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強化合宿編
神事
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―――力強くも、ゆったりとした動きで狗神は舞う。
突然何処からか太鼓の音が聞こえてきたかと思うと、隣から横笛の音がした。
驚いてそちらを見ると、真悟さんが横笛を吹いていた。真悟さんは僕の視線に
気付くと、笛を吹きながら穏やかな笑みを浮かべる。
「・・・最初はね、音楽なんてなかったんだよ。流石に寂しいだろうって、狗神を
信仰していた妖達が音楽を奏で始めたんだ」
雷羅がそう言って、懐かしそうな目で狗神を見る。
少しの間舞っていた狗神がふと動きを止めると、聞こえていた音楽も止まった。
どうしたんだろうと思っていると、狗神が大幣を狼昂に投げ渡した。
「えっ、投げるの??」
彩音の困惑した声が聞こえる。
狼昂が大幣を口でキャッチすると、狗神は何かを呟きながら片手を空に掲げる。
手が光ったかと思うと、そこには白い扇子が握られていた。
狗神は扇子を開くと、空を見上げる。つられて僕も空を見上げると、澄んだ空に
綺麗な満月が見えた。
「今年も美しくなりそうね」
朱美さんの声が聞こえてそちらを見ると、どうやら真悟さんに話し掛けているよう
だった。
「そうだね、楽しみだよ」
真悟さんはそう言って笑うと、横笛を吹き始める。澄んだ音色が響き渡る中、
狗神が再び舞い始めた。
先程よりもテンポの速い音楽に、狗神の舞うテンポも速くなる。先程とは違い、
クルリクルリと舞う狗神は、何処か楽しそうな顔をしていた。
狗神が舞っていると、空から雪が降ってくる。こんなに晴れているのに、どうして
突然・・・と思っていると、視界の端に青い炎が見えた。
気になってそちらを見ると、いつの間にか犬耳を生やしていた真悟さんが笛を吹き
ながらこちらを見る。どうやら青い炎は真悟さんが出しているようで、いくつかの
炎が鬼火のように辺りをフヨフヨと浮いていた。
よく見ると炎は僕達を雪から守っているようで、辺りが段々と白くなっていくにも
関わらず、僕達の周りだけは地面が見えていた。
清水さんが雪に触れようとすると、誠がそれを慌てて止める。
「触っちゃ駄目。この雪、お祖父ちゃんが降らせてるやつだから」
誠がそう言うと、清水さんはキョトンとした顔をする。
誠は舞い続ける狗神を見ると、小さな声で言った。
「・・・この雪に触ったら、ボク達は死ぬ。人間も妖も平等に殺す、この雪は
そういうものなんだ」
僕は驚きつつ、舞っている狗神を見る。狗神はまるで子供のような無邪気な笑顔で
クルリクルリと舞っており、その周りを大幣を咥えた狼昂が楽しそうに飛び跳ねて
いた。
白い雪と銀色の髪や尻尾が、月に照らされてキラキラと舞う。その光景を見て、
恐怖よりも綺麗という感情を抱いた。
―――周りの木々が白くなった頃、音楽が止まる。
狗神は満足そうな顔で舞を終えると、扇子を畳む。
扇子が光の粒子となって消えた後、狗神は足元で尻尾を振る狼昂の頭を撫でた。
いつの間にか狼昂が咥えていた大幣も消えており、隣を見ると真悟さんも既に横笛を
持っていなかった。
「お疲れ様~!」
雷羅がそう言って狗神に手を振ると、狗神は狼昂と共に屋根から飛び降りる。
綺麗に着地した狗神は僕達を見ると、ほっと息を吐いた。
「良かった、巻き込まれてはおらんようじゃの」
「・・・雪のこと?」
晴樹が聞くと、狗神は頷いて言った。
「ワシの仕事は、稲荷の狐共と違って人間も妖も対象となるからの。基本的には、
人間は護符で、妖は妖術で身を守らぬ限り死んでしまうんじゃよ」
狗神は真悟さんを見ると、ありがとうと言った。真悟さんは照れ臭そうに笑うと、
犬耳を消して僕達を見る。
「実は俺も、こんなに近くで親父の舞を見たのは初めてでね。親父の前で言うのも
あれだけど・・・ありがとう、来てくれて」
僕達が頷くと、狗神が少しムスッとした顔をする。少し申し訳ない気持ちになり
ながらも、僕は狗神に言った。
「神事、凄く綺麗だった」
「・・・そうか」
狗神はそれだけ言うと、そっぽを向く。少し狗神の頬が赤くなっていたので、
おそらく照れているのだろう。
「狗神様、先日引っ越してきた親子は無事でしょうか・・・?」
朱美さんが心配そうな顔で狗神に聞くと、狗神は大丈夫じゃろうと頷いた。
「夕方見て回った感じ、おそらく死んだ人間は最近ここらで問題を起こしていた
祓い屋集団だけじゃろう。妖は・・・ああ、後で謝りに行かねばな」
お主も来いよと狗神は雷羅を睨む。雷羅は行く行くと苦笑いを浮かべながら
頷いた。
「祓い屋集団って・・・人間だよな?」
僕がそう言うと、晴樹も確かにと言って狗神を見る。
狗神は僕と晴樹の頭を撫でると、ニッコリと笑って言った。
「お主らの父親には、仕事の時は目を瞑ると言われておったからの。ノーカンという
やつじゃ!」
「あの人説得したの俺だろ・・・」
真悟さんがそう言って溜息を吐く。
「父と面識があったんですか?」
僕が聞くと、真悟さんは名前は知らなかったけどねと頷いた。
「静くんと晴くんのお父さん、会ってみたかったなー・・・」
誠が呟くと、和正が少し悲しそうな顔をする。
「うちに写真あるから、今度見せてあげるよ」
晴樹がそう言うと、良いの?!と誠は目を輝かせる。その隣で、清水さんも目を
輝かせていた。
「誠、あまり人様に迷惑を掛けちゃ駄目よ・・・?」
申し訳なさそうな顔で朱美さんが言うと、気にしないでくださいと晴樹が笑みを
浮かべる。
昔から僕より対人スキルあるんだよなーなんて思いながら晴樹を見ていると、
ね?と晴樹に同意を求められた。
「あ、はい。気にしないでください」
僕が咄嗟に笑みを向けると、朱美さんは安心した顔でありがとうございますと
言った。
彩音がクスッと笑う。何だよと彩音を見ると、何でもないと返された。
―――地面の雪を誠と真悟さんが溶かし、僕達はその後ろを歩く。真悟さんは妖術を
使う際は元の姿に戻るらしく、僕の目の前で犬耳がぴょこぴょこと揺れていた。
真悟さんの青い炎と誠の赤黒い炎が真っ暗な道を照らす。そういえば狗神の妖術は
水だったよなと思い、僕は一番後ろを歩いていた狗神に近寄ると耳元で囁くように
聞いた。
「・・・もしかしてなんだけど。誠と真悟さんの妖術って、狗神じゃなくて奥さんの
方の遺伝?」
狗神の妻・・・誠の祖母は、妖憑きの家系だったらしい。
もしかしたら、誠の祖母に憑いていた妖が炎を使っていたんじゃないか。
そう予想を立てていた。
「当たりじゃ。よく分かったの」
狗神はそう言うと、掌の上にビー玉サイズの水の球を出現させる。狗神は水の球を
掌の上でコロコロと転がすと、前を歩いていた雷羅に向けて投げつけた。
ピシャッと音がする。雷羅は振り向くと、狗神を見てニッコリと笑った。
「おやおや、何だい狗神。構ってほしいのかい?」
「・・・何でそうなる」
「いやいや、遠慮しなくて良いんだよ?昔みたいに撫でてあげようか、ほら」
雷羅はそう言って狗神の頭に手を伸ばす。
「やめろ馬鹿!」
狗神がそう言って雷羅から距離を取る。すると雷羅は目にも止まらぬ速さで狗神に
近付いて、よしよしと頭を撫で始めた。
狗神は恥ずかしさからか顔を真っ赤にしながら雷羅から逃れようとする。
しかし雷羅は狗神がいくら避けようと頭を撫でるのを止めない。
「ほーら、わんこは大人しく~」
ニヤニヤと笑う雷羅と悔しそうに頭を撫でられ続けている狗神を見て、何してんだ
この妖達と思う。
「・・・静兄、構ってたら置いて行かれるよ」
いつの間にか隣に居た晴樹がそう言って僕の手を引く。
「あ、ああ・・・」
晴樹に手を引かれるがまま、僕は狗神と雷羅を置いて若干置いて行かれていた
集団に合流するのだった。
突然何処からか太鼓の音が聞こえてきたかと思うと、隣から横笛の音がした。
驚いてそちらを見ると、真悟さんが横笛を吹いていた。真悟さんは僕の視線に
気付くと、笛を吹きながら穏やかな笑みを浮かべる。
「・・・最初はね、音楽なんてなかったんだよ。流石に寂しいだろうって、狗神を
信仰していた妖達が音楽を奏で始めたんだ」
雷羅がそう言って、懐かしそうな目で狗神を見る。
少しの間舞っていた狗神がふと動きを止めると、聞こえていた音楽も止まった。
どうしたんだろうと思っていると、狗神が大幣を狼昂に投げ渡した。
「えっ、投げるの??」
彩音の困惑した声が聞こえる。
狼昂が大幣を口でキャッチすると、狗神は何かを呟きながら片手を空に掲げる。
手が光ったかと思うと、そこには白い扇子が握られていた。
狗神は扇子を開くと、空を見上げる。つられて僕も空を見上げると、澄んだ空に
綺麗な満月が見えた。
「今年も美しくなりそうね」
朱美さんの声が聞こえてそちらを見ると、どうやら真悟さんに話し掛けているよう
だった。
「そうだね、楽しみだよ」
真悟さんはそう言って笑うと、横笛を吹き始める。澄んだ音色が響き渡る中、
狗神が再び舞い始めた。
先程よりもテンポの速い音楽に、狗神の舞うテンポも速くなる。先程とは違い、
クルリクルリと舞う狗神は、何処か楽しそうな顔をしていた。
狗神が舞っていると、空から雪が降ってくる。こんなに晴れているのに、どうして
突然・・・と思っていると、視界の端に青い炎が見えた。
気になってそちらを見ると、いつの間にか犬耳を生やしていた真悟さんが笛を吹き
ながらこちらを見る。どうやら青い炎は真悟さんが出しているようで、いくつかの
炎が鬼火のように辺りをフヨフヨと浮いていた。
よく見ると炎は僕達を雪から守っているようで、辺りが段々と白くなっていくにも
関わらず、僕達の周りだけは地面が見えていた。
清水さんが雪に触れようとすると、誠がそれを慌てて止める。
「触っちゃ駄目。この雪、お祖父ちゃんが降らせてるやつだから」
誠がそう言うと、清水さんはキョトンとした顔をする。
誠は舞い続ける狗神を見ると、小さな声で言った。
「・・・この雪に触ったら、ボク達は死ぬ。人間も妖も平等に殺す、この雪は
そういうものなんだ」
僕は驚きつつ、舞っている狗神を見る。狗神はまるで子供のような無邪気な笑顔で
クルリクルリと舞っており、その周りを大幣を咥えた狼昂が楽しそうに飛び跳ねて
いた。
白い雪と銀色の髪や尻尾が、月に照らされてキラキラと舞う。その光景を見て、
恐怖よりも綺麗という感情を抱いた。
―――周りの木々が白くなった頃、音楽が止まる。
狗神は満足そうな顔で舞を終えると、扇子を畳む。
扇子が光の粒子となって消えた後、狗神は足元で尻尾を振る狼昂の頭を撫でた。
いつの間にか狼昂が咥えていた大幣も消えており、隣を見ると真悟さんも既に横笛を
持っていなかった。
「お疲れ様~!」
雷羅がそう言って狗神に手を振ると、狗神は狼昂と共に屋根から飛び降りる。
綺麗に着地した狗神は僕達を見ると、ほっと息を吐いた。
「良かった、巻き込まれてはおらんようじゃの」
「・・・雪のこと?」
晴樹が聞くと、狗神は頷いて言った。
「ワシの仕事は、稲荷の狐共と違って人間も妖も対象となるからの。基本的には、
人間は護符で、妖は妖術で身を守らぬ限り死んでしまうんじゃよ」
狗神は真悟さんを見ると、ありがとうと言った。真悟さんは照れ臭そうに笑うと、
犬耳を消して僕達を見る。
「実は俺も、こんなに近くで親父の舞を見たのは初めてでね。親父の前で言うのも
あれだけど・・・ありがとう、来てくれて」
僕達が頷くと、狗神が少しムスッとした顔をする。少し申し訳ない気持ちになり
ながらも、僕は狗神に言った。
「神事、凄く綺麗だった」
「・・・そうか」
狗神はそれだけ言うと、そっぽを向く。少し狗神の頬が赤くなっていたので、
おそらく照れているのだろう。
「狗神様、先日引っ越してきた親子は無事でしょうか・・・?」
朱美さんが心配そうな顔で狗神に聞くと、狗神は大丈夫じゃろうと頷いた。
「夕方見て回った感じ、おそらく死んだ人間は最近ここらで問題を起こしていた
祓い屋集団だけじゃろう。妖は・・・ああ、後で謝りに行かねばな」
お主も来いよと狗神は雷羅を睨む。雷羅は行く行くと苦笑いを浮かべながら
頷いた。
「祓い屋集団って・・・人間だよな?」
僕がそう言うと、晴樹も確かにと言って狗神を見る。
狗神は僕と晴樹の頭を撫でると、ニッコリと笑って言った。
「お主らの父親には、仕事の時は目を瞑ると言われておったからの。ノーカンという
やつじゃ!」
「あの人説得したの俺だろ・・・」
真悟さんがそう言って溜息を吐く。
「父と面識があったんですか?」
僕が聞くと、真悟さんは名前は知らなかったけどねと頷いた。
「静くんと晴くんのお父さん、会ってみたかったなー・・・」
誠が呟くと、和正が少し悲しそうな顔をする。
「うちに写真あるから、今度見せてあげるよ」
晴樹がそう言うと、良いの?!と誠は目を輝かせる。その隣で、清水さんも目を
輝かせていた。
「誠、あまり人様に迷惑を掛けちゃ駄目よ・・・?」
申し訳なさそうな顔で朱美さんが言うと、気にしないでくださいと晴樹が笑みを
浮かべる。
昔から僕より対人スキルあるんだよなーなんて思いながら晴樹を見ていると、
ね?と晴樹に同意を求められた。
「あ、はい。気にしないでください」
僕が咄嗟に笑みを向けると、朱美さんは安心した顔でありがとうございますと
言った。
彩音がクスッと笑う。何だよと彩音を見ると、何でもないと返された。
―――地面の雪を誠と真悟さんが溶かし、僕達はその後ろを歩く。真悟さんは妖術を
使う際は元の姿に戻るらしく、僕の目の前で犬耳がぴょこぴょこと揺れていた。
真悟さんの青い炎と誠の赤黒い炎が真っ暗な道を照らす。そういえば狗神の妖術は
水だったよなと思い、僕は一番後ろを歩いていた狗神に近寄ると耳元で囁くように
聞いた。
「・・・もしかしてなんだけど。誠と真悟さんの妖術って、狗神じゃなくて奥さんの
方の遺伝?」
狗神の妻・・・誠の祖母は、妖憑きの家系だったらしい。
もしかしたら、誠の祖母に憑いていた妖が炎を使っていたんじゃないか。
そう予想を立てていた。
「当たりじゃ。よく分かったの」
狗神はそう言うと、掌の上にビー玉サイズの水の球を出現させる。狗神は水の球を
掌の上でコロコロと転がすと、前を歩いていた雷羅に向けて投げつけた。
ピシャッと音がする。雷羅は振り向くと、狗神を見てニッコリと笑った。
「おやおや、何だい狗神。構ってほしいのかい?」
「・・・何でそうなる」
「いやいや、遠慮しなくて良いんだよ?昔みたいに撫でてあげようか、ほら」
雷羅はそう言って狗神の頭に手を伸ばす。
「やめろ馬鹿!」
狗神がそう言って雷羅から距離を取る。すると雷羅は目にも止まらぬ速さで狗神に
近付いて、よしよしと頭を撫で始めた。
狗神は恥ずかしさからか顔を真っ赤にしながら雷羅から逃れようとする。
しかし雷羅は狗神がいくら避けようと頭を撫でるのを止めない。
「ほーら、わんこは大人しく~」
ニヤニヤと笑う雷羅と悔しそうに頭を撫でられ続けている狗神を見て、何してんだ
この妖達と思う。
「・・・静兄、構ってたら置いて行かれるよ」
いつの間にか隣に居た晴樹がそう言って僕の手を引く。
「あ、ああ・・・」
晴樹に手を引かれるがまま、僕は狗神と雷羅を置いて若干置いて行かれていた
集団に合流するのだった。
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