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第四章 最悪の再会と衝撃の宣言
六十五話
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「男の人……?」
麗音が驚いた表情を見せる。
そりゃそうか。
いくら自分が好きな人でも、元からゲイなのは受け入れ難いよな。
俺は目頭が熱くなりながら、話を続ける。
「実はさ、お前もニュース見たかもしれないけど、桃澤久留美と付き合ってる熊井雄介って男で……はは、そう、俺元々ゲイなんだよ」
「そいつに二股かけられてたのかって知って、怒りで食堂で気失って……だから、あいつのことがあるから、麗音の気持ちを受け入れるのが怖いんだ。ゴメンな、こんな情けない兄ちゃんで」
「情けなくないよ!」
麗音が俺の肩を掴む。
「情けなくない、そのことについては全然しゅん兄ちゃん悪くないじゃん!」
ぽた、とシーツに涙が落ちる。
「悪いのはその浮気したほうだよ!しゅん兄ちゃんは何も悪くない、自分を責めないでよ!」
「麗音……でも、俺」
「大丈夫だよ、俺は、どんなしゅん兄ちゃんも愛してるから、他の人の所になんか行かない。ずっとそばにいるよ」
麗音が優しく微笑む。
「本当に……いいのか?」
「うん。しゅん兄ちゃん、来て」
俺は麗音の胸に飛び込んだ。
麗音が驚いた表情を見せる。
そりゃそうか。
いくら自分が好きな人でも、元からゲイなのは受け入れ難いよな。
俺は目頭が熱くなりながら、話を続ける。
「実はさ、お前もニュース見たかもしれないけど、桃澤久留美と付き合ってる熊井雄介って男で……はは、そう、俺元々ゲイなんだよ」
「そいつに二股かけられてたのかって知って、怒りで食堂で気失って……だから、あいつのことがあるから、麗音の気持ちを受け入れるのが怖いんだ。ゴメンな、こんな情けない兄ちゃんで」
「情けなくないよ!」
麗音が俺の肩を掴む。
「情けなくない、そのことについては全然しゅん兄ちゃん悪くないじゃん!」
ぽた、とシーツに涙が落ちる。
「悪いのはその浮気したほうだよ!しゅん兄ちゃんは何も悪くない、自分を責めないでよ!」
「麗音……でも、俺」
「大丈夫だよ、俺は、どんなしゅん兄ちゃんも愛してるから、他の人の所になんか行かない。ずっとそばにいるよ」
麗音が優しく微笑む。
「本当に……いいのか?」
「うん。しゅん兄ちゃん、来て」
俺は麗音の胸に飛び込んだ。
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