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第4章 フィオンティアーナ編
おまけ4
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◆キャラクター図鑑
◇主人公
転生したらさまよう鎧になっちゃった人。名前は「リビタン」
◇ロロコ
人犬族の少女。魔法を使える(ただし炎系だけ)。リビタンのパーティに参加。
◇アルメル
ドワーフの鍛治師。冒険者ギルドの受付係の資格も持っている。リビタンのパーティに参加。
◇クラクラ
エルフの国の第三王女、兼騎士団長。フルネームはクララ・クラリッサ・リーゼナッハ・フリエルノーラ。
◇ラファ
鋼のゴブリン娘……だったが、現在はゴーレム製義腕を取り外して隻腕に。正しい名前はンドゥラファシーヌ。
◇ドグラ
エンシェント・ドラゴン。婚約者にそっくりなクラクラにべったり。
◇マグラ
ドグラの妹。七つの都市を滅した厄災と言われる。現在は天空塔ダンジョンの最上階を占拠中。
◇ガイアン
ヴォルフォニア帝国の騎士団長。
◇リザルド
ガイアン私設の冒険者部隊の隊長。
◇カッセル
ヴォルフォニア帝国の軍務大臣。
◇フィルシオール十七世(フィルシオール・ロイカステー)
ヴォルフォニア帝国第十五代皇帝。十五代なのに十七世なのは、間に最低二人、皇帝にならなかったフィルシオールさんがいたということです。
◇ガレンシア公爵
ガレンシア公国の当主。バリガンガルドの城主でもある。
◇ベル・ガレンシア
バリガンガルド城の召使いの少年。実はガレンシア家の本来の当主。
◇カタリナ
バリガンガルド城のメイド。実はベルの腹心。
◇ヴェルスナード公爵
ヴェルスナード公国の当主。
◇ラフィオン・メディシア
フィオンティアーナの統治者メディシア家の当主。
◇アントン
ヴェティアン一の大商人。
◇エド・チェインハルト
チェインハルト商会の若き会長。いろいろ企んでいるっぽい。なに考えてるのかいい加減さっさと明かしてほしい。
◇クーネア
エドの秘書のメガネお姉さん。
◇ライレンシア
ドグラの婚約者……だったはずだが、湖の名前だったり、ゴーレムの名前だったり、ヴォルフォニア帝国の魔導研究者であったり。
◆モンスター図鑑
◇ヴァイン・キャタピラー:植物の蔓が魔力を得て自律するようになったモンスター。蔓に生息していた芋虫の外見を模している。強くはないが集団でいることが多く、対処に手間がかかる。
◇ダイヤモンド・ワーム:歯がダイヤモンドでできているワーム種。硬い岩盤も掘り進みなんでも食べてしまう。
◇ジャンピング・アラクニド:洞窟に生息するアラクニド種で、強靭に発達した八本の脚で素早くジャンプし獲物を捕まえる。
◇ケイヴ・キャタピラー:洞窟に住む芋虫型のモンスター。一体一体はあまり強くないが集団で生息している。移動に巻き込まれると圧死の危険があるので注意。
◇ノンアーマー・アーマー・バグ:アーマー・バグの表面の装甲が退化した亜種。近くに生息するケイヴ・キャタピラーに擬態することで縄張り争いを避けるためと考えられている。
◇ケイヴ・スネーク:洞窟に住む巨大な蛇型のモンスター。聴覚が退化しているが、視覚が非常に発達している。群れをなし、獲物を押し潰してくる。
◇マギ・フロッグ・ノーム:魔法器官を発達させたフロッグ種であるマギ・フロッグの、土系魔法に特化したタイプ。
◇ビッグ・ポイズンスラッグ:洞窟に住む巨大なナメクジ型のモンスター。毒液を吐き、また体表の粘液にも毒成分を有している。その毒は金属を溶かすほど強力なので注意。
◇マギ・リザード・フィッシュ:トカゲとサカナの中間のような姿のモンスターで、魔法器官を発達させた種族。現在は火系魔法を使えるタイプのみが確認されている。集団で魔力を合わせ、強力な魔法を放ってくることがあるので注意が必要。
◇ワイバーン:ドラゴンによく似た姿の飛行タイプのモンスター。ただし系統的にはドラゴンの近縁種ではなく、プテラマウスに近いのではないかと考えられている。
◇マースモース:緑色の苔に似たモンスター。周囲の魔力を吸って増殖する。数値的には大した強さではないが、一旦増殖を始めると手に負えなくなるので要注意。
◆地名
◇ヴェルターネックの森
大陸の南と北を分断する巨大な森。森は自然環境が厳しく、かなり迂回する街道しか整備されていない。森の地下には大洞窟ダンジョンが広がっている。
◇ヴォルフォニア帝国
ヴェルターネックの森の北に広がる軍事国家。
◇バリガンガルド
ヴォルフォニア帝国最南端の都市。大洞窟ダンジョンに近いため冒険者で賑わっている。ガレンシア公爵が城主を務めている。
◇ライレンシア湖
ヴォルフォニア帝国南端の巨大な湖。その水は大洞窟ダンジョン北側に注ぎ込み、複雑な地下水脈を形成している。
◇フリエルノーラ国
ヴェルターネックの森の東端にあるエルフの国。
◇ガレンシア公国
ヴェルターネックの森の南にある国。ヴォルフォニア帝国から軍事技術を提供されており、実質属国に近い立場。
◇ヴェルスナード公国
ガレンシア公国の隣国。人犬族の集落がある。
◇フィオンティアーナ
大陸南部にある商業都市群の中心都市。チェインハルト商会がそこで何かの実験を行っていた。
◇ヴェティアン:大陸南部の商業都市群の一つ。水の都。
◇ポローナニア:大陸南部の商業都市群の一つ。港町。
◇ヤマトの里
大陸のどこかにあると言われている謎の集落。最強の剣使いである「侍」や非情の密偵「忍」を輩出している。
◇天空塔ダンジョン
世界4大ダンジョンの一つ。
◆用語集
◇魔力
世界に満ちている謎の力。
◇魔響震
空気中の魔力が震えること。
◇魔鉱石
魔導率(魔力がある物質内を移動する際の効率)が非常に高い鉱石の総称。大陸各地に鉱山があるが、絶対数は少ないため希少価値がある。冒険書や魔法具など、さまざまなものに活用される。
◇オリハルコン
通常の魔鉱石の十倍以上の魔導率を持つ特殊な物質。現在ではその加工・活用のための技術は失われている。
◇ダンジョン
モンスターが生息し、人間が暮らすのに適さない土地の総称。魔力の密度が他の土地より高いため、魔力を持つ動物独自の生態系が築かれたと考えられている。魔力の密度が高い理由は不明である。
◇モンスター(魔物)
ある程度以上の魔力を持つ、人間以外の動物の総称。モンスターと魔物は同じ意味だが、モンスターは「人間に害をなす生物」、魔物は「魔力を多く持つ生物」というニュアンスの差がある。
◇霊獣
人間並みの知能を持ち、言語によるコミュニケーションが可能なモンスターの総称。言葉が通じるだけで、友好的とは限らず、倫理観などがまったく違うことも多い。
◇冒険者
職業としての冒険者は、未開拓地域の探索、未知のモンスターの発見、モンスターの討伐を行い、人間の生活の安全、安定、発展に貢献する者たちである。ただし、一般に冒険者と言う場合、ある程度以上の魔力を持ち、モンスターと戦えるような才能を持つ者を指す。冒険者になれる者の割合は地域や種族によって異なるが、だいたい千人に一人程度。冒険者ギルドに登録することで正式に冒険者を名乗ることができ、冒険者が十人いる組織は自治権を得ることができる。
◇魔法
魔力を自分の意思で操り、特殊な形で具現化すること。モンスターの一部は魔法器官という体内の臓器でこれを行う。呪文詠唱や魔法陣で魔法を扱う才能を持つ人間を魔法使いと呼ぶ。火、水、風、土の四属性に大別される。
◇冒険書
正式な名前は『冒険者のための手引書』。チェインハルト商会が開発した冒険者用アイテム。魔鉱石によって周囲の魔力を感知することで、所有者のステータス、モンスターの情報などを提供してくれる。主人公が持っている本型は第一世代。現在広く使われているのは、腕輪型の第二世代である。
◇レベル
冒険者の強さの目安。近くに多量の魔力が発生すると(たいていはモンスターの死)それを吸収してパラメータが上昇する。
◇HP
ヘルスポイント。生命エネルギーの目安。
◇MP
マジックポイント。体内保有魔力の量のこと。生まれつきMPが10以上あると冒険者の才があると言われる。
◇物理攻撃力
物理的な力を発揮したときの攻撃の強さの目安。
◇物理防御力
物理的な攻撃を受けたときに、どれだけ耐えられるかの目安。
◇魔法攻撃力
魔法を使用したときの攻撃の強さの目安。
◇魔法抵抗力
魔法攻撃を受けたときに、どれだけ耐えられるかの目安。
◇スキル
個人の持つ魔力が、ある方向性に特化した際、それを示すもの。使えば使うほど特化は高まり、その度合いは「+○○」という数値で表される。また、冒険者ギルドに冒険者として登録する際の指標に使われ、「+○○」がないスキルは0.5、あるスキルはその数値をスキルポイントとして足し合わせ、合計5以上あれば登録が可能となる。
◇称号
冒険者として活動することで得られる呼び名。モンスターの登録数やレベル、スキルなどから冒険書が判断し、条件を満たすと自動的に記載される。また、冒険者ギルドに申請し、記載してもらう称号も存在する。称号は、その冒険者がどのような活動をしてきたかを示すものであり、仕事を依頼する際の目安になる。
◇称号特典
称号の獲得に伴って記載されるステータスの特記事項。称号特典と名が付いているが、正確には称号を得た「から」もらえるのではなく、ある特定の称号をもらえるような魔力の状態に達すると、その魔力状態が肉体に影響を与えて、その結果獲得した特性が表示される。
◇チェインハルト商会
冒険者に様々なサービスを提供する商業組織。冒険者ギルドと提携し、冒険に必要な装備や道具の貸し出し、販売、情報提供などを行っている。様々な冒険者向けアイテムの開発も行なっており、現在冒険者が使用している「冒険書」は商会が開発したもの。
◇人犬族
犬耳と犬の尾を持つ、獣人族の一種。外見はかなり人間に近いが、聴覚、視覚、嗅覚は比べ物にならないくらい発達している。また、魔力の高い者も多い。大陸の各地に小さな集落を作って暮らしているが、絶対数は少ない。
◇エルフ
尖った耳や整った外見が特徴の一族。身体を構成する魔力の割合が高く、魔法を扱う才能を持つ者も多い。大陸各地の森に小さな集団を形成して生活している。
◇ドワーフ
小柄でありながら頑健な身体が特徴の一族。空間把握能力が高く、複雑な構造の機械や巨大な建築物を製作する能力に秀でいている。人間社会に混じって暮らしている者が多い。
◇ゴブリン
小柄な体躯とすばしこい身体能力が特徴の一族。森やダンジョンに住み、集団で狩りをして生活している。言語を持ち、道具を作ることもできるが、基本的には人間と敵対している。
◇ゴーレム
オリハルコンと呼ばれる特殊な金属を用いた自律型の人形。各パーツに納められた術式が組み合わさることで自己判断を行い活動できる人工生命体。
◇オーク
巨体と怪力が特徴の一族。その生息範囲は広く、数は人間種族の次に多い。催淫効果を持つ魔力を有する者が多く、魔力耐性の低い人間種族や、血統的に近い種族であるエルフには効果が高い。集団によって生活形態に差が大きく、他種族と敵対している場合から、交易を行っている場合まで、その関わり方は幅広い。
◇ヴォルフォン
ヴォルフォニア帝国の通貨単位。大陸では最も安定した通貨である。1ヴォルフォンは銅貨1枚。
◇ヘルメス
原初の魔法使いと呼ばれる、歴史上(あるいは伝説上)の人物。世界中のダンジョンの入り口にある謎の館を建てたと言われている。
◇魔王
ヘルメスが倒したとされる魔族の王。あるいは神々が生み出した魔力の源。
◇主人公
転生したらさまよう鎧になっちゃった人。名前は「リビタン」
◇ロロコ
人犬族の少女。魔法を使える(ただし炎系だけ)。リビタンのパーティに参加。
◇アルメル
ドワーフの鍛治師。冒険者ギルドの受付係の資格も持っている。リビタンのパーティに参加。
◇クラクラ
エルフの国の第三王女、兼騎士団長。フルネームはクララ・クラリッサ・リーゼナッハ・フリエルノーラ。
◇ラファ
鋼のゴブリン娘……だったが、現在はゴーレム製義腕を取り外して隻腕に。正しい名前はンドゥラファシーヌ。
◇ドグラ
エンシェント・ドラゴン。婚約者にそっくりなクラクラにべったり。
◇マグラ
ドグラの妹。七つの都市を滅した厄災と言われる。現在は天空塔ダンジョンの最上階を占拠中。
◇ガイアン
ヴォルフォニア帝国の騎士団長。
◇リザルド
ガイアン私設の冒険者部隊の隊長。
◇カッセル
ヴォルフォニア帝国の軍務大臣。
◇フィルシオール十七世(フィルシオール・ロイカステー)
ヴォルフォニア帝国第十五代皇帝。十五代なのに十七世なのは、間に最低二人、皇帝にならなかったフィルシオールさんがいたということです。
◇ガレンシア公爵
ガレンシア公国の当主。バリガンガルドの城主でもある。
◇ベル・ガレンシア
バリガンガルド城の召使いの少年。実はガレンシア家の本来の当主。
◇カタリナ
バリガンガルド城のメイド。実はベルの腹心。
◇ヴェルスナード公爵
ヴェルスナード公国の当主。
◇ラフィオン・メディシア
フィオンティアーナの統治者メディシア家の当主。
◇アントン
ヴェティアン一の大商人。
◇エド・チェインハルト
チェインハルト商会の若き会長。いろいろ企んでいるっぽい。なに考えてるのかいい加減さっさと明かしてほしい。
◇クーネア
エドの秘書のメガネお姉さん。
◇ライレンシア
ドグラの婚約者……だったはずだが、湖の名前だったり、ゴーレムの名前だったり、ヴォルフォニア帝国の魔導研究者であったり。
◆モンスター図鑑
◇ヴァイン・キャタピラー:植物の蔓が魔力を得て自律するようになったモンスター。蔓に生息していた芋虫の外見を模している。強くはないが集団でいることが多く、対処に手間がかかる。
◇ダイヤモンド・ワーム:歯がダイヤモンドでできているワーム種。硬い岩盤も掘り進みなんでも食べてしまう。
◇ジャンピング・アラクニド:洞窟に生息するアラクニド種で、強靭に発達した八本の脚で素早くジャンプし獲物を捕まえる。
◇ケイヴ・キャタピラー:洞窟に住む芋虫型のモンスター。一体一体はあまり強くないが集団で生息している。移動に巻き込まれると圧死の危険があるので注意。
◇ノンアーマー・アーマー・バグ:アーマー・バグの表面の装甲が退化した亜種。近くに生息するケイヴ・キャタピラーに擬態することで縄張り争いを避けるためと考えられている。
◇ケイヴ・スネーク:洞窟に住む巨大な蛇型のモンスター。聴覚が退化しているが、視覚が非常に発達している。群れをなし、獲物を押し潰してくる。
◇マギ・フロッグ・ノーム:魔法器官を発達させたフロッグ種であるマギ・フロッグの、土系魔法に特化したタイプ。
◇ビッグ・ポイズンスラッグ:洞窟に住む巨大なナメクジ型のモンスター。毒液を吐き、また体表の粘液にも毒成分を有している。その毒は金属を溶かすほど強力なので注意。
◇マギ・リザード・フィッシュ:トカゲとサカナの中間のような姿のモンスターで、魔法器官を発達させた種族。現在は火系魔法を使えるタイプのみが確認されている。集団で魔力を合わせ、強力な魔法を放ってくることがあるので注意が必要。
◇ワイバーン:ドラゴンによく似た姿の飛行タイプのモンスター。ただし系統的にはドラゴンの近縁種ではなく、プテラマウスに近いのではないかと考えられている。
◇マースモース:緑色の苔に似たモンスター。周囲の魔力を吸って増殖する。数値的には大した強さではないが、一旦増殖を始めると手に負えなくなるので要注意。
◆地名
◇ヴェルターネックの森
大陸の南と北を分断する巨大な森。森は自然環境が厳しく、かなり迂回する街道しか整備されていない。森の地下には大洞窟ダンジョンが広がっている。
◇ヴォルフォニア帝国
ヴェルターネックの森の北に広がる軍事国家。
◇バリガンガルド
ヴォルフォニア帝国最南端の都市。大洞窟ダンジョンに近いため冒険者で賑わっている。ガレンシア公爵が城主を務めている。
◇ライレンシア湖
ヴォルフォニア帝国南端の巨大な湖。その水は大洞窟ダンジョン北側に注ぎ込み、複雑な地下水脈を形成している。
◇フリエルノーラ国
ヴェルターネックの森の東端にあるエルフの国。
◇ガレンシア公国
ヴェルターネックの森の南にある国。ヴォルフォニア帝国から軍事技術を提供されており、実質属国に近い立場。
◇ヴェルスナード公国
ガレンシア公国の隣国。人犬族の集落がある。
◇フィオンティアーナ
大陸南部にある商業都市群の中心都市。チェインハルト商会がそこで何かの実験を行っていた。
◇ヴェティアン:大陸南部の商業都市群の一つ。水の都。
◇ポローナニア:大陸南部の商業都市群の一つ。港町。
◇ヤマトの里
大陸のどこかにあると言われている謎の集落。最強の剣使いである「侍」や非情の密偵「忍」を輩出している。
◇天空塔ダンジョン
世界4大ダンジョンの一つ。
◆用語集
◇魔力
世界に満ちている謎の力。
◇魔響震
空気中の魔力が震えること。
◇魔鉱石
魔導率(魔力がある物質内を移動する際の効率)が非常に高い鉱石の総称。大陸各地に鉱山があるが、絶対数は少ないため希少価値がある。冒険書や魔法具など、さまざまなものに活用される。
◇オリハルコン
通常の魔鉱石の十倍以上の魔導率を持つ特殊な物質。現在ではその加工・活用のための技術は失われている。
◇ダンジョン
モンスターが生息し、人間が暮らすのに適さない土地の総称。魔力の密度が他の土地より高いため、魔力を持つ動物独自の生態系が築かれたと考えられている。魔力の密度が高い理由は不明である。
◇モンスター(魔物)
ある程度以上の魔力を持つ、人間以外の動物の総称。モンスターと魔物は同じ意味だが、モンスターは「人間に害をなす生物」、魔物は「魔力を多く持つ生物」というニュアンスの差がある。
◇霊獣
人間並みの知能を持ち、言語によるコミュニケーションが可能なモンスターの総称。言葉が通じるだけで、友好的とは限らず、倫理観などがまったく違うことも多い。
◇冒険者
職業としての冒険者は、未開拓地域の探索、未知のモンスターの発見、モンスターの討伐を行い、人間の生活の安全、安定、発展に貢献する者たちである。ただし、一般に冒険者と言う場合、ある程度以上の魔力を持ち、モンスターと戦えるような才能を持つ者を指す。冒険者になれる者の割合は地域や種族によって異なるが、だいたい千人に一人程度。冒険者ギルドに登録することで正式に冒険者を名乗ることができ、冒険者が十人いる組織は自治権を得ることができる。
◇魔法
魔力を自分の意思で操り、特殊な形で具現化すること。モンスターの一部は魔法器官という体内の臓器でこれを行う。呪文詠唱や魔法陣で魔法を扱う才能を持つ人間を魔法使いと呼ぶ。火、水、風、土の四属性に大別される。
◇冒険書
正式な名前は『冒険者のための手引書』。チェインハルト商会が開発した冒険者用アイテム。魔鉱石によって周囲の魔力を感知することで、所有者のステータス、モンスターの情報などを提供してくれる。主人公が持っている本型は第一世代。現在広く使われているのは、腕輪型の第二世代である。
◇レベル
冒険者の強さの目安。近くに多量の魔力が発生すると(たいていはモンスターの死)それを吸収してパラメータが上昇する。
◇HP
ヘルスポイント。生命エネルギーの目安。
◇MP
マジックポイント。体内保有魔力の量のこと。生まれつきMPが10以上あると冒険者の才があると言われる。
◇物理攻撃力
物理的な力を発揮したときの攻撃の強さの目安。
◇物理防御力
物理的な攻撃を受けたときに、どれだけ耐えられるかの目安。
◇魔法攻撃力
魔法を使用したときの攻撃の強さの目安。
◇魔法抵抗力
魔法攻撃を受けたときに、どれだけ耐えられるかの目安。
◇スキル
個人の持つ魔力が、ある方向性に特化した際、それを示すもの。使えば使うほど特化は高まり、その度合いは「+○○」という数値で表される。また、冒険者ギルドに冒険者として登録する際の指標に使われ、「+○○」がないスキルは0.5、あるスキルはその数値をスキルポイントとして足し合わせ、合計5以上あれば登録が可能となる。
◇称号
冒険者として活動することで得られる呼び名。モンスターの登録数やレベル、スキルなどから冒険書が判断し、条件を満たすと自動的に記載される。また、冒険者ギルドに申請し、記載してもらう称号も存在する。称号は、その冒険者がどのような活動をしてきたかを示すものであり、仕事を依頼する際の目安になる。
◇称号特典
称号の獲得に伴って記載されるステータスの特記事項。称号特典と名が付いているが、正確には称号を得た「から」もらえるのではなく、ある特定の称号をもらえるような魔力の状態に達すると、その魔力状態が肉体に影響を与えて、その結果獲得した特性が表示される。
◇チェインハルト商会
冒険者に様々なサービスを提供する商業組織。冒険者ギルドと提携し、冒険に必要な装備や道具の貸し出し、販売、情報提供などを行っている。様々な冒険者向けアイテムの開発も行なっており、現在冒険者が使用している「冒険書」は商会が開発したもの。
◇人犬族
犬耳と犬の尾を持つ、獣人族の一種。外見はかなり人間に近いが、聴覚、視覚、嗅覚は比べ物にならないくらい発達している。また、魔力の高い者も多い。大陸の各地に小さな集落を作って暮らしているが、絶対数は少ない。
◇エルフ
尖った耳や整った外見が特徴の一族。身体を構成する魔力の割合が高く、魔法を扱う才能を持つ者も多い。大陸各地の森に小さな集団を形成して生活している。
◇ドワーフ
小柄でありながら頑健な身体が特徴の一族。空間把握能力が高く、複雑な構造の機械や巨大な建築物を製作する能力に秀でいている。人間社会に混じって暮らしている者が多い。
◇ゴブリン
小柄な体躯とすばしこい身体能力が特徴の一族。森やダンジョンに住み、集団で狩りをして生活している。言語を持ち、道具を作ることもできるが、基本的には人間と敵対している。
◇ゴーレム
オリハルコンと呼ばれる特殊な金属を用いた自律型の人形。各パーツに納められた術式が組み合わさることで自己判断を行い活動できる人工生命体。
◇オーク
巨体と怪力が特徴の一族。その生息範囲は広く、数は人間種族の次に多い。催淫効果を持つ魔力を有する者が多く、魔力耐性の低い人間種族や、血統的に近い種族であるエルフには効果が高い。集団によって生活形態に差が大きく、他種族と敵対している場合から、交易を行っている場合まで、その関わり方は幅広い。
◇ヴォルフォン
ヴォルフォニア帝国の通貨単位。大陸では最も安定した通貨である。1ヴォルフォンは銅貨1枚。
◇ヘルメス
原初の魔法使いと呼ばれる、歴史上(あるいは伝説上)の人物。世界中のダンジョンの入り口にある謎の館を建てたと言われている。
◇魔王
ヘルメスが倒したとされる魔族の王。あるいは神々が生み出した魔力の源。
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