上 下
98 / 175

第96話 本作の日ノ本地図紹介西日本編

しおりを挟む
日ノ本の中央部にさん然と存在するのはオダ・カンパニーです!

社長ノブナガの糖分取りすぎによりダウンし勢力は半分以上落ちていしまいましたが、まだノブナガは存在しており、代替わりした長男ノブタダも出来の良い社長です。



ちなみに余談ですが、このえ家の長男も「のぶただ」なので注意が必要です。

このえ家および日ノ本お菓子道連盟は現在このオダ・カンパニーが抑えています。

支配地域としては中部地方の真ん中に広がる所と、京の都近辺をヒデヨシ率いるサンサン商事と二分した感じで勢力を維持しています。



これから東のしんげん、けんしん、うじやす、西のひでよしと対峙するため楽とはいえませんが、何かしらの巻き返しがあり、既に計画しているかもしれません。

ヒデヨシに多くの勢力と数多の役員を引き抜かれましたが、反ヒデヨシ派のかついえ、ながひで、かずます、と言った有能な役員が残っています。



そして、お菓子とお茶の道では優れた才能を持つ専務のみつひでがいまだ健在というのも将来の希望を感じさせます。



さてオダ・カンパニーの右下、するが、とうとうみ、みかわと、オダ・カンパニー失脚のどさくさにおわりのなごやまで勢力を伸ばした会社があります。

株式会社「ミカワ屋」のいえやすです。



彼はオダ・カンパニーと同盟を結んでいましたが、ノブナガが倒れた後、サンサン商事がおわりまで進出してきたので、ノブタダと手を組み、さんさん商事からおわりを奪うという離れ業をやってのけました。

主力商品は「焼き味噌饅頭」です。



オダ・カンパニーがミノを、ミカワ屋がなごやを含むおわりを取ったことがこの後大きな流れを生み出しますが、それは後のお話で!



そしてここから西のほとんどはサンサン商事のヒデヨシの勢力圏となります。

一応中国地方にもうり連合は存在しますが、彼らは既にヒデヨシの傘下です。

また四国のちょうそかべも九州のおおとも、たちまな、りゅうぞうじも同じくヒデヨシの傘下です。



さて、我らがしまづの県は以前も説明した通り南九州を辛うじて死守したものの、サンサン商事とやりあう力はもうなく、独立を保ちつつも、教えを乞うという何とも歯がゆい状態となりました。



社長のよしひさは半分隠居、対外的には副社長のよしひろが社長代理という肩書でサンサン商事と相対することになります。



では、説明もあらかた済んだところで、今後のしまづの県の動きと日ノ本のお菓子業界の動きにどうぞご期待ください。



※読者の皆様の中にはいえやすがおわりを取るとか、しんげん、けんしん、うじやすなどが生きていることとかでクレームを入れたい方もいるかも知れません。

そのお気持ちに対する返事なのですが、「戦国武将は社長にはなれません!」



どうか、これで勘弁してください。<(_ _)>



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

最後に言い残した事は

白羽鳥(扇つくも)
ファンタジー
 どうして、こんな事になったんだろう……  断頭台の上で、元王妃リテラシーは呆然と己を罵倒する民衆を見下ろしていた。世界中から尊敬を集めていた宰相である父の暗殺。全てが狂い出したのはそこから……いや、もっと前だったかもしれない。  本日、リテラシーは公開処刑される。家族ぐるみで悪魔崇拝を行っていたという謂れなき罪のために王妃の位を剥奪され、邪悪な魔女として。 「最後に、言い残した事はあるか?」  かつての夫だった若き国王の言葉に、リテラシーは父から教えられていた『呪文』を発する。 ※ファンタジーです。ややグロ表現注意。 ※「小説家になろう」にも掲載。

【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー  爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」 見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は……… 「あの、……どなたのことでしょうか?」 まさかの意味不明発言!! 今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!! 結末やいかに!! ******************* 執筆終了済みです。

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

その断罪、三ヶ月後じゃダメですか?

荒瀬ヤヒロ
恋愛
ダメですか。 突然覚えのない罪をなすりつけられたアレクサンドルは兄と弟ともに深い溜め息を吐く。 「あと、三ヶ月だったのに…」 *「小説家になろう」にも掲載しています。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

夫から国外追放を言い渡されました

杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。 どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。 抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。 そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……

処理中です...