ゼロからはじめる島津大河誘致

郭隗の馬の骨

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誘致絶望編8 VIXの恐怖、しくじり軍師フウイ(その3)

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さて、このVIX指数、いろいろ問題があったようでアメリカでは一時不正があったのではないかとの疑いがあり捜査対象になったことがありました。

実は今でも不透明な情報があり、はっきりしないグレーな状態になっています。



実は後になって指摘されたことなのですが、この時のVIX指数の操作は一部のファンドが意図的に行った結果だったとされています。

つまり、この銘柄の特性、あるいは弱点を把握した上で狙い撃ちされたということです。



この操作によってフウイを含め沢山の投資家が莫大な損を強いられてしまいましたが、その一方で大いに利益を上げた存在も当然いるわけです。

ごく短期的に莫大な利益を上げる、そうした点でこの作戦は大成功を収めたといっていいでしょう。



そして、人為的なVIX指数の上昇ですので、かつて起こった戦争や大恐慌のようなシナリオではなくすぐに収まったというのが事の真相でした。

過去に起きたこと、そのデータしかなかったとしても、未来はそうなるとは限らない、まさにそうした例でした。



蛇足ですが、かつてノーベル賞を受賞した人々が数式の理論に基づきファンドを立ち上げましたが、結果としてそのファンドも失敗してつぶれてしまいました。

コンピューターによると確率億分の一という出来事がたまたま起きたためだそうですが、このVIX同様人為的に起こされると案外脆いシステムだったのかもしれません。



まとめとして、この話の教訓について触れたいと思います。
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