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Stina of Destruction 06-結

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「す、すまなかったな」

 鬼羅に向かってシュティーナは顔を赤らめ、どこかを向き、帽子で顔を隠しながら言った。

「いえ、別にいいですよ」

「そうか」

「魔物から聞いたぞ。私の父親のこと」

「はい……」

 鬼羅は少しばかり気を落とした。意外なことばかりであったから。

「シュティーナさん」

「何だ?」

「あなたはこれからも戦うのですが?別に無理をせずに戦わなくてもいいのではないのでしょうか」

「……これはやらなければいけないことだ。それにもう私たちにはもう後戻りはできない」

「そうでしょうか、後戻りできないってことはないと思いますよ。今ならエイアがいる。エイアは唯一あのテイトと連絡を取れる。戦う意思がないと分かれば向こうも戦おうとしないと思いますよ」

「無理だな、心は強くはない。いつかまた暴走するだろう……それに私が悪魔の状態になっておかしい部分があるだろう?」

「はい、あの性格が変わるところですね。私にはそんなことはありませんでしたから」

「ああそうだ、魔物に聞いたときに分かったのだが。あれは私の父親の性格、戦い方そのものだ」

「あの戦い方ですか?」

「私の父親は力任せばかりの技であった。破壊ばかりで……いろんな都市を破壊した。それに言葉遣いも」

「そうですか」

 鬼羅はあることを思いつく

「でしたら悪魔の力を開放するのをやめませんか?」

「え?」

「はっきり言ってあの時、戦っているときのあなたは何かに操られているように苦しんでいた。違いますか?」

「お見通しだったんだな」

「ええ、わかってましたよ」

「しかし、敵はまだ来る。それにエグナシルだけではないってことが今日分かったからな。悪魔の力はなく、さらに殺すことはだめだというとどう戦う?理想な世界はないんだぞ」

「分かっています。でもそれを追求するのを止めるのは世界を本当に崩壊させてしまう」

「……だったらここからは別の道を歩まなければならないな。未来の進路を頼む。いいな」

「もちろんです。任せてください」
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