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前編
15.停戦協定の後で
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停戦協定が結ばれるより一足先にエリーアスは元の街に帰っていた。途中経過として大病院をギルベルトに手配されて、最高の義足と義手をつけられて、歩くことも手で物を掴むことも、全く問題のないようになっていた。
本物の手足と変わらないような人工皮膚を使った義手と義足もあったのだが、エリーアスは白銀の機械の形がむき出しになっている義手と義足を選んだ。自分が腕と脚を失ったのは明白な事実で、それを隠す気は全くなかったからだ。
病院から戻ったエリーアスを迎えに来たユストゥスは泣いていた。
「兄さんが生きて帰って来て良かったけど……腕と脚が……」
「最高の技術で作られた義足と義手を体験できるので、これはこれで儲けものかもしれません」
「兄さんは、そういうところだよ」
無謀なところもあるユストゥスをエリーアスが心配しているように、ユストゥスもエリーアスの独特の感性に複雑な感情を抱いているようだった。
荷物を持ってくれるというユストゥスに甘えて、駅からエリーアスの部屋まで歩いて帰る。脚のサイズも右足と合わせてもらっていたので、靴をはくのも支障なく、エリーアスはごく普通に歩いて帰ることができた。
「しばらく泊り込もうか? 不便なことがあるんじゃない?」
「シャワーを浴びるときに取り外す以外は、義手と義足はずっとつけていられるから、特に問題はありません」
「兄さんの精神状態も心配なんだけどな」
「ユストゥス、私のことよりも、あなたが大変なのではないですか?」
特効薬の開発に成功したユストゥスは、前線を守り切ったギルベルトと共にこの国の英雄として祀り上げられている。有名人になってしまったユストゥスの周囲によからぬ輩が現れないか、兄としてエリーアスは心配していた。
「僕は平気だよ。特効薬の特許は国に譲ってしまったからね」
「国に譲ったのですか?」
「作ることに興味があっただけで、作ってしまったらもう興味はないんだ」
あまりにもユストゥスらしい返答にエリーアスは苦笑してしまう。右手でユストゥスの黒髪を撫でると、ユストゥスが目を細める。
「兄さんこそ、大英雄のギルベルト・アードラーを助けたんでしょう?」
「助けたというか……私のミスで命の危険に晒した、が正しいのですが」
「ギルベルト・アードラーは兄さんに感謝してるって聞いてるよ。勲章も称号も全て辞退するって言ってるし」
できるだけ早く処置を行うために大病院へと運ばれたエリーアスは、あれ以来ギルベルトとは会っていない。病院でも噂は聞いていたが、勲章や称号を辞退するというのは聞いていなかった。
「勲章や称号を辞退しても、軍の退職金だけで残りの人生は暮らしていけそうですよね」
「多分、そうだろうね」
あれだけの功績を残したのだから、ギルベルトには軍の退職金が大量に支払われることだろう。それを持ってギルベルトは残りの人生を自由に過ごしたらいい。
エリーアスとの体の関係も、全て軍の最前線の基地という特殊な環境だから起こりえたことで、日常に戻ってしまえば面倒なエリーアスとの行為よりももっと手近な相手をギルベルトは見つけることだろう。
帰るというユストゥスを見送りに玄関先に出たエリーアスは、ユストゥスの向こう側に金色の髪の男性を見たような気がした。それは気のせいではなく、金色の髪の男性は真っすぐにエリーアスの方に近付いてくる。
「エリーアス!」
「ギルベルト・アードラー!? なんで兄さんの名前を呼んでるの!?」
ユストゥスが驚きに大声を出したのもなんの不思議もなかった。エリーアスも目の前に駆けて来たギルベルトが自分に抱き付いているのが信じられない。
「あなた、何をしに来たんですか?」
「エリーアスの面倒は俺が見る! なんでも言ってくれ」
ギルベルトを庇ったせいでエリーアスが左腕と左脚を失ったことを、ギルベルトは気にしているのだろうか。それでわざわざエリーアスの部屋を調べて訪ねて来たのかもしれない。
「気にせずとも、この傷はあなたのせいじゃないですから」
「分かってる。俺のためなんだよな」
「へ? ため?」
意味が分からずにいるエリーアスに、ギルベルトが明るい表情で持っていたトランクを玄関先に置いた。
「こっちが弟のユストゥスか。俺はギルベルト・アードラー。よろしくな」
「兄に何の用ですか?」
「これから住み込んで、エリーアスのことは全部俺がする。これ、俺の預金通帳だ。エリーアス、必要ならどれだけでも使ってくれていい」
手渡される預金通帳に記帳されている額に、エリーアスは眩暈を覚える。
こんな金額を気軽に渡していいはずはないのだが、それを判断できないほどギルベルトは世間知らずなのだろう。
「私は一人で暮らせるので、手助けはいりません。お金も結構です」
「俺は暮らすところがない」
「はい?」
きっぱりと断ろうとしているエリーアスに、ギルベルトはエメラルドのような目を輝かせながら告げる。
「俺には暮らすところがない。エリーアスが入れてくれないんだったら、俺はその辺の道端で寝る」
「何言ってるんですか!? あなた、この国の英雄なんですよ?」
「英雄も、勲章も、何もいらない。俺はエリーアスと暮らしに来た」
何を言っているか全く理解できないが、ギルベルトはなぜかエリーアスに完全に懐いてしまって、放り出せばその辺の路上で寝てエリーアスが出て来るのを待っているとまで言う。
「兄さん、同情しちゃダメだよ? 情に流されたらダメだ」
「分かってはいるんですけど……この状況、何なんですか?」
ユストゥスに聞いても理由が分かるわけがないが、自分では処理しきれなくて、エリーアスは問いかけていた。
「僕にも分からないよ。兄さん、ギルベルト・アードラーと何かあったの?」
何かあったのかと問われれば、なかったわけではない。それをユストゥスに話せるほどエリーアスは厚顔無恥ではなかった。
「俺とエリーアスは……」
「分かりました。入ってください。ユストゥス、また今度話しましょう」
「兄さん!?」
厚顔無恥ではないのはエリーアスだけで、ギルベルトは簡単に喋ってしまいそうだったので、エリーアスはギルベルトを部屋に引き摺り込んで、ユストゥスには一旦別れを告げる。
納得していない表情のユストゥスの前でドアを閉めてから、エリーアスは沈痛な面持ちで額に手をやった。
「今、何を話そうとしましたか?」
「俺とエリーアスは基地で毎晩一緒に寝ていたことだが」
「そういうことを軽々しく口に出さないでください。ユストゥスは私の弟なんですよ」
常識のない人間だとは理解していたつもりだが、こんなにも酷かったとは思わずに、エリーアスは眩暈を覚えて玄関先で座り込んでしまった。座り込んだエリーアスの手を取って、ギルベルトが自分の部屋のようにエリーアスをソファに座らせてくれる。
「エリーアスが俺たちの関係を内緒にしておきたいなら、エリーアスの意志に従う」
「内緒にしておきたいも何も、あなたにとっても醜聞でしょう?」
「俺とエリーアスとの仲が? なんでそうなるんだ?」
全く理解してくれないギルベルトに、エリーアスは天井を仰ぎ見た。一軒家を借りているが、天井は壁紙が少し黄ばんで古びている。粗末ではないが、ごく普通の家にギルベルトが住みたがる理由がエリーアスには理解できない。
「エリーアス、教えてくれ」
「何をですか?」
「薬缶はどこだ? ポットは? 茶葉は?」
ギルベルトはキッチンに入ってお茶を淹れる気でいる。基地で宣言した通りに、エリーアスの元で家事を覚える気で来たのだ。
他にどれだけでも方法はあったはずなのに、エリーアスの元に来ることを決めて、受け入れないとなると路上で寝るとまで言い張ったギルベルト。
庇ったことで責任を感じているのかと思えば、そうではないと言う。口ではそう言っていても、やはりギルベルトにとってはエリーアスの左腕と左脚が吹っ飛んでしまったことは気にかかることなのだろう。
エリーアス自身がそれほど気にしていないので、ギルベルトに世話を焼かれることも必要ないのだが、断ってしまうとまたギルベルトは変な拗ね方をする可能性がある。
「薬缶は上の棚、ポットはキッチンの入口の棚の二番目の段、茶葉はその横ですよ」
「分かった。美味しいお茶を淹れるからな」
嬉々として薬缶に水を入れて火にかけたギルベルトは、マグカップにお茶を淹れて満面の笑顔でエリーアスに差し出していた。そのお茶は確かに暖かくて美味しくて、エリーアスはソファに座ったまま、ため息とともにそのお茶を飲み干した。
本物の手足と変わらないような人工皮膚を使った義手と義足もあったのだが、エリーアスは白銀の機械の形がむき出しになっている義手と義足を選んだ。自分が腕と脚を失ったのは明白な事実で、それを隠す気は全くなかったからだ。
病院から戻ったエリーアスを迎えに来たユストゥスは泣いていた。
「兄さんが生きて帰って来て良かったけど……腕と脚が……」
「最高の技術で作られた義足と義手を体験できるので、これはこれで儲けものかもしれません」
「兄さんは、そういうところだよ」
無謀なところもあるユストゥスをエリーアスが心配しているように、ユストゥスもエリーアスの独特の感性に複雑な感情を抱いているようだった。
荷物を持ってくれるというユストゥスに甘えて、駅からエリーアスの部屋まで歩いて帰る。脚のサイズも右足と合わせてもらっていたので、靴をはくのも支障なく、エリーアスはごく普通に歩いて帰ることができた。
「しばらく泊り込もうか? 不便なことがあるんじゃない?」
「シャワーを浴びるときに取り外す以外は、義手と義足はずっとつけていられるから、特に問題はありません」
「兄さんの精神状態も心配なんだけどな」
「ユストゥス、私のことよりも、あなたが大変なのではないですか?」
特効薬の開発に成功したユストゥスは、前線を守り切ったギルベルトと共にこの国の英雄として祀り上げられている。有名人になってしまったユストゥスの周囲によからぬ輩が現れないか、兄としてエリーアスは心配していた。
「僕は平気だよ。特効薬の特許は国に譲ってしまったからね」
「国に譲ったのですか?」
「作ることに興味があっただけで、作ってしまったらもう興味はないんだ」
あまりにもユストゥスらしい返答にエリーアスは苦笑してしまう。右手でユストゥスの黒髪を撫でると、ユストゥスが目を細める。
「兄さんこそ、大英雄のギルベルト・アードラーを助けたんでしょう?」
「助けたというか……私のミスで命の危険に晒した、が正しいのですが」
「ギルベルト・アードラーは兄さんに感謝してるって聞いてるよ。勲章も称号も全て辞退するって言ってるし」
できるだけ早く処置を行うために大病院へと運ばれたエリーアスは、あれ以来ギルベルトとは会っていない。病院でも噂は聞いていたが、勲章や称号を辞退するというのは聞いていなかった。
「勲章や称号を辞退しても、軍の退職金だけで残りの人生は暮らしていけそうですよね」
「多分、そうだろうね」
あれだけの功績を残したのだから、ギルベルトには軍の退職金が大量に支払われることだろう。それを持ってギルベルトは残りの人生を自由に過ごしたらいい。
エリーアスとの体の関係も、全て軍の最前線の基地という特殊な環境だから起こりえたことで、日常に戻ってしまえば面倒なエリーアスとの行為よりももっと手近な相手をギルベルトは見つけることだろう。
帰るというユストゥスを見送りに玄関先に出たエリーアスは、ユストゥスの向こう側に金色の髪の男性を見たような気がした。それは気のせいではなく、金色の髪の男性は真っすぐにエリーアスの方に近付いてくる。
「エリーアス!」
「ギルベルト・アードラー!? なんで兄さんの名前を呼んでるの!?」
ユストゥスが驚きに大声を出したのもなんの不思議もなかった。エリーアスも目の前に駆けて来たギルベルトが自分に抱き付いているのが信じられない。
「あなた、何をしに来たんですか?」
「エリーアスの面倒は俺が見る! なんでも言ってくれ」
ギルベルトを庇ったせいでエリーアスが左腕と左脚を失ったことを、ギルベルトは気にしているのだろうか。それでわざわざエリーアスの部屋を調べて訪ねて来たのかもしれない。
「気にせずとも、この傷はあなたのせいじゃないですから」
「分かってる。俺のためなんだよな」
「へ? ため?」
意味が分からずにいるエリーアスに、ギルベルトが明るい表情で持っていたトランクを玄関先に置いた。
「こっちが弟のユストゥスか。俺はギルベルト・アードラー。よろしくな」
「兄に何の用ですか?」
「これから住み込んで、エリーアスのことは全部俺がする。これ、俺の預金通帳だ。エリーアス、必要ならどれだけでも使ってくれていい」
手渡される預金通帳に記帳されている額に、エリーアスは眩暈を覚える。
こんな金額を気軽に渡していいはずはないのだが、それを判断できないほどギルベルトは世間知らずなのだろう。
「私は一人で暮らせるので、手助けはいりません。お金も結構です」
「俺は暮らすところがない」
「はい?」
きっぱりと断ろうとしているエリーアスに、ギルベルトはエメラルドのような目を輝かせながら告げる。
「俺には暮らすところがない。エリーアスが入れてくれないんだったら、俺はその辺の道端で寝る」
「何言ってるんですか!? あなた、この国の英雄なんですよ?」
「英雄も、勲章も、何もいらない。俺はエリーアスと暮らしに来た」
何を言っているか全く理解できないが、ギルベルトはなぜかエリーアスに完全に懐いてしまって、放り出せばその辺の路上で寝てエリーアスが出て来るのを待っているとまで言う。
「兄さん、同情しちゃダメだよ? 情に流されたらダメだ」
「分かってはいるんですけど……この状況、何なんですか?」
ユストゥスに聞いても理由が分かるわけがないが、自分では処理しきれなくて、エリーアスは問いかけていた。
「僕にも分からないよ。兄さん、ギルベルト・アードラーと何かあったの?」
何かあったのかと問われれば、なかったわけではない。それをユストゥスに話せるほどエリーアスは厚顔無恥ではなかった。
「俺とエリーアスは……」
「分かりました。入ってください。ユストゥス、また今度話しましょう」
「兄さん!?」
厚顔無恥ではないのはエリーアスだけで、ギルベルトは簡単に喋ってしまいそうだったので、エリーアスはギルベルトを部屋に引き摺り込んで、ユストゥスには一旦別れを告げる。
納得していない表情のユストゥスの前でドアを閉めてから、エリーアスは沈痛な面持ちで額に手をやった。
「今、何を話そうとしましたか?」
「俺とエリーアスは基地で毎晩一緒に寝ていたことだが」
「そういうことを軽々しく口に出さないでください。ユストゥスは私の弟なんですよ」
常識のない人間だとは理解していたつもりだが、こんなにも酷かったとは思わずに、エリーアスは眩暈を覚えて玄関先で座り込んでしまった。座り込んだエリーアスの手を取って、ギルベルトが自分の部屋のようにエリーアスをソファに座らせてくれる。
「エリーアスが俺たちの関係を内緒にしておきたいなら、エリーアスの意志に従う」
「内緒にしておきたいも何も、あなたにとっても醜聞でしょう?」
「俺とエリーアスとの仲が? なんでそうなるんだ?」
全く理解してくれないギルベルトに、エリーアスは天井を仰ぎ見た。一軒家を借りているが、天井は壁紙が少し黄ばんで古びている。粗末ではないが、ごく普通の家にギルベルトが住みたがる理由がエリーアスには理解できない。
「エリーアス、教えてくれ」
「何をですか?」
「薬缶はどこだ? ポットは? 茶葉は?」
ギルベルトはキッチンに入ってお茶を淹れる気でいる。基地で宣言した通りに、エリーアスの元で家事を覚える気で来たのだ。
他にどれだけでも方法はあったはずなのに、エリーアスの元に来ることを決めて、受け入れないとなると路上で寝るとまで言い張ったギルベルト。
庇ったことで責任を感じているのかと思えば、そうではないと言う。口ではそう言っていても、やはりギルベルトにとってはエリーアスの左腕と左脚が吹っ飛んでしまったことは気にかかることなのだろう。
エリーアス自身がそれほど気にしていないので、ギルベルトに世話を焼かれることも必要ないのだが、断ってしまうとまたギルベルトは変な拗ね方をする可能性がある。
「薬缶は上の棚、ポットはキッチンの入口の棚の二番目の段、茶葉はその横ですよ」
「分かった。美味しいお茶を淹れるからな」
嬉々として薬缶に水を入れて火にかけたギルベルトは、マグカップにお茶を淹れて満面の笑顔でエリーアスに差し出していた。そのお茶は確かに暖かくて美味しくて、エリーアスはソファに座ったまま、ため息とともにそのお茶を飲み干した。
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