【完結】Ｚ[zi:] ＥＮＤ ＯＦ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ（エンド・オブ・ザ・ワールド）

閑話休題のおまけ

作品に登場する銃器 その三

サベージ　２２０Ｆ（ボルトアクション式ハーフライフリングサボット・スラッグ専用銃）
価格／１５─１８万円
口径／２０番
装弾数／２発（着脱式弾倉）＋１発（薬室）
　日本独自の規格であるハーフライフリング（銃身のライフル加工を半分削ったもの。専用のサボット弾を使用する）のサボット・スラッグ専用銃。初期ロットでは勢い良くボルトを引かないと排莢時に脱砲しづらいという欠点があったが、最新ロットではフレーム内の形状が変更されてこの不具合はなくなった。弾の性能が良ければ、１５０メートルでゼロインした場合、集弾率は凡そ２０センチ。１００メートルでは約１５センチ上、２００メートルでは約３０センチ下にずれるというデータがある。引き金は二段式になっており、通常のトリガーの真ん中が割れてアキュトリガーと呼ばれるもう一つのトリガーが付いている。これを引いた状態でないと本トリガーが落ちない仕組み。同様の機能は自動拳銃のグロックなどにも見られる。アイアンサイトはない。フローティング銃身で、リコイルパットはかなり柔らかい。ちなみに弾の値段はフェデラル・チップドサボット３インチ（５発入り）で１発約６８０円。
　本編ではカモフラージュ加工されたシンセティック（合成樹脂）銃床のものに、リューポルドＶＸ─２ １─４倍×対物レンズ径２０ミリのスコープ（価格７万円）を装着して使用している。
※価格等は２０１８年頃のものです。