Despair Select

pizzeman

文字の大きさ
上 下
15 / 53
Despair Select

Beat those who kill creatures 05-2

しおりを挟む
「分かりました」

 二人は悪魔の状態になった。シュティーナは羽が生え、鬼羅は全身から煙が出始めた。

「覚悟しろよ……」

 対してエイアはただ構えるだけで、二人のように大きな変化はなかった。本当に強いのだろうか?二人は疑問に思う。

「あなたたちから攻撃してもいいですよ」

「そうかそうか、ならばお望み通りに攻撃してやろう……後悔しても遅いからな『ダインスレイフ』」

 シュティーナの隣にいた魔物が先ほどと同じように禍々しい剣となった。同時にかなりの重さなのかシュティーナの足元がわずかに沈んだ。

「ではいきます」

 まず鬼羅があの目にも止まらない速度でエイアに攻撃を仕掛ける。あの半機械人間ジーク・エグナシルが対応できなかった斬撃だろう。鬼羅が瞬間で移動した瞬間にエイアは消えた。鬼羅はそのままがいた場所に着地した。

「消えた!?」

「だから言っただろう?俺には勝てないと」

 エイアはシュティーナの後ろにいた。風の動きもなく、音もせず、鬼羅よりも早い速度で。

「な……」

 シュティーナは息をのんだ。それは当たり前だ。なぜならシュティーナはここまで早い速度で動いたものなどであったことがなかった。そして鬼羅以上の動きで。

「どうする?終わらせるか?このままやるとしたらそうだな……お前たちはまた誰かを殺しそうだからしばらく動けないようにしてやるか」

「……確かにスピードは私たちよりもかなり上だな……だが力が無くて私たちに勝てるのか?」

「試してみるか?言っておくがお前たちの攻撃なんか当たらないぞ、スピードが違いすぎる」

「だが、二人で同時はどうかな?」

 そういったのは鬼羅だった。同じくスピードを得意としていた鬼羅であったが負けたせいなのかわずかにいら立ちが見える。

「鬼羅、冷静さを失うな。これは殺し合いではないんだぞ、それに先ほどの戦いでだいぶ消耗もしている。本気は出すな」

「……そうですね、少々いら立ってしまったみたいです」

 エイアは傍観としていた。おそらくこちらがいつ攻撃してくるか待っているのだろう。

「一つ策があります。それにこの人に勝てなかったらあのテイトとかいうやつにも勝てなさそうです」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

彼女の母は蜜の味

緋山悠希
恋愛
ある日、彼女の深雪からお母さんを買い物に連れて行ってあげて欲しいと頼まれる。密かに綺麗なお母さんとの2人の時間に期待を抱きながら「別にいいよ」と優しい彼氏を演じる健二。そんな健二に待っていたのは大人の女性の洗礼だった…

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

冤罪を掛けられて大切な家族から見捨てられた

ああああ
恋愛
優は大切にしていた妹の友達に冤罪を掛けられてしまう。 そして冤罪が判明して戻ってきたが

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

聖女の地位も婚約者も全て差し上げます〜LV∞の聖女は冒険者になるらしい〜

みおな
ファンタジー
 ティアラ・クリムゾンは伯爵家の令嬢であり、シンクレア王国の筆頭聖女である。  そして、王太子殿下の婚約者でもあった。  だが王太子は公爵令嬢と浮気をした挙句、ティアラのことを偽聖女と冤罪を突きつけ、婚約破棄を宣言する。 「聖女の地位も婚約者も全て差し上げます。ごきげんよう」  父親にも蔑ろにされていたティアラは、そのまま王宮から飛び出して家にも帰らず冒険者を目指すことにする。  

処理中です...