上 下
85 / 175

第83話 よしひさの作戦!

しおりを挟む
サンサン商事の動きはすぐにしまづに届きました。
というか、ひでよしの方針でこれ見よがしに決戦を仕掛け、万人の見る前でしまづを叩き潰すのが目的なので当然相手の陣容も分かるわけです。

真剣な会議がしまづ社内で続けられていました。
運の悪いことに相談役ただよしが過労で倒れ、それを同じく相談役でありただよしの息子のたかひさが看病していて会議に出ることが出来ません。

また、しまづの切り札なりあきらはよしひさからの密命により新カードの開発を命じられていて同じく会議に出席できませんでした。
なお、密命の内容を極秘に入手したところ「サンサン商事の防御力の高い多数のカードに対抗できるカスタム用の決戦兵器!」という難しい内容でした。

さて、よしひさはまず3つの隊に分けて迎撃するように指示します。
まず、しまづの県東側からくる四国先方勢にはいえひさととよひさとおとよ隊を主力にHP6000PTを。

そして、県北東から攻め寄せるひでなが、おおとも、もうりにはよしひろの部隊を中心にHP20000PTを。

さらに県北西から来るひでよし本隊およびりゅうぞうじに対しては抑えとしてとしひさを中心にHP5000PTを。

よしひさ自体はHPを5000PTを持って待機としました。
よしひさの構想としてはまず先鋒の四国勢をいえひさたちが撃破したのち、残り部隊とよしひろが合流してひでなが隊と決戦し勝利する、その戦果をもってひでよしと和睦を目指すということで、ひでよしとは直接戦わない方針で行くことにしました。

そしてひでながたちとの勝負が事実上の決戦とみなし、戦の上手なよしひろにすべてをまかせることにしました。
なお、よしひろ自身は最後まで戦えるようにするために、しまづの県の東側にソ〇モンという名の一大拠点を増強し、地の利を得るように準備をしていました。

※本作のゲーム要素は以前も説明した通り実際の会社の規模や能力、開発力を数値化したり文章化することで成り立つています。
今回の拠点ソ〇モンもカードゲームの時に地形効果として威力を発揮する仕組みになっています。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー  爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」 見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は……… 「あの、……どなたのことでしょうか?」 まさかの意味不明発言!! 今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!! 結末やいかに!! ******************* 執筆終了済みです。

最後に言い残した事は

白羽鳥(扇つくも)
ファンタジー
 どうして、こんな事になったんだろう……  断頭台の上で、元王妃リテラシーは呆然と己を罵倒する民衆を見下ろしていた。世界中から尊敬を集めていた宰相である父の暗殺。全てが狂い出したのはそこから……いや、もっと前だったかもしれない。  本日、リテラシーは公開処刑される。家族ぐるみで悪魔崇拝を行っていたという謂れなき罪のために王妃の位を剥奪され、邪悪な魔女として。 「最後に、言い残した事はあるか?」  かつての夫だった若き国王の言葉に、リテラシーは父から教えられていた『呪文』を発する。 ※ファンタジーです。ややグロ表現注意。 ※「小説家になろう」にも掲載。

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

その断罪、三ヶ月後じゃダメですか?

荒瀬ヤヒロ
恋愛
ダメですか。 突然覚えのない罪をなすりつけられたアレクサンドルは兄と弟ともに深い溜め息を吐く。 「あと、三ヶ月だったのに…」 *「小説家になろう」にも掲載しています。

夫から国外追放を言い渡されました

杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。 どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。 抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。 そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……

処理中です...