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王都来訪編Ⅱ 道草の章
5 巻狩
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「さすがはヴィクトル様。お見事でした」
中型の魔物を馬上から弓で射抜いた次期領主に対して、そう言ったのは斜め後ろに控えるセレス──では当然なくて、隣に居並ぶ領軍の幹部の一人だった。
もっとも控え目に言ってそれは追従以外の何物でもなかった。
何故なら追い立てられ、ヴィクトルの面前に引き出された時には魔物は既に虫の息だったからだ。
むしろ、止めを刺さずにそれを実現した勢子役の方こそを褒めるべきであろう。
有事の際であれば馬鹿々々しいと思えるこうした儀礼も誰がこの地を統治しているかを示す意味では無駄ではないと言える。
だから、それを知る領主の娘たるセレスは、腕前に感心こそしなかったものの、呆れ果てることもなかった。
為政者であれば時に死にかけの獲物を堂々と狩ってみせるという滑稽な振舞いもしなければならないのだ。
だが、次期領主である若者にはそれが面白くない。
意中の相手の前であれば尚更だった。
何もそこまで御丁寧に弱らせなくとも良いのではないかと思ってしまう。あれでは赤子でも仕留められるに違いない。
普段から魔物退治を生業にしている冒険者には及ぶまいが、もう少し手を抜いてくれれば自分にもそれなりに格好が付けられると彼は考えていた。
そのことが自虐的な言葉になって現れる。
「このようなこと、セレス殿から見れば児戯に等しいのでしょうな」
言われた方のセレスは意味がよくわからない。巻狩というのはそもそも部下の手腕を褒めるのが目的ではないのか。
偉い人が止めを刺すのは自分を喜ばせようと頑張った者に応えるために過ぎない。
少なくとも己の父親はそのように周りに振る舞っていたはずだ。
「……我々が魔物に対峙するのは仕事ですから、効率と安全性を天秤に掛けてバランスを取りながら行います。これとは比較にはならないでしょう」
ヴィクトルの真意が掴めないセレスは、そうやって当り障りのない答えを返した。
「そうですともヴィクトル様。ここに居るのはすべてローラン子爵家に忠誠を誓った者達。本日はお父上の代理ですが、いずれは本当にあなたの手足となるのです。なれば彼らの行ったことはあなたがやったも同然。堂々と胸を張って成果を御自慢なされよ」
先程真っ先にヴィクトルを褒めた領軍幹部の一人がそう言った。しかし、彼はまだ納得がいかないようだ。
「そうは思えぬ。私がしたことは死にかけの魔物に矢を射っただけではないか。あんなことは幼年学舎の生徒にもできる。お前達も本心ではうんざりしているのではないか」
そう言われてヴィクトルを取り巻く重臣達は顔を見合わせる。彼らにすれば理不尽な言いがかりだからだろう。
「……では、どうされたいと?」
別の幹部が慇懃さに慎重を重ねて訊ねた。
「せめて私の力で斃したと言えるような狩りがしたい。そうでなければ誰にも自慢などできん」
気持ちは理解できなくはないが、人にはそれぞれの役割というものがある。神輿に乗る者は同時に担ぎ手にはなれないのだ。
「それはなりません」
案の定、直ちに否定された。
「何故だ? 貴族の子息だからというのであればセレス殿もそうではないか。跡取りたる私が何も冒険者になろうというのではない。このように甘やかされてばかりではいざという時に戦うこともできんと言っているのだ」
次期領主だからと言って剣や弓の修練が不要とは思わないが、少なくとも今この場ですべきことではない。
それは別の機会にでも改めて行えば良いことだ。
ここにヴィクトルの父親であるローラン子爵がいれば息子の誤った方向性に適切な助言ができたかも知れないが、生憎と不在である。
領軍の幹部連中には妙な遠慮があるのか、真正面から論破しようという者は現れない。
困ったようにセレスが俺を見る。貴族でもない俺を一体、何故?
仕方がない。少しばかり出過ぎた真似をするとしよう。
身分違いを指摘されたら即座に引っ込むつもりで俺は話しかけた。
「差し出口をお許しください。戦いとは何も剣や弓を振るうことだけではありません」
恐らくはセレスのお付きと思われていた俺がヴィクトルに直に声を掛けたことで、周囲の者達が僅かながらざわついたが、止めるほどではなかったようだ。
それを見て、俺は話を続ける。
「先の『ハンマーフェロー事変』を御存知でしょうか?」
「うむ、報告は受けている」
「あの場に居合わせた者として言わせてください。あそこにはセレスを始めとする何人かの黄金級冒険者を含む大勢の腕自慢がいました。誰しもが魔物退治を得意とするベテランの者達です」
最前線で戦った冒険者だけでも五十名は下らなかったはずだ。
「それがどうかしたのか?」
ヴィクトルが怪訝そうな表情で訊き返す。俺が何を言いたいのか掴み切れないのだろう。
ひと呼吸おいて俺は言った。
「しかし、それでも我々だけでは勝てなかった」
「市民の協力があったとは伝え聞いている」
ヴィクトルがかなり詳しい報告を受けているというのは間違いないようだ。それなら話が早い。
「確かにそのことも大きかったですが、勝因はそれだけではありません。何より重要だったのは指揮する者がいたことです」
「指揮を執る者? 魔物との戦いでは個人の力量が物を言うと聞いている。なのに、それがそんなに重要なことなのか?」
「はい。私達、冒険者は大規模な戦闘には慣れていません。個別に戦うことはできても大人数で連携を取ることは苦手なのです。そして、あの時対峙した敵はバラバラに戦っていては斃せない相手でした」
俺は事実をありのままに述べる。
職人ギルド長のルンダール氏や冒険者ギルド長のブルターノ氏の適切な指揮があったおかげで被害を最小限に留められたのは間違いない。
「私にもそうなれと?」
ヴィクトルが探るような調子でそう訊く。
俺はそれには直接答えずに、彼らをご覧ください、と遠巻きにこちらを眺める勢子役の兵士を指差す。
「彼らは皆、勇敢な者達です。確かに魔物を斃すことはできましょう。しかし、幾ら彼らが優秀であっても全軍を指揮することはできません。それは能力もさることながら、彼らには他者を従わせる道理が無いからです。それでは仲間にはなれても命は賭けられない。この領内にあってその道理を持ち得るのはお父上であるローラン子爵閣下とヴィクトル様、あなただけです」
「彼らには彼らしかできないことがあるように、私には私にしかできないことがあると言うのか?」
「それだけではありません」
俺は偉そうにならないよう注意しながら、ゆっくりと諭すように言った。
「従う道理が無ければ人は付いて来ませんが、道理だけがあってもやはり誰も支持しないでしょう。ですが、彼らは違います。今日の巻狩を成功させようと誰もが精一杯尽くしています。それは常日頃からローラン子爵閣下の薫陶が領軍兵一人一人にまで行き届いているという証」
「父上の?」
「はい。彼らが子爵家に忠誠を誓っていることは見る者が見ればわかります。それは誰にでもできることでも、一朝一夕になし得るものでもない」
俺は多少のリップサービスを交えてそう伝える。
恐らくこの場にはいない彼の父親、ローラン子爵はそれなりの人物なのだろう。
封建制度の良し悪し別にして、自分の責任を疎かにしていてはこのような家臣は育つまい。
ヴィクトルは俺の言葉を吟味するようにしばらく黙り込んだ末、やがて結論を導き出したように再び口を開いた。
「上に立つ者には彼らとは別種の苦労が必要ということか……言いたいことはよくわかった。私が浅慮だったようだ。皆の者、許して欲しい」
ヴィクトルがそう言うと、周囲の幹部達の間にホッとした空気が流れた。
セレスが俺を見て、こっそりウインクする。まったく、やれやれだ。
「では、早速その苦労をするとしよう」
ヴィクトルがそう呟き、次いで大声で叫んだ。
「次の獲物を用意せよ。私が見事に討ち取った暁には、充分な褒美を約束するぞ」
それを聞いた領軍兵達から歓声が上がる。
「そうだ。どうせならここにいる皆で勝負しようではないか。それくらいの融通は利かせても構わんだろう。次の獲物を真っ先に仕留めた者には私から特別に褒賞を出すぞ」
「ほう、それは面白いですな。そうと決まれば手は抜きませんぞ」
幹部の一人がわざとおどけた口調でそのように応じた。
「セレス殿達も参加してはどうか?」
ヴィクトルが俺達に向けてもそう声を掛ける。
ミアならやりたがるかも知れないが、そうすると他の人達の出番が無くなってしまいそうだ。
俺は心配になって彼女を見た。
だが、そんなミアは話を聞いていなかったようで、遠くを睨みながらポツリと洩らした。
「何か来る。大っきい」
次の瞬間、歓声とは別の響きが辺りに木霊した。
中型の魔物を馬上から弓で射抜いた次期領主に対して、そう言ったのは斜め後ろに控えるセレス──では当然なくて、隣に居並ぶ領軍の幹部の一人だった。
もっとも控え目に言ってそれは追従以外の何物でもなかった。
何故なら追い立てられ、ヴィクトルの面前に引き出された時には魔物は既に虫の息だったからだ。
むしろ、止めを刺さずにそれを実現した勢子役の方こそを褒めるべきであろう。
有事の際であれば馬鹿々々しいと思えるこうした儀礼も誰がこの地を統治しているかを示す意味では無駄ではないと言える。
だから、それを知る領主の娘たるセレスは、腕前に感心こそしなかったものの、呆れ果てることもなかった。
為政者であれば時に死にかけの獲物を堂々と狩ってみせるという滑稽な振舞いもしなければならないのだ。
だが、次期領主である若者にはそれが面白くない。
意中の相手の前であれば尚更だった。
何もそこまで御丁寧に弱らせなくとも良いのではないかと思ってしまう。あれでは赤子でも仕留められるに違いない。
普段から魔物退治を生業にしている冒険者には及ぶまいが、もう少し手を抜いてくれれば自分にもそれなりに格好が付けられると彼は考えていた。
そのことが自虐的な言葉になって現れる。
「このようなこと、セレス殿から見れば児戯に等しいのでしょうな」
言われた方のセレスは意味がよくわからない。巻狩というのはそもそも部下の手腕を褒めるのが目的ではないのか。
偉い人が止めを刺すのは自分を喜ばせようと頑張った者に応えるために過ぎない。
少なくとも己の父親はそのように周りに振る舞っていたはずだ。
「……我々が魔物に対峙するのは仕事ですから、効率と安全性を天秤に掛けてバランスを取りながら行います。これとは比較にはならないでしょう」
ヴィクトルの真意が掴めないセレスは、そうやって当り障りのない答えを返した。
「そうですともヴィクトル様。ここに居るのはすべてローラン子爵家に忠誠を誓った者達。本日はお父上の代理ですが、いずれは本当にあなたの手足となるのです。なれば彼らの行ったことはあなたがやったも同然。堂々と胸を張って成果を御自慢なされよ」
先程真っ先にヴィクトルを褒めた領軍幹部の一人がそう言った。しかし、彼はまだ納得がいかないようだ。
「そうは思えぬ。私がしたことは死にかけの魔物に矢を射っただけではないか。あんなことは幼年学舎の生徒にもできる。お前達も本心ではうんざりしているのではないか」
そう言われてヴィクトルを取り巻く重臣達は顔を見合わせる。彼らにすれば理不尽な言いがかりだからだろう。
「……では、どうされたいと?」
別の幹部が慇懃さに慎重を重ねて訊ねた。
「せめて私の力で斃したと言えるような狩りがしたい。そうでなければ誰にも自慢などできん」
気持ちは理解できなくはないが、人にはそれぞれの役割というものがある。神輿に乗る者は同時に担ぎ手にはなれないのだ。
「それはなりません」
案の定、直ちに否定された。
「何故だ? 貴族の子息だからというのであればセレス殿もそうではないか。跡取りたる私が何も冒険者になろうというのではない。このように甘やかされてばかりではいざという時に戦うこともできんと言っているのだ」
次期領主だからと言って剣や弓の修練が不要とは思わないが、少なくとも今この場ですべきことではない。
それは別の機会にでも改めて行えば良いことだ。
ここにヴィクトルの父親であるローラン子爵がいれば息子の誤った方向性に適切な助言ができたかも知れないが、生憎と不在である。
領軍の幹部連中には妙な遠慮があるのか、真正面から論破しようという者は現れない。
困ったようにセレスが俺を見る。貴族でもない俺を一体、何故?
仕方がない。少しばかり出過ぎた真似をするとしよう。
身分違いを指摘されたら即座に引っ込むつもりで俺は話しかけた。
「差し出口をお許しください。戦いとは何も剣や弓を振るうことだけではありません」
恐らくはセレスのお付きと思われていた俺がヴィクトルに直に声を掛けたことで、周囲の者達が僅かながらざわついたが、止めるほどではなかったようだ。
それを見て、俺は話を続ける。
「先の『ハンマーフェロー事変』を御存知でしょうか?」
「うむ、報告は受けている」
「あの場に居合わせた者として言わせてください。あそこにはセレスを始めとする何人かの黄金級冒険者を含む大勢の腕自慢がいました。誰しもが魔物退治を得意とするベテランの者達です」
最前線で戦った冒険者だけでも五十名は下らなかったはずだ。
「それがどうかしたのか?」
ヴィクトルが怪訝そうな表情で訊き返す。俺が何を言いたいのか掴み切れないのだろう。
ひと呼吸おいて俺は言った。
「しかし、それでも我々だけでは勝てなかった」
「市民の協力があったとは伝え聞いている」
ヴィクトルがかなり詳しい報告を受けているというのは間違いないようだ。それなら話が早い。
「確かにそのことも大きかったですが、勝因はそれだけではありません。何より重要だったのは指揮する者がいたことです」
「指揮を執る者? 魔物との戦いでは個人の力量が物を言うと聞いている。なのに、それがそんなに重要なことなのか?」
「はい。私達、冒険者は大規模な戦闘には慣れていません。個別に戦うことはできても大人数で連携を取ることは苦手なのです。そして、あの時対峙した敵はバラバラに戦っていては斃せない相手でした」
俺は事実をありのままに述べる。
職人ギルド長のルンダール氏や冒険者ギルド長のブルターノ氏の適切な指揮があったおかげで被害を最小限に留められたのは間違いない。
「私にもそうなれと?」
ヴィクトルが探るような調子でそう訊く。
俺はそれには直接答えずに、彼らをご覧ください、と遠巻きにこちらを眺める勢子役の兵士を指差す。
「彼らは皆、勇敢な者達です。確かに魔物を斃すことはできましょう。しかし、幾ら彼らが優秀であっても全軍を指揮することはできません。それは能力もさることながら、彼らには他者を従わせる道理が無いからです。それでは仲間にはなれても命は賭けられない。この領内にあってその道理を持ち得るのはお父上であるローラン子爵閣下とヴィクトル様、あなただけです」
「彼らには彼らしかできないことがあるように、私には私にしかできないことがあると言うのか?」
「それだけではありません」
俺は偉そうにならないよう注意しながら、ゆっくりと諭すように言った。
「従う道理が無ければ人は付いて来ませんが、道理だけがあってもやはり誰も支持しないでしょう。ですが、彼らは違います。今日の巻狩を成功させようと誰もが精一杯尽くしています。それは常日頃からローラン子爵閣下の薫陶が領軍兵一人一人にまで行き届いているという証」
「父上の?」
「はい。彼らが子爵家に忠誠を誓っていることは見る者が見ればわかります。それは誰にでもできることでも、一朝一夕になし得るものでもない」
俺は多少のリップサービスを交えてそう伝える。
恐らくこの場にはいない彼の父親、ローラン子爵はそれなりの人物なのだろう。
封建制度の良し悪し別にして、自分の責任を疎かにしていてはこのような家臣は育つまい。
ヴィクトルは俺の言葉を吟味するようにしばらく黙り込んだ末、やがて結論を導き出したように再び口を開いた。
「上に立つ者には彼らとは別種の苦労が必要ということか……言いたいことはよくわかった。私が浅慮だったようだ。皆の者、許して欲しい」
ヴィクトルがそう言うと、周囲の幹部達の間にホッとした空気が流れた。
セレスが俺を見て、こっそりウインクする。まったく、やれやれだ。
「では、早速その苦労をするとしよう」
ヴィクトルがそう呟き、次いで大声で叫んだ。
「次の獲物を用意せよ。私が見事に討ち取った暁には、充分な褒美を約束するぞ」
それを聞いた領軍兵達から歓声が上がる。
「そうだ。どうせならここにいる皆で勝負しようではないか。それくらいの融通は利かせても構わんだろう。次の獲物を真っ先に仕留めた者には私から特別に褒賞を出すぞ」
「ほう、それは面白いですな。そうと決まれば手は抜きませんぞ」
幹部の一人がわざとおどけた口調でそのように応じた。
「セレス殿達も参加してはどうか?」
ヴィクトルが俺達に向けてもそう声を掛ける。
ミアならやりたがるかも知れないが、そうすると他の人達の出番が無くなってしまいそうだ。
俺は心配になって彼女を見た。
だが、そんなミアは話を聞いていなかったようで、遠くを睨みながらポツリと洩らした。
「何か来る。大っきい」
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