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pizzeman

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兵器 08-4

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「おらおら!どうした!その程度か!!」

 あの敵を相手に先ほどよりも押していた。何度も羽と腕で殴り続けた。

「ガンナックル」

 瞬間的に腕を殴り、全身をさらに敵に近づけよけた。

「遅いな、だがもっと厄介なのはこの硬さだな。さっきからなにしても傷がつかねえ」

 腕をつかみ握りしめようとしてみるが壊れる様子が無い。

「ガンナックル」

 左手で攻撃をしてくる。シュティーナは羽でガードするが勢いが強すぎたのか羽は吹き飛ばされてしまった。だが羽は傷つかなかった。シュティーナは撃たれたことを何もなかったように右手で攻撃をしてくる。右翼で右腕を、左手は胸倉をつかみ動けないようにして殴りかかった。

「早い」

「お前が遅いんだよ」

 敵はそのままの勢いで顔を殴られ、吹っ飛ばされた。だが当然逃がさないよう羽でつかんだままだった。勢いはそのままでさらに地面にたたきつけた。

「フウウゥゥ……おい、どうした!さっきまでの勢いはどうした!その程度か?その程度なのか!あぁ?もっと私に攻撃をしやがれ!!もっと破壊してみろ!!硬いだけの体では一生かかっても私には勝てんぞ!!!」

「……マシンガンナックル」

 敵は寝た状態のまま何度もシュティーナに殴りかかった。だがそれは一発どころではない。マシンガンのように何発も連射してくるように右腕だけで殴ってきた。シュティーナは羽でガードし、立った状態のまま後ろに下がった。

「やるな、だがもっと強い攻撃ができるんだろう?」

「!?」

「今のはさすがにきたが、だがそれでも傷つくほどじゃねえ。もっと強い攻撃をしてみろよ、じゃねえとテメエ……殺すぞ」

 敵の腕が赤くなっている。そしてそこから白い煙が出ている。

「なるほど。お前の攻撃は確かに強いな。だが弱点はそれだな、使いすぎると熱で動けなくなるところだな」

「……お前は強いな」

「そうだが?なんせ俺は……あ?俺はだれだ?」

「赤月 鬼羅、だろ」

「おお、なんかそれだったような気がするが……まあいいか。違う気もするし」

「……俺の名前は『兵器』。過去にお前を倒したことがある。お前が耐えられなかったこの攻撃は耐えられるか?」

「俺が耐えられなかった攻撃?」

「……もう少し時間をくれたら撃てる」

 瞬間、敵に蹴りを放つ。

「待つわけねえだろ!考えが甘いんじゃねえのか!」

 やはり敵には傷がつかない。

「さてどうすっかな。そうだ、お前に試していない攻撃があるんだった。ちと試してみるか」
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