17 / 81
クーベルタン市編Ⅳ 初陣の章
2 冒険者ギルド
しおりを挟む
「そんなことがあったの。カリスト・ビスタークはどうあっても私と会う気はなさそうね」
先刻の商会でのいきさつをセレスに伝え終えたところだ。
待ち合わせ先に現れた彼女は相変わらずの鎧姿だが、中の衣服は着替えて来ているのだろう。
「あの様子じゃ、もし会えたとしても圧力を取り消す気はなさそうだよ」
「やはり、ランベール兄様の意向が働いているんだわ。どうあっても冒険者を続けさせないつもりなのでしょう」
そんなことをしても無駄なのに、とセレスが伏し目がちに呟いた。意味がわからず俺は思わず彼女の顔を覗き込む。
「不思議そうな表情ね。別に難しいことじゃないのよ。ランベール兄様が幾ら偉いと言っても所詮は伯爵家の次男に過ぎないわ。その権勢が通用するのは自領内だけ。だったら簡単な話よ。私が領内にいなければ良いのよ。ここでなければ冒険者を続けられないってわけでもないしね」
セレスの言うことは確かに理に適っている。が、しかし──。
「でも、貴族の娘が勝手に自領を出て行くなんてできるの?」
俺はそう訊いてみた。
「普通は無理でしょうね。家の体面もさることながら深窓の佳人として育てられたお嬢さんに、生活費を稼ぐなんてことがまずできっこない。駆け落ちした令嬢が貧しさに耐え切れず出戻るなんて貴族の間じゃよく聞く笑い話よ」
確かにありそうなことではある。だが、それが理由ならセレスには当て嵌まりそうにない。
「わかったでしょ? 私には既に冒険者という生活の糧がある。元は庶民だから質素な暮らしにも慣れている。お金にまつわる障害は無いも同然なのよ。そりゃ怪我なんかして稼げなくなる心配はあるけど、それは私に限ったことじゃないものね。残るは世間体を気にして許されないということだけど、そんなの館の奥深くにでも閉じ込めておかない限り、止めることなんてできやしないわ」
セレスは他領に行くつもりなのか、と訊ねたら、今すぐというわけじゃない、という返答が返ってきた。
「ただ、そういうことも有り得るということが兄様には想像の埒外なのよ。この街で冒険者が続けられなくなれば私が諦めると思っているんでしょう」
そんな話をしながら歩いていると、冒険者ギルドの建物が見える場所までやって来た。
重厚そうな扉を押して中に入る。
意外にも内部は広々として立派な造りになっていた。冒険者ギルドと言ったら荒くれ者が集う、もっと混沌とした殺風景な場所をイメージしていたが、どちらかといえば少々騒がしい銀行のロビーといった感じだ。思ったよりも人は少ない。
そうセレスに言うと、この時間だからということだった。
「冒険者は大体、朝イチで依頼を受けて戻る時間はみんなバラバラだから昼過ぎ以降はさほど混み合うことはないわ。すぐに夜になって市門は閉じられるから今の時間に出発するパーティーも余程の特殊な事情を除けばまずないしね」
それで閑散としているのか。五席ほどある受付カウンターも今は二人しかギルド職員と思われる担当者は付いていない。
それにしてもセレスはやはり有名人のようだ。入るなり皆の注目を集め、ヒソヒソ声で噂話の対象となっていた。
そうした好奇の視線には取り合わず、セレスは受付の向かいにある壁に貼られた大きなボードの前に歩いて行く。
「依頼はここに張り出されるわ。これを見て冒険者は自分に合った内容を選んで受付に持って行くのが一般的な受諾の方法ね。この時間だと余り物がほとんどだけど、たまに緊急の用件があったりして、そういう時は割の良いことが多いから、敢えてそれを狙うって冒険者もいるわね」
セレスが指差すボードには隙間が多く、所々に依頼が書かれているであろう羊皮紙が申し訳程度に張られている。さらにその横には、それより半分ほどの大きさになる別のボードもあり、こっちのは? と俺は訊ねた。
「そっちは素材採取専用だから剥がしちゃ駄目よ」
俺が頭に『?』を浮かべていたからだろう。もう少し詳しくセレスが説明してくれた。
「素材採取は他の依頼と違って独占できず、納品した先着順なのよ。別の依頼を遂行中に偶然、手に入ることも珍しくないしね。書かれているのは必要量と買取額よ。指定した量に達した時点で募集は打ち切られるわけ。だから出掛ける前にあったからといって戻った時にその依頼が残っているとは限らない」
「その場合は無駄足になるってこと?」
「ギルドは引き取ってくれないから自分達で業者に卸すしかないわね。大抵は買い叩かれるけど」
なので採取を専門にしている冒険者は重複しなさそうな獲物を狙うか、ギルドを通さない直接取引可能なお得意様を持っている場合が多いと言う。
「ふーん、でも私には何て書いてあるのかさっぱりよ。それだと冒険者になるのは難しいんじゃない?」
俺はそう訴えてみた。依頼票を見ても内容はチンプンカンプンだ。
「大丈夫よ。読み書きのできない平民は少なくないから、依頼票には簡単な書式しか使われないの。すぐに覚えられるわよ」
この国の識字率の低さからすると、そうしなければならないらしい。
「じゃあ、冒険者に申し込めばその場で依頼を受けたりもできるの?」
フィオナ達は登録するのに犯罪者か奴隷である以外に制限はないと言っていたが、実際のところはどうなのだろう?
「一応、ギルドの審議官による面接があるから、その結果待ちに二、三日は掛かるのが普通ね。この間に犯罪歴や逃亡奴隷でないかなどが調べられるけど、誤魔化すのは簡単だから落とされることはまずないわ。あとはそうねぇ、白銀級以上の冒険者の推薦があれば審査は免除で即座に冒険者としての活動は可能よ。ユウキなら私が推薦人になってあげても良いけど、それは避けた方が無難ね。色々と目を付けられかねないわ」
今更、手遅れな気もするが、冒険者登録をするにしても急ぐ必要はないので、ここはセレスの助言に従うのが賢明だろう。
そんな感じでしばらく勝手にギルド内をウロウロしていると、依頼ボードの前で溜め息を吐くセレスの姿が目に留まった。
そちらに近付いて行って俺は声を掛ける。
「やっぱり、依頼は受けられそうにない?」
「ええ。どれも私を除外する条件が付けられているわ。御丁寧にもパーティーを組んだ相手にも適用されるようにね」
落ち込むセレスのためにもあまり長居しない方が良さそうだ。そろそろ出ようか、と言いかけた時、入口の扉が勢い良く開き、何やら騒々しい一団が飛び込んで来た。
「だから言ったろ、これくらいラクショーだって」
「この調子ならあっという間に紅鉄に昇格だぜ」
「馬鹿言え。紅鉄なんて単なる通過点に過ぎないさ。年内に白銀かひょっとしたら黄金だって狙えるかも知れないぞ」
そんな景気の良い会話をしながら大手を振って受付カウンターに歩いて行く。
「あれ? あいつらってもしかして?」
「ええ、そうみたいね」
よく見ると、クーベルタン市に着いた翌日、俺に絡んで来た三人組の若者だ。
受付で背嚢から取り出した魔物の部位らしきものを並べると、それを見た周囲の冒険者の間で、おお、という歓声が上がる。何か余程の戦利品があった模様だ。
だが、何故かセレスが浮かない表情でそれを見ているのに気付いた。
「どうかしたの?」
「それが妙なのよ。彼らが持ち込んだ魔物素材は実力的に見合わない物ばかりだわ。自分達で討伐したとは思えない」
運が良ければ偶然、他の魔物が倒した獲物の『喰いさし』を手に入れられることはあるが、それにしては種類が雑多過ぎると言う。
「まるで強力な魔物の巣にでも飛び込んだみたい」
そんな真似をすれば、命が幾らあっても足りないとセレスは言う。
そこにギルド職員の女性が声を掛けてきた。
「セレスさん、ちょっと良いですか?」
彼女に付いて行き、俺達は部屋の片隅で話を聞く。
「ヴァレリー達が還って来ない?」
職員の話に耳を傾けていたセレスが、話の途中でそう声に出す。
「そうなんです。彼らの受けた依頼内容からすると、遅くとも昼前には戻っていないとおかしいんですが、まだ帰還されていなくて……」
少し考え込んでからセレスが改めて口を開いた。
「でも、冒険者パーティーが出先で予定外の行動を取るなんてよくあることでしょう? 三日や四日も還って来ないならともかく、一日くらいの遅れなら普通は気にしないものではなくて?」
「通常ならそうなんですが、今回彼らが受けた依頼は期限厳守でそれが今日までなんです。それに──」
ギルド職員の女性がチラリと受付にいる三人組の冒険者に目をやる。
「私もさっきまでは単なる報告の遅れだと思っていました。依頼そのものは今日のうちに遂行されていれば問題ないので。ですが、ヴァレリーさん達が向かった先とあそこにいる彼らが探索を行った場所というのがさほど離れていなくて、それが偶然とは思えないんです」
「──つまり、彼らのあの分不相応な成果がヴァレリー達の未帰還に関係としていると、あなたは見ているわけね?」
職員の女性は小さくだが、はっきりと頷いた。
「言いたいことはわかったわ。私も彼らが正攻法で依頼をこなしたとは思えない。でも、それをどうやって証明したらいいのかしら? 真正面から訊ねてもどうせ答えないでしょうし」
隣で話を聞いていた限りでは、三人組が何か不正なことをして、それにヴァレリー達が巻き込まれて帰還が遅れているということらしい。
要するにあいつらにボロを出させればいいのか。それなら簡単だ。
「私に考えがある。任せておいて」
俺はそう言うと、二人の返事を待たずに受付へと向かった。
先刻の商会でのいきさつをセレスに伝え終えたところだ。
待ち合わせ先に現れた彼女は相変わらずの鎧姿だが、中の衣服は着替えて来ているのだろう。
「あの様子じゃ、もし会えたとしても圧力を取り消す気はなさそうだよ」
「やはり、ランベール兄様の意向が働いているんだわ。どうあっても冒険者を続けさせないつもりなのでしょう」
そんなことをしても無駄なのに、とセレスが伏し目がちに呟いた。意味がわからず俺は思わず彼女の顔を覗き込む。
「不思議そうな表情ね。別に難しいことじゃないのよ。ランベール兄様が幾ら偉いと言っても所詮は伯爵家の次男に過ぎないわ。その権勢が通用するのは自領内だけ。だったら簡単な話よ。私が領内にいなければ良いのよ。ここでなければ冒険者を続けられないってわけでもないしね」
セレスの言うことは確かに理に適っている。が、しかし──。
「でも、貴族の娘が勝手に自領を出て行くなんてできるの?」
俺はそう訊いてみた。
「普通は無理でしょうね。家の体面もさることながら深窓の佳人として育てられたお嬢さんに、生活費を稼ぐなんてことがまずできっこない。駆け落ちした令嬢が貧しさに耐え切れず出戻るなんて貴族の間じゃよく聞く笑い話よ」
確かにありそうなことではある。だが、それが理由ならセレスには当て嵌まりそうにない。
「わかったでしょ? 私には既に冒険者という生活の糧がある。元は庶民だから質素な暮らしにも慣れている。お金にまつわる障害は無いも同然なのよ。そりゃ怪我なんかして稼げなくなる心配はあるけど、それは私に限ったことじゃないものね。残るは世間体を気にして許されないということだけど、そんなの館の奥深くにでも閉じ込めておかない限り、止めることなんてできやしないわ」
セレスは他領に行くつもりなのか、と訊ねたら、今すぐというわけじゃない、という返答が返ってきた。
「ただ、そういうことも有り得るということが兄様には想像の埒外なのよ。この街で冒険者が続けられなくなれば私が諦めると思っているんでしょう」
そんな話をしながら歩いていると、冒険者ギルドの建物が見える場所までやって来た。
重厚そうな扉を押して中に入る。
意外にも内部は広々として立派な造りになっていた。冒険者ギルドと言ったら荒くれ者が集う、もっと混沌とした殺風景な場所をイメージしていたが、どちらかといえば少々騒がしい銀行のロビーといった感じだ。思ったよりも人は少ない。
そうセレスに言うと、この時間だからということだった。
「冒険者は大体、朝イチで依頼を受けて戻る時間はみんなバラバラだから昼過ぎ以降はさほど混み合うことはないわ。すぐに夜になって市門は閉じられるから今の時間に出発するパーティーも余程の特殊な事情を除けばまずないしね」
それで閑散としているのか。五席ほどある受付カウンターも今は二人しかギルド職員と思われる担当者は付いていない。
それにしてもセレスはやはり有名人のようだ。入るなり皆の注目を集め、ヒソヒソ声で噂話の対象となっていた。
そうした好奇の視線には取り合わず、セレスは受付の向かいにある壁に貼られた大きなボードの前に歩いて行く。
「依頼はここに張り出されるわ。これを見て冒険者は自分に合った内容を選んで受付に持って行くのが一般的な受諾の方法ね。この時間だと余り物がほとんどだけど、たまに緊急の用件があったりして、そういう時は割の良いことが多いから、敢えてそれを狙うって冒険者もいるわね」
セレスが指差すボードには隙間が多く、所々に依頼が書かれているであろう羊皮紙が申し訳程度に張られている。さらにその横には、それより半分ほどの大きさになる別のボードもあり、こっちのは? と俺は訊ねた。
「そっちは素材採取専用だから剥がしちゃ駄目よ」
俺が頭に『?』を浮かべていたからだろう。もう少し詳しくセレスが説明してくれた。
「素材採取は他の依頼と違って独占できず、納品した先着順なのよ。別の依頼を遂行中に偶然、手に入ることも珍しくないしね。書かれているのは必要量と買取額よ。指定した量に達した時点で募集は打ち切られるわけ。だから出掛ける前にあったからといって戻った時にその依頼が残っているとは限らない」
「その場合は無駄足になるってこと?」
「ギルドは引き取ってくれないから自分達で業者に卸すしかないわね。大抵は買い叩かれるけど」
なので採取を専門にしている冒険者は重複しなさそうな獲物を狙うか、ギルドを通さない直接取引可能なお得意様を持っている場合が多いと言う。
「ふーん、でも私には何て書いてあるのかさっぱりよ。それだと冒険者になるのは難しいんじゃない?」
俺はそう訴えてみた。依頼票を見ても内容はチンプンカンプンだ。
「大丈夫よ。読み書きのできない平民は少なくないから、依頼票には簡単な書式しか使われないの。すぐに覚えられるわよ」
この国の識字率の低さからすると、そうしなければならないらしい。
「じゃあ、冒険者に申し込めばその場で依頼を受けたりもできるの?」
フィオナ達は登録するのに犯罪者か奴隷である以外に制限はないと言っていたが、実際のところはどうなのだろう?
「一応、ギルドの審議官による面接があるから、その結果待ちに二、三日は掛かるのが普通ね。この間に犯罪歴や逃亡奴隷でないかなどが調べられるけど、誤魔化すのは簡単だから落とされることはまずないわ。あとはそうねぇ、白銀級以上の冒険者の推薦があれば審査は免除で即座に冒険者としての活動は可能よ。ユウキなら私が推薦人になってあげても良いけど、それは避けた方が無難ね。色々と目を付けられかねないわ」
今更、手遅れな気もするが、冒険者登録をするにしても急ぐ必要はないので、ここはセレスの助言に従うのが賢明だろう。
そんな感じでしばらく勝手にギルド内をウロウロしていると、依頼ボードの前で溜め息を吐くセレスの姿が目に留まった。
そちらに近付いて行って俺は声を掛ける。
「やっぱり、依頼は受けられそうにない?」
「ええ。どれも私を除外する条件が付けられているわ。御丁寧にもパーティーを組んだ相手にも適用されるようにね」
落ち込むセレスのためにもあまり長居しない方が良さそうだ。そろそろ出ようか、と言いかけた時、入口の扉が勢い良く開き、何やら騒々しい一団が飛び込んで来た。
「だから言ったろ、これくらいラクショーだって」
「この調子ならあっという間に紅鉄に昇格だぜ」
「馬鹿言え。紅鉄なんて単なる通過点に過ぎないさ。年内に白銀かひょっとしたら黄金だって狙えるかも知れないぞ」
そんな景気の良い会話をしながら大手を振って受付カウンターに歩いて行く。
「あれ? あいつらってもしかして?」
「ええ、そうみたいね」
よく見ると、クーベルタン市に着いた翌日、俺に絡んで来た三人組の若者だ。
受付で背嚢から取り出した魔物の部位らしきものを並べると、それを見た周囲の冒険者の間で、おお、という歓声が上がる。何か余程の戦利品があった模様だ。
だが、何故かセレスが浮かない表情でそれを見ているのに気付いた。
「どうかしたの?」
「それが妙なのよ。彼らが持ち込んだ魔物素材は実力的に見合わない物ばかりだわ。自分達で討伐したとは思えない」
運が良ければ偶然、他の魔物が倒した獲物の『喰いさし』を手に入れられることはあるが、それにしては種類が雑多過ぎると言う。
「まるで強力な魔物の巣にでも飛び込んだみたい」
そんな真似をすれば、命が幾らあっても足りないとセレスは言う。
そこにギルド職員の女性が声を掛けてきた。
「セレスさん、ちょっと良いですか?」
彼女に付いて行き、俺達は部屋の片隅で話を聞く。
「ヴァレリー達が還って来ない?」
職員の話に耳を傾けていたセレスが、話の途中でそう声に出す。
「そうなんです。彼らの受けた依頼内容からすると、遅くとも昼前には戻っていないとおかしいんですが、まだ帰還されていなくて……」
少し考え込んでからセレスが改めて口を開いた。
「でも、冒険者パーティーが出先で予定外の行動を取るなんてよくあることでしょう? 三日や四日も還って来ないならともかく、一日くらいの遅れなら普通は気にしないものではなくて?」
「通常ならそうなんですが、今回彼らが受けた依頼は期限厳守でそれが今日までなんです。それに──」
ギルド職員の女性がチラリと受付にいる三人組の冒険者に目をやる。
「私もさっきまでは単なる報告の遅れだと思っていました。依頼そのものは今日のうちに遂行されていれば問題ないので。ですが、ヴァレリーさん達が向かった先とあそこにいる彼らが探索を行った場所というのがさほど離れていなくて、それが偶然とは思えないんです」
「──つまり、彼らのあの分不相応な成果がヴァレリー達の未帰還に関係としていると、あなたは見ているわけね?」
職員の女性は小さくだが、はっきりと頷いた。
「言いたいことはわかったわ。私も彼らが正攻法で依頼をこなしたとは思えない。でも、それをどうやって証明したらいいのかしら? 真正面から訊ねてもどうせ答えないでしょうし」
隣で話を聞いていた限りでは、三人組が何か不正なことをして、それにヴァレリー達が巻き込まれて帰還が遅れているということらしい。
要するにあいつらにボロを出させればいいのか。それなら簡単だ。
「私に考えがある。任せておいて」
俺はそう言うと、二人の返事を待たずに受付へと向かった。
1
お気に入りに追加
362
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。

異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。

女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる