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ノル結婚編(エリーナ)
episode 45 ノルティアの街完成!
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レベッカはラスタード帝国の実情を知って一度は母国に帰ろうと思っていたけど、レオン王子の発言とノルティア王女の行動にレドリア魔森林に俄然、興味が湧いたレベッカは馬車に乗り込むとレドリア魔森林に向かった。
「もし…ホンマにノル王子が生きとんのやったら…ラスタード帝国で起きていることを踏まえて話をせんとあかんやろな。」
「姫!レドリア魔森林に行くって本当ですか?」
「ジルフか。ホンマや!ちょっと確かめたいことがあるからな…」
「しかし、あの森は危険です……上位種の魔物が普通にゴロゴロいるって聞きますよ?」
そう…昔からあの場所は上級冒険者がパーティーを組んで入らないと数時間持たない。
それどころか、上級冒険者だって一人で生還は難しいって言われてる森……そんなヤバイ森に一国の王子が使えないジョブを手に入れたからと追放先にあんな場所を普通選ぶやろか?
皇帝に意見できる人間が居らんでも家族なら止めるやろうけど…話を聞く限り……それはなかった。
「あの占い師が何かを企んどるんは分かるんやけど……証拠がない。」
「あの占い師ジェーン殿ですか?」
「あれは人間やない…とんでもないんが化とる。」
「えっ……人間じゃないんですか!?」
「そうや、悪魔かもしれへん。それよりも兵に伝えなさい!場所はレドリア魔森林へ行くって。」
「はっ!」
さて……楽しみやわ。
◇ ◆ ◇ ◆
その頃、ノル達は街の完成を祝していた。
「ノル様、これで街としても成長しましたな!」
「これもレイチャード殿が助力して貰えたからです。それに他の人達にもたくさん助けられて今があります。」
中央広場を会場にして数百人の移住者を含めて僕に協力してくれたノルティアの上級貴族の方々も来てくれていた。
それからレイチャード領からも50人規模で仕事をする為に職人もこの街に来てくれていた。
「気づけばこんなにも大規模な街になって驚いています。僕が作った街ですが、大きくなって来たのでソロソロ領主を決めたいと思っているので移住者の皆さんからも投票をお願いするかもしれません。」
「「エェーーーッ!?」」
僕の演説が終わると会場の全員がどよめく……。一番驚いていたのはルシアとエリーナが唖然としていて思わずレイチャード殿が僕のマイクを取り上げると僕に代わって演説を再開した。
「またまたご冗談を!ノル様以外にこの領地を納めるに相応しい人はこの街にはおりませんよ。
我々はあなた様がいずれこの街を国にして最高の住みやすい国に繁栄させると信じております。」
『最高の君主ノル・アルフォード様…万歳!』
民衆は湧き上がる感情を爆発させるかの如く歓声に包まれていた。
僕は改めてみんなに支えられているのだと知り、目には涙が溢れていた。
「もし…ホンマにノル王子が生きとんのやったら…ラスタード帝国で起きていることを踏まえて話をせんとあかんやろな。」
「姫!レドリア魔森林に行くって本当ですか?」
「ジルフか。ホンマや!ちょっと確かめたいことがあるからな…」
「しかし、あの森は危険です……上位種の魔物が普通にゴロゴロいるって聞きますよ?」
そう…昔からあの場所は上級冒険者がパーティーを組んで入らないと数時間持たない。
それどころか、上級冒険者だって一人で生還は難しいって言われてる森……そんなヤバイ森に一国の王子が使えないジョブを手に入れたからと追放先にあんな場所を普通選ぶやろか?
皇帝に意見できる人間が居らんでも家族なら止めるやろうけど…話を聞く限り……それはなかった。
「あの占い師が何かを企んどるんは分かるんやけど……証拠がない。」
「あの占い師ジェーン殿ですか?」
「あれは人間やない…とんでもないんが化とる。」
「えっ……人間じゃないんですか!?」
「そうや、悪魔かもしれへん。それよりも兵に伝えなさい!場所はレドリア魔森林へ行くって。」
「はっ!」
さて……楽しみやわ。
◇ ◆ ◇ ◆
その頃、ノル達は街の完成を祝していた。
「ノル様、これで街としても成長しましたな!」
「これもレイチャード殿が助力して貰えたからです。それに他の人達にもたくさん助けられて今があります。」
中央広場を会場にして数百人の移住者を含めて僕に協力してくれたノルティアの上級貴族の方々も来てくれていた。
それからレイチャード領からも50人規模で仕事をする為に職人もこの街に来てくれていた。
「気づけばこんなにも大規模な街になって驚いています。僕が作った街ですが、大きくなって来たのでソロソロ領主を決めたいと思っているので移住者の皆さんからも投票をお願いするかもしれません。」
「「エェーーーッ!?」」
僕の演説が終わると会場の全員がどよめく……。一番驚いていたのはルシアとエリーナが唖然としていて思わずレイチャード殿が僕のマイクを取り上げると僕に代わって演説を再開した。
「またまたご冗談を!ノル様以外にこの領地を納めるに相応しい人はこの街にはおりませんよ。
我々はあなた様がいずれこの街を国にして最高の住みやすい国に繁栄させると信じております。」
『最高の君主ノル・アルフォード様…万歳!』
民衆は湧き上がる感情を爆発させるかの如く歓声に包まれていた。
僕は改めてみんなに支えられているのだと知り、目には涙が溢れていた。
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