令和欲張りギャグコメディ「しまづの県」

郭隗の馬の骨

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第66話 コスプレ性の違い?おとよ隊内乱!

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しまづの中でも見目麗しいとよひさにかわいい鬼のコスプレをさせるとこまでは順調に計画通りに行ったおとよ隊の面々。
しかしここでとんでもない落とし穴が待ちかまえていました。

それはズバリ「コスプレ性の違い!」です。
何が違うのでしょうか?

おとよ隊員A 「とよひさ様にはうる〇やつらのラ〇ちゃんの原作をリスペクトしてビキニにすべきだ、もちろん虎柄の!!!」

おとよ隊員B 「いや、とよひさ様の体型を考えたらワンピースが安全だしにあうだお、もちろん虎柄の!!!」

おとよ隊C 「いやいや、ここはうる〇やつらの人気を見極めるためにも虎柄は後回しにして、ね〇子の大正ファッションで行くべきだ、あ、もちろん口に竹はゆずれないお!」

というわけで大きく3つに意見が分かれました。
そして、残念なことにオタク同士の意見の違いという大変メンドクサイ問題の為、おとよ隊内部で激しい闘争が繰り広げられました。

その争いのすさまじさは後世の歴史に残るほどで、後のしまづ社史にもその悲惨さと無益さがトクトクと説明されていました。
写真には倒れたおとよ隊の面々が写るしまづの社内の様子が。

結局、とよひさに鬼のコスプレをさせるとあらかじめ約束したことを重視して、ね〇子派のコスプレがまず脱落しました。
そしてビキニかワンピースかという争いの中で、ね〇子派がワンピース派に加勢したことで勝敗は決しました。

結局、とよひさにはワンピースの虎柄衣装に鬼の娘のメーク、ラ〇ちゃん仕様で決まりました。

ちなみに作者の見立てでは露出が大きいこともあってビキニに決まるのではないかと予想していましたが、オタクの道は険しいらしく、何やらこだわりがあるようですが、私には分かりませんでした。

結局、またしてもとよひさは宴会前に予想していた勇猛な虎と鬼の鎧兜ではなく、オタクであるおとよ隊の忠誠心をアップさせる衣装を羞恥心と怒りの入り混じった涙目の表情を浮かべつつお披露目することになりました。

そして、内乱まで起こしたおとよ隊でしたが、主の尊い姿を見て皆満足し、割れた皿が元に戻るが如く隊の規律はもとに戻ったのでした。

※リスペクト うる星やつら ラムちゃん
鬼滅の刃 竈門禰豆子  (かまどねずこ)
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