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pizzeman

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Come on, it's time for war 04-5

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 鬼羅はその正確な、力強い動きに対応できなかった。鬼羅は動きこそ早いが反射神経は普通の人間と同じであった。頭で考えるよりも早く動く体でこの素早い攻撃ができていたが相手の動きにはあまり対応できなかった。それが鬼羅の弱点であった。ジークに軽く吹き飛ばされてしまった鬼羅は壁に打ち付けられてしまった。

「どうした、どうした。さっきまでの勢いはどうした?もう終わりなのか?」

「まだ、まだまだだ。俺はこの程度では終わりとは言えない……」

「ほう……ならお前の力を見せてみろ。もっと強くなって見せろ!もっと俺を楽しませろ!!それが一番俺たちが強くなれる方法だ。それにお前のことはよくわかっている」

「何?」

「お前、悪魔の一族だろう?その髪色と肌の色で分かった。比較的にお前はすごく人間に似ている。だがその色素、動き、冷静さはこの時代の人間にはできないことだ。違うか?」

「ばれていたか、だが」

 鬼羅の気迫が変わった。殺気を感じさせない暗殺者と思わせるような動きであったが今度は違う、シュティーナと同じく、目が赤く光り、肉体が変化する。シュティーナのように羽が生えたりすることはなかったが、明らかに鬼羅の筋肉が変わる。とても熱くなっているのだろう。鬼羅の体から煙が上がっていた。

「それがわかっていたからどうした?俺が悪魔の一族であろうがなかろうがお前たちには関係ない」

 突如、鬼羅の頭の中であることが思い浮かぶ。それは古い記憶からであったが……

「お前、なんで悪魔の一族のことを知っている?悪魔の一族は遠い昔に絶滅したといわれていたんだぞ。俺たちも増えすぎないよう強く、隠れて生きてきたのになんで知っていやがる。答えろ」

「むぅ、難しいことはよくわからん。なんか覚えていたんだよなあ」

「だったらもう一つ、なぜ悪魔の一族、俺たちの家族、シュティーナの父を殺した」

「……世界がそういったからだ」

「世界?どういうことだ?」

「それは世界を俺たちの長男が……あー、この話はやめようや。じゃないと長くなるし、お前たちは俺たちを殺そうとするだろう?だったら今はおとなしくしといてくれ。」

「おとなしく?何寝ぼけたことを言ってやがる。世界が?お前たちの長男が命令したから殺したのか?」

「まあ、そうなるなあ。でも俺たちだって被害を受けたしもうその件は世界が許してくれてると思うぜ?だからおとなしくしてくれ」

「世界が許そうがカンケェねえ!てめえを殺す!!一族の仇だ!!!」

 刹那。一瞬で動く。鬼羅はジークの後ろにいる。

「!!……いつのまに」

「見せてやる、俺の技を」

ジークの体、全身は切り刻まれた。圧倒的素早い速度と大きな力から無数の斬撃を浴びせる。それが赤月 鬼羅の技であった。
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