94 / 218
第2作 アオハル・イン・チェインズ 桜の朽木に虫の這うこと(二)
第12話 星川雅 VS 刀子朱利
しおりを挟む
「刀子流体術と似嵐流兵法、どっちが最強か、教えてあげる、雅いっ!」
「きな、朱利!」
真田龍子は二人を中心とする空間が、ぐにゃりとゆがんだように錯覚した。
刀子朱利は両の拳を前方に構え、体を上下に揺さぶりながら、タイミングを図っている。
これには心理的な揺さぶりをかける効果もあった。
「……」
星川雅も対の大刀・二竪を前方に構え、刀子朱利が動く瞬間、『起こり』を探っている。
「消え……」
「……っ!?」
刀子朱利の姿が消えた。
そして次の瞬間、彼女は星川雅の目の前まで間合いを詰めていた。
(千里一歩脚……! 上段、中段、下段……どこにくる……!?)
「おらあっ!」
(当て身、狙いは……中段……!)
「はっ!」
星川雅の読みどおり、狙いは中段への当て身。
彼女は二竪をクロスさせ、それを受け止めた。
「う……」
受け止めた、はずなのに……
胸部から腹部への急所に鈍い重みを感じ、星川雅の体は後ろへ吹き飛んだ。
「雅っ!」
真田龍子が叫んだ。
「くっ……!」
ガードを解いてしまっては刀子朱利の思うつぼだ。
数メートルほどバックしたところで、星川雅はふんばりをきかせ、体勢を整えた。
「通背拳……まさか二竪のガードごしに打てるなんてね」
「ふふっ、わたしの発勁、昔とは比べものにならないでしょ? あんたはいちいち余計なことを考えすぎなんだよ。だから受け身が甘いし、そもそも戦局を見誤る。無様だね、雅?」
「ふん、調子に乗っちゃって。こんなの痛くもかゆくもないよ?」
「強がるのはよくないね。確かに致命傷じゃないけど、急所へモロに入ったでしょ? あーあ、それ、あとからだんだん効いてくるよ?」
「ああ、うぜえ。あなたに遅れを取ったと思うとね、朱利」
「そんなのんきなこと言ってていいの? ほらほら、早くわたしを倒さないと。勝負が長引けば長引くほど、自分が不利になるのはわかるよね?」
「わざわざありがとう。でもそう言うからには朱利、あなた相当な自信があるんだろうね?」
「あったまえじゃん。昔からあんた、一度でもわたしに勝てたことあった? 先々代閣下の懐刀だった暗月おじい様や、似嵐一族はじまって以来の天稟といわれる皐月お母様に、あわす顔があるの? ほんと、恥ずかしい。『劣化コピー』の雅ちゃん?」
「……」
星川雅は必死で耐えた。
ここで感情的になってしまえば、彼女の思うつぼだ。
これもきっと、策略の一つに違いない。
「ほらほら、どうしたの? かかってきなよ、雅い」
「……」
星川雅に一つの考えが浮かんだ。
彼女は二竪のうち、右手の阿呼を顔の前へ、左手の吽多を顔の後ろへ構えた。
「ふん」
刀子朱利はニヤニヤしている。
「雅、お前こそ最強だ。お前こそ支配者だ。お前こそ、帝王だ……!」
似嵐流幻法・鏡地獄――
強力な自己暗示により、肉体の機能を著しく向上させる技だ。
しかしそれゆえ、使い方を間違えれば、自身を破滅へと導く諸刃の剣となる。
「あはは、やっぱり! 使うと思ったよ、それ! あーあ、どんどん自分を追いつめちゃって。ほらほら、早くしないと体がボロボロになっちゃうよ? まあ、わたしはうれしいけどね」
「その減らず口、二度ときけないようにしてやるよ、朱利いっ……!」
星川雅は目にも留まらぬ速さで間合いを詰めた。
「……っ!?」
さすがの刀子朱利も、これには焦りを禁じえなかった。
(くっ、速い……!)
彼女は次々と襲ってくる剣戟を拳や腕で弾いていく。
だが、弾いても弾いてもキリがない。
鏡地獄によって強化された肉体から繰り出される、体力とスピード。
さしもの刀子朱利も、だんだんと後ろに追いやられていく。
(く、まずい……でも、長くはもたないはず……わたしの発勁を食らったうえ、鏡地獄を使ってるんだ……時間だ、時間さえ稼げば、わたしの勝ちだ……!)
刀子朱利は後ろへ跳躍した。
そのまま背後の壁をステップに、体育倉庫の中を縦横無尽に跳び回る。
「逃げてんじゃないよ、朱利っ!」
星川雅も八角八艘跳びを使って追いかける。
ひんやりとした倉庫の室内に、バチバチという打撃音がこだまし、次第に空間の熱量も上がってくる。
様子を見守っていた真田龍子も、熱気あまって垂らしていた冷や汗が生温かくなるのを感じた。
(ふふふ。ほーら、だんだん動きが鈍くなってきてる。そろそろだね……)
「ぐ……」
星川雅が一瞬上げたかすかな呻き声を、刀子朱利は見逃さなかった。
「もらったあっ!」
「ぐあっ!?」
中空で背後から打たれ、星川雅はコンクリートの地面に叩きつけられた。
「雅っ!」
真田龍子が叫んだ。
刀子朱利はスッと着地すると、うずくまって苦しんでいる星川雅を見下ろした。
「あーあ、ほんと、無様だねー。雅、あんたなんかがわたしに勝てるわけ、ないんだよ?」
刀子朱利は余裕に満ちた歩みで、星川雅に近づいた。
「ぐっ!?」
二竪で体を支えている彼女の背中を、右足で踏みつける。
「あはは、いい気分! ほら、雅、負けを認めなよ? 逆らってごめんなさい、朱利様。許してください、お願いします。そう言えば、助けてあげるからさ」
刀子朱利は矢継早に星川雅を罵倒する。
「そうだ、あなたもう、人間なんてやめちゃったら? わたしの奴隷になりなよ。それこそ『ペット』としてかわいがってあげるから。そっちの真田さんと一緒にね。ぷっ、きゃははっ!」
屈辱的な光景だ。
不倶戴天のライバルから、こんな仕打ちを受けるのは。
「……」
「ああ、何よ、雅?」
「……あんたのいいなりになるくらいなら、朱利……クソに集るウジムシどもに××されたほうが、マシだよ……!」
星川雅はそう言って笑った。
「てめえ、雅……なら望みどおり、ぶっ殺す……!」
「やめて、刀子さんっ!」
刀子朱利は右足を大きく上げ、勢いよく振り下ろした。
「ぐ、が……」
刀子朱利のボディに、二竪の峰がモロに入っていた。
「なん、で……動け、ない、はず……」
彼女は悶えながら、地面にとっ伏した。
「ふう、疲れた。あんたがバカで救われたよ、朱利?」
刀子朱利にはさっぱりわからなかった。
『バッテリー切れ』のこいつに、なぜまだ動く力が残っていたのか?
「鏡地獄をね、かけたフリをしたんだよ」
「な……」
「で、バッテリー切れを装って、あんたの裏をかいたってわけ。単純なトリック、子どもでも読めそうなものだね。ま、あんたには無理だったけど、朱利?」
「ぐ……」
「あんたは確かに強いけど、昔からオツムが足りないからね。こんな手に引っかかってくれてうれしいよ、朱~利?」
「な、なめやがって、雅……こ、殺してやるううう……!」
「あーあ、激昂しちゃって。その状態じゃもう無理だよ、朱利。どう、わたしの『ペット』になる? そうすれば特別に、助けてあげるよ?」
「ぐう、雅いいいいっ! もう、許さないいいいいっ!」
刀子朱利の肌の色が、よどんだ緑色に変色しはじめた。
「な、なに、これは……」
「龍子、下がってて。こいつ、アルトラを出す気よ」
「そんな、それじゃ、やっぱり……」
「そう、朱利もアルトラ使いなんだよ。それも、おそろしく凶暴な、ね」
真田龍子と星川雅が会話をしている間にも、刀子朱利の体がどんどん大きくなっていく。
「見せてやるよ、わたしのアルトラ、『デーモン・ペダル』を……!」
刀子朱利の姿が、一匹の巨大な『毒虫』の形になった――
「ふん、正体を現したね。ムカデ女」
(『第13話 万城目日和からの手紙』へ続く)
「きな、朱利!」
真田龍子は二人を中心とする空間が、ぐにゃりとゆがんだように錯覚した。
刀子朱利は両の拳を前方に構え、体を上下に揺さぶりながら、タイミングを図っている。
これには心理的な揺さぶりをかける効果もあった。
「……」
星川雅も対の大刀・二竪を前方に構え、刀子朱利が動く瞬間、『起こり』を探っている。
「消え……」
「……っ!?」
刀子朱利の姿が消えた。
そして次の瞬間、彼女は星川雅の目の前まで間合いを詰めていた。
(千里一歩脚……! 上段、中段、下段……どこにくる……!?)
「おらあっ!」
(当て身、狙いは……中段……!)
「はっ!」
星川雅の読みどおり、狙いは中段への当て身。
彼女は二竪をクロスさせ、それを受け止めた。
「う……」
受け止めた、はずなのに……
胸部から腹部への急所に鈍い重みを感じ、星川雅の体は後ろへ吹き飛んだ。
「雅っ!」
真田龍子が叫んだ。
「くっ……!」
ガードを解いてしまっては刀子朱利の思うつぼだ。
数メートルほどバックしたところで、星川雅はふんばりをきかせ、体勢を整えた。
「通背拳……まさか二竪のガードごしに打てるなんてね」
「ふふっ、わたしの発勁、昔とは比べものにならないでしょ? あんたはいちいち余計なことを考えすぎなんだよ。だから受け身が甘いし、そもそも戦局を見誤る。無様だね、雅?」
「ふん、調子に乗っちゃって。こんなの痛くもかゆくもないよ?」
「強がるのはよくないね。確かに致命傷じゃないけど、急所へモロに入ったでしょ? あーあ、それ、あとからだんだん効いてくるよ?」
「ああ、うぜえ。あなたに遅れを取ったと思うとね、朱利」
「そんなのんきなこと言ってていいの? ほらほら、早くわたしを倒さないと。勝負が長引けば長引くほど、自分が不利になるのはわかるよね?」
「わざわざありがとう。でもそう言うからには朱利、あなた相当な自信があるんだろうね?」
「あったまえじゃん。昔からあんた、一度でもわたしに勝てたことあった? 先々代閣下の懐刀だった暗月おじい様や、似嵐一族はじまって以来の天稟といわれる皐月お母様に、あわす顔があるの? ほんと、恥ずかしい。『劣化コピー』の雅ちゃん?」
「……」
星川雅は必死で耐えた。
ここで感情的になってしまえば、彼女の思うつぼだ。
これもきっと、策略の一つに違いない。
「ほらほら、どうしたの? かかってきなよ、雅い」
「……」
星川雅に一つの考えが浮かんだ。
彼女は二竪のうち、右手の阿呼を顔の前へ、左手の吽多を顔の後ろへ構えた。
「ふん」
刀子朱利はニヤニヤしている。
「雅、お前こそ最強だ。お前こそ支配者だ。お前こそ、帝王だ……!」
似嵐流幻法・鏡地獄――
強力な自己暗示により、肉体の機能を著しく向上させる技だ。
しかしそれゆえ、使い方を間違えれば、自身を破滅へと導く諸刃の剣となる。
「あはは、やっぱり! 使うと思ったよ、それ! あーあ、どんどん自分を追いつめちゃって。ほらほら、早くしないと体がボロボロになっちゃうよ? まあ、わたしはうれしいけどね」
「その減らず口、二度ときけないようにしてやるよ、朱利いっ……!」
星川雅は目にも留まらぬ速さで間合いを詰めた。
「……っ!?」
さすがの刀子朱利も、これには焦りを禁じえなかった。
(くっ、速い……!)
彼女は次々と襲ってくる剣戟を拳や腕で弾いていく。
だが、弾いても弾いてもキリがない。
鏡地獄によって強化された肉体から繰り出される、体力とスピード。
さしもの刀子朱利も、だんだんと後ろに追いやられていく。
(く、まずい……でも、長くはもたないはず……わたしの発勁を食らったうえ、鏡地獄を使ってるんだ……時間だ、時間さえ稼げば、わたしの勝ちだ……!)
刀子朱利は後ろへ跳躍した。
そのまま背後の壁をステップに、体育倉庫の中を縦横無尽に跳び回る。
「逃げてんじゃないよ、朱利っ!」
星川雅も八角八艘跳びを使って追いかける。
ひんやりとした倉庫の室内に、バチバチという打撃音がこだまし、次第に空間の熱量も上がってくる。
様子を見守っていた真田龍子も、熱気あまって垂らしていた冷や汗が生温かくなるのを感じた。
(ふふふ。ほーら、だんだん動きが鈍くなってきてる。そろそろだね……)
「ぐ……」
星川雅が一瞬上げたかすかな呻き声を、刀子朱利は見逃さなかった。
「もらったあっ!」
「ぐあっ!?」
中空で背後から打たれ、星川雅はコンクリートの地面に叩きつけられた。
「雅っ!」
真田龍子が叫んだ。
刀子朱利はスッと着地すると、うずくまって苦しんでいる星川雅を見下ろした。
「あーあ、ほんと、無様だねー。雅、あんたなんかがわたしに勝てるわけ、ないんだよ?」
刀子朱利は余裕に満ちた歩みで、星川雅に近づいた。
「ぐっ!?」
二竪で体を支えている彼女の背中を、右足で踏みつける。
「あはは、いい気分! ほら、雅、負けを認めなよ? 逆らってごめんなさい、朱利様。許してください、お願いします。そう言えば、助けてあげるからさ」
刀子朱利は矢継早に星川雅を罵倒する。
「そうだ、あなたもう、人間なんてやめちゃったら? わたしの奴隷になりなよ。それこそ『ペット』としてかわいがってあげるから。そっちの真田さんと一緒にね。ぷっ、きゃははっ!」
屈辱的な光景だ。
不倶戴天のライバルから、こんな仕打ちを受けるのは。
「……」
「ああ、何よ、雅?」
「……あんたのいいなりになるくらいなら、朱利……クソに集るウジムシどもに××されたほうが、マシだよ……!」
星川雅はそう言って笑った。
「てめえ、雅……なら望みどおり、ぶっ殺す……!」
「やめて、刀子さんっ!」
刀子朱利は右足を大きく上げ、勢いよく振り下ろした。
「ぐ、が……」
刀子朱利のボディに、二竪の峰がモロに入っていた。
「なん、で……動け、ない、はず……」
彼女は悶えながら、地面にとっ伏した。
「ふう、疲れた。あんたがバカで救われたよ、朱利?」
刀子朱利にはさっぱりわからなかった。
『バッテリー切れ』のこいつに、なぜまだ動く力が残っていたのか?
「鏡地獄をね、かけたフリをしたんだよ」
「な……」
「で、バッテリー切れを装って、あんたの裏をかいたってわけ。単純なトリック、子どもでも読めそうなものだね。ま、あんたには無理だったけど、朱利?」
「ぐ……」
「あんたは確かに強いけど、昔からオツムが足りないからね。こんな手に引っかかってくれてうれしいよ、朱~利?」
「な、なめやがって、雅……こ、殺してやるううう……!」
「あーあ、激昂しちゃって。その状態じゃもう無理だよ、朱利。どう、わたしの『ペット』になる? そうすれば特別に、助けてあげるよ?」
「ぐう、雅いいいいっ! もう、許さないいいいいっ!」
刀子朱利の肌の色が、よどんだ緑色に変色しはじめた。
「な、なに、これは……」
「龍子、下がってて。こいつ、アルトラを出す気よ」
「そんな、それじゃ、やっぱり……」
「そう、朱利もアルトラ使いなんだよ。それも、おそろしく凶暴な、ね」
真田龍子と星川雅が会話をしている間にも、刀子朱利の体がどんどん大きくなっていく。
「見せてやるよ、わたしのアルトラ、『デーモン・ペダル』を……!」
刀子朱利の姿が、一匹の巨大な『毒虫』の形になった――
「ふん、正体を現したね。ムカデ女」
(『第13話 万城目日和からの手紙』へ続く)
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
武神少女R 陰キャなクラスメイトが地下闘技場のチャンピオンだった
朽木桜斎
ライト文芸
高校生の鬼神柊夜(おにがみ しゅうや)は、クラスメイトで陰キャのレッテルを貼られている鈴木理子(すずき りこ)に告ろうとするが、路地裏で不良をフルボッコにする彼女を目撃してしまう。
理子は地下格闘技のチャンピオンで、その正体を知ってしまった柊夜は、彼女から始末されかけるも、なんとか事なきを得る。
だがこれをきっかけとして、彼は地下闘技場に渦巻く数々の陰謀に、巻き込まれていくことになるのだった。
ほかのサイトにも投稿しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる