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テレビ放映戦国大名総選挙その15 上杉謙信

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上杉謙信と言えば、とにかく戦場で強いというイメージがとても強いですが、最近の研究によると内政面でも優れていたという指摘が多く見られます。



WIKIによると日本海側の海上交易の要衝としての利益も大きかった。豊富な資金力を生かして民政面でも成果を上げている。



特に、当時衣料の原料だった青苧の流通及び課税を統制し、利益を上げている。

とあります。



謙信が死去した時、春日山城には2万7140両の蓄えがあったという。

こんな話も伝わっています。



彼が多くの戦いをしたことはあまりにも有名であり、それは自衛の戦争だけではなく遠く小田原までの遠征や関東攻略、一向一揆との戦いなど長期戦も多くありました。



常識的に考えて、これだけ戦ってなお蓄えを残したというのは上杉謙信の内政力が優れていたことの証と言えるかもしれません。



彼が上京したのも、朝廷や幕府といった権威を大切に思う故という従来の解釈に加え、経済的に豊かとされる畿内での商業目的もあったのではないか、あるいは自領の港との交易を考えてのことではないかといった研究もあるそうです。



今後の進展が期待されます。



さて、WIKIには他にも面白いエピソードがあったので紹介したいと思います。

これは食事に関するエピソードです。



謙信の部下は、謙信の食事により出陣の有無を知ったという。

これは、日頃は倹約に努め質素に過ごす謙信が、戦の前になると飯を山のように炊かせ、山海の珍味を豊富に並べ、部下将兵に大いに振舞ったためである。



日ごろの倹約ぶりを知る部下たちはその豪勢な食事に喜び、結束を固くした。これが客をもてなす「お立ち飯」「お立ち」として、今なお、新潟県や山形県の一部に風習として残っている。



このエピソードはやっぱり上杉謙信は「軍神」なんだなあと個人的には思いました。

恐らく本人は部下に対する気遣いというよりも戦の前には腹ごしらえが大事という戦士の発想からこうした行動をとったと思います。



しかし、部下から見れば本能的な食欲を満足させる行為は戦争になると味わえると経験則から学習するわけですから俄然士気が上がります。



結論としては戦国最強の野戦上手というのが私の感想です。

さて、次の章では大河ドラマの上杉謙信についてお話したいと思います。
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