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テレビ放映戦国大名総選挙その35 武田信玄
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武田信玄は北条と同盟を結び、大きく2方面から越後の上杉謙信に向かって攻めることになりました。
それだけではなく、上杉家の家臣達に調略を行い裏切らせるという計略もおこなっています。
こうして信玄としては準備万端な態勢で上杉謙信と雌雄を決するべく主に川中島で戦いを仕掛けますが、いずれも決着がつきません。
以前上杉謙信の紹介をしたときに話しましたが、越後は比較的裕福でした。
なので、引き分けでもそれほどは困りません。
しかし武田信玄はそうではありません。
同盟を結ぶのもタダというわけにはいきませんし、調略にもお金や人材が必要です。
それも上杉を倒し、越後を得ることが目的のための出費でしたから引き分けというのは負けに近いというのが信玄の感覚だったかもしれません。
こうして三国同盟が結ばれてから6年ほど後、停滞した武田軍にとって衝撃の出来事が起きます。
それは桶狭間の戦いによる今川義元の敗死です。
実はこの出来事が武田信玄の名をさらに高めると同時に武田家滅亡のトリガーとなるというミラクルな出来事でした。
この出来事の翌年、4回目の川中島の戦いが行われました。
この戦いは全部で5回と言われる川中島の戦いの中で最も激しいものとなったそうです。
なぜ、激しい戦いになったのか、これは私の個人的な考えですが、三国同盟の一角が崩れることで背後が不安定になると考えた信玄が、リスクを冒してでも上杉をこのタイミングで潰しておきたかったのではと思います。
つまり、信玄はこの時相当焦っていたのではないか、あるいは追い詰められていたのではないかと感じました。
もし彼に余裕があれば、危なくなる前に撤退して被害を最小限に抑えたはずです。
過去3回の川中島の戦いではそうだったのですから。
この戦いで弟であり副将の武田信繁をはじめ山本勘助など多くの犠牲が出た上に信玄自身もケガをしました。
しかし、信玄に止まるという選択肢はありません。
自転車操業です。
今度は西上野(群馬県)に攻め入り領国にすることが出来ました。
ただし、この時に武田家内部に大きな亀裂と後々災いとなる出来事が近づいていました。
しかもそれは信玄自身が選んだ修羅の道でした。
次の章でその話をしたいと思います。
それだけではなく、上杉家の家臣達に調略を行い裏切らせるという計略もおこなっています。
こうして信玄としては準備万端な態勢で上杉謙信と雌雄を決するべく主に川中島で戦いを仕掛けますが、いずれも決着がつきません。
以前上杉謙信の紹介をしたときに話しましたが、越後は比較的裕福でした。
なので、引き分けでもそれほどは困りません。
しかし武田信玄はそうではありません。
同盟を結ぶのもタダというわけにはいきませんし、調略にもお金や人材が必要です。
それも上杉を倒し、越後を得ることが目的のための出費でしたから引き分けというのは負けに近いというのが信玄の感覚だったかもしれません。
こうして三国同盟が結ばれてから6年ほど後、停滞した武田軍にとって衝撃の出来事が起きます。
それは桶狭間の戦いによる今川義元の敗死です。
実はこの出来事が武田信玄の名をさらに高めると同時に武田家滅亡のトリガーとなるというミラクルな出来事でした。
この出来事の翌年、4回目の川中島の戦いが行われました。
この戦いは全部で5回と言われる川中島の戦いの中で最も激しいものとなったそうです。
なぜ、激しい戦いになったのか、これは私の個人的な考えですが、三国同盟の一角が崩れることで背後が不安定になると考えた信玄が、リスクを冒してでも上杉をこのタイミングで潰しておきたかったのではと思います。
つまり、信玄はこの時相当焦っていたのではないか、あるいは追い詰められていたのではないかと感じました。
もし彼に余裕があれば、危なくなる前に撤退して被害を最小限に抑えたはずです。
過去3回の川中島の戦いではそうだったのですから。
この戦いで弟であり副将の武田信繁をはじめ山本勘助など多くの犠牲が出た上に信玄自身もケガをしました。
しかし、信玄に止まるという選択肢はありません。
自転車操業です。
今度は西上野(群馬県)に攻め入り領国にすることが出来ました。
ただし、この時に武田家内部に大きな亀裂と後々災いとなる出来事が近づいていました。
しかもそれは信玄自身が選んだ修羅の道でした。
次の章でその話をしたいと思います。
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