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アレクシス(受け)視点
13.夫夫の寝室
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ヒートの期間をヴォルフラムと二人で過ごした。
結局夫夫の寝室は使わずに、アレクシスの部屋で抱き合った。
初めの日に番にしてもらってから、アレクシスは完全に自分の細胞がヴォルフラムのものに置き換わったような気すらしていた。
ヒートが終わった一週間後、体を清めて衣服を整えるアレクシスにヴォルフラムがエメラルドの飾られたチョーカーを差し出した。
「着けていてくれるか?」
「はい。鍵はヴォルフラム様が持っていてください」
「おれが? いいのか?」
「ヴォルフラム様以外の前で外すことはありませんので」
装飾的ではあるが、普段使いにしても問題のないチョーカーは、水濡れにも対応していて、風呂に入るときも、寝るときも着けていて構わなかった。
ヴォルフラムと体を交わすときだけに外せばいいとアレクシスが言えば、ヴォルフラムは口元を押さえて嬉しそうな顔をしていた。
ヒートが始まる前のぎこちなさなどなかったかのように、ヴォルフラムはアレクシスに甘く優しくなった。
執拗に噛まれて吸われた首筋はアレクシスの褐色の肌でも目立つ痕が残っていて、アレクシスは襟の高いシャツを身に着け、アスコットタイで首を隠していたが、それでもヴォルフラムの噛み跡が隠せない部分があった。
恥ずかしくはあるが、ヒートのオメガとアルファが体を交わして、番になったのだからそういうことがあったのは屋敷中に知れ渡っている。特にアレクシスとヴォルフラムがバスルームに入った隙に、姿を見せずにベッドを整え、食事を部屋に運んできた侍女はよく分かっているだろう。
ヒートが終わった日の夕食には、デザートにレアチーズケーキが出てきた。ブルーベリーソースのかかったふわふわのレアチーズケーキは、それほど甘くないように作られていて、アレクシスも嫌いではなかった。
「アレクシスは酒は飲めるのか? いいブランデーがあるのだけれど」
「酒の良し悪しはよく分かりませんが、一応飲めます」
「おれの好きなブランデーを一緒に飲んでくれるか?」
上機嫌で誘ってくるヴォルフラムに、アレクシスは特に拒むことはないので「はい」と答えておいた。
番になってからというもの、ヴォルフラムは非常に機嫌がよかった。
ヒートで休んでいた期間の執務を終えて、時計を見ると日付が変わりそうになっている。
夕食後も執務室に戻ったアレクシスに、ヴォルフラムも手伝うと言って一緒に執務室に来てくれた。
これまではヴォルフラムの席はソファか机を挟んで向かい側だったが、ヴォルフラムが椅子を動かしてアレクシスの横に座るようになった。
「アレクシス、もうそろそろ休んだ方がいいんじゃないか?」
「そうですね。今、最後の仕事が終わりました」
書類を整えて椅子から立ち上がると、ヴォルフラムがアレクシスのしっかりとした腰を抱く。
「今日もアレクシスの部屋に行っていいか?」
「ヒートは終わりましたよ?」
ヒートの期間は寝室を共にすることも、番になることも契約書に書いてあったのでそうするのが当然と思っていたが、それ以外の期間にこんなことを言われると思わずアレクシスは戸惑いの表情を見せる。それにヴォルフラムが苦く笑った。
「愛してると言ったじゃないか。愛してるから、ヒートじゃなくてもアレクシスを抱きたい。ダメか?」
「明日も執務があるので、抱かれると執務に差支えが……」
「今日は抱かなくてもいい。抱き締めて眠るだけでもダメか?」
真剣に聞いてくるヴォルフラムにアレクシスはどう答えていいのか迷う。
アレクシスもヒートの期間にヴォルフラムに抱かれて、嫌なことは何一つなかった。ヴォルフラムはアレクシスを乱暴に扱わなかったし、快感を覚えられるように導いてくれた。
「執務がない日の前日なら、抱いても構いません。一緒に眠るなら、わたしの部屋ではなくて夫夫の寝室を使った方がいいのではないですか?」
抱かれるのは気持ちよかったので嫌ではないと意思表示して、その上で抱き合うのは夫夫の寝室の方がいいのではないかと提案するアレクシス。アレクシスのベッドが大柄なアレクシスようにいくら広いといっても、ヴォルフラムまで一緒に眠るには狭かった。
「夫夫の寝室には巣作りをしてくれないだろう?」
「そ、れは……」
アレクシスとヴォルフラムが一緒に眠るために用意されている夫夫の寝室は、アレクシスはまだ一度も使ったことがない。ヴォルフラムも自分の部屋にベッドがあるので使ったことはないだろう。
無意識にヴォルフラムのものを集めて巣作りをしてしまっていたというのはかなり恥ずかしいのだが、もう知られているのだから仕方がない。オメガの巣作りに関してはヴォルフラムは好意的で喜んでくれているようなので問題はないだろう。
「夫夫の寝室を使うようになったら、そっちにも巣作りするかもしれません」
恥ずかしさを堪えて答えると、ヴォルフラムが笑顔になる。美形の笑顔とはこんなに眩しいものなのかとアレクシスは怯んでしまいそうになる。
「アレクシス、夫夫の寝室に行こう」
手を引かれて夫夫の寝室に行くと、ソファセットのあるスペースと、大きなベッドがあって、寝室の横にはバスルームも備え付けられていて、いつでも使えるようになっていた。
ベッド脇にアレクシスを連れて行ったヴォルフラムが、ジャケットを脱ぎ、タイを外し、シャツを脱いで、スラックスも足から引き抜いてしまう。
脱ぎたての衣服一式を、ヴォルフラムはいい笑顔でアレクシスに手渡してきた。
「これ、使っていいよ」
「あ、ありがとうございます?」
巣作りを期待されているのだろう。抱き締めたヴォルフラムの脱ぎたてのジャケットとシャツとタイとスラックスからが濃厚なヴォルフラムのフェロモンが漂ってきている。
真剣に考えて、アレクシスがベッドの上にジャケットとシャツとタイとスラックスを配置するのを、ヴォルフラムはものすごく嬉しそうに見ていた。
下着姿になったヴォルフラムは、アレクシスがヴォルフラムの衣服で巣作りをするのを眺めたら、満足したようだった。
「先に風呂に入らせてもらうよ。一緒に入ったら我慢ができなくなりそうだ」
背伸びをしてアレクシスの頬に軽くキスをしたヴォルフラムは、パジャマを手にバスルームに駆け込んでいった。
ヴォルフラムがバスルームから出ると、入れ替わりにアレクシスが入る。
熱いお湯を浴びて体を流し、髪も洗うと、バスタオルで体と髪を丁寧に拭いてパジャマを身に着ける。寝室に戻ると、ヴォルフラムはソファに座って長い髪を拭いて水気をとっていた。
「アレクシス、ベッドに入ろうか」
「はい」
促されてベッドに入ると、ヴォルフラムがアレクシスの豊かな胸筋に顔を埋めてくる。パジャマの上から揉まれて、アレクシスはじれったい刺激に腰をくねらせる。胸の谷間に顔を挟んで匂いを嗅がれて、本当に何もせずにヴォルフラムが寝ようとしているのか疑問に思えてきたところで、ヴォルフラムがアレクシスに言った。
「ずっと、憧れていたんだ、アレクシス、あなたに」
「わたしに?」
「こんな風に二人の時間を過ごす日を夢に見ていた」
アレクシスはオメガとしては儚くもなければ美しくもないので、求められたことがない。それなのにヴォルフラムはアレクシスに憧れていたという。
「アレクシスは格好よくて、成績もよくて、剣術も体術もアルファですら敵わなくて、学園で声をかけたかったが、おれなど相手にされないと思ってた」
「あなたも成績は首席を争うほどで、剣術も体術も学年一位だったと聞いていますが」
「おれはあなたの視界に入りたくて努力した。それでも、あなたはおれのことなど気付いてもくれなかったけれど」
少し拗ねたようにアレクシスの胸に顔を埋めたヴォルフラムの髪を、アレクシスは無意識に撫でる。まだ湿っている金色の髪は艶々として手触りがいい。
「おれは、ずっとあなたを探してた……。愛してる、おれの運命のひと」
撫でられて眠気が増してきたのかヴォルフラムがうとうとしだす。
愛してると真正面から言われて嫌な気持ちはせずに、アレクシスは小さく呟いていた。
「多分、わたしも……」
初恋の少女のことは忘れられなかったが、あれは終わった恋だと思えるようになった。腕の中で健やかに寝息を立てるヴォルフラムこそ、アレクシスは愛しているのだと自覚しつつあった。
結局夫夫の寝室は使わずに、アレクシスの部屋で抱き合った。
初めの日に番にしてもらってから、アレクシスは完全に自分の細胞がヴォルフラムのものに置き換わったような気すらしていた。
ヒートが終わった一週間後、体を清めて衣服を整えるアレクシスにヴォルフラムがエメラルドの飾られたチョーカーを差し出した。
「着けていてくれるか?」
「はい。鍵はヴォルフラム様が持っていてください」
「おれが? いいのか?」
「ヴォルフラム様以外の前で外すことはありませんので」
装飾的ではあるが、普段使いにしても問題のないチョーカーは、水濡れにも対応していて、風呂に入るときも、寝るときも着けていて構わなかった。
ヴォルフラムと体を交わすときだけに外せばいいとアレクシスが言えば、ヴォルフラムは口元を押さえて嬉しそうな顔をしていた。
ヒートが始まる前のぎこちなさなどなかったかのように、ヴォルフラムはアレクシスに甘く優しくなった。
執拗に噛まれて吸われた首筋はアレクシスの褐色の肌でも目立つ痕が残っていて、アレクシスは襟の高いシャツを身に着け、アスコットタイで首を隠していたが、それでもヴォルフラムの噛み跡が隠せない部分があった。
恥ずかしくはあるが、ヒートのオメガとアルファが体を交わして、番になったのだからそういうことがあったのは屋敷中に知れ渡っている。特にアレクシスとヴォルフラムがバスルームに入った隙に、姿を見せずにベッドを整え、食事を部屋に運んできた侍女はよく分かっているだろう。
ヒートが終わった日の夕食には、デザートにレアチーズケーキが出てきた。ブルーベリーソースのかかったふわふわのレアチーズケーキは、それほど甘くないように作られていて、アレクシスも嫌いではなかった。
「アレクシスは酒は飲めるのか? いいブランデーがあるのだけれど」
「酒の良し悪しはよく分かりませんが、一応飲めます」
「おれの好きなブランデーを一緒に飲んでくれるか?」
上機嫌で誘ってくるヴォルフラムに、アレクシスは特に拒むことはないので「はい」と答えておいた。
番になってからというもの、ヴォルフラムは非常に機嫌がよかった。
ヒートで休んでいた期間の執務を終えて、時計を見ると日付が変わりそうになっている。
夕食後も執務室に戻ったアレクシスに、ヴォルフラムも手伝うと言って一緒に執務室に来てくれた。
これまではヴォルフラムの席はソファか机を挟んで向かい側だったが、ヴォルフラムが椅子を動かしてアレクシスの横に座るようになった。
「アレクシス、もうそろそろ休んだ方がいいんじゃないか?」
「そうですね。今、最後の仕事が終わりました」
書類を整えて椅子から立ち上がると、ヴォルフラムがアレクシスのしっかりとした腰を抱く。
「今日もアレクシスの部屋に行っていいか?」
「ヒートは終わりましたよ?」
ヒートの期間は寝室を共にすることも、番になることも契約書に書いてあったのでそうするのが当然と思っていたが、それ以外の期間にこんなことを言われると思わずアレクシスは戸惑いの表情を見せる。それにヴォルフラムが苦く笑った。
「愛してると言ったじゃないか。愛してるから、ヒートじゃなくてもアレクシスを抱きたい。ダメか?」
「明日も執務があるので、抱かれると執務に差支えが……」
「今日は抱かなくてもいい。抱き締めて眠るだけでもダメか?」
真剣に聞いてくるヴォルフラムにアレクシスはどう答えていいのか迷う。
アレクシスもヒートの期間にヴォルフラムに抱かれて、嫌なことは何一つなかった。ヴォルフラムはアレクシスを乱暴に扱わなかったし、快感を覚えられるように導いてくれた。
「執務がない日の前日なら、抱いても構いません。一緒に眠るなら、わたしの部屋ではなくて夫夫の寝室を使った方がいいのではないですか?」
抱かれるのは気持ちよかったので嫌ではないと意思表示して、その上で抱き合うのは夫夫の寝室の方がいいのではないかと提案するアレクシス。アレクシスのベッドが大柄なアレクシスようにいくら広いといっても、ヴォルフラムまで一緒に眠るには狭かった。
「夫夫の寝室には巣作りをしてくれないだろう?」
「そ、れは……」
アレクシスとヴォルフラムが一緒に眠るために用意されている夫夫の寝室は、アレクシスはまだ一度も使ったことがない。ヴォルフラムも自分の部屋にベッドがあるので使ったことはないだろう。
無意識にヴォルフラムのものを集めて巣作りをしてしまっていたというのはかなり恥ずかしいのだが、もう知られているのだから仕方がない。オメガの巣作りに関してはヴォルフラムは好意的で喜んでくれているようなので問題はないだろう。
「夫夫の寝室を使うようになったら、そっちにも巣作りするかもしれません」
恥ずかしさを堪えて答えると、ヴォルフラムが笑顔になる。美形の笑顔とはこんなに眩しいものなのかとアレクシスは怯んでしまいそうになる。
「アレクシス、夫夫の寝室に行こう」
手を引かれて夫夫の寝室に行くと、ソファセットのあるスペースと、大きなベッドがあって、寝室の横にはバスルームも備え付けられていて、いつでも使えるようになっていた。
ベッド脇にアレクシスを連れて行ったヴォルフラムが、ジャケットを脱ぎ、タイを外し、シャツを脱いで、スラックスも足から引き抜いてしまう。
脱ぎたての衣服一式を、ヴォルフラムはいい笑顔でアレクシスに手渡してきた。
「これ、使っていいよ」
「あ、ありがとうございます?」
巣作りを期待されているのだろう。抱き締めたヴォルフラムの脱ぎたてのジャケットとシャツとタイとスラックスからが濃厚なヴォルフラムのフェロモンが漂ってきている。
真剣に考えて、アレクシスがベッドの上にジャケットとシャツとタイとスラックスを配置するのを、ヴォルフラムはものすごく嬉しそうに見ていた。
下着姿になったヴォルフラムは、アレクシスがヴォルフラムの衣服で巣作りをするのを眺めたら、満足したようだった。
「先に風呂に入らせてもらうよ。一緒に入ったら我慢ができなくなりそうだ」
背伸びをしてアレクシスの頬に軽くキスをしたヴォルフラムは、パジャマを手にバスルームに駆け込んでいった。
ヴォルフラムがバスルームから出ると、入れ替わりにアレクシスが入る。
熱いお湯を浴びて体を流し、髪も洗うと、バスタオルで体と髪を丁寧に拭いてパジャマを身に着ける。寝室に戻ると、ヴォルフラムはソファに座って長い髪を拭いて水気をとっていた。
「アレクシス、ベッドに入ろうか」
「はい」
促されてベッドに入ると、ヴォルフラムがアレクシスの豊かな胸筋に顔を埋めてくる。パジャマの上から揉まれて、アレクシスはじれったい刺激に腰をくねらせる。胸の谷間に顔を挟んで匂いを嗅がれて、本当に何もせずにヴォルフラムが寝ようとしているのか疑問に思えてきたところで、ヴォルフラムがアレクシスに言った。
「ずっと、憧れていたんだ、アレクシス、あなたに」
「わたしに?」
「こんな風に二人の時間を過ごす日を夢に見ていた」
アレクシスはオメガとしては儚くもなければ美しくもないので、求められたことがない。それなのにヴォルフラムはアレクシスに憧れていたという。
「アレクシスは格好よくて、成績もよくて、剣術も体術もアルファですら敵わなくて、学園で声をかけたかったが、おれなど相手にされないと思ってた」
「あなたも成績は首席を争うほどで、剣術も体術も学年一位だったと聞いていますが」
「おれはあなたの視界に入りたくて努力した。それでも、あなたはおれのことなど気付いてもくれなかったけれど」
少し拗ねたようにアレクシスの胸に顔を埋めたヴォルフラムの髪を、アレクシスは無意識に撫でる。まだ湿っている金色の髪は艶々として手触りがいい。
「おれは、ずっとあなたを探してた……。愛してる、おれの運命のひと」
撫でられて眠気が増してきたのかヴォルフラムがうとうとしだす。
愛してると真正面から言われて嫌な気持ちはせずに、アレクシスは小さく呟いていた。
「多分、わたしも……」
初恋の少女のことは忘れられなかったが、あれは終わった恋だと思えるようになった。腕の中で健やかに寝息を立てるヴォルフラムこそ、アレクシスは愛しているのだと自覚しつつあった。
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