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第115話 しまづ発祥の地 都庄

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ココは都庄市 (みやこのしょうし) しまづ発祥の地です。

昔々のこと、作者である郭隗の馬の骨はここの役人様に大変お世話になりました。

その縁もあり、またしまづ発祥の地ということもあり、自分の小説についていろいろ相談してみることにしました。



実はこの都庄市の名前の中に庄があるのは、昔しまづの庄園がこの市を全部飲み込む日ノ本最大規模の荘園であったことにちなみます。

ゆえにもともとしまづの県の中でもしまづにとてもゆかりのある街でした。



そして、市の役人様の親戚にもしまづの歴史保存に関わる人物やしまづの祭りに中の人として参加する人などこれまたゆかりのある人物が大勢いました。



当然、そういう事なら全面協力をお願いできる、そう作者は考えていたのですが、ところがどっこい!問題がありました。



小説の宣伝というのは難しいもので、例えばWEB小説の注意事項を見ると、ツイッターなどの宣伝以外は著作権やらなにやらいろいろあって勝手にやると今までの苦労が水の泡になるようなことが沢山ありました。



細かい話は避けますが、要するにだれもやってないようにな余計な真似はしない方が良いということです。

もしWEB小説で入賞したなら、そのあたり大人しくしておかないと大変なことになります。



役人様はそうした契約などについて詳しいため、少し浮足立っている作者に諭すように注意しました。

この時作者はやる気満々だったのであれをしたい、これもやりたいといろんなアイデアがありましたが、余計な事はしない大切さを市役所の中で教わりました。



しかし、役人様は最後に、口コミで知り合いに話すことは問題ないだろうから、そのあたりは伝えておくし、状況が変わればできることも増えるだろうから、がっかりせず頑張りましょう!

私たちは応援しますよ!郭隗さん!!

とフォローをいただきました。



その日の夜、作者は某WEB小説サイトを見ると団体様宛にこのような文言がありました。



当サイトでは企業・団体様参加による企画やイベントを広く募っております。

書籍・コミック原作などの商業利用のコンテストや、ブランディング・PRなどの目的に即したイベント・コンテストの展開など、目的に応じ聞き取りをしたうえ企画案をご提案いたしますので、まだ具体的なイメージが決められない、という段階でもぜひお気軽にご相談ください。



つまり、相談さえすれば、むしろPR活動はWELCOMEなのです。!!!

重ねて書きますが、無断ではなく相談をきちんとすることで何かを行うことはアリということが分かったのはとても大きい希望でした。



郭隗の馬の骨はタイミングを考えて、こうした情報を頭の奥に入れていつでも出せるよう心の準備をしたのでした。

しまづ発祥の地、都庄市とWEB小説とのコラボはもう近くにある!



今までも市単独でしまづ関連の祭りを行ったり、市役所の周りに「しまづ発祥の地」

の文字と共に武将の鎧を表現した沢山の幟 (のぼり)を立てたこの街ならきっと全面協力してくれる!!!

そんな希望をもって作者はしまづの会社に向かうのでした。



※ここに書かれている内容はフィクションであり個人、団体名などは基本架空のものです。

ただし、名称の参考として都庄 (みやこのしょう)は宮崎県都城市 (みやこのじょうし)を使用しています。



都城市の東側に「島津発祥の地」という記念碑があります。

島津荘園の中心が昔そこにあったことの名残です。

また、年に一度島津発祥祭りを開催しています。 (今は病気蔓延による規制の為延期)
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