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第17話 対面ノブナガとしまづズ
しおりを挟む京の都のオダカンパニーの拠点の一つでしまづいえひさとその息子とよひさ、そしてお供のおとよ隊の面々、略してしまづズがノブナガと会見することになりました。
しまづ本国からも色々なアドバイスや応援のためのいろんな手を尽くしてきましたが、会見が成功するかどうかは会ってみるまで分かりません。
普段、大雑把ないえひさもさすがに緊張しているようでカチカチ状態でした。
まじめなとよひさも緊張した顔で少し汗をかいている様子です。
おとよ隊の面々もみな緊張して、汗が顔にじりじりと出ている様子が見えます。
このえ家からのアドバイス通り清潔で几帳面なノブナガに会うということで会見前に風呂に入り、身だしなみを整え万全の態勢で待つこととなります。
この時、とよひさの姿は妖艶といって良いほど美しく、また魅力的でした。
おとよ隊はもちろん、父のいえひさも息子の美しさに目を奪われるほどでした。
さて、一方ノブナガの様子ですが、休憩室で横になってだらけていました。
何しろ前日はパレードがあって疲れがたまっていました。
正直だるいので休みたいというのが本音の、アンニュイな感じのようです。
そんなわけで、ただでさえ人に会うのが億劫な上に、部下が用意した報告書によると会見の相手は日ノ本の端っこの蛮族と書かれていたためにまるで関心がありませんでした。
この時のノブナガはさっさと田舎者にあうという面倒な仕事を終わらせて休みたいモードでした。
予定の時間になったので、部下のみつひでをつれてしまづズのいる大部屋に移動することにしました。
さて、会見です!
眠そうな目でしまづズを見渡すノブナガ。
しかしその時ノブナガに電流が走る!!
そして、彼は目を見開いて一人の人物に焦点を合わせてポツンと一言つぶやきました。
よいち!?よいちじゃないか!!
キョトンとするしまづズ、その中でもとよひさは何が起きたのか分からないかのように困惑した顔をしていました。
しかし、その顔も彼が美少年であるがゆえに実に魅力的でした。
そして、謎を残しつつしばしの時間が流れました。
※よいち、という呼び名はドリフターズという漫画、アニメの中で織田信長が那須与一相手に呼ぶときの名称です。
何故、その名が出てきたのかは次回のお話で補足しますネ。
まあ、ギャグなのであまり真剣にならないでお手柔らかにお願いします。
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