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Beat those who kill creatures 05-1

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「なぜ敵を殺した」

 シュティーナはエイアに睨まれていた。

「誰だお前は」

「俺はエイア・カムフォート。覚えておかなくてもいいがな」

 エイアはシュティーナの胸倉をつかんだ。

「なにがいいたい?こちらの事情を知らないまま攻撃するのか?だとしたらこちらにもそれ相応のやり方があるが」

「俺は殺しが嫌いだ。いかなる理由があろうと殺しが嫌いだ。お前は襲い掛かってきたを敵を殺していただろう?だから俺は生き物を殺す者を倒す」

「お前、珍しいやつだな。だが」

 シュティーナは羽を戻し、人間の状態となった。

「今は仲間と戦っている暇がないんでな。さっきから人の姿を見かけないんだが……お前は何か知らないか?あと、手をどけろ」

「……ここにいる人はお前らと一人以外全員避難させた」

「何?本部から避難だと?どこに避難させたんだ?」

「俺は殺しが嫌いだ。だからそれなりに安全な場所に強制的に避難させた。多少は混乱するだろうが近くの船に分散させた。これから面倒ごとが増えるだろうな」

「そうか、では人員はあまり被害がないのだな」

「そうだな、だが戦いが激しくなったおかげで本部は壊滅状態……とても戦える状況ではない」

「あんたはなんでここにいるんだ?」

 鬼羅が問いかける。現在戦いがおわったばかりで分からないことだらけであった。

「お前たちの司令塔、ルイ・ヴィ・ヴァレッジから連絡をもらった。戦いを終わらせるために」

「戦いを終わらせる?お前は何をしたんだ?」

 今度はシュティーナが問いかける。

「テイトに半機械人間を帰還させた」

「テイトだと!!お前、テイトと連絡が取れるのか?」

「ああ、取れるが。だがお前たちに教えるつもりはない。わかったらさっさと帰りな」

「いや、力づくでも聞き出すぞ」

「シュティーナさん……」

「鬼羅、お前は戦わなくていいぞ。この戦いは殺し合いではないからな」

「二人で来てもいいぞ。どうせ俺には勝てない」

「なんだと!!」

「言わせてやれ、鬼羅。こいつからテイトの情報を聞き出す」
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