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253.初夜①
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寝室はほんのりと温かな光が灯っていた。
大きなベッドの手前にはソファセットが設えられ、アイボリーを基調とした部屋に青のファブリックが彩りを添えている。グレイ公爵家の屋敷の雰囲気に似ていて、優雅で落ち着いた空間になっていた。
でも、それを見てもノアの心は一向に静まることなく、むしろ心臓が早鐘を打って苦しいほどである。
「――ノア」
ソファにゆったりと腰掛け、グラスを傾けていたサミュエルが、ノアを見つめて目を見張った。
その呼び声で身体の強ばりが緩み、ノアは静々と歩を進める。やがてサミュエルの傍まで辿り着くと、伸ばされた手に震える指先を重ねた。
「ぁっ!?」
手を引かれたと思ったら、気づいたときには、ノアはサミュエルの膝の上に乗せられていた。軽くまたぐような体勢でソファに膝をつき、身体が固まる。
薄い布地越しに伝わる感触と体温が、サミュエルという存在をノアに強く意識させた。
「サミュエル様……」
どうしたらいいのかと困惑し、胸元で手を握りしめてサミュエルを見下ろす。自分でも泣きそうな顔になっていると分かった。
それなのに、ノアを見上げるサミュエルの目は蕩けそうなほど甘く熱を帯び、容赦なく欲を浴びせてくる。
「ふ、ぅ、っ……」
身体が熱い。指先まで痺れるような感覚に悶えて、呼吸がしづらい。鼻にかかったような息を吐きながら、サミュエルの首に腕を回してしなだれる。
抱きとめてくれたサミュエルの手が、ゆっくりと背中を這うのを感じて、ビクッと身体を震わせた。触れられたところから、さらに熱が広がっていく。
まだ何も始まっていないはずなのに、頭の中はパニック状態で、閨教育なんてなんの役にも立たなかった。
「ノア。……身体が熱いね」
「っ、言わないで、ください」
耳たぶを食むように囁かれ、ノアはぎゅっと目を瞑り、声を絞り出す。その震えた声に、サミュエルはフッと笑みをこぼした。その吐息さえも、ノアの敏感になった肌を刺激して、甘い痺れをもたらす。
身体が自分のものではないように、自由が効かなかった。必死に縋ることしかできなくて、ノアは首筋に触れる熱い唇にビクビクと身体を震わせる。
「……怖い?」
不意に届いたのは、どこまでも優しくノアを気遣う声だった。
ノアはパチリと目を瞬かせ、サミュエルの顔を窺う。欲を露わにしながらも、ノアの表情に怯えがないか探るような眼差しと目が合い、張り詰めた心がふわりと緩んでいく。
(あぁ……好きだなぁ……)
じわりと湧き上がる愛しさで胸が苦しくて、目が潤む。それを見たサミュエルが少し距離を取ろうとしたのを察して、ぎゅっと抱きついた。
誤解しないでほしい。過去の出来事は、ぼんやりとした記憶の中にしか存在しなくて、もうノアを苦しめるものではないのだ。サミュエルがいてくれたから、ノアが納得できるまで待っていてくれたから、そのように片付けることができた。
今、ノアの胸にあるのは、サミュエルへの愛情と未知への期待、そしてほんの少しの怯え。ノアは臆病で、関係が変化することに戸惑い足踏みしてしまうけれど、サミュエルに愛されることを望んでいるのも事実なのだ。
「……少し、怖いです」
「無理はしなくていいよ。私はまだ待――」
「でもっ、……それ以上に……僕は、サミュエル様と、もっと触れ合いたいのです……」
サミュエルの気遣いに溢れた言葉を遮り、ノアは欲にまみれた本心を告げた。心臓の鼓動が強まり、息が苦しい。
こんなことを言うのは、はしたないだろう。引かれてしまうかもしれない。
そう思い怯える心はある。でも、これからすべてをさらす相手に、何を隠す必要があるだろうか。サミュエルは、ノアの全てを受け止めて、愛してくれる人なのに。
「……愛してるよ、ノア」
「僕も、愛して、ます」
「無理だと思ったら、言って。……止められるよう、努力するから」
絞り出すような声で付け足された言葉には、サミュエルらしくない自信のなさが表れていて、ノアは思わずクスリと微笑んでしまった。
「……大丈夫です。僕が、嫌だとか、無理だとか言っても、やめないでください……。途中でやめられる方が、きっと、つらくなるから……」
サミュエルの身体がピクッと揺れる。
頬を這う唇。添えられた手に顔を動かされ、唇が重なる。柔らかく触れては離れ、伝わる吐息に、身を焦がされるようなもどかしさを感じた。
思わず、離れようとする唇を追い、ノアの方から口づける。重なり合う唇から、溶け合うような気持ちよさを覚えて、ノアはうっとりと目を伏せた。
「……本当に、いいんだね?」
「はい……」
キスの間に囁きを交わす。ふと瞼を上げると、欲をたたえ、愛に溢れた眼差しと目が合った。ふわりと綻んだ唇が再び重なる。
(これが、幸せって、いうんだろうなぁ……)
不意に噛みつくように深く口付けられた。先ほどまでの戯れのようなキスが嘘だったように、肉厚な舌が歯列を割り、傲慢なほどの動きで口内を暴かれる。口蓋を嬲り、舌を絡め取られ、呼吸さえままならない。
「――ぅ、ん……ふ、ぁっ」
必死に応えるノアの息遣いと、淫らな水音が部屋に満ちた。
「ふっ、う……」
口の端から溢れた唾液が伝う感覚に身を捩ると、ようやく唇が解放される。嬲られた唇は熱を帯びて腫れぼったく、ノアは閉じる気力もないままに、呼吸を整えようと努めた。
でも、その努力を無にするように、サミュエルが溢れた唾液を舌で舐めとり、唇に甘く噛みついてくる。
「サミュ、エル、さま、っ」
「うん……気持ちいいね?」
「ふ、ぁ……ちが、ぅ」
「気持ちよくない?」
「ん、ぁ……」
囁く合間に繰り返されるキスが苦しくて、ノアは潤んだ視界でサミュエルを睨んだ。その効果は全く無いようだったけれど。
クチュクチュと鳴る水音に、いくら耳を塞ぎたくなっても、ノアの腕はピクリとも動いてくれない。力なくサミュエルに縋るだけだ。
「……ノア……いいかい?」
暫くして、唇にフッと息がかかった。間近で瞬く翠の瞳に、獣のような激しい欲が宿っている。
これまで幾度となく、サミュエルの欲は目の当たりにしてきたと思っていたけれど、これほど強く、ノアの全てを暴くような眼差しは、初めて見た気がした。
ノアはその瞳に囚われて、呆然とする。そして、何を聞かれたかも理解できないまま、微かに頷いた。
緑の瞳が満足げに細められる。それなのに、唇を舐める仕草は、飢えた獣のように見えた。
「っ……え……?」
不意に浮遊感を覚えたかと思うと、ノアはサミュエルに横抱きにされていた。ポカンと口を開けるノアに、サミュエルが楽しそうに微笑みかけ、触れるだけのキスを落とす。
力が抜けた指先を胸元で握り合わせ、ノアは視線を彷徨わせた。
サミュエルの雰囲気があまりに肉感的で直視できない。キスに溺れている時はそこまで気にならなかったのに、こうして少し思考力を取り戻しただけで、羞恥心が襲ってきた。
「サミュエルさま、っ」
嬲られた舌が痺れたように動きを鈍くして、舌っ足らずな発音になってしまう。それが卑猥に思えて、ノアは言葉を止めた。
「うん? なんだい」
サミュエルは口元に微笑みを浮かべ、いつもと同じように余裕そうな表情だけれど、眼差しがそれを裏切る。ノアはちらりと確認して、そっと目を伏せた。
トクトクと鼓動が逸る。サミュエルから欲が移されたように、身体の奥からじわじわと馴染みのない感覚が湧いてきた。
「っ……」
何も答えられない内に、唐突に体勢が変わる。
背に触れるのは滑らかなシーツの感触だ。ノアは覆いかぶさってくるサミュエルの顔をゆっくりと見上げた。
もう、これから何が起きるか分かっている。それを、ノアは自分の意思で受け入れた。
「サミュエルさま……」
震える手をサミュエルの肩に伸ばした。微笑み、身体を重ねてくるサミュエルから伝わる体温に、ほぅ……と息がこぼれる。
「ノア、愛してる……。もう、嫌だと言われたって、止められないよ。ノアの全てがほしい……」
切ないほどに乞い願うような声音に、心が震えた。愛されている実感をまざまざと感じて、幸福感が湧き上がってくる。
「……はい。すべて、サミュエルさまに、お捧げします……」
吐息のような小さな声。それをしっかりと聞き逃さなかったサミュエルが、花が綻ぶような笑みを浮かべた。
大きなベッドの手前にはソファセットが設えられ、アイボリーを基調とした部屋に青のファブリックが彩りを添えている。グレイ公爵家の屋敷の雰囲気に似ていて、優雅で落ち着いた空間になっていた。
でも、それを見てもノアの心は一向に静まることなく、むしろ心臓が早鐘を打って苦しいほどである。
「――ノア」
ソファにゆったりと腰掛け、グラスを傾けていたサミュエルが、ノアを見つめて目を見張った。
その呼び声で身体の強ばりが緩み、ノアは静々と歩を進める。やがてサミュエルの傍まで辿り着くと、伸ばされた手に震える指先を重ねた。
「ぁっ!?」
手を引かれたと思ったら、気づいたときには、ノアはサミュエルの膝の上に乗せられていた。軽くまたぐような体勢でソファに膝をつき、身体が固まる。
薄い布地越しに伝わる感触と体温が、サミュエルという存在をノアに強く意識させた。
「サミュエル様……」
どうしたらいいのかと困惑し、胸元で手を握りしめてサミュエルを見下ろす。自分でも泣きそうな顔になっていると分かった。
それなのに、ノアを見上げるサミュエルの目は蕩けそうなほど甘く熱を帯び、容赦なく欲を浴びせてくる。
「ふ、ぅ、っ……」
身体が熱い。指先まで痺れるような感覚に悶えて、呼吸がしづらい。鼻にかかったような息を吐きながら、サミュエルの首に腕を回してしなだれる。
抱きとめてくれたサミュエルの手が、ゆっくりと背中を這うのを感じて、ビクッと身体を震わせた。触れられたところから、さらに熱が広がっていく。
まだ何も始まっていないはずなのに、頭の中はパニック状態で、閨教育なんてなんの役にも立たなかった。
「ノア。……身体が熱いね」
「っ、言わないで、ください」
耳たぶを食むように囁かれ、ノアはぎゅっと目を瞑り、声を絞り出す。その震えた声に、サミュエルはフッと笑みをこぼした。その吐息さえも、ノアの敏感になった肌を刺激して、甘い痺れをもたらす。
身体が自分のものではないように、自由が効かなかった。必死に縋ることしかできなくて、ノアは首筋に触れる熱い唇にビクビクと身体を震わせる。
「……怖い?」
不意に届いたのは、どこまでも優しくノアを気遣う声だった。
ノアはパチリと目を瞬かせ、サミュエルの顔を窺う。欲を露わにしながらも、ノアの表情に怯えがないか探るような眼差しと目が合い、張り詰めた心がふわりと緩んでいく。
(あぁ……好きだなぁ……)
じわりと湧き上がる愛しさで胸が苦しくて、目が潤む。それを見たサミュエルが少し距離を取ろうとしたのを察して、ぎゅっと抱きついた。
誤解しないでほしい。過去の出来事は、ぼんやりとした記憶の中にしか存在しなくて、もうノアを苦しめるものではないのだ。サミュエルがいてくれたから、ノアが納得できるまで待っていてくれたから、そのように片付けることができた。
今、ノアの胸にあるのは、サミュエルへの愛情と未知への期待、そしてほんの少しの怯え。ノアは臆病で、関係が変化することに戸惑い足踏みしてしまうけれど、サミュエルに愛されることを望んでいるのも事実なのだ。
「……少し、怖いです」
「無理はしなくていいよ。私はまだ待――」
「でもっ、……それ以上に……僕は、サミュエル様と、もっと触れ合いたいのです……」
サミュエルの気遣いに溢れた言葉を遮り、ノアは欲にまみれた本心を告げた。心臓の鼓動が強まり、息が苦しい。
こんなことを言うのは、はしたないだろう。引かれてしまうかもしれない。
そう思い怯える心はある。でも、これからすべてをさらす相手に、何を隠す必要があるだろうか。サミュエルは、ノアの全てを受け止めて、愛してくれる人なのに。
「……愛してるよ、ノア」
「僕も、愛して、ます」
「無理だと思ったら、言って。……止められるよう、努力するから」
絞り出すような声で付け足された言葉には、サミュエルらしくない自信のなさが表れていて、ノアは思わずクスリと微笑んでしまった。
「……大丈夫です。僕が、嫌だとか、無理だとか言っても、やめないでください……。途中でやめられる方が、きっと、つらくなるから……」
サミュエルの身体がピクッと揺れる。
頬を這う唇。添えられた手に顔を動かされ、唇が重なる。柔らかく触れては離れ、伝わる吐息に、身を焦がされるようなもどかしさを感じた。
思わず、離れようとする唇を追い、ノアの方から口づける。重なり合う唇から、溶け合うような気持ちよさを覚えて、ノアはうっとりと目を伏せた。
「……本当に、いいんだね?」
「はい……」
キスの間に囁きを交わす。ふと瞼を上げると、欲をたたえ、愛に溢れた眼差しと目が合った。ふわりと綻んだ唇が再び重なる。
(これが、幸せって、いうんだろうなぁ……)
不意に噛みつくように深く口付けられた。先ほどまでの戯れのようなキスが嘘だったように、肉厚な舌が歯列を割り、傲慢なほどの動きで口内を暴かれる。口蓋を嬲り、舌を絡め取られ、呼吸さえままならない。
「――ぅ、ん……ふ、ぁっ」
必死に応えるノアの息遣いと、淫らな水音が部屋に満ちた。
「ふっ、う……」
口の端から溢れた唾液が伝う感覚に身を捩ると、ようやく唇が解放される。嬲られた唇は熱を帯びて腫れぼったく、ノアは閉じる気力もないままに、呼吸を整えようと努めた。
でも、その努力を無にするように、サミュエルが溢れた唾液を舌で舐めとり、唇に甘く噛みついてくる。
「サミュ、エル、さま、っ」
「うん……気持ちいいね?」
「ふ、ぁ……ちが、ぅ」
「気持ちよくない?」
「ん、ぁ……」
囁く合間に繰り返されるキスが苦しくて、ノアは潤んだ視界でサミュエルを睨んだ。その効果は全く無いようだったけれど。
クチュクチュと鳴る水音に、いくら耳を塞ぎたくなっても、ノアの腕はピクリとも動いてくれない。力なくサミュエルに縋るだけだ。
「……ノア……いいかい?」
暫くして、唇にフッと息がかかった。間近で瞬く翠の瞳に、獣のような激しい欲が宿っている。
これまで幾度となく、サミュエルの欲は目の当たりにしてきたと思っていたけれど、これほど強く、ノアの全てを暴くような眼差しは、初めて見た気がした。
ノアはその瞳に囚われて、呆然とする。そして、何を聞かれたかも理解できないまま、微かに頷いた。
緑の瞳が満足げに細められる。それなのに、唇を舐める仕草は、飢えた獣のように見えた。
「っ……え……?」
不意に浮遊感を覚えたかと思うと、ノアはサミュエルに横抱きにされていた。ポカンと口を開けるノアに、サミュエルが楽しそうに微笑みかけ、触れるだけのキスを落とす。
力が抜けた指先を胸元で握り合わせ、ノアは視線を彷徨わせた。
サミュエルの雰囲気があまりに肉感的で直視できない。キスに溺れている時はそこまで気にならなかったのに、こうして少し思考力を取り戻しただけで、羞恥心が襲ってきた。
「サミュエルさま、っ」
嬲られた舌が痺れたように動きを鈍くして、舌っ足らずな発音になってしまう。それが卑猥に思えて、ノアは言葉を止めた。
「うん? なんだい」
サミュエルは口元に微笑みを浮かべ、いつもと同じように余裕そうな表情だけれど、眼差しがそれを裏切る。ノアはちらりと確認して、そっと目を伏せた。
トクトクと鼓動が逸る。サミュエルから欲が移されたように、身体の奥からじわじわと馴染みのない感覚が湧いてきた。
「っ……」
何も答えられない内に、唐突に体勢が変わる。
背に触れるのは滑らかなシーツの感触だ。ノアは覆いかぶさってくるサミュエルの顔をゆっくりと見上げた。
もう、これから何が起きるか分かっている。それを、ノアは自分の意思で受け入れた。
「サミュエルさま……」
震える手をサミュエルの肩に伸ばした。微笑み、身体を重ねてくるサミュエルから伝わる体温に、ほぅ……と息がこぼれる。
「ノア、愛してる……。もう、嫌だと言われたって、止められないよ。ノアの全てがほしい……」
切ないほどに乞い願うような声音に、心が震えた。愛されている実感をまざまざと感じて、幸福感が湧き上がってくる。
「……はい。すべて、サミュエルさまに、お捧げします……」
吐息のような小さな声。それをしっかりと聞き逃さなかったサミュエルが、花が綻ぶような笑みを浮かべた。
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◇長編◇
本編完結
『貧乏子爵令息のオメガは王弟殿下に溺愛されているようです』
本編・続編完結
『雪豹くんは魔王さまに溺愛される』書籍化☆
完結『天翔ける獣の願いごと』
◇短編◇
本編完結『悪役令息になる前に自由に生きることにしました』
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