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corona 都城の風景

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地方都市都城、九州の南部にあり、盆地の中心にある町。
人口は約15万ほどいますが、周りを山々に囲まれたへき地といってもいい土地です。
町中を自転車で見物すると人通りがまばらです。
近くの公園を見るとそこそこ大きな木がありました。
その根元を見ると白い猫が木の根元のすきまにちょうど挟まる状態で寝ていました。
その風景をほほえましくみながら通り過ぎるとまた別の木の根元に先ほどと少し似た白い猫がやはり無防備にねていました。
ネコ好きの作者としてはとても満足な風景でした。
さて、町中が閑散としていることはもちろんですが、都城にもウイルスの足音が近づいたという情報が入りました。
宮崎市で感染した人が都城に来ていたという情報、それと親類が都城にいるという情報です。
この情報のでどこは都城BBSというその地方に特化した話題を中心とするネット掲示板です。
その情報と共に、都城の人々は警戒心が足りないといった意見やよそ者が避難のために来るのは迷惑だ、といった本心丸出しの意見がでていました。
私自身はその意見に否定も肯定もしません。
ただ、今の時点でひとりも感染者を出していない都城でこうした警戒心があるのは都城らしいと思いました。
それは、情報があれば即座に判断し、問題が大きくならないように勤勉にことを決めていくというとてもリアリストの一面を感じるからです。
少なくとも平和ボケしていないという点では良いことだとは思います。
特に関心が高かった話題はどのような感染経路が考えられるかということでした。
どこにいて、どこで食事をしたかといった情報がほしい、単に病原菌を避けるということではなく分析して対策を考えようという考え方が都城の人々にはあるのだと思いました。
話は変わりますが都城のスーパーやドラッグストアーでは今でもマスクがありません。
ですが食物は豊富で納豆も麺やパスタも十分あります。
キャベツは一玉150円とずいぶん高くなりましたが量は十分あります。
お肉も卵もいつも通りの値段です。
将来は分かりませんが今はこの愛すべき町都城は平和です。
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