94 / 175
第92話 フフフ 会いたかったよしまづの諸君!
しおりを挟む
「びよ~ん」という音と共にしまづのメカのモニターに映像が映し出されました。
「フフフ、会いたかったよしまづの諸君!」
「生きていたのですね、ノブナガ様!!」
スクリーンごしにとよひさが目を光らせ驚きと喜びの混じった声で事態を確認する質問をしました。
画面ごしに現れたのは、ワイングラスを片手にしたノブナガの姿でした。
そしてその横には専務のみつひでの姿がありました。
「丁度都に用事があって今それを済ませた所だ、しまづの諸君も元気そうでなによりだ!」
よく見ると画像の後ろ側には様々な情報が写っていました。
このえさきひさとのぶただ親子、そしてその家族と猫達が解放されている様子、彼らの脇にはおとよ隊の上位互換の京おとよ隊の姿がチラホラ見えます。
ノブナガは話を続けます。
「事情は概ね理解している!邪魔者は私が相手をしよう!」
こう言ってワインを一気に飲み干した後、スクリーンの彼の姿は消えていきました。
さて、その後、スクリーンには別の人物が映し出されました。
そこにはしまづの社長よしひさが疲れた顔をしながらも明るい表情をしていました。
「よしひろ、そして皆に伝えたいことがある」
よしひさの説明によると、よしひろたちが戦っている間、よしひさは都での工作を密かに行っていました。
具体的には、都の重要人物、キーマンともいえるほそかわ家のふじたかに連絡をしてこのえ家の救出とオダカンパニーとの連携を模索していました。
その時、都にいる京おとよ隊を総動員してこのえ家の救出を計画、実行!そして逃走の際にオダカンパニーの協力を仰いだということでした。
ちなみによしひさも気づいていませんでしたが、ふじたかに送った文書の内、一部がひでよしの手の者に奪取されていました。
ちなみにその手紙の内容は「ひでよしのような出自も怪しい者が日ノ本の秩序を乱すのは許し難し!!!」
と言った内容があり、ひでよしもそれを知っていましたが、既に勝利は確実であるということと、長男なので一回は出自に関して批判されてもセーフという彼独自の判定基準によりよしひさはひでよしのどす黒い恨みを回避することが出来ました。
目まぐるしい情勢の変化に戸惑うよしひろたちでしたが、一つ分かっていることは「しまづは助かった」ということでした。
こうしてしまづの者たちは完敗の状態から解放されることになりました。
次回はひでよし側から見た一連の動きを紹介します。
※京おとよ隊 しまづ社長よしひさがとしひさと相談の上、都の情勢を知るために設立した集団、米の銘柄とは関係ない!
およと隊の中でも優秀かつ都会的でサッカーか蹴鞠が上手という条件を満たした人物が入隊条件である。
なお、服装は京の都で目立たないようにするため下級公家の格好であり姿はおとよ隊に似ているが口の十字がおとよ隊よりわずかに大きい。
ついでに服装について、本作の服装は通常はサラリーマン、公家の場合は公家の格好がデフォである、ただし髪型は現代風が強い。
※リスペクト 宇宙戦艦ヤマト完結編 パタリロ
「フフフ、会いたかったよしまづの諸君!」
「生きていたのですね、ノブナガ様!!」
スクリーンごしにとよひさが目を光らせ驚きと喜びの混じった声で事態を確認する質問をしました。
画面ごしに現れたのは、ワイングラスを片手にしたノブナガの姿でした。
そしてその横には専務のみつひでの姿がありました。
「丁度都に用事があって今それを済ませた所だ、しまづの諸君も元気そうでなによりだ!」
よく見ると画像の後ろ側には様々な情報が写っていました。
このえさきひさとのぶただ親子、そしてその家族と猫達が解放されている様子、彼らの脇にはおとよ隊の上位互換の京おとよ隊の姿がチラホラ見えます。
ノブナガは話を続けます。
「事情は概ね理解している!邪魔者は私が相手をしよう!」
こう言ってワインを一気に飲み干した後、スクリーンの彼の姿は消えていきました。
さて、その後、スクリーンには別の人物が映し出されました。
そこにはしまづの社長よしひさが疲れた顔をしながらも明るい表情をしていました。
「よしひろ、そして皆に伝えたいことがある」
よしひさの説明によると、よしひろたちが戦っている間、よしひさは都での工作を密かに行っていました。
具体的には、都の重要人物、キーマンともいえるほそかわ家のふじたかに連絡をしてこのえ家の救出とオダカンパニーとの連携を模索していました。
その時、都にいる京おとよ隊を総動員してこのえ家の救出を計画、実行!そして逃走の際にオダカンパニーの協力を仰いだということでした。
ちなみによしひさも気づいていませんでしたが、ふじたかに送った文書の内、一部がひでよしの手の者に奪取されていました。
ちなみにその手紙の内容は「ひでよしのような出自も怪しい者が日ノ本の秩序を乱すのは許し難し!!!」
と言った内容があり、ひでよしもそれを知っていましたが、既に勝利は確実であるということと、長男なので一回は出自に関して批判されてもセーフという彼独自の判定基準によりよしひさはひでよしのどす黒い恨みを回避することが出来ました。
目まぐるしい情勢の変化に戸惑うよしひろたちでしたが、一つ分かっていることは「しまづは助かった」ということでした。
こうしてしまづの者たちは完敗の状態から解放されることになりました。
次回はひでよし側から見た一連の動きを紹介します。
※京おとよ隊 しまづ社長よしひさがとしひさと相談の上、都の情勢を知るために設立した集団、米の銘柄とは関係ない!
およと隊の中でも優秀かつ都会的でサッカーか蹴鞠が上手という条件を満たした人物が入隊条件である。
なお、服装は京の都で目立たないようにするため下級公家の格好であり姿はおとよ隊に似ているが口の十字がおとよ隊よりわずかに大きい。
ついでに服装について、本作の服装は通常はサラリーマン、公家の場合は公家の格好がデフォである、ただし髪型は現代風が強い。
※リスペクト 宇宙戦艦ヤマト完結編 パタリロ
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる