15 / 23
第15羽 ウサミミ取り外し可能?
しおりを挟む
あのウサミミが外れると、尾骶骨のあたりがじんわりと暖かくなり、尻尾がなくなった。そして元の人間の頃にあった耳の場所に、新しく人の耳が生えた。
「きゅう!!」
そこに耳は無いよ、イースターさんが心配そうに頭を確かめてるし、そろそろ戻そうかなこれ、ってかこれって戻るのか?まぁ、カチューシャみたいになってるし、1回着けてみるか。あ、そういえば尻尾も無くなってる。それじゃあ着けてみよう~
【カチャ】
「あぁん♡」
やべ、変な声が出ちゃった、あっでもウサミミも尻尾も、自分の体の一部みたいに動く。
「きゅう??」
「もお外さないから大丈夫だよ」
「きゅう?」
「ホントだって、イースターさんは僕を信じてくれないの?」
僕はうるうるした眼差しで、イースターさんを見つめてみる。
「きゅ!きゅう、きゅう、きゅう!」
あぁ~やっぱり可愛いな。
「イースターさん♡」
「きゅう♡」
「イースター♡」
「きゅう♡」
【ヒシッ!】
僕とイースターさんは、正面から抱き合う。あぁ、イースターさんのウサ毛気持ちいい。すーはーすーはー、良い匂いするぅ。
あの後イースターさんは、卵をベッドの側に置き、安らかに眠っている。
僕はこっそりと、ベッドから抜き出してこっそりとベランダに出た。外は昼間来たときとは違い幻想的な空間が広がっていた。水辺に蛍が光、男女が優雅に温泉でカクテルを飲んでいた。僕は一度空を見上げ、満面の星空を見た後、近くにあった木の椅子に腰掛け、眼鏡をかけた。
そして鑑定を使うと、ステータス画面が現れ、一部だけが変化していた。それは称号の欄だった。 人ヲ辞メタ者から人間?へと変わっていた。僕は試しにウサミミを付け直した。
【カチッ】
今度は変な声を出さずに済んだ。さてさて、どうなったのかな?おぉ~戻ってる。
ネーム 香月莉緒
レベル 117
職業 サモナー
婚約者 イースター
称号 人間?→人ヲ辞メタ者
まあそうだよね。ウサミミ外したら、ただの人間だもんね。これは少し便利だな。この世界では、異物が混じってる人種のことを亜人と呼んで、蔑む人がいるらしいから。でもこの耳を外すと、イースターさんが心配しちゃうしなぁ。どうすかっなぁ~まぁ、そのときはそんときだ!僕は部屋に戻った。
ーーーーーーーーーー??ーーーーーーーーーーー
「くくく、あの兎と仲良くやってるようだな!お前さんたちには、まだまだたくさんの試練が待っておるだろうが、頑張れ頑張れ!!そして俺をもっと楽しませろ!
他の11の○獣たちも目を覚ましたようだし、この後どうなるか、楽しみだあ~くけ、ち!これ変なの入れたな!俺を殺す気か!!」
「すみましぇーーん!砂糖と塩間違えましたぁ!」
「はぁ、どうしてこうなんだ。次やったら、下界に降ろすからな!」
「ひぃー!それだけは、どうかご勘弁を…」
ーーーーーーーーーーー下界ーーーーーーーーーー
?誰かが僕たちを覗いているような?眠いし気のせいだろう、すぴーすぴーz Zイースターしゃん、大好きいぃー♡
「きゅう♡z Z」
「きゅう!!」
そこに耳は無いよ、イースターさんが心配そうに頭を確かめてるし、そろそろ戻そうかなこれ、ってかこれって戻るのか?まぁ、カチューシャみたいになってるし、1回着けてみるか。あ、そういえば尻尾も無くなってる。それじゃあ着けてみよう~
【カチャ】
「あぁん♡」
やべ、変な声が出ちゃった、あっでもウサミミも尻尾も、自分の体の一部みたいに動く。
「きゅう??」
「もお外さないから大丈夫だよ」
「きゅう?」
「ホントだって、イースターさんは僕を信じてくれないの?」
僕はうるうるした眼差しで、イースターさんを見つめてみる。
「きゅ!きゅう、きゅう、きゅう!」
あぁ~やっぱり可愛いな。
「イースターさん♡」
「きゅう♡」
「イースター♡」
「きゅう♡」
【ヒシッ!】
僕とイースターさんは、正面から抱き合う。あぁ、イースターさんのウサ毛気持ちいい。すーはーすーはー、良い匂いするぅ。
あの後イースターさんは、卵をベッドの側に置き、安らかに眠っている。
僕はこっそりと、ベッドから抜き出してこっそりとベランダに出た。外は昼間来たときとは違い幻想的な空間が広がっていた。水辺に蛍が光、男女が優雅に温泉でカクテルを飲んでいた。僕は一度空を見上げ、満面の星空を見た後、近くにあった木の椅子に腰掛け、眼鏡をかけた。
そして鑑定を使うと、ステータス画面が現れ、一部だけが変化していた。それは称号の欄だった。 人ヲ辞メタ者から人間?へと変わっていた。僕は試しにウサミミを付け直した。
【カチッ】
今度は変な声を出さずに済んだ。さてさて、どうなったのかな?おぉ~戻ってる。
ネーム 香月莉緒
レベル 117
職業 サモナー
婚約者 イースター
称号 人間?→人ヲ辞メタ者
まあそうだよね。ウサミミ外したら、ただの人間だもんね。これは少し便利だな。この世界では、異物が混じってる人種のことを亜人と呼んで、蔑む人がいるらしいから。でもこの耳を外すと、イースターさんが心配しちゃうしなぁ。どうすかっなぁ~まぁ、そのときはそんときだ!僕は部屋に戻った。
ーーーーーーーーーー??ーーーーーーーーーーー
「くくく、あの兎と仲良くやってるようだな!お前さんたちには、まだまだたくさんの試練が待っておるだろうが、頑張れ頑張れ!!そして俺をもっと楽しませろ!
他の11の○獣たちも目を覚ましたようだし、この後どうなるか、楽しみだあ~くけ、ち!これ変なの入れたな!俺を殺す気か!!」
「すみましぇーーん!砂糖と塩間違えましたぁ!」
「はぁ、どうしてこうなんだ。次やったら、下界に降ろすからな!」
「ひぃー!それだけは、どうかご勘弁を…」
ーーーーーーーーーーー下界ーーーーーーーーーー
?誰かが僕たちを覗いているような?眠いし気のせいだろう、すぴーすぴーz Zイースターしゃん、大好きいぃー♡
「きゅう♡z Z」
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活
ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。
「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。
現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。
ゆっくり更新です。はじめての投稿です。
誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
好感度MAXから始まるラブコメ
黒姫百合
恋愛
「……キスしちゃったね」
男の娘の武田早苗と女の子の神崎茜は家が隣同士の幼馴染だ。
二人はお互いのことが好きだったがその好き幼馴染の『好き』だと思い、恋愛の意味の『好き』とは自覚していなかった。
あまりにも近くにいすぎたからこそすれ違う二人。
これは甘すぎるほど甘い二人の恋物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる