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続.雪豹くんと魔王さま
2-13.白狼の里へ④
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温かい食事をして寛ぎ、再び出発したスノウたちの行く手を阻んだのは、予想通りの強風だった。
「ふわー……あそこで風がグルグル巻きになってるよ」
アークのおかげで冷たい強風にさらされることもなく、スノウは前方を眺めて思わず歓声を上げた。
普段目に見えないはずの風が、雲を巻き込みながら一筋の線のように地上に突き刺さろうとしている。それが何本もあるのだから、壮観な眺めだった。
「あれは竜巻だ。……だいぶ天候が良くないな」
答えたアークが後方を飛ぶ吸血鬼族を振り返る。スノウも肩越しに覗き込むと、数人の吸血鬼族が首を横に振っていた。
「――やはり、どこかで雨風をやり過ごした方が良さそうだ」
「お泊りだね! どこで休むの?」
『スノウ様を汚らしいところで休ませるなんて、お世話係として許せませんよ?』
スノウに続いて、バッグの中から顔を覗かせたスライム型のルイスに迫られ、アークの口元に苦笑が浮かぶ。
「この近くに魔族の里はない。その辺に適当に寝床をつくろう」
「寝床をつくる? 魔法でできるの?」
「ああ。魔王城も、かつての魔王が魔法で築いたものだぞ」
「え、あの大きなお城を魔法でつくったの!?」
驚きの事実を聞いて、スノウは目を見開く。見下ろすアークの目が愉快そうに細められた。
「そうだ。――百聞は一見にしかず。スノウ、よく見ているといいぞ」
アークはそう宣言したかと思うと、前方を見据えて口元を動かす。何事かを呟いているようだけれど、スノウは聞き取れなかった。
でも、不意に湧き上がった魔力の奔流を感じ取り、身体をピクッと震わせる。アークの魔力はいつもスノウを包み込むように穏やかで優しいのに、今は荒れ狂う嵐のようだ。
「――創造」
「あ、木が伸びてるよ!」
アークの言葉に応えるように、何十本もの木が伸びて絡み合い、森の一角に大きな玉のようなものができる。
これが寝床なのだろうか。スノウが知る住居とはまったく異なっている。昼食のときに目にした樹上集落の住居とも違っていた。
「中は見てのお楽しみだ」
「うん! 早く行きたいよ」
得意げに笑うアークに、スノウは甘えるように笑みを浮かべながらねだった。
期待で心が弾んでいる。あの木の玉の中はどうなっているのだろう。入った途端にコロコロと転がってしまわないだろうか。
◇◇◇
アークに連れられて入った木の玉の中は、まるで大樹の洞のようだった。なんだか温かみを感じて居心地が良い。
スノウはふと、雪豹の里の傍にあった木の洞を思い出す。
年かさの子どもたちとかくれんぼをして遊ぶ時、木の洞は格好の隠れ場所だった。冷たい風が遮られ、吹き込んだ落ち葉が柔らかい絨毯のように広がった中は温かくて、ついうとうとと眠ってしまいそうになっていた。
「――いい寝床だね」
ここなら眠ってしまっても心配されないし怒られない。だって、アークがつくってくれた場所なのだから。
過去と照らし合わせてニコニコと微笑むスノウを、アークが抱えたまま飛び上がる。
スノウは一瞬きょとんとしてしまった。どうやら玉の中は階層状になっていて、入った場所はアークとしては寝床にふさわしくない場所だったらしい。
玉の中心を貫くように開いている穴を飛び、中間地点に広がる階層に降り立つ。
「ここを今日の寝床にしよう」
「わぁ、ひろーい。でも、ここって寝るだけだよね? 広すぎて落ち着かない気がする……」
スノウとアークの部屋をまるごと収納してしまえそうな広さだ。家具もないから、さらに広々としているように見える。
みっしりと枝が埋め尽くす床に下ろされたスノウは、きょろきょろと周囲を見渡しながらアークに抱きついた。
「そうだな。――あのへんが寝室で、こっちが居間。あっちは浴室にしようか」
呟きながら指を振るアークの指示に従うように、いたるところで枝が伸びて壁をつくる。
スノウはポカンと口を開けながら、生きているように動く枝を眺めた。ちょっとヘビみたいで叩きたくなる。狩猟本能を刺激されているのだ。
「面白いですね~。スノウ様、あとで探検しますか」
「うんっ、する! アーク、お部屋はいくつつくったの?」
「探検して数えてみたらいい」
ルイスの提案にスノウが嬉々としながら頷くと、アークの目が愛しげに細められる。アークにとってスノウの笑顔はなによりも慈しむべきものなのだ。
「――お前たち、ここを整えたら偵察に出ろ」
「かしこまりました」
アークに指示された吸血鬼族がさっと動き始める。
手のひら大の玉をいくつも取り出したかと思うと、瞬く間に大きな絨毯やテーブル、椅子などが現れた。
この玉は縮小玉と呼ばれ、家具などを魔法で縮小して玉の中に封じ込めてあるらしい。野営用の道具として一般的に流通しているもののようだ。魔王が使うものだから、さすがに質の良いものを取り揃えているそうだが。
吸血鬼族にルイスが混じり、一気に寝床の環境を整えていく。
みるみるうちに生活感のある部屋に生まれ変わっていくのを、スノウは尻尾を揺らしながら眺めた。
手伝いたいけれど、魔王の番であるスノウがそんなことをしてはいけないという常識はある。でも、一個だけでいいから縮小玉を使ってみたい。
「スノウ、こっちにおいで」
「あ、それ、縮小玉! 僕が使ってもいいの?」
いつの間にやら、ローテーブルの近くに立っていたアークが手招きしていた。もう片方の手には縮小玉が握られている。
近づいたところで縮小玉を手渡され、確認のために見上げると、微笑みと共に頷かれた。
「置く場所をイメージしながら少し魔力を与えるだけで展開される。設置するのはこのあたりでいいんじゃないか?」
縮小玉の中では、ミニチュアサイズのソファがくるくると回っていた。
少し緊張しながら魔力を籠めると、ふわっと光が広がる。
「……あ、ちゃんと出てきてるよ! すごーい」
「そうだな。ここで暫く寛ごう」
パァッと顔を輝かせて喜ぶスノウを、アークがぎゅっと抱きしめて、現れたばかりのソファに寝転がる。
スノウはアークに身体を預けながら、ルイスたちの作業を見守った。
「ふわー……あそこで風がグルグル巻きになってるよ」
アークのおかげで冷たい強風にさらされることもなく、スノウは前方を眺めて思わず歓声を上げた。
普段目に見えないはずの風が、雲を巻き込みながら一筋の線のように地上に突き刺さろうとしている。それが何本もあるのだから、壮観な眺めだった。
「あれは竜巻だ。……だいぶ天候が良くないな」
答えたアークが後方を飛ぶ吸血鬼族を振り返る。スノウも肩越しに覗き込むと、数人の吸血鬼族が首を横に振っていた。
「――やはり、どこかで雨風をやり過ごした方が良さそうだ」
「お泊りだね! どこで休むの?」
『スノウ様を汚らしいところで休ませるなんて、お世話係として許せませんよ?』
スノウに続いて、バッグの中から顔を覗かせたスライム型のルイスに迫られ、アークの口元に苦笑が浮かぶ。
「この近くに魔族の里はない。その辺に適当に寝床をつくろう」
「寝床をつくる? 魔法でできるの?」
「ああ。魔王城も、かつての魔王が魔法で築いたものだぞ」
「え、あの大きなお城を魔法でつくったの!?」
驚きの事実を聞いて、スノウは目を見開く。見下ろすアークの目が愉快そうに細められた。
「そうだ。――百聞は一見にしかず。スノウ、よく見ているといいぞ」
アークはそう宣言したかと思うと、前方を見据えて口元を動かす。何事かを呟いているようだけれど、スノウは聞き取れなかった。
でも、不意に湧き上がった魔力の奔流を感じ取り、身体をピクッと震わせる。アークの魔力はいつもスノウを包み込むように穏やかで優しいのに、今は荒れ狂う嵐のようだ。
「――創造」
「あ、木が伸びてるよ!」
アークの言葉に応えるように、何十本もの木が伸びて絡み合い、森の一角に大きな玉のようなものができる。
これが寝床なのだろうか。スノウが知る住居とはまったく異なっている。昼食のときに目にした樹上集落の住居とも違っていた。
「中は見てのお楽しみだ」
「うん! 早く行きたいよ」
得意げに笑うアークに、スノウは甘えるように笑みを浮かべながらねだった。
期待で心が弾んでいる。あの木の玉の中はどうなっているのだろう。入った途端にコロコロと転がってしまわないだろうか。
◇◇◇
アークに連れられて入った木の玉の中は、まるで大樹の洞のようだった。なんだか温かみを感じて居心地が良い。
スノウはふと、雪豹の里の傍にあった木の洞を思い出す。
年かさの子どもたちとかくれんぼをして遊ぶ時、木の洞は格好の隠れ場所だった。冷たい風が遮られ、吹き込んだ落ち葉が柔らかい絨毯のように広がった中は温かくて、ついうとうとと眠ってしまいそうになっていた。
「――いい寝床だね」
ここなら眠ってしまっても心配されないし怒られない。だって、アークがつくってくれた場所なのだから。
過去と照らし合わせてニコニコと微笑むスノウを、アークが抱えたまま飛び上がる。
スノウは一瞬きょとんとしてしまった。どうやら玉の中は階層状になっていて、入った場所はアークとしては寝床にふさわしくない場所だったらしい。
玉の中心を貫くように開いている穴を飛び、中間地点に広がる階層に降り立つ。
「ここを今日の寝床にしよう」
「わぁ、ひろーい。でも、ここって寝るだけだよね? 広すぎて落ち着かない気がする……」
スノウとアークの部屋をまるごと収納してしまえそうな広さだ。家具もないから、さらに広々としているように見える。
みっしりと枝が埋め尽くす床に下ろされたスノウは、きょろきょろと周囲を見渡しながらアークに抱きついた。
「そうだな。――あのへんが寝室で、こっちが居間。あっちは浴室にしようか」
呟きながら指を振るアークの指示に従うように、いたるところで枝が伸びて壁をつくる。
スノウはポカンと口を開けながら、生きているように動く枝を眺めた。ちょっとヘビみたいで叩きたくなる。狩猟本能を刺激されているのだ。
「面白いですね~。スノウ様、あとで探検しますか」
「うんっ、する! アーク、お部屋はいくつつくったの?」
「探検して数えてみたらいい」
ルイスの提案にスノウが嬉々としながら頷くと、アークの目が愛しげに細められる。アークにとってスノウの笑顔はなによりも慈しむべきものなのだ。
「――お前たち、ここを整えたら偵察に出ろ」
「かしこまりました」
アークに指示された吸血鬼族がさっと動き始める。
手のひら大の玉をいくつも取り出したかと思うと、瞬く間に大きな絨毯やテーブル、椅子などが現れた。
この玉は縮小玉と呼ばれ、家具などを魔法で縮小して玉の中に封じ込めてあるらしい。野営用の道具として一般的に流通しているもののようだ。魔王が使うものだから、さすがに質の良いものを取り揃えているそうだが。
吸血鬼族にルイスが混じり、一気に寝床の環境を整えていく。
みるみるうちに生活感のある部屋に生まれ変わっていくのを、スノウは尻尾を揺らしながら眺めた。
手伝いたいけれど、魔王の番であるスノウがそんなことをしてはいけないという常識はある。でも、一個だけでいいから縮小玉を使ってみたい。
「スノウ、こっちにおいで」
「あ、それ、縮小玉! 僕が使ってもいいの?」
いつの間にやら、ローテーブルの近くに立っていたアークが手招きしていた。もう片方の手には縮小玉が握られている。
近づいたところで縮小玉を手渡され、確認のために見上げると、微笑みと共に頷かれた。
「置く場所をイメージしながら少し魔力を与えるだけで展開される。設置するのはこのあたりでいいんじゃないか?」
縮小玉の中では、ミニチュアサイズのソファがくるくると回っていた。
少し緊張しながら魔力を籠めると、ふわっと光が広がる。
「……あ、ちゃんと出てきてるよ! すごーい」
「そうだな。ここで暫く寛ごう」
パァッと顔を輝かせて喜ぶスノウを、アークがぎゅっと抱きしめて、現れたばかりのソファに寝転がる。
スノウはアークに身体を預けながら、ルイスたちの作業を見守った。
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