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第15羽 ウサミミ取り外し可能?
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あのウサミミが外れると、尾骶骨のあたりがじんわりと暖かくなり、尻尾がなくなった。そして元の人間の頃にあった耳の場所に、新しく人の耳が生えた。
「きゅう!!」
そこに耳は無いよ、イースターさんが心配そうに頭を確かめてるし、そろそろ戻そうかなこれ、ってかこれって戻るのか?まぁ、カチューシャみたいになってるし、1回着けてみるか。あ、そういえば尻尾も無くなってる。それじゃあ着けてみよう~
【カチャ】
「あぁん♡」
やべ、変な声が出ちゃった、あっでもウサミミも尻尾も、自分の体の一部みたいに動く。
「きゅう??」
「もお外さないから大丈夫だよ」
「きゅう?」
「ホントだって、イースターさんは僕を信じてくれないの?」
僕はうるうるした眼差しで、イースターさんを見つめてみる。
「きゅ!きゅう、きゅう、きゅう!」
あぁ~やっぱり可愛いな。
「イースターさん♡」
「きゅう♡」
「イースター♡」
「きゅう♡」
【ヒシッ!】
僕とイースターさんは、正面から抱き合う。あぁ、イースターさんのウサ毛気持ちいい。すーはーすーはー、良い匂いするぅ。
あの後イースターさんは、卵をベッドの側に置き、安らかに眠っている。
僕はこっそりと、ベッドから抜き出してこっそりとベランダに出た。外は昼間来たときとは違い幻想的な空間が広がっていた。水辺に蛍が光、男女が優雅に温泉でカクテルを飲んでいた。僕は一度空を見上げ、満面の星空を見た後、近くにあった木の椅子に腰掛け、眼鏡をかけた。
そして鑑定を使うと、ステータス画面が現れ、一部だけが変化していた。それは称号の欄だった。 人ヲ辞メタ者から人間?へと変わっていた。僕は試しにウサミミを付け直した。
【カチッ】
今度は変な声を出さずに済んだ。さてさて、どうなったのかな?おぉ~戻ってる。
ネーム 香月莉緒
レベル 117
職業 サモナー
婚約者 イースター
称号 人間?→人ヲ辞メタ者
まあそうだよね。ウサミミ外したら、ただの人間だもんね。これは少し便利だな。この世界では、異物が混じってる人種のことを亜人と呼んで、蔑む人がいるらしいから。でもこの耳を外すと、イースターさんが心配しちゃうしなぁ。どうすかっなぁ~まぁ、そのときはそんときだ!僕は部屋に戻った。
ーーーーーーーーーー??ーーーーーーーーーーー
「くくく、あの兎と仲良くやってるようだな!お前さんたちには、まだまだたくさんの試練が待っておるだろうが、頑張れ頑張れ!!そして俺をもっと楽しませろ!
他の11の○獣たちも目を覚ましたようだし、この後どうなるか、楽しみだあ~くけ、ち!これ変なの入れたな!俺を殺す気か!!」
「すみましぇーーん!砂糖と塩間違えましたぁ!」
「はぁ、どうしてこうなんだ。次やったら、下界に降ろすからな!」
「ひぃー!それだけは、どうかご勘弁を…」
ーーーーーーーーーーー下界ーーーーーーーーーー
?誰かが僕たちを覗いているような?眠いし気のせいだろう、すぴーすぴーz Zイースターしゃん、大好きいぃー♡
「きゅう♡z Z」
「きゅう!!」
そこに耳は無いよ、イースターさんが心配そうに頭を確かめてるし、そろそろ戻そうかなこれ、ってかこれって戻るのか?まぁ、カチューシャみたいになってるし、1回着けてみるか。あ、そういえば尻尾も無くなってる。それじゃあ着けてみよう~
【カチャ】
「あぁん♡」
やべ、変な声が出ちゃった、あっでもウサミミも尻尾も、自分の体の一部みたいに動く。
「きゅう??」
「もお外さないから大丈夫だよ」
「きゅう?」
「ホントだって、イースターさんは僕を信じてくれないの?」
僕はうるうるした眼差しで、イースターさんを見つめてみる。
「きゅ!きゅう、きゅう、きゅう!」
あぁ~やっぱり可愛いな。
「イースターさん♡」
「きゅう♡」
「イースター♡」
「きゅう♡」
【ヒシッ!】
僕とイースターさんは、正面から抱き合う。あぁ、イースターさんのウサ毛気持ちいい。すーはーすーはー、良い匂いするぅ。
あの後イースターさんは、卵をベッドの側に置き、安らかに眠っている。
僕はこっそりと、ベッドから抜き出してこっそりとベランダに出た。外は昼間来たときとは違い幻想的な空間が広がっていた。水辺に蛍が光、男女が優雅に温泉でカクテルを飲んでいた。僕は一度空を見上げ、満面の星空を見た後、近くにあった木の椅子に腰掛け、眼鏡をかけた。
そして鑑定を使うと、ステータス画面が現れ、一部だけが変化していた。それは称号の欄だった。 人ヲ辞メタ者から人間?へと変わっていた。僕は試しにウサミミを付け直した。
【カチッ】
今度は変な声を出さずに済んだ。さてさて、どうなったのかな?おぉ~戻ってる。
ネーム 香月莉緒
レベル 117
職業 サモナー
婚約者 イースター
称号 人間?→人ヲ辞メタ者
まあそうだよね。ウサミミ外したら、ただの人間だもんね。これは少し便利だな。この世界では、異物が混じってる人種のことを亜人と呼んで、蔑む人がいるらしいから。でもこの耳を外すと、イースターさんが心配しちゃうしなぁ。どうすかっなぁ~まぁ、そのときはそんときだ!僕は部屋に戻った。
ーーーーーーーーーー??ーーーーーーーーーーー
「くくく、あの兎と仲良くやってるようだな!お前さんたちには、まだまだたくさんの試練が待っておるだろうが、頑張れ頑張れ!!そして俺をもっと楽しませろ!
他の11の○獣たちも目を覚ましたようだし、この後どうなるか、楽しみだあ~くけ、ち!これ変なの入れたな!俺を殺す気か!!」
「すみましぇーーん!砂糖と塩間違えましたぁ!」
「はぁ、どうしてこうなんだ。次やったら、下界に降ろすからな!」
「ひぃー!それだけは、どうかご勘弁を…」
ーーーーーーーーーーー下界ーーーーーーーーーー
?誰かが僕たちを覗いているような?眠いし気のせいだろう、すぴーすぴーz Zイースターしゃん、大好きいぃー♡
「きゅう♡z Z」
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