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ひだまりの国の言論回復

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ひだまりの地方選挙が終わって、しばらくすると地方議会ではいろいろなことが起きました。まず良い話題としていくつかの地方議会で「言論の自由に関する人種不平等な法律に関する撤廃法案」(通称デンゲル人優遇廃止法案)が可決されました。
これは今まで、腫物を扱うかのようにしていたデンゲル人に対する表現の不自由を事実上撤廃し、ひだまりの民や他の外国人と同じ扱いにするという「画期的」な法案でした。
いままで、多くの都市で幅を利かせ、懲役刑や多額の罰金をひだまりの民に強制していた悪法がついに撤廃される自治体がうまれたのです。
「ついにやったぞ!」コウメイや仲間たちははしゃぐかのように喜びました。
ただし、喜んでばかりもいられませんでした。
これはあくまで、一部の地方であり、デンゲル人がいまだ権力を持つ自治体ではいまだ悪法は健在だったのです。
それと悪い話題もありました。
テレスが以前より指摘していた、ひだまりの民のデンゲル人への裏切りが度々地方議会や国政でおき、ひだまりの国の言論回復を遅滞させようと躍起になっていました。
コウメイたちは仲間やネットで広がった地方選挙の時の戦友たちと分担して、ひまわり派の議員たちにデンゲルの酒と女(男)とスキャンダルに気を付けるようにという「陳情」とネットをはじめ世論は圧倒的にひだまり派を応援していることを伝えていきました。
次章ではひだまりの国の国政の動き見ていくことにしていきましょう。
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