258 / 277
258.夜が明けるにはまだ早い
しおりを挟む
「ぅ……ん……」
衣擦れの音で意識が浮上していく。
くっついてしまったように重い瞼に振り絞った力を込めて薄目を開くと、ぼんやりと明るい部屋が見えた。
「ノア? 起きたのかい」
「ぁ……」
耳の後ろにキスされる感触で、ハッと気づく。なんだか暖かいと思ったのは、サミュエルに後ろから抱きしめられていたからのようだ。
ついでのように耳の端を軽く噛まれ、痺れるような感覚が走り、ビクッと身体を震わせる。その動きで、中に埋められたままの存在に気づいた。反射的に、きゅうっと締めつけてしまう。
「っ、ぁ……サミュエル、さま……まだ……」
「うん。ノアが途中で寝てしまうから――」
答えとともに、グッと腰を押し付けられて、ノアは甘く呻く。
快感に押し流されそうになる思考をなんとか繋ぎ止め、必死に夜のことを思い出した。
「ん……ぁ、ん……?」
初夜はちゃんとこなせたはずだ。閨教育で学んだことなんて、実際には全然役に立たなくて、ただひたすら翻弄されていた気がするけれど、問題はなかったはずだ。
ノアはサミュエルを受け入れられたし、サミュエルも満足しているように見えた。
(問題は、その後、だよね……)
内壁を擦られ、煽られる快感から必死に意識を逸らし、ノアは頭を抱えたい気分になっていた。
初夜とは普通、一度出したら終わるものではないのか。初めてなのだから、そこは気遣いをしてくれるのが当然ではないのか。何度も求めてくるサミュエルに、ノアが拒否しきれず受け入れてしまったのはよくないとは思うけれど、それでも意識を失うまでするのは、ダメではないだろうか。
「考えごとかい?」
「ぁ、ん……」
首筋に吸い付かれ、甘い声がもれる。どこを触られても、感じすぎてつらい。
ノアはぎゅっと目を瞑り、サミュエルの腕に爪を立てた。少しでも抗議の意思が伝わればいいと思ったのに、返ってきたのはクツクツと笑う声だった。
「猫の子みたいで可愛い」
「も、ぅ……だめ、ですっ」
言葉でも、態度でも、サミュエルを止められない。ノアは泣きそうになりながら、必死に声を上げた。
「ん……もう少しだけ」
ノアの頭に擦りつくように、サミュエルが顔を寄せる。甘えるような声音に愛おしさが湧き上がり、つい許してしまいそうになった。その可愛い仕草とは裏腹に、ゆったりと突き上げてくる動きはノアにどうしようもなく悦楽をもたらしてくるのだけれど。
「ぁ、ん……」
「あと、一回だけ。……ね?」
ノアの迷いを察したように、サミュエルがねだってくる。
(いっかい、だけ……それなら、まぁ……いいの、かな……?)
襲い来る快感に抵抗する方が疲れる気がして、ノアの思考が楽な方に流されていく。そもそも、体力的にきついというだけで、サミュエル自身を拒んでいるわけではないのだ。求められるのは嬉しいし、できるだけ望みを叶えてあげたいという思いもある。
「ん……ぜった、ぃ、です、ね?」
「約束するよ」
「じゃあ、まぁ……――っああっ!」
頷いたノアの返事を待っていたように、力強く最奥が突かれる。ノアはシーツをギュッと握りしめ、反射的に逃げ出そうと身体に力を込めた。あいにく、疲れ切った身体は思うように動いてくれなくて、ただ中を締めるだけになってしまったけれど。
「っ、ふ……気持ちいいよ。きゅうきゅうとうねっているの、分かるかい?」
「ゃ、あ、いわ、ない、で……!」
「ここを触られるのも好きだよね」
「ぁっ……!」
サミュエルがノアの胸の尖りをつまみ、クニクニと転がす。そこから痺れるような快感が全身に広がって、ノアはガクガクと身体を震わせた。
一晩かけてノアの身体を知り尽くしたサミュエルは、弱いところを刺激してはノアの反応を楽しんでいる雰囲気だった。敏感すぎる肌を刺激されるノアの方は、たまったものではないのだけれど、抗議したくてもその余裕がない。
――トントントン。
昨晩から酷使し続けた喉が限界で、喘ぐ声すら絶え絶えになるノアの耳に、小さな音が聞こえた。サミュエルの動きが止まったおかげで、少しだけ思考力が戻ってくる。
「……なんだい?」
「起床のお時間ですが」
ロウの声だった。
それに気づいた瞬間、ノアの身体がピシリと固まる。でも、反動で中を締めつけ、埋められているものの存在感をまざまざと感じてしまい、「ぅっ……」と声がもれてしまった。
ロウには聞こえていないだろうけれど、あまりに気まずい。
「……サミュエル、さま……離、して、くださぃ……」
「約束したのに?」
小声で訴えると、不満そうな声が返ってくる。
もう一回だけと約束したのは確かだけれど、それはサミュエルに無理やり納得させられたようなもので――なんて言う前に、腰をグッと突き上げられて、ノアは咄嗟に口に手のひらを押し付けた。
「っ!? ふっ、ん、ん」
「――今日はまだノアを休ませるよ」
「っ、ぅ……ん、っ」
「……かしこまりました。朝食の準備はいかがなさいますか?」
「朝食ね……。いらないかな。起きたら軽めの昼食をとるよ」
ノアを攻めながらロウとの会話を続けるサミュエルに、目眩がする。喘ぐ声や物音が聞かれてしまわないかと、ノアはハラハラしているというのに、サミュエルのこの冷静な声音はなんなのだろう。
段々と腹が立ってきたノアは、意識して後孔に力を込めた。蕩けていた内壁が、サミュエルのものにきつく絡みつく。
「――っ……ふ、ぅ……」
乱れた熱い呼気がノアの耳をくすぐった。それにしてやったりと思えたら良かったのだけれど、自分の行動でさらに快感を強めてしまっていたノアは、必死に身体を丸めてイきそうになるのをこらえる。
「っ! ぁ、んん、ぅ」
「……では、昼前にまた参ります」
「ああ……そうしてくれ」
吐息混じりに答える声を聞いて、ノアは少し安心した。これでロウが立ち去れば、今していることに気づかれることはないわけで――。
「サミュエル様」
「なんだい?」
「ノア様でお遊びになるのは、ほどほどになさってください」
「ふっ……分かったよ」
「ぇ……?」
ロウが離れていく気配を感じながら、ノアは大きく目を見開いて固まっていた。
そんなノアの耳をなぞるように、熱い舌が這う。時折触れる硬い歯の感触に、ビクッと身体が震えた。
「ようやく、落ち着いてできるよ。ノアが頑張ってくれたのに、こたえられなくてごめんね」
「な、に……?」
「ここを締めて、『もっとして』ってねだってくれただろう?」
「ぁあっ!」
グチュッと淫らな音を立てて、中がかき混ぜられる。
ノアは悲鳴のような嬌声を上げながら、シーツにしがみついて顔を押し付けた。もう声を出したところでサミュエルしか聞く人はいないと分かっていたけれど、朝の日差しで明るくなった部屋で、はしたなく喘ぐのはあまりに恥ずかしい。
「起きるまで、まだたっぷり時間があるからね。ゆっくり楽しもうか」
「っひ、ぅ……いっかい、って……」
「うん。……どれだけ長くても、一回は一回だよ」
「ひど……ぁんっ」
ノアの抗議は、最奥を突かれて、嬌声に飲み込まれる。
サミュエルが落ち着くまでには、まだまだ時間がかかりそうな気配だ。ノアは諦観混じりの息をついて、目を伏せた。
衣擦れの音で意識が浮上していく。
くっついてしまったように重い瞼に振り絞った力を込めて薄目を開くと、ぼんやりと明るい部屋が見えた。
「ノア? 起きたのかい」
「ぁ……」
耳の後ろにキスされる感触で、ハッと気づく。なんだか暖かいと思ったのは、サミュエルに後ろから抱きしめられていたからのようだ。
ついでのように耳の端を軽く噛まれ、痺れるような感覚が走り、ビクッと身体を震わせる。その動きで、中に埋められたままの存在に気づいた。反射的に、きゅうっと締めつけてしまう。
「っ、ぁ……サミュエル、さま……まだ……」
「うん。ノアが途中で寝てしまうから――」
答えとともに、グッと腰を押し付けられて、ノアは甘く呻く。
快感に押し流されそうになる思考をなんとか繋ぎ止め、必死に夜のことを思い出した。
「ん……ぁ、ん……?」
初夜はちゃんとこなせたはずだ。閨教育で学んだことなんて、実際には全然役に立たなくて、ただひたすら翻弄されていた気がするけれど、問題はなかったはずだ。
ノアはサミュエルを受け入れられたし、サミュエルも満足しているように見えた。
(問題は、その後、だよね……)
内壁を擦られ、煽られる快感から必死に意識を逸らし、ノアは頭を抱えたい気分になっていた。
初夜とは普通、一度出したら終わるものではないのか。初めてなのだから、そこは気遣いをしてくれるのが当然ではないのか。何度も求めてくるサミュエルに、ノアが拒否しきれず受け入れてしまったのはよくないとは思うけれど、それでも意識を失うまでするのは、ダメではないだろうか。
「考えごとかい?」
「ぁ、ん……」
首筋に吸い付かれ、甘い声がもれる。どこを触られても、感じすぎてつらい。
ノアはぎゅっと目を瞑り、サミュエルの腕に爪を立てた。少しでも抗議の意思が伝わればいいと思ったのに、返ってきたのはクツクツと笑う声だった。
「猫の子みたいで可愛い」
「も、ぅ……だめ、ですっ」
言葉でも、態度でも、サミュエルを止められない。ノアは泣きそうになりながら、必死に声を上げた。
「ん……もう少しだけ」
ノアの頭に擦りつくように、サミュエルが顔を寄せる。甘えるような声音に愛おしさが湧き上がり、つい許してしまいそうになった。その可愛い仕草とは裏腹に、ゆったりと突き上げてくる動きはノアにどうしようもなく悦楽をもたらしてくるのだけれど。
「ぁ、ん……」
「あと、一回だけ。……ね?」
ノアの迷いを察したように、サミュエルがねだってくる。
(いっかい、だけ……それなら、まぁ……いいの、かな……?)
襲い来る快感に抵抗する方が疲れる気がして、ノアの思考が楽な方に流されていく。そもそも、体力的にきついというだけで、サミュエル自身を拒んでいるわけではないのだ。求められるのは嬉しいし、できるだけ望みを叶えてあげたいという思いもある。
「ん……ぜった、ぃ、です、ね?」
「約束するよ」
「じゃあ、まぁ……――っああっ!」
頷いたノアの返事を待っていたように、力強く最奥が突かれる。ノアはシーツをギュッと握りしめ、反射的に逃げ出そうと身体に力を込めた。あいにく、疲れ切った身体は思うように動いてくれなくて、ただ中を締めるだけになってしまったけれど。
「っ、ふ……気持ちいいよ。きゅうきゅうとうねっているの、分かるかい?」
「ゃ、あ、いわ、ない、で……!」
「ここを触られるのも好きだよね」
「ぁっ……!」
サミュエルがノアの胸の尖りをつまみ、クニクニと転がす。そこから痺れるような快感が全身に広がって、ノアはガクガクと身体を震わせた。
一晩かけてノアの身体を知り尽くしたサミュエルは、弱いところを刺激してはノアの反応を楽しんでいる雰囲気だった。敏感すぎる肌を刺激されるノアの方は、たまったものではないのだけれど、抗議したくてもその余裕がない。
――トントントン。
昨晩から酷使し続けた喉が限界で、喘ぐ声すら絶え絶えになるノアの耳に、小さな音が聞こえた。サミュエルの動きが止まったおかげで、少しだけ思考力が戻ってくる。
「……なんだい?」
「起床のお時間ですが」
ロウの声だった。
それに気づいた瞬間、ノアの身体がピシリと固まる。でも、反動で中を締めつけ、埋められているものの存在感をまざまざと感じてしまい、「ぅっ……」と声がもれてしまった。
ロウには聞こえていないだろうけれど、あまりに気まずい。
「……サミュエル、さま……離、して、くださぃ……」
「約束したのに?」
小声で訴えると、不満そうな声が返ってくる。
もう一回だけと約束したのは確かだけれど、それはサミュエルに無理やり納得させられたようなもので――なんて言う前に、腰をグッと突き上げられて、ノアは咄嗟に口に手のひらを押し付けた。
「っ!? ふっ、ん、ん」
「――今日はまだノアを休ませるよ」
「っ、ぅ……ん、っ」
「……かしこまりました。朝食の準備はいかがなさいますか?」
「朝食ね……。いらないかな。起きたら軽めの昼食をとるよ」
ノアを攻めながらロウとの会話を続けるサミュエルに、目眩がする。喘ぐ声や物音が聞かれてしまわないかと、ノアはハラハラしているというのに、サミュエルのこの冷静な声音はなんなのだろう。
段々と腹が立ってきたノアは、意識して後孔に力を込めた。蕩けていた内壁が、サミュエルのものにきつく絡みつく。
「――っ……ふ、ぅ……」
乱れた熱い呼気がノアの耳をくすぐった。それにしてやったりと思えたら良かったのだけれど、自分の行動でさらに快感を強めてしまっていたノアは、必死に身体を丸めてイきそうになるのをこらえる。
「っ! ぁ、んん、ぅ」
「……では、昼前にまた参ります」
「ああ……そうしてくれ」
吐息混じりに答える声を聞いて、ノアは少し安心した。これでロウが立ち去れば、今していることに気づかれることはないわけで――。
「サミュエル様」
「なんだい?」
「ノア様でお遊びになるのは、ほどほどになさってください」
「ふっ……分かったよ」
「ぇ……?」
ロウが離れていく気配を感じながら、ノアは大きく目を見開いて固まっていた。
そんなノアの耳をなぞるように、熱い舌が這う。時折触れる硬い歯の感触に、ビクッと身体が震えた。
「ようやく、落ち着いてできるよ。ノアが頑張ってくれたのに、こたえられなくてごめんね」
「な、に……?」
「ここを締めて、『もっとして』ってねだってくれただろう?」
「ぁあっ!」
グチュッと淫らな音を立てて、中がかき混ぜられる。
ノアは悲鳴のような嬌声を上げながら、シーツにしがみついて顔を押し付けた。もう声を出したところでサミュエルしか聞く人はいないと分かっていたけれど、朝の日差しで明るくなった部屋で、はしたなく喘ぐのはあまりに恥ずかしい。
「起きるまで、まだたっぷり時間があるからね。ゆっくり楽しもうか」
「っひ、ぅ……いっかい、って……」
「うん。……どれだけ長くても、一回は一回だよ」
「ひど……ぁんっ」
ノアの抗議は、最奥を突かれて、嬌声に飲み込まれる。
サミュエルが落ち着くまでには、まだまだ時間がかかりそうな気配だ。ノアは諦観混じりの息をついて、目を伏せた。
107
お気に入りに追加
4,583
あなたにおすすめの小説
妹を侮辱した馬鹿の兄を嫁に貰います
ひづき
BL
妹のべルティシアが馬鹿王子ラグナルに婚約破棄を言い渡された。
フェルベードが怒りを露わにすると、馬鹿王子の兄アンセルが命を持って償うと言う。
「よし。お前が俺に嫁げ」
キスから始まる主従契約
毒島らいおん
BL
異世界に召喚された挙げ句に、間違いだったと言われて見捨てられた葵。そんな葵を助けてくれたのは、美貌の公爵ローレルだった。
ローレルの優しげな雰囲気に葵は惹かれる。しかも向こうからキスをしてきて葵は有頂天になるが、それは魔法で主従契約を結ぶためだった。
しかも週に1回キスをしないと死んでしまう、とんでもないもので――。
◯
それでもなんとか彼に好かれようとがんばる葵と、実は腹黒いうえに秘密を抱えているローレルが、過去やら危機やらを乗り越えて、最後には最高の伴侶なるお話。
(全48話・毎日12時に更新)
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる