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第二章
〜実家〜
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商業都市オーシャンを出ていよいよ王都に入るところだがトーマ達は王都近くの街を訪れている
ここは王都近郊の街ミスト、エリィとレイの地元でありネネが眠る街
オーシャンの街ほどではないが整備されていてゴミなどが落ちてなく、レンガ造りの家も多い
建物全体の高さはそれほど高くない空が広く見える綺麗な街だ
三人はまずアッシュハート家に顔を出し、無事「務め」から帰って来たことを報告しに寄った
玄関を開けるとエリィの両親が出迎えてくれている
「ただいま戻りましたお父様、お母様」
「エリィ、ご苦労だったな無事で何よりだ」
「エリィおかえりなさい、疲れたでしょう?今日は家に滞在するのでしょう?…………そちらの方は?貴族の方?……ではないようですね……それと獣人族?……」
「はい!わたくしの命の恩人であり友人です!今日はお二人もこちらで泊まってもらい明日にでも王都に向かう予定です」
「友人!?」
「……そっそう……そうなのね命の恩人とは……それはそれは娘を救って頂きありがとうございます」
「いえ!エリィさんにはいつもお世話になってます!トーマといいます!今後とも末永くよろしくお願いします!」
「いつも?……末永く?……んっゴボン……エリィの母のベラです」
「……父のノルだ……まあ上がりたまえ」
アッシュハート家に着き、両親に挨拶をと気合いの入ったトーマの空回りにノルとベラは困惑しつつ対応する
「コーラルっちゃ!エリィちんのパパさんママさん、よろしく~」
「「……」」
「君もエリィの友人?」
ノルとベラは訝しんで聞く
「そうです!とても大切な友人です」
エリィは笑顔で答える
「「……」」
「……ではどうぞ……部屋を案内しますので夜は一緒に食事をしましょう」
ベラは執事にトーマとコーラルを案内させて、ノルと何やら話しているようだった
三人は荷物を部屋に置き家を出る、目的はネネの墓参りだ
一面に花畑が広がる丘の上、大人であれば楽に辿り着く約束の場所
そこに三人はお弁当を持って来ている
お弁当といってもエリィが家で軽く作ったサンドウィッチのようなものだ
「本当はレイさんも一緒だったらよかったのですけど……でもトーマくんとコーラルさんならネネちゃんも喜んでいると思います」
「……うん!いい場所っちゃ!」
「……そう言ってくれると嬉しいな、じゃあネネちゃんと食べようか!」
「そうですね!」
三人はネネの墓の周りで手作りサンドウィッチを食べながら過ごした
トーマがコーラルに絡まれつつエリィがそれを見て笑う
そんな時間が過ぎた
ここは王都近郊の街ミスト、エリィとレイの地元でありネネが眠る街
オーシャンの街ほどではないが整備されていてゴミなどが落ちてなく、レンガ造りの家も多い
建物全体の高さはそれほど高くない空が広く見える綺麗な街だ
三人はまずアッシュハート家に顔を出し、無事「務め」から帰って来たことを報告しに寄った
玄関を開けるとエリィの両親が出迎えてくれている
「ただいま戻りましたお父様、お母様」
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「エリィおかえりなさい、疲れたでしょう?今日は家に滞在するのでしょう?…………そちらの方は?貴族の方?……ではないようですね……それと獣人族?……」
「はい!わたくしの命の恩人であり友人です!今日はお二人もこちらで泊まってもらい明日にでも王都に向かう予定です」
「友人!?」
「……そっそう……そうなのね命の恩人とは……それはそれは娘を救って頂きありがとうございます」
「いえ!エリィさんにはいつもお世話になってます!トーマといいます!今後とも末永くよろしくお願いします!」
「いつも?……末永く?……んっゴボン……エリィの母のベラです」
「……父のノルだ……まあ上がりたまえ」
アッシュハート家に着き、両親に挨拶をと気合いの入ったトーマの空回りにノルとベラは困惑しつつ対応する
「コーラルっちゃ!エリィちんのパパさんママさん、よろしく~」
「「……」」
「君もエリィの友人?」
ノルとベラは訝しんで聞く
「そうです!とても大切な友人です」
エリィは笑顔で答える
「「……」」
「……ではどうぞ……部屋を案内しますので夜は一緒に食事をしましょう」
ベラは執事にトーマとコーラルを案内させて、ノルと何やら話しているようだった
三人は荷物を部屋に置き家を出る、目的はネネの墓参りだ
一面に花畑が広がる丘の上、大人であれば楽に辿り着く約束の場所
そこに三人はお弁当を持って来ている
お弁当といってもエリィが家で軽く作ったサンドウィッチのようなものだ
「本当はレイさんも一緒だったらよかったのですけど……でもトーマくんとコーラルさんならネネちゃんも喜んでいると思います」
「……うん!いい場所っちゃ!」
「……そう言ってくれると嬉しいな、じゃあネネちゃんと食べようか!」
「そうですね!」
三人はネネの墓の周りで手作りサンドウィッチを食べながら過ごした
トーマがコーラルに絡まれつつエリィがそれを見て笑う
そんな時間が過ぎた
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