オタクだったはずなのに

桜花

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恋始まりは突然で

第4話

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教室に着いたのはギリギリで、もうみんなが体育館に行くために並び始めてるところだった。
ほんま危なかったで。
猛ダッシュでみんなの後ろについた。
そして体育館について、整列し、体育座りで座る。
そしてはあぁ。と安堵の息をついていると、
「あれ~花ちゃん遅刻したん~?」
そういってふわりと笑いながら、話しかけてくる杏ちゃん。
「違うで、ギリギリセーフや!」
私は主張を高らかに宣言する。
「ギリギリはあかんやろ~。もうほんま花ちゃんおもろいわ~。」
クスクスと笑いながら、注意してくる杏ちゃん。
「杏ちゃんをおもろがらせるために、やってるねん。今日も笑ってくれて嬉しかったわ。」
冗談めかして言ってみる。
「も~花ちゃん、居るだけでおもろいねんからわざわざ遅刻ギリギリに来る必要ないで~?ほんまに~。明日はちゃんと来てな…?」
上目遣いに私を見てくる杏ちゃん。
可愛い。
それ男子ならイチコロなやつや…!
「わかったよ~。でもそれ男子にやるの禁止やで。」
私は真剣に言うが、杏ちゃんは不思議そうに首を傾げる。
…それがダメなんやけどなぁ…。
もう一度注意しようと、私が口を開けかけた時。
「これから、朝礼及び始業式を始めますので、皆さん静かにしてください。」
という、教頭先生のアナウンスが入り、私は注意することが出来なかった。
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