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合同授業編
起床
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―――・・ん、・ずくん、静くん!
「うっ・・・」
目を開けると、心配そうに僕を覗き込む誠がいた。
「良かったぁ!うなされてたよ、大丈夫?」
「誠・・・。はい、大丈夫です」
誠がいるという事は・・・良かった、目を覚ますことができたんだ。
もう、あんな夢は見たくない。
「はい、これで顔拭いて」
「えっ?」
誠にハンカチを差し出され、キョトンとする。
「静くん、うなされながら泣いてたんだよ?」
「あ・・・。す、すみません!恥ずかしいところを見せてしまって・・・」
「何で謝るの?何にも気にしてないよ!」
誠はそう言って優しく笑った。
「・・・あのさ、試合の時、ごめんね」
ハンカチを返そうとしたとき、誠がぽつりと言った。
「あっ、あれは僕もすみませんでした!つい、熱くなってしまって・・・」
「ううん。・・・目を覚ましてからボクね、静くんが言ったこと考えてたんだ。
それでね、ボク、人のこと考えて無かったなって気付いたんだ。ボクにも、大事な
人がいた。静くんや和くん、彩音に、家族の皆。・・・確かに、もしもいなく
なったらって考えると、悲しくなった。静くんが言った通りだったよ。
・・・ありがとう、気付かせてくれて」
少しの間沈黙が流れる。すると誠は思い出したかのように、ポンと手を叩いた。
「・・・そうだ!目が覚めたって事、先生に伝えに行かなきゃ!静くんはそこで待っ
てて!!」
「あ、あの!」
扉を開けて、廊下に出ようとしていた誠を呼び止める。
「何?」
「誠、授業とか大丈夫なんですか?」
「あ、大丈夫大丈夫!今日の全授業は静くんとボク、特別欠席ってことになってる
から!」
「そうなんですか?!」
「そうそう、だから静くんはゆっくりしててね~」
そう言って誠は部屋を出ていく。特別欠席なんて制度あったのか・・・。
―――誠が保健室を出た後、僕はベッドの上で丸くなる。
「僕は・・・いや、・・・・・・俺は、大丈夫。・・・独りじゃない、よな?」
部屋には僕しかいない。だから自分に言い聞かせるように、そう呟いた。
―――暫くすると、誠が小里先生を連れて戻ってきた。・・・ん?扉の向こうに、
誰か・・・。
「山霧くん、もう大丈夫なの?」
「あ、はい。ご心配おかけしました」
「良かったわ。授業、もう一限あるけど出る?一応欠席届は出してあるけど・・・」
「そうですね・・・。誠は、どうするんですか?」
「ボク?ボクは・・・面倒くさいから休むよ」
「先生が居る前で、面倒くさいって・・・」
僕はハァーと溜息を吐く。そして・・・さっきから気になっている、扉の向こう
に居る人物が誰なのか確かめるため、気配を探る。
知らない人だったら誰かは分からないが、僕や誠がいるこの場に来るのは、
知り合い以外にいないだろう。・・・さりげなくやっているので、多分こんな事
してるなんて誰にも分からない。
探ること・・・2秒。すぐに分かった。この気配は和正だ。ものすっごいコソコソ
している。
僕が扉を見ると、それに気付いたのか誠が扉に向かって言う。
「・・・そういえば、さっきから何コソコソしてるの?ニオイでバレバレだよ?」
「入ってきたらどうですか?・・・和正」
「うおっ、ばれてた?!」
そう言いながら和正が扉を開け、中に入ってくる。
「ひ、日野くん?!いつからそこに・・・?」
「すいません、先生と誠の後をつけて来ました」
「先生ごめん。気付いてたけど、無視してた」
先生以外は、和正が居たことに気付いていた。・・・和正、ドンマイ。
「・・・そういえば、静也は何で俺がいるって気付いたんだ?」
「あ、確かに。どうして分かったの?・・・まさか、ボクと同じ様に鼻が良い
とか?」
「いえ、それは無いです。・・・気配で分かりました」
「気配??」
和正と誠が、どういうこと?と僕を見た。・・・しょうがない、教えるか。
「えっと・・・僕が妖見えるっていうのは話しましたよね。見える人が他にもいるっ
ていうのは彩音から聞きましたけど、僕の場合は見えすぎているというか・・・」
「もしかして、大妖怪クラスも見えてるの?」
少し遠回りな言い方をした僕に対し、誠はストレートに聞いてきた。僕は頷き肯定
する。
「・・・あれ、ってことは静也、大妖怪に狙われるんじゃ?」
「はい。幼い頃からよく追い掛け回されてましたね」
和正の問いにそう答えると、和正は納得したように頷いて言った。
「あー、通りで誠の攻撃避け続けられたのか。身体能力どうなってんだって思って
たんだよ」
「まあ、逃げられなかったら死んじゃいますし。身を守る為にも、今くらいの身体
能力や気配の察知は必須だったんです」
「身を守るために・・・ねぇ」
「それに結構便利なんですよ、気配察知」
「・・・山霧くんも、色々と大変なのね」
先生の声にハッとする。そうだ、先生にも内情は話していない。口止めはしておく
べきだろう。
「あの、この事で騒がれたくはないので、誰にも言わないでください。必要な時は
僕から話しますから・・・」
「ええ、分かったわ」
「俺も黙っとく」
「勿論、僕も」
「・・・ありがとうございます」
深く聞こうとせず、ただ頷いてくれる先生と友人に内心ほっとする。
こういう時、思う。友達って良いな、と。・・・僕は、こんな良い先生や友達に
恵まれているんだな。
人間にも、こんな良い人がいたんだ・・・。
―――それから暫くして。自分の部屋に戻ると、小妖怪達が僕に抱き着いてきた。
「うわっ!」
小妖怪達にいきなり抱き着かれたり、飛び乗られたりした僕は、バランスを崩して
倒れてしまう。
「静也、大丈夫ダッタ?!」
「心配シテタンダヨ?!」
「良カッタ、良カッタ!!」
小妖怪達は、とても心配そうな顔で僕を見た。その気持ちは嬉しいのだが・・・
重い。
「ちょっ、・・・誠!た、助け・・・!!」
彼らに押し潰されそうになりながら、誠に助けを求める。
「うわっ!だ、大丈夫?!」
誠は慌てて、僕に抱き着いている小妖怪達を引き剥がした。
―――夕食まで時間があるのでベッドの上でくつろいでいると、小妖怪達が近寄って
来た。
「ネエ、静也!・・・コレデ遊ンデモイイ?」
「邪魔しないでくだ・・・って、それは駄目!!」
小妖怪達が持っていたのは、僕の刀だった。いつもは、天狗さんにかけてもらった
術で隠しているのだが・・・こいつら、解除の呪文唱えたな?
・・・というか、何で知ってるんだ?!
「どこで呪文なんて知ったんだ・・・?」
そう聞くと、小妖怪達はキャッキャッと僕の周りを飛びながら答える。
「天春クンガ言ッテタンダ」
「コッソリ調ベタンダ~ッテ」
「凄イ、自慢ゲニネ」
あんの野郎・・・!!いつか会った時に、絶対絞める!
「ねえ静くん、それ・・・何?」
興味津々な顔で、誠が聞いてきた。これは誤魔化せないよなぁ・・・。
「あの・・・誰にも言わないでくれますか?」
誠が僕の目を見て首を傾げる。そして分かったと頷いた。
「ありがとうございます。・・・これは、僕の武器です。試合の時に言ったで
しょ?」
「ああ、あの・・・」
誠が覚えていてくれて良かった。・・・一から思い出して説明するのは面倒だ。
「この刀・・・まあ妖刀なんですけど、ここに来る時にまた襲われたりしないか心配
だったので、天狗さんの術で隠して持って来てたんですよ」
「へえ・・・。この刀、名前とかあるの?」
「・・・夜月です。家の家宝なんですよ、これ」
「取ッチャ駄目ダヨ!!」
「お前が言うな」
小妖怪の発言に思わず突っ込むと、誠が笑う。
「あはは、取らないよ~」
「・・・これの事、絶対に言わないでくださいね。こっそり持ってきている
ので・・・」
「え、申請出してないの?」
「はい・・・」
「まあ、申請却下されたら取り上げられちゃうもんね~。良いよ、秘密にしとく」
「ありがとうございます、助かります」
「いつか静くんが刀を使うとこ、見てみたいなぁ・・・」
誠が僕をチラチラとわざとらしく見てきた。その様子がなんだか小さな子を相手に
しているようで、思わずクスリと笑う。
「夜月じゃなくてもいいなら、実践授業の時に見せてあげますよ」
「やったあ!楽しみにしとく!」
嬉しそうな誠と楽しそうな小妖怪達に似たものを感じながら、僕は夜月をそっと
ベッドの下に隠した。
「うっ・・・」
目を開けると、心配そうに僕を覗き込む誠がいた。
「良かったぁ!うなされてたよ、大丈夫?」
「誠・・・。はい、大丈夫です」
誠がいるという事は・・・良かった、目を覚ますことができたんだ。
もう、あんな夢は見たくない。
「はい、これで顔拭いて」
「えっ?」
誠にハンカチを差し出され、キョトンとする。
「静くん、うなされながら泣いてたんだよ?」
「あ・・・。す、すみません!恥ずかしいところを見せてしまって・・・」
「何で謝るの?何にも気にしてないよ!」
誠はそう言って優しく笑った。
「・・・あのさ、試合の時、ごめんね」
ハンカチを返そうとしたとき、誠がぽつりと言った。
「あっ、あれは僕もすみませんでした!つい、熱くなってしまって・・・」
「ううん。・・・目を覚ましてからボクね、静くんが言ったこと考えてたんだ。
それでね、ボク、人のこと考えて無かったなって気付いたんだ。ボクにも、大事な
人がいた。静くんや和くん、彩音に、家族の皆。・・・確かに、もしもいなく
なったらって考えると、悲しくなった。静くんが言った通りだったよ。
・・・ありがとう、気付かせてくれて」
少しの間沈黙が流れる。すると誠は思い出したかのように、ポンと手を叩いた。
「・・・そうだ!目が覚めたって事、先生に伝えに行かなきゃ!静くんはそこで待っ
てて!!」
「あ、あの!」
扉を開けて、廊下に出ようとしていた誠を呼び止める。
「何?」
「誠、授業とか大丈夫なんですか?」
「あ、大丈夫大丈夫!今日の全授業は静くんとボク、特別欠席ってことになってる
から!」
「そうなんですか?!」
「そうそう、だから静くんはゆっくりしててね~」
そう言って誠は部屋を出ていく。特別欠席なんて制度あったのか・・・。
―――誠が保健室を出た後、僕はベッドの上で丸くなる。
「僕は・・・いや、・・・・・・俺は、大丈夫。・・・独りじゃない、よな?」
部屋には僕しかいない。だから自分に言い聞かせるように、そう呟いた。
―――暫くすると、誠が小里先生を連れて戻ってきた。・・・ん?扉の向こうに、
誰か・・・。
「山霧くん、もう大丈夫なの?」
「あ、はい。ご心配おかけしました」
「良かったわ。授業、もう一限あるけど出る?一応欠席届は出してあるけど・・・」
「そうですね・・・。誠は、どうするんですか?」
「ボク?ボクは・・・面倒くさいから休むよ」
「先生が居る前で、面倒くさいって・・・」
僕はハァーと溜息を吐く。そして・・・さっきから気になっている、扉の向こう
に居る人物が誰なのか確かめるため、気配を探る。
知らない人だったら誰かは分からないが、僕や誠がいるこの場に来るのは、
知り合い以外にいないだろう。・・・さりげなくやっているので、多分こんな事
してるなんて誰にも分からない。
探ること・・・2秒。すぐに分かった。この気配は和正だ。ものすっごいコソコソ
している。
僕が扉を見ると、それに気付いたのか誠が扉に向かって言う。
「・・・そういえば、さっきから何コソコソしてるの?ニオイでバレバレだよ?」
「入ってきたらどうですか?・・・和正」
「うおっ、ばれてた?!」
そう言いながら和正が扉を開け、中に入ってくる。
「ひ、日野くん?!いつからそこに・・・?」
「すいません、先生と誠の後をつけて来ました」
「先生ごめん。気付いてたけど、無視してた」
先生以外は、和正が居たことに気付いていた。・・・和正、ドンマイ。
「・・・そういえば、静也は何で俺がいるって気付いたんだ?」
「あ、確かに。どうして分かったの?・・・まさか、ボクと同じ様に鼻が良い
とか?」
「いえ、それは無いです。・・・気配で分かりました」
「気配??」
和正と誠が、どういうこと?と僕を見た。・・・しょうがない、教えるか。
「えっと・・・僕が妖見えるっていうのは話しましたよね。見える人が他にもいるっ
ていうのは彩音から聞きましたけど、僕の場合は見えすぎているというか・・・」
「もしかして、大妖怪クラスも見えてるの?」
少し遠回りな言い方をした僕に対し、誠はストレートに聞いてきた。僕は頷き肯定
する。
「・・・あれ、ってことは静也、大妖怪に狙われるんじゃ?」
「はい。幼い頃からよく追い掛け回されてましたね」
和正の問いにそう答えると、和正は納得したように頷いて言った。
「あー、通りで誠の攻撃避け続けられたのか。身体能力どうなってんだって思って
たんだよ」
「まあ、逃げられなかったら死んじゃいますし。身を守る為にも、今くらいの身体
能力や気配の察知は必須だったんです」
「身を守るために・・・ねぇ」
「それに結構便利なんですよ、気配察知」
「・・・山霧くんも、色々と大変なのね」
先生の声にハッとする。そうだ、先生にも内情は話していない。口止めはしておく
べきだろう。
「あの、この事で騒がれたくはないので、誰にも言わないでください。必要な時は
僕から話しますから・・・」
「ええ、分かったわ」
「俺も黙っとく」
「勿論、僕も」
「・・・ありがとうございます」
深く聞こうとせず、ただ頷いてくれる先生と友人に内心ほっとする。
こういう時、思う。友達って良いな、と。・・・僕は、こんな良い先生や友達に
恵まれているんだな。
人間にも、こんな良い人がいたんだ・・・。
―――それから暫くして。自分の部屋に戻ると、小妖怪達が僕に抱き着いてきた。
「うわっ!」
小妖怪達にいきなり抱き着かれたり、飛び乗られたりした僕は、バランスを崩して
倒れてしまう。
「静也、大丈夫ダッタ?!」
「心配シテタンダヨ?!」
「良カッタ、良カッタ!!」
小妖怪達は、とても心配そうな顔で僕を見た。その気持ちは嬉しいのだが・・・
重い。
「ちょっ、・・・誠!た、助け・・・!!」
彼らに押し潰されそうになりながら、誠に助けを求める。
「うわっ!だ、大丈夫?!」
誠は慌てて、僕に抱き着いている小妖怪達を引き剥がした。
―――夕食まで時間があるのでベッドの上でくつろいでいると、小妖怪達が近寄って
来た。
「ネエ、静也!・・・コレデ遊ンデモイイ?」
「邪魔しないでくだ・・・って、それは駄目!!」
小妖怪達が持っていたのは、僕の刀だった。いつもは、天狗さんにかけてもらった
術で隠しているのだが・・・こいつら、解除の呪文唱えたな?
・・・というか、何で知ってるんだ?!
「どこで呪文なんて知ったんだ・・・?」
そう聞くと、小妖怪達はキャッキャッと僕の周りを飛びながら答える。
「天春クンガ言ッテタンダ」
「コッソリ調ベタンダ~ッテ」
「凄イ、自慢ゲニネ」
あんの野郎・・・!!いつか会った時に、絶対絞める!
「ねえ静くん、それ・・・何?」
興味津々な顔で、誠が聞いてきた。これは誤魔化せないよなぁ・・・。
「あの・・・誰にも言わないでくれますか?」
誠が僕の目を見て首を傾げる。そして分かったと頷いた。
「ありがとうございます。・・・これは、僕の武器です。試合の時に言ったで
しょ?」
「ああ、あの・・・」
誠が覚えていてくれて良かった。・・・一から思い出して説明するのは面倒だ。
「この刀・・・まあ妖刀なんですけど、ここに来る時にまた襲われたりしないか心配
だったので、天狗さんの術で隠して持って来てたんですよ」
「へえ・・・。この刀、名前とかあるの?」
「・・・夜月です。家の家宝なんですよ、これ」
「取ッチャ駄目ダヨ!!」
「お前が言うな」
小妖怪の発言に思わず突っ込むと、誠が笑う。
「あはは、取らないよ~」
「・・・これの事、絶対に言わないでくださいね。こっそり持ってきている
ので・・・」
「え、申請出してないの?」
「はい・・・」
「まあ、申請却下されたら取り上げられちゃうもんね~。良いよ、秘密にしとく」
「ありがとうございます、助かります」
「いつか静くんが刀を使うとこ、見てみたいなぁ・・・」
誠が僕をチラチラとわざとらしく見てきた。その様子がなんだか小さな子を相手に
しているようで、思わずクスリと笑う。
「夜月じゃなくてもいいなら、実践授業の時に見せてあげますよ」
「やったあ!楽しみにしとく!」
嬉しそうな誠と楽しそうな小妖怪達に似たものを感じながら、僕は夜月をそっと
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