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Despair Select
There is no value in your words 02-1
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「貴様たちに伝えておこうこの私には勝てない」
3機の戦闘機を破壊したシュティーナはいまだ姿をあらわさない敵に叫ぶ。
「どこにも逃げられないぞ!痛い目に合いたくなければはやく姿を見せろ!!殺してやる!!」
どこに隠れていたのだろうか。シュティーナの声に驚いたかのように鳥たちは空へ飛んでいった。
司令部にて大きな画面には暴れ終わった後の悪魔が映し出されていた。
「これがかのうわさのシュティーナか」
「ばかな、生身で戦闘機を破壊できるものがいるなど……」
ほとんどの者が慌てていた。そんな中で一人の男が皆に言った。
「そうだ、あれが悪魔の娘、『シュティーナ・エボルギア』だ」
そういうのは『death karma』とジャケットを着ているいかにも司令官とでも呼べそうな男であった。
「やつは俺たち人間とはちがい、圧倒的な身体能力、視力、聴力、それらはもちろんのこと。不完全ながら不老不死の能力も持っています」
「不老不死だと!!」
「そうです。そして我々『death karma』は人類の敵である半機械人間どもに唯一敵対できる組織であります。」
「しかし、半機械人間には対抗手段は本当にあるのか?そもそもあのシュティーナとかいう女は本当に味方なのか」
「まず、あなた方にひとつ言いたいことがあります。悪魔というのは本来性別がありません。よってシュティーナは見た目は女性らしいですが性別はありません。そして対抗手段はもう伝えてある。よく画面を見るんだ」
画面にはシュティーナと名無しの魔物が映っていた。
「準備はいいか?」
「もちろんでございます」
「よし、ではいくぞ。『リーパー』」
シュティーナがそういうと魔物は人では扱えない大きさの大砲に姿を変えた。(目安:155mmカノン砲M2)
宙に浮かぶその大砲をシュティーナが持つと重さで足元にクレーターができた。人が持てる重さではないことが良く分かる。
だがシュティーナは全く動じない、何も気にしない様子で四方八方に撃ち始めた。
「さあ、どこだ!私はここにいる!!貴様の命を刈り取りたくて止められないのだ!!!止めろ。私を止めみせろ!!父を殺したように私にその力を見せ付けろ!!!!!」
荒廃した都市は爆発と同時に姿を変えていった、砂埃が舞い上がり、また爆発が起きる。そしてまた砂埃が上がる。
「シュティーナ様、もう撃てる場所はありません」
「……そうか」
やや、がっくりした様子で言った。
「てきは見つかった?」
「いえ、ですが大体の位置は把握できました」
「よし、言ってみろ」
「あの宙に浮かんでいる瓦礫を撃ってみてください。そこで無ければ……」
「海か残った足場だな!!」
大砲の標準を天に向ける。
大きな息を吐きながら大きくニヤリと表情を変えて一発ずつ丁寧に瓦礫を撃ち抜く。
今か今か、と撃つ、撃つ、撃つ、撃つ!!
そして全てを撃ち抜いた。
3機の戦闘機を破壊したシュティーナはいまだ姿をあらわさない敵に叫ぶ。
「どこにも逃げられないぞ!痛い目に合いたくなければはやく姿を見せろ!!殺してやる!!」
どこに隠れていたのだろうか。シュティーナの声に驚いたかのように鳥たちは空へ飛んでいった。
司令部にて大きな画面には暴れ終わった後の悪魔が映し出されていた。
「これがかのうわさのシュティーナか」
「ばかな、生身で戦闘機を破壊できるものがいるなど……」
ほとんどの者が慌てていた。そんな中で一人の男が皆に言った。
「そうだ、あれが悪魔の娘、『シュティーナ・エボルギア』だ」
そういうのは『death karma』とジャケットを着ているいかにも司令官とでも呼べそうな男であった。
「やつは俺たち人間とはちがい、圧倒的な身体能力、視力、聴力、それらはもちろんのこと。不完全ながら不老不死の能力も持っています」
「不老不死だと!!」
「そうです。そして我々『death karma』は人類の敵である半機械人間どもに唯一敵対できる組織であります。」
「しかし、半機械人間には対抗手段は本当にあるのか?そもそもあのシュティーナとかいう女は本当に味方なのか」
「まず、あなた方にひとつ言いたいことがあります。悪魔というのは本来性別がありません。よってシュティーナは見た目は女性らしいですが性別はありません。そして対抗手段はもう伝えてある。よく画面を見るんだ」
画面にはシュティーナと名無しの魔物が映っていた。
「準備はいいか?」
「もちろんでございます」
「よし、ではいくぞ。『リーパー』」
シュティーナがそういうと魔物は人では扱えない大きさの大砲に姿を変えた。(目安:155mmカノン砲M2)
宙に浮かぶその大砲をシュティーナが持つと重さで足元にクレーターができた。人が持てる重さではないことが良く分かる。
だがシュティーナは全く動じない、何も気にしない様子で四方八方に撃ち始めた。
「さあ、どこだ!私はここにいる!!貴様の命を刈り取りたくて止められないのだ!!!止めろ。私を止めみせろ!!父を殺したように私にその力を見せ付けろ!!!!!」
荒廃した都市は爆発と同時に姿を変えていった、砂埃が舞い上がり、また爆発が起きる。そしてまた砂埃が上がる。
「シュティーナ様、もう撃てる場所はありません」
「……そうか」
やや、がっくりした様子で言った。
「てきは見つかった?」
「いえ、ですが大体の位置は把握できました」
「よし、言ってみろ」
「あの宙に浮かんでいる瓦礫を撃ってみてください。そこで無ければ……」
「海か残った足場だな!!」
大砲の標準を天に向ける。
大きな息を吐きながら大きくニヤリと表情を変えて一発ずつ丁寧に瓦礫を撃ち抜く。
今か今か、と撃つ、撃つ、撃つ、撃つ!!
そして全てを撃ち抜いた。
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