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誘致絶望編16 祭り之介の日常

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祭り之介は心療内科に通院することでいろいろな変化を経験することになりました。

まず、薬を定期的に飲むという習慣です。

彼の場合、朝に飲む薬と夜に飲む薬の2種類を渡されるパターンが多くありました。



朝は気分を落ち着かせる薬や意欲低下を改善する薬、夜は寝る前ということで気分を落ち着かせる薬を服用していました。

食欲がない時などはそれに加えて、朝晩食欲増進の薬も服用していました。



祭り之介ははじめ、精神医療と薬に対して警戒感があり、フウイと情報交換をしていました。

薬の名前をネットで調べ、副作用や成分の評判などを細やかに調べていました。



しかし、コモロウからは「そんなことするのは最初だけだし下手に素人が心配するより医者に任せた方がいいんじゃない」と言われていました。

実のところ、頭や心の気分の問題の方が、副作用に対する恐れよりも大きく感じたために祭り之介は結局あまり気にせず薬を飲むことにしました。



薬を飲み続けることで安心感が増す一方、眠気やぼーっとすることが多くなりました。

これは車の運転などはなるべく控えた方がいいと祭り之介は感じました。



それと、これはかつて福祉協議会について調べた時に知った豆知識ですが収入が少ない場合は役所の保険課などに相談することにより診療費や薬代の負担が減るということもあると知りました。



とにかく、分からないことは聞いてみること、そしてインターネットではそうした情報が結構あり、経験者の話も参考になることが分かりました。

ただし、自己責任なのでお医者さんやカウンセラー、役所の人や福祉協議会の人などと相談して正しい情報を確認しながら行動することを進めたいと思います。



とりわけ、うつや経済的不安によりダメージを受けている人は地元の福祉協議会や役所の相談窓口に行くことをお勧めします。

ただ、相手も同じ人間ですしいろんな人がいるので最初はあまり期待せず、しかし抱えている問題はしっかり話すことが出来るように準備するといいと思います。



ちなみに祭り之介とコモロウは「当たり」を引いたらしくとても良い人々と出会うことが出来たようです。

どうか、運が悪かったとしてもあきらめずに心を補強する機会を逃さずに立ち直ってほしいと思います。
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