143 / 175
第141話 DATE組のパピリオン
しおりを挟む
東北にはしまづの県と同じように、県の名前がそのままお菓子メーカーの称号と同じところが存在します。
それは日ノ本東北に位置するだてです。
ちなみに県名は「だて県」であり、お菓子メーカーの名前はDATE組です。
ここもしまづと同じように会社の経営が苦しい状態でしたが、社長の独眼竜まさむねはナニワ万博を自分たちの魅力を見せつける好機とみなしていました。
そのDATE組のパピリオンは緑と美しい木をモチーフにした爽やかな建物でした。
しかし、その建物とは対照的に、野外での見世物としてまさむねとDATE組社員によるバイクのパレードが行われて、観光客の度肝を抜いていました。
そのパレードが終わると、社長のまさむねがバイク乗りの姿から、板前の姿に華麗に変身しました。
そして、彼の周りにいるヤンキーっぽい社員たちも社長に合わせて変身!今度は全員が角刈りの爽やかな板前姿になってお客さんを招待します。
すると、パピリオンの上部に隠された看板の布がぱらりとほどけて「居酒屋、お食事処DATE!」という派手な看板が登場しました。
そうです!DATE組は居酒屋をコンセプトにした大掛かりな店を準備しました。
仲を見ると、まさむね自らが料理を作っている姿があり、その周りには沢山の板前が同様に調理をしていました。
実はこれには理由があります。
社長のまさむね自身、料理を作るのが得意で、しかもその奇想天外な発想は数々の創作料理を発明しました。
そして、まさむねと普段働いている社員の中にもそれに感化して料理をたしなむ者が多く現れました。
その料理は沢山の種類に上り、それぞれが色鮮やかでセンスの光る品々でした。
それと、だて県は水が清く、酒がうまく、米も美味しいので全国レベルで見ても十分観光客を満足させる料理を提供することが出来る、まさむねは地元の良さをよく知っていてこの大一番にそれを生かそうと考えたのです。
そして、食事やお酒を楽しんだ客に対して、デザート、またはお土産としてDATE組の名物「すんだ餅」を提供していきました。
DATE組のもてなしは爽やかさと刺激、目立つことと楽しむことを両立した斬新なものでした。
DSTE組もしまづと同じく会場の端っこという必ずしも良立地ではありませんでしたが、派手なセレモニーで沢山の人の目を引き、料理で満足させて行きました。
まさに大成功と言ったところでしょう。
※伊達政宗が料理に凝っていた記述は多くあります。
ずんだ餅についても伝承として政宗が作ったという言い伝えもあります。おせち料理や伊達巻に関しても政宗の名前が出るほど、料理と関連づけされる人物でした。(あくまで言い伝えでそれより前に存在したとの話もあり)
余談ですが、仙台味噌は味噌が初の量産化に成功したもので、戦の時にとても便利だったという話もあるそうです。
それは日ノ本東北に位置するだてです。
ちなみに県名は「だて県」であり、お菓子メーカーの名前はDATE組です。
ここもしまづと同じように会社の経営が苦しい状態でしたが、社長の独眼竜まさむねはナニワ万博を自分たちの魅力を見せつける好機とみなしていました。
そのDATE組のパピリオンは緑と美しい木をモチーフにした爽やかな建物でした。
しかし、その建物とは対照的に、野外での見世物としてまさむねとDATE組社員によるバイクのパレードが行われて、観光客の度肝を抜いていました。
そのパレードが終わると、社長のまさむねがバイク乗りの姿から、板前の姿に華麗に変身しました。
そして、彼の周りにいるヤンキーっぽい社員たちも社長に合わせて変身!今度は全員が角刈りの爽やかな板前姿になってお客さんを招待します。
すると、パピリオンの上部に隠された看板の布がぱらりとほどけて「居酒屋、お食事処DATE!」という派手な看板が登場しました。
そうです!DATE組は居酒屋をコンセプトにした大掛かりな店を準備しました。
仲を見ると、まさむね自らが料理を作っている姿があり、その周りには沢山の板前が同様に調理をしていました。
実はこれには理由があります。
社長のまさむね自身、料理を作るのが得意で、しかもその奇想天外な発想は数々の創作料理を発明しました。
そして、まさむねと普段働いている社員の中にもそれに感化して料理をたしなむ者が多く現れました。
その料理は沢山の種類に上り、それぞれが色鮮やかでセンスの光る品々でした。
それと、だて県は水が清く、酒がうまく、米も美味しいので全国レベルで見ても十分観光客を満足させる料理を提供することが出来る、まさむねは地元の良さをよく知っていてこの大一番にそれを生かそうと考えたのです。
そして、食事やお酒を楽しんだ客に対して、デザート、またはお土産としてDATE組の名物「すんだ餅」を提供していきました。
DATE組のもてなしは爽やかさと刺激、目立つことと楽しむことを両立した斬新なものでした。
DSTE組もしまづと同じく会場の端っこという必ずしも良立地ではありませんでしたが、派手なセレモニーで沢山の人の目を引き、料理で満足させて行きました。
まさに大成功と言ったところでしょう。
※伊達政宗が料理に凝っていた記述は多くあります。
ずんだ餅についても伝承として政宗が作ったという言い伝えもあります。おせち料理や伊達巻に関しても政宗の名前が出るほど、料理と関連づけされる人物でした。(あくまで言い伝えでそれより前に存在したとの話もあり)
余談ですが、仙台味噌は味噌が初の量産化に成功したもので、戦の時にとても便利だったという話もあるそうです。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
戦国を駆ける軍師・雪之丞見参!
沙羅双樹
歴史・時代
川中島の合戦で亡くなった軍師、山本勘助に嫡男がいた。その男は、山本雪之丞と言い、頭が良く、姿かたちも美しい若者であった。その日、信玄の館を訪れた雪之丞は、上洛の手段を考えている信玄に、「第二啄木鳥の戦法」を提案したのだった……。
この小説はカクヨムに連載中の「武田信玄上洛記」を大幅に加筆訂正したものです。より読みやすく面白く書き直しました。「武田信玄上洛の巻」の後は、「明智光秀の本能寺の変の巻」、さらにそのあとは鎌倉の商人、紅屋庄右衛門が登場する「商売人、紅屋庄右衛門の巻」、そして下野の国宇都宮で摩耶姫に会う「妖美なる姫君、摩耶姫の巻」へと展開していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる