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pizzeman

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一閃(フィスト)07-3

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「違うな、死ぬ運命に近づいているのはお前だ」

「何を馬鹿なことを言っているんだ。どう見たってお前たちはこの高さから落ちたら死ぬだろうが!」

「だったら高度計を見てみな。こちらはすでに準備が終わっている。いくぞ『デビル』。このまま海へ着陸する」

「了解」

魔物がでかい羽根に代わる。シュティーナと似たような羽であった。だがデカい。そしてその羽は『カルマヴァインド』を包み込むようにしていた。フィストもつかんでいる。

「みんな、衝撃に備えな!」

 天空からそのままの勢いで海へ突っ込む。この『カルマヴァインド』は空へ向かっていたのではない。円を描きながら天から海へ向かっていたのだ。

「私は魔法を扱うのにも長けているのでな。この機体から離れた時にお前は敗北するぞ。そしてこの機体は海でも活動できる。エイア、このまま移動するぞ」

「あ、ああ」

 カルマヴァインドはエグナシルの機体から離れていく。

「よし、戻っていいぞ」

 魔物が姿を煙の状態に戻し、どこから入ってきたのかはわからないがシュティーナたちのもとへ戻ってきた。

「さて、とどめかな」

 フィストの機体の周りに氷が生まれる。そして一気にフィストの機体を氷で包まれる。

「あれは一体……シュティーナ、何をしたんだ?」

「魔法です。私は悪魔の力だけではない、魔法も使えます。正直そこまで扱えるわけではないので水がたくさんあってよかったです。塩水ですけど」

「とにかく進もう、目的地にいこう。」

 エイアがシュティーナが誰も殺していないことを確認した。

「ここから目的地……か」

 ヴァレッジが深刻そうな顔をする。

「どうしたんです司令?」

「ここから目的地に行くまでで旧本部があるな」

「それがどうしたんですか?」

「あそこにはシュティーナが倒したエグナシルがいたな」

「!?生きているんですか?」

「一応な、だが。まともな状態ではなかったな」

「会話はできますか?」

「ああ、お前ならできるだろう」

「分かりました」

 そして閃光が走った。
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