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第1章 大洞窟ダンジョン編

おまけ1

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◆キャラクター図鑑

◇主人公
転生したらさまよう鎧になっちゃった人。名前は「リビたん」(暫定)

◇ロロコ
人犬族の少女。魔法を使える(ただし炎系だけ)。「リビたん」の命名者。

◇ラッカム
ある街の自警団長。昔は傭兵だったらしい。

◇オード
ある街の自警団員。ラッカムの部下。

◇エド・チェインハルト
チェインハルト商会の若き会長。なんか企んでるっぽい。怪しい。

◇バルザック
バカ領主。親の七光りで無能な領地経営をしていたが、エドに殺されちゃいました。

◇盗賊さん
バラバラになってた主人公を組み立ててくれた、ある意味大恩人。


◆モンスター図鑑

◇バッドラット
洞窟に生息するネズミのモンスター。たいてい集団で走り回っている。

◇バッドラット・マグ
バッドラットが魔法器官を発達させた個体。その分でかい。身体に魔力をまとわせ体当たりしてくる。

◇レッサー・アーマー・バグ
アーマー・バグの小型種。主に洞窟に生息。体内保有魔力の高い個体が多く、表面の装甲が魔力を帯びている。ダンゴムシのように身体を丸めるが、身を守るというより攻撃用。死骸には多くの生物が群がり、洞窟ダンジョンの生態系を支えている。

◇ベイビー・アラクニド
アラクニド種の幼体。主に洞窟に生息。集団でモンスターの死体などに群がり食料を得る。成体になると、多くのアラクニド種に進化する。

◇ケイヴ・アラクニド
洞窟に生息するアラクニド種。天井を移動し、糸で地面に降下、音もなく獲物に近寄り捕食する。

◇フライング・アラクニド
洞窟に生息するアラクニド種で、魔力を帯びた頑丈な糸を利用して空を飛ぶように移動する。

◇ストリング・アラクニド
洞窟に生息するアラクニド種で、攻撃にも利用できる非常に硬い糸を飛ばす。フライング・アラクニドとの違いは、身体が重くて丈夫であり、逆に体内保有魔力が少なく、魔力器官もあまり発達していない。

◇ケイヴ・マンティス
洞窟に生息するマンティス種(カマキリ)のモンスター。他のマンティス種に比べ身体が小さい。ケンヴ・マンティス・オフィサーをリーダーとして、5~10体で狩りを行う。

◇ケイヴ・マンティス・オフィサー
ケイヴ・マンティスが成長した個体。リーダーとして狩りの指揮をとる。オフィサーとして成長するかどうかは、生まれた後に餌などから得る魔力の量によって決まる。

◇プテラマウス
洞窟に生息する、コウモリのようなモンスター。鋭い爪を備えた羽は魔法耐性があるが、物理攻撃に弱い。胴体は逆に、物理攻撃に強いが、魔法攻撃に弱い。獲物を巣に追い込み、地面に落として餌にし、余った部分を産卵場の材料にする習性を持つ。巣の底の針の山は、爪で地面を削って作る。

◇ダークネス・ワーム
洞窟に生息するワーム種。地中を掘り進み獲物を探す。HPが高いため、なかなか活動不能にできず。その間に食われてしまうこともあるので注意。ちなみにワーム種のなかでは一番小さい。

◇マギ・フロッグ・ウンド
魔法器官を発達させたフロッグ種であるマギ・フロッグの、水系魔法に特化したタイプ。また、魔法とは別に、毒と酸まじりの分泌液を吐いて敵を攻撃する。分泌液で沼を作り、群れで待ち伏せすることもあり、非常に危険。

◇ブロッケン・ウルフ
魔力によって大型化した狼のモンスター。原始的な風系魔法を扱うことができる。獲物を丸呑みするため、腹のなかに貴重な品が眠っていることも珍しくない。


◆用語集

◇魔力
世界に満ちている謎の力。

◇魔響震
空気中の魔力が震えること。

◇魔鉱石
魔導率(魔力がある物質内を移動する際の効率)が非常に高い鉱石の総称。大陸各地に鉱山があるが、絶対数は少ないため希少価値がある。冒険書や魔法具など、さまざまなものに活用される。

◇ダンジョン
モンスターが生息し、人間が暮らすのに適さない土地の総称。魔力の密度が他の土地より高いため、魔力を持つ動物独自の生態系が築かれたと考えられている。魔力の密度が高い理由は不明である。

◇モンスター(魔物)
ある程度以上の魔力を持つ、人間以外の動物の総称。モンスターと魔物は同じ意味だが、モンスターは「人間に害をなす生物」、魔物は「魔力を多く持つ生物」というニュアンスの差がある。

◇霊獣
人間並みの知能を持ち、言語によるコミュニケーションが可能なモンスターの総称。言葉が通じるだけで、友好的とは限らず、倫理観などがまったく違うことも多い。

◇冒険者
職業としての冒険者は、未開拓地域の探索、未知のモンスターの発見、モンスターの討伐を行い、人間の生活の安全、安定、発展に貢献する者たちである。ただし、一般に冒険者と言う場合、ある程度以上の魔力を持ち、モンスターと戦えるような才能を持つ者を指す。冒険者になれる者の割合は地域や種族によって異なるが、だいたい千人に一人程度。冒険者ギルドに登録することで正式に冒険者を名乗ることができ、冒険者が十人いる組織は自治権を得ることができる。

◇魔法
魔力を自分の意思で操り、特殊な形で具現化すること。モンスターの一部は魔法器官という体内の臓器でこれを行う。呪文詠唱や魔法陣で魔法を扱う才能を持つ人間を魔法使いと呼ぶ。火、水、風、土の四属性に大別される。

◇冒険書
正式な名前は『冒険者のための手引書』。チェインハルト商会が開発した冒険者用アイテム。魔鉱石によって周囲の魔力を感知することで、所有者のステータス、モンスターの情報などを提供してくれる。主人公が持っている本型は第一世代。現在広く使われているのは、腕輪型の第二世代である。

◇レベル
冒険者の強さの目安。近くに多量の魔力が発生すると(たいていはモンスターの死)それを吸収してパラメータが上昇する。

◇HP
ヘルスポイント。生命エネルギーの目安。

◇MP
マジックポイント。体内保有魔力の量のこと。生まれつきMPが10以上あると冒険者の才があると言われる。

◇物理攻撃力
物理的な力を発揮したときの攻撃の強さの目安。

◇物理防御力
物理的な攻撃を受けたときに、どれだけ耐えられるかの目安。

◇魔法攻撃力
魔法を使用したときの攻撃の強さの目安。

◇魔法抵抗力
魔法攻撃を受けたときに、どれだけ耐えられるかの目安。

◇スキル
個人の持つ魔力が、ある方向性に特化した際、それを示すもの。使えば使うほど特化は高まり、その度合いは「+○○」という数値で表される。また、冒険者ギルドに冒険者として登録する際の指標に使われ、「+○○」がないスキルは0.5、あるスキルはその数値をスキルポイントとして足し合わせ、合計5以上あれば登録が可能となる。

◇称号
冒険者として活動することで得られる呼び名。モンスターの登録数やレベル、スキルなどから冒険書が判断し、条件を満たすと自動的に記載される。また、冒険者ギルドに申請し、記載してもらう称号も存在する。称号は、その冒険者がどのような活動をしてきたかを示すものであり、仕事を依頼する際の目安になる。

◇称号特典
称号の獲得に伴って記載されるステータスの特記事項。称号特典と名が付いているが、正確には称号を得た「から」もらえるのではなく、ある特定の称号をもらえるような魔力の状態に達すると、その魔力状態が肉体に影響を与えて、その結果獲得した特性が表示される。

◇ヴェルターネックの森
大陸の南と北を分断する巨大な森。森は自然環境が厳しく、かなり迂回する街道しか整備されていない。森の地下には大洞窟ダンジョンが広がっている。

◇大洞窟ダンジョン
世界4大ダンジョンの一つ。

◇フェルスナード公国
ヴェルターネックの森のすぐ南に位置する小国。

◇ヴォルフォニア帝国
ヴェルターネックの森の北に広がる大国。

◇チェインハルト商会
冒険者に様々なサービスを提供する商業組織。冒険者ギルドと提携し、冒険に必要な装備や道具の貸し出し、販売、情報提供などを行っている。様々な冒険者向けアイテムの開発も行なっており、現在冒険者が使用している「冒険書」は商会が開発したもの。

◇人犬族
犬耳と犬の尾を持つ、獣人族の一種。外見はかなり人間に近いが、聴覚、視覚、嗅覚は比べ物にならないくらい発達している。また、魔力の高い者も多い。大陸の各地に小さな集落を作って暮らしているが、絶対数は少ない。

◇ヘルメス
原初の魔法使いと呼ばれる、歴史上(あるいは伝説上)の人物。世界中のダンジョンの入り口にある謎の館を建てたと言われている。

◇魔王
???
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