛としての仕事も担ってくれている。爺やとロヴィーサ嬢がいるから僕はどこにでも魔法石で行けるという事実がある。
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