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第7章 廃棄都市ダンジョン編
237 対決! ゴーレム軍団
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どうも、リビングアーマーの俺です。
神聖大要塞ガルシラの中枢部までやってきました。
一緒にいるのはロロコ、皇帝陛下、ガイアンさんの三人。
魔族から元に戻した人たちは、途中で置いてきた。
護衛にドグラを一緒に置いてきたので大丈夫だろう。
というわけでガイアンさんの案内で中枢部へ。
陛下を送り出したあと一人で探索してライレンシア博士の居所を掴んだらしい。
叩き上げの軍人だって話だったけどすごい人だな。
塔のような形の建物の扉を開く。
中は不自然なほど真っ白な空間が広がっていた。
円形の空間で、中央に向かって階段状に低くなっていく。
そしてその中央に一人の魔族が宙に浮いていた。
肌の色などは違うが、どことなくクラクラやヘルメスに似ている。
彼女がライレンシア博士だろう。
これはドグラを途中で置いてきてよかったかもしれないな……。
ライレンシア博士はこちらに顔を向けると笑みを浮かべた。
「これはこれは、いつも陛下においでいただいて恐縮の極みですね」
「ライレンシア……大丈夫なのか?」
不安そうに尋ねる皇帝陛下に、博士は薄く笑みを浮かべたまま答える。
「私自身についてなら、すこぶる快調といったところですね。研究漬けだったときよりも身体の調子はいいくらいですよ。ただ、独立した人格としての尊厳を保てているかというと難しいでしょうね」
なんのこっちゃ。
あんたの言い回しが難しいわ。
「どういうことだ?」
皇帝陛下が代わりに聞いてくれた。
「魔族としての私の力がこのガルシラのシステムに利用されているんです。この都市を防衛するという目的のためにね。私の意識もその術式と接続してしまい、どこまでが私の意志なのやら……」
と言いながら博士は片手を持ち上げた。
それに答えるように、周りの壁が一斉に持ち上がった。
いや……これは、周囲に大量の扉があったみたいだ。
そしてその奥には大量のゴーレム軍団が立ち並んでいた。
「すみませんね。私は……ガルシラは、陛下と皆さんを危険分子と判断したようだ」
――危険危険危険排除排除排除……。
ゴーレム軍団が声を上げながら動き始める。
くそっ、さすがにこれは多勢に無勢だ……。
………………なーんちゃって。
これくらいで動じることはない。
〈やれ!〉
俺の言葉に応じて。
――どがごおおおおおん!
外に待機させていたマジカルアーマーたちが壁を破壊して突入する。
忘れてた?
俺たちと一緒に突入していた6000体のマジカルアーマー旅団だ。
廃都ダンジョンの探索を終えたあと、いつでも出動させられるようにしておいた。
マジカルアーマーたちがゴーレム軍団を取り押さえる。
サイズはゴーレムの方がでかい。
しかし数はこちらの方が圧倒的に上だ。
「へえ、やるじゃないか」
あっけらかんとした口調で言うライレンシア博士。
奥の手を隠してるとかじゃなくて、元々こういう性格なんだろうな。
俺はライレンシア博士の周りを見て、術式の流れを確認する。
そして博士を解放すべく原初魔法ビームを放った。
神聖大要塞ガルシラの中枢部までやってきました。
一緒にいるのはロロコ、皇帝陛下、ガイアンさんの三人。
魔族から元に戻した人たちは、途中で置いてきた。
護衛にドグラを一緒に置いてきたので大丈夫だろう。
というわけでガイアンさんの案内で中枢部へ。
陛下を送り出したあと一人で探索してライレンシア博士の居所を掴んだらしい。
叩き上げの軍人だって話だったけどすごい人だな。
塔のような形の建物の扉を開く。
中は不自然なほど真っ白な空間が広がっていた。
円形の空間で、中央に向かって階段状に低くなっていく。
そしてその中央に一人の魔族が宙に浮いていた。
肌の色などは違うが、どことなくクラクラやヘルメスに似ている。
彼女がライレンシア博士だろう。
これはドグラを途中で置いてきてよかったかもしれないな……。
ライレンシア博士はこちらに顔を向けると笑みを浮かべた。
「これはこれは、いつも陛下においでいただいて恐縮の極みですね」
「ライレンシア……大丈夫なのか?」
不安そうに尋ねる皇帝陛下に、博士は薄く笑みを浮かべたまま答える。
「私自身についてなら、すこぶる快調といったところですね。研究漬けだったときよりも身体の調子はいいくらいですよ。ただ、独立した人格としての尊厳を保てているかというと難しいでしょうね」
なんのこっちゃ。
あんたの言い回しが難しいわ。
「どういうことだ?」
皇帝陛下が代わりに聞いてくれた。
「魔族としての私の力がこのガルシラのシステムに利用されているんです。この都市を防衛するという目的のためにね。私の意識もその術式と接続してしまい、どこまでが私の意志なのやら……」
と言いながら博士は片手を持ち上げた。
それに答えるように、周りの壁が一斉に持ち上がった。
いや……これは、周囲に大量の扉があったみたいだ。
そしてその奥には大量のゴーレム軍団が立ち並んでいた。
「すみませんね。私は……ガルシラは、陛下と皆さんを危険分子と判断したようだ」
――危険危険危険排除排除排除……。
ゴーレム軍団が声を上げながら動き始める。
くそっ、さすがにこれは多勢に無勢だ……。
………………なーんちゃって。
これくらいで動じることはない。
〈やれ!〉
俺の言葉に応じて。
――どがごおおおおおん!
外に待機させていたマジカルアーマーたちが壁を破壊して突入する。
忘れてた?
俺たちと一緒に突入していた6000体のマジカルアーマー旅団だ。
廃都ダンジョンの探索を終えたあと、いつでも出動させられるようにしておいた。
マジカルアーマーたちがゴーレム軍団を取り押さえる。
サイズはゴーレムの方がでかい。
しかし数はこちらの方が圧倒的に上だ。
「へえ、やるじゃないか」
あっけらかんとした口調で言うライレンシア博士。
奥の手を隠してるとかじゃなくて、元々こういう性格なんだろうな。
俺はライレンシア博士の周りを見て、術式の流れを確認する。
そして博士を解放すべく原初魔法ビームを放った。
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