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ユストゥス編
4.浮かれるライナルト
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ユストゥスがライナルトを認めてくれた。
そのことで浮かれてしまって夕食に誘ったがユストゥスはあっさりと断った。上司と部下として友好を深めたい気持ちと、ユストゥスの社交辞令の笑顔ではなく、本当の笑顔を見てみたい気持ちにライナルトは戸惑っていた。
自分は女性が好きで、これまで女性と好きなだけ遊んできた。関係を持って飽きれば捨てて来たのだが、恨まれているかと言えば恨まれていない自信があった。相手もライナルトの身体と顔目当てで、本気ではないと分かり切っていたからだ。
身体だけの関係は楽だが、ときには虚しくもなる。
そのときに目に留まったのが何故ユストゥスだったのか、ライナルトにはよく分からない。
分からないままに自分の研究室に戻ろうとしたライナルトに、廊下で二人の男性が立ち塞がっていた。
「ユストゥス・ハインツェに取り入って金でもせびる気か?」
「ユストゥスは手ごわいぞ。それとも、ユストゥスを抱いて愛人にでもするつもりか?」
「抱いて、愛人に……?」
意外な選択肢だったが、悪くないとライナルトは思ってしまった。ユストゥスを愛人にできれば、ユストゥスが持っている一生遊んで暮らせる金もライナルトのものになるかもしれない。
男性は抱いたことがなかったが、抱いてみれば悪くないものだというし、自信満々のユストゥスを抱いて泣かせるのも悪くはないだろう。
ライナルトが考えていると、鳩尾に拳が入った。暴力には慣れていないので急なことに対応できずに床の上に膝を突いて咳き込んでいると、もう一人がライナルトの身体に靴のつま先をねじ込んでくる。
「な、にを……」
「目障りなんだよ」
「研究室に来る必要もないのに、お遊びで来てるユストゥスに伝えろ。研究室に来る限り、犠牲者は増え続けるぞ、と」
大陸に蔓延する疫病の特効薬を開発したユストゥスは妬まれていると言っていた。研究所内にそんな奴がいることが信じられないが、ユストゥス本人には怖くて手が出せないから、銀色の長髪で遊んでそうなライナルトに脅しをかけてきたのだろう。
悔しいが荒事は苦手なのでライナルトは抵抗できない。
「あなたたちは、何をしてるのかな?」
廊下の向こう側から長い脚で大股で歩いてくるユストゥスの姿に、ライナルトは妙な胸のざわめきを覚えた。ユストゥスの姿が妙に格好良く見える。
「何もしてないよ」
「こいつが勝手に転んだだけだ。そうだろう?」
脅すように言われて、ライナルトは男たち二人を睨み付ける。
「ユストゥスの研究をお遊びとこいつらは言った。ユストゥスが研究室に来る限り、犠牲者は増え続けると」
伝えろと言われたから伝えたのだが、男たち二人の顔色がみるみる青ざめてくる。バンッとユストゥスが自分の脇の壁に手を突いた。音を立てて男たちを威嚇したのだろう。
「じっくりその話はしてもらおうかな。警察署がいい? それとも、裁判所がいい?」
「ち、違う!」
「そんなこと言ってない!」
脅しをかけていた男たちが震え上がるのに構わずユストゥスは警備員を呼んで二人を連れて行かせる。床に蹲っていたライナルトにユストゥスは手を差し出した。
「大丈夫? こういうことがあるから、気を付けてって言ったつもりなんだけどね」
「服が汚れた」
「そういうことが言えるなら平気そうだね。もし、怪我をしてたら、病院での診察の領収書はきっちり取っておいて。奴らに請求するからね」
慣れた様子のユストゥスはこういうことに何度もあったのだろう。ユストゥスほどの優秀な研究者に部下がおらず、ライナルトがすぐに採用された時点で何かおかしいとは思っていた。
「ユストゥスは嫌がらせはされてないのか?」
「僕を脅せる勇気のあるやつはいないよ」
ライナルトの問いかけにユストゥスはくすくすと笑う。その笑い顔が社交辞令の貼り付いた笑みではないことにライナルトは気付いていた。
服をはたいてから、ライナルトは鳩尾や体を調べたが、痣ができていそうなところはあったが、大きな怪我はなかった。
「助かった。ありがとう」
「素直だね。どういたしまして」
年下のユストゥスに素直と言われてしまって、ライナルトは自分が子ども扱いされているのではないかと悔しくなる。ユストゥスを自分の女にしてしまえば、この悔しさも薄れるのだろうか。
男性は抱いたことがなかったが、ユストゥスならばいけるような気がする。
午後の仕事の間中、ライナルトはユストゥスのことを考えていた。ユストゥスはライナルトをどう思っているのか。ライナルトが辞めないように先に注意喚起してくれたし、助けてもくれたから、好意を持っていないわけではないだろう。
休憩室でも長く話してくれたし、心の距離も遠いわけではない。
相手を落とすにはまずはリサーチだと、ライナルトは患者の組織の分析ついでに、分析官に話しかけてみた。
「ユストゥスって、どんな奴だ?」
「興味があるの? 落とそうとしても無駄よ」
「どういうことだ?」
女性の分析官は組織を分析器の中に入れながら笑っている。
「これまでに何人もの研究員がユストゥスを口説いたわ。本気でね。でもダメだった」
「心に決めた相手でもいるのか?」
「お兄さんと結婚するつもりだったんですって」
ブラコンなのよ。
笑っている女性の分析官に、確かにライナルトもユストゥスは兄の話ばかりしていたと思い出していた。兄の話をするときだけユストゥスの表情が柔らかくなったような気がする。
ユストゥスの兄とはどういうひとなのだろう。
「ユストゥスのお兄さんはどういうひとなんだ?」
「時々この研究所にも来ることがあるわよ。優秀な研究員で、ユストゥスとちょっと似てるかしら。お兄さんの方が大柄だけど」
優秀な研究員でユストゥスと似ていてユストゥスよりも大柄な兄。ユストゥスはその兄を愛しているのだろうか。禁断の兄弟の恋愛を想像してしまって、ライナルトはちょっと背徳感にぞくりとする。そういうのも悪くないと思ってしまうあたり、ライナルトの遊び人は一生直らないのかもしれない。
「最近結婚したらしいけどね」
「え? 結婚したのか?」
「物凄く喜んでたわよ」
兄の家に夕食を食べに行くとユストゥスは言っていなかっただろうか。そうなると兄の結婚相手とも関係は悪くないのだろう。背徳の兄弟愛を想像していただけにライナルトは拍子抜けしてしまった。
つまらないと思いながら分析結果を受け取って自分の研究室に戻る。分析結果をタブレット端末で確認していると、ユストゥスからのメッセージが入っていた。
『ライナルトを廊下で襲った二人は警察に連れて行かれた。脅迫の容疑で取り調べを受けている。これまでに辞めた研究員も同じように脅迫を受けていたと思われる。警察署に行って証言をして欲しい』
簡潔にまとめられたメッセージを読んで、ライナルトが正直に思ったのは面倒だということだった。警察に行くのも面倒だし、脅迫を受けていたと証言をするのも面倒だ。
「今日は用事があるので無理です……んー、仕方がない、行くか」
断りのメッセージを入れようとして、ユストゥスがライナルトを助けてくれたことを思い出す。これまでも部下が辞めさせられていたのならば、ユストゥスも被害者であった。何度も部下が変わったのはユストゥスの研究を邪魔される結果になっていただろう。
証言をしに行くとメッセージで返すと、ユストゥスからすぐにメッセージが戻って来た。
「『僕も同行する』……わざわざ、ついてきてくれるってこと?」
面倒ごとに巻き込まれたのはユストゥスも同様だったに違いないのに、わざわざ出向いてくれる。兄と夕食を食べる約束があったのではないだろうか。それよりもライナルトを優先してくれたようで、ライナルトはなぜか浮かれてしまう。
警察署に電気自動車を運転して行ったライナルトに、ユストゥスはしっかりと同行してくれていた。
そのことで浮かれてしまって夕食に誘ったがユストゥスはあっさりと断った。上司と部下として友好を深めたい気持ちと、ユストゥスの社交辞令の笑顔ではなく、本当の笑顔を見てみたい気持ちにライナルトは戸惑っていた。
自分は女性が好きで、これまで女性と好きなだけ遊んできた。関係を持って飽きれば捨てて来たのだが、恨まれているかと言えば恨まれていない自信があった。相手もライナルトの身体と顔目当てで、本気ではないと分かり切っていたからだ。
身体だけの関係は楽だが、ときには虚しくもなる。
そのときに目に留まったのが何故ユストゥスだったのか、ライナルトにはよく分からない。
分からないままに自分の研究室に戻ろうとしたライナルトに、廊下で二人の男性が立ち塞がっていた。
「ユストゥス・ハインツェに取り入って金でもせびる気か?」
「ユストゥスは手ごわいぞ。それとも、ユストゥスを抱いて愛人にでもするつもりか?」
「抱いて、愛人に……?」
意外な選択肢だったが、悪くないとライナルトは思ってしまった。ユストゥスを愛人にできれば、ユストゥスが持っている一生遊んで暮らせる金もライナルトのものになるかもしれない。
男性は抱いたことがなかったが、抱いてみれば悪くないものだというし、自信満々のユストゥスを抱いて泣かせるのも悪くはないだろう。
ライナルトが考えていると、鳩尾に拳が入った。暴力には慣れていないので急なことに対応できずに床の上に膝を突いて咳き込んでいると、もう一人がライナルトの身体に靴のつま先をねじ込んでくる。
「な、にを……」
「目障りなんだよ」
「研究室に来る必要もないのに、お遊びで来てるユストゥスに伝えろ。研究室に来る限り、犠牲者は増え続けるぞ、と」
大陸に蔓延する疫病の特効薬を開発したユストゥスは妬まれていると言っていた。研究所内にそんな奴がいることが信じられないが、ユストゥス本人には怖くて手が出せないから、銀色の長髪で遊んでそうなライナルトに脅しをかけてきたのだろう。
悔しいが荒事は苦手なのでライナルトは抵抗できない。
「あなたたちは、何をしてるのかな?」
廊下の向こう側から長い脚で大股で歩いてくるユストゥスの姿に、ライナルトは妙な胸のざわめきを覚えた。ユストゥスの姿が妙に格好良く見える。
「何もしてないよ」
「こいつが勝手に転んだだけだ。そうだろう?」
脅すように言われて、ライナルトは男たち二人を睨み付ける。
「ユストゥスの研究をお遊びとこいつらは言った。ユストゥスが研究室に来る限り、犠牲者は増え続けると」
伝えろと言われたから伝えたのだが、男たち二人の顔色がみるみる青ざめてくる。バンッとユストゥスが自分の脇の壁に手を突いた。音を立てて男たちを威嚇したのだろう。
「じっくりその話はしてもらおうかな。警察署がいい? それとも、裁判所がいい?」
「ち、違う!」
「そんなこと言ってない!」
脅しをかけていた男たちが震え上がるのに構わずユストゥスは警備員を呼んで二人を連れて行かせる。床に蹲っていたライナルトにユストゥスは手を差し出した。
「大丈夫? こういうことがあるから、気を付けてって言ったつもりなんだけどね」
「服が汚れた」
「そういうことが言えるなら平気そうだね。もし、怪我をしてたら、病院での診察の領収書はきっちり取っておいて。奴らに請求するからね」
慣れた様子のユストゥスはこういうことに何度もあったのだろう。ユストゥスほどの優秀な研究者に部下がおらず、ライナルトがすぐに採用された時点で何かおかしいとは思っていた。
「ユストゥスは嫌がらせはされてないのか?」
「僕を脅せる勇気のあるやつはいないよ」
ライナルトの問いかけにユストゥスはくすくすと笑う。その笑い顔が社交辞令の貼り付いた笑みではないことにライナルトは気付いていた。
服をはたいてから、ライナルトは鳩尾や体を調べたが、痣ができていそうなところはあったが、大きな怪我はなかった。
「助かった。ありがとう」
「素直だね。どういたしまして」
年下のユストゥスに素直と言われてしまって、ライナルトは自分が子ども扱いされているのではないかと悔しくなる。ユストゥスを自分の女にしてしまえば、この悔しさも薄れるのだろうか。
男性は抱いたことがなかったが、ユストゥスならばいけるような気がする。
午後の仕事の間中、ライナルトはユストゥスのことを考えていた。ユストゥスはライナルトをどう思っているのか。ライナルトが辞めないように先に注意喚起してくれたし、助けてもくれたから、好意を持っていないわけではないだろう。
休憩室でも長く話してくれたし、心の距離も遠いわけではない。
相手を落とすにはまずはリサーチだと、ライナルトは患者の組織の分析ついでに、分析官に話しかけてみた。
「ユストゥスって、どんな奴だ?」
「興味があるの? 落とそうとしても無駄よ」
「どういうことだ?」
女性の分析官は組織を分析器の中に入れながら笑っている。
「これまでに何人もの研究員がユストゥスを口説いたわ。本気でね。でもダメだった」
「心に決めた相手でもいるのか?」
「お兄さんと結婚するつもりだったんですって」
ブラコンなのよ。
笑っている女性の分析官に、確かにライナルトもユストゥスは兄の話ばかりしていたと思い出していた。兄の話をするときだけユストゥスの表情が柔らかくなったような気がする。
ユストゥスの兄とはどういうひとなのだろう。
「ユストゥスのお兄さんはどういうひとなんだ?」
「時々この研究所にも来ることがあるわよ。優秀な研究員で、ユストゥスとちょっと似てるかしら。お兄さんの方が大柄だけど」
優秀な研究員でユストゥスと似ていてユストゥスよりも大柄な兄。ユストゥスはその兄を愛しているのだろうか。禁断の兄弟の恋愛を想像してしまって、ライナルトはちょっと背徳感にぞくりとする。そういうのも悪くないと思ってしまうあたり、ライナルトの遊び人は一生直らないのかもしれない。
「最近結婚したらしいけどね」
「え? 結婚したのか?」
「物凄く喜んでたわよ」
兄の家に夕食を食べに行くとユストゥスは言っていなかっただろうか。そうなると兄の結婚相手とも関係は悪くないのだろう。背徳の兄弟愛を想像していただけにライナルトは拍子抜けしてしまった。
つまらないと思いながら分析結果を受け取って自分の研究室に戻る。分析結果をタブレット端末で確認していると、ユストゥスからのメッセージが入っていた。
『ライナルトを廊下で襲った二人は警察に連れて行かれた。脅迫の容疑で取り調べを受けている。これまでに辞めた研究員も同じように脅迫を受けていたと思われる。警察署に行って証言をして欲しい』
簡潔にまとめられたメッセージを読んで、ライナルトが正直に思ったのは面倒だということだった。警察に行くのも面倒だし、脅迫を受けていたと証言をするのも面倒だ。
「今日は用事があるので無理です……んー、仕方がない、行くか」
断りのメッセージを入れようとして、ユストゥスがライナルトを助けてくれたことを思い出す。これまでも部下が辞めさせられていたのならば、ユストゥスも被害者であった。何度も部下が変わったのはユストゥスの研究を邪魔される結果になっていただろう。
証言をしに行くとメッセージで返すと、ユストゥスからすぐにメッセージが戻って来た。
「『僕も同行する』……わざわざ、ついてきてくれるってこと?」
面倒ごとに巻き込まれたのはユストゥスも同様だったに違いないのに、わざわざ出向いてくれる。兄と夕食を食べる約束があったのではないだろうか。それよりもライナルトを優先してくれたようで、ライナルトはなぜか浮かれてしまう。
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