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第五部 続・みんなでわちゃわちゃ編
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「とりまサラダを取り分けますわ。ほら、お食べ」
彩葉は運ばれてきたサラダを取り分けて全員に渡した。少しずつ料理が提供されてきている。サ○ゼリヤは提供スピードが爆速だ。早いところ聞きたいことを聞かなければ、と彩葉は思った。
彩葉は飲み物を飲みつつ、楓と梅寿を見る。二人は少し緊張が溶けたのか、サラダを口に運びながら微笑み合っている。寄り添うように座る二人の距離は近い。さっきはメニューを見ながらどれにするこれにするとキャッキャウフフといちゃついていた。彩葉は意を決した。
「あー、あのさ、もしかして二人はあれか。付き合って、いるのかなぁ」
「聞き方キモいなお前」
彩葉はハァハァ呼吸を荒くしながら聞いてしまった。さっきから彩葉自身も思っていたが、変態味がエグい。今日のあの話し合いの空気を引きずってしまっている。
楓と梅寿は赤くなって顔を見合わせる。
「あの、はい、付き合ってます」
梅寿が答えると、楓は俯いて何度か頷いた。二人の可愛らしい反応に胸がキュンキュン高鳴る。彩葉は竹彪の腕を何度も叩いた。
「やっだ、付き合ってんだって、やっぱ付き合ってるんだって!どうしよ、胸がキュンキュンすんだけど」
「二人は、どこまで、いってるのかなぁ。ん?」
「聞き方キモいな、お前も!俺以上じゃねーか!」
竹彪は口元を抑えてハアハア赤くなりながら二人に質問している。彩葉は竹彪の気持ち悪さを激しめにどついた。
梅寿は視線を外して小さな声で答える。
「いや、えー、手をつなぐくらいで、そんな…付き合って、まだ一週間くらいなんで」
「ヒャーッ!手をつなぐんだって!苦しい苦しい、甘酸っぱくて苦しい」
「めっちゃキュンキュンする、めっっっちゃキュンキュンする」
彩葉と竹彪は胸を抑えて身悶えた。爽やかで初々しい高校生カップルはまだ手つなぎデートが精一杯なようだ。あまりの初々しさに、彩葉と竹彪は胸どころか呼吸まで苦しくなっていた。
「ちょっとお兄さんに教えてほしいんだけど、二人はあれかな、お互いの、どこが好きなのかなぁ。教えてほしいなぁ」
「ニチャニチャ気持ち悪ぃな、お前…具体的にほら、どんなとこがこう、好きになったのかな?お兄さんも、知りたいなぁ。ん?」
「おめーもニっチャニチャだわ」
彩葉と竹彪は興奮と興味が抑えきれずに楓と梅寿を質問攻めにした。
梅寿は恥ずかしがりながらも憧れの竹彪の問いに答えようと必死に思考を巡らせた。恥ずかしいが、こんな話しは中々他人にできない。聞いて欲しい気持ちもあった。学校の友人にはできない惚気ができる喜びも、梅寿の中に確かにあった。
「いつからか覚えてないんすけど、ガキの頃から楓が好きで…優しくて、臆病で、守ってやりたいなぁと…でも時々強くて、しっかりしてるんすよ。あと小さくて可愛くて、あと、」
「う、ウメちゃ、言い過ぎ…」
楓は首を振って梅寿を止めた。想ってくれていることは理解していたが、言葉にされるととても恥ずかしい。テーブルの向こうで、彩葉と竹彪は目を輝かせながら楓を見ている。楓は意を決して口を開いた。
彩葉は運ばれてきたサラダを取り分けて全員に渡した。少しずつ料理が提供されてきている。サ○ゼリヤは提供スピードが爆速だ。早いところ聞きたいことを聞かなければ、と彩葉は思った。
彩葉は飲み物を飲みつつ、楓と梅寿を見る。二人は少し緊張が溶けたのか、サラダを口に運びながら微笑み合っている。寄り添うように座る二人の距離は近い。さっきはメニューを見ながらどれにするこれにするとキャッキャウフフといちゃついていた。彩葉は意を決した。
「あー、あのさ、もしかして二人はあれか。付き合って、いるのかなぁ」
「聞き方キモいなお前」
彩葉はハァハァ呼吸を荒くしながら聞いてしまった。さっきから彩葉自身も思っていたが、変態味がエグい。今日のあの話し合いの空気を引きずってしまっている。
楓と梅寿は赤くなって顔を見合わせる。
「あの、はい、付き合ってます」
梅寿が答えると、楓は俯いて何度か頷いた。二人の可愛らしい反応に胸がキュンキュン高鳴る。彩葉は竹彪の腕を何度も叩いた。
「やっだ、付き合ってんだって、やっぱ付き合ってるんだって!どうしよ、胸がキュンキュンすんだけど」
「二人は、どこまで、いってるのかなぁ。ん?」
「聞き方キモいな、お前も!俺以上じゃねーか!」
竹彪は口元を抑えてハアハア赤くなりながら二人に質問している。彩葉は竹彪の気持ち悪さを激しめにどついた。
梅寿は視線を外して小さな声で答える。
「いや、えー、手をつなぐくらいで、そんな…付き合って、まだ一週間くらいなんで」
「ヒャーッ!手をつなぐんだって!苦しい苦しい、甘酸っぱくて苦しい」
「めっちゃキュンキュンする、めっっっちゃキュンキュンする」
彩葉と竹彪は胸を抑えて身悶えた。爽やかで初々しい高校生カップルはまだ手つなぎデートが精一杯なようだ。あまりの初々しさに、彩葉と竹彪は胸どころか呼吸まで苦しくなっていた。
「ちょっとお兄さんに教えてほしいんだけど、二人はあれかな、お互いの、どこが好きなのかなぁ。教えてほしいなぁ」
「ニチャニチャ気持ち悪ぃな、お前…具体的にほら、どんなとこがこう、好きになったのかな?お兄さんも、知りたいなぁ。ん?」
「おめーもニっチャニチャだわ」
彩葉と竹彪は興奮と興味が抑えきれずに楓と梅寿を質問攻めにした。
梅寿は恥ずかしがりながらも憧れの竹彪の問いに答えようと必死に思考を巡らせた。恥ずかしいが、こんな話しは中々他人にできない。聞いて欲しい気持ちもあった。学校の友人にはできない惚気ができる喜びも、梅寿の中に確かにあった。
「いつからか覚えてないんすけど、ガキの頃から楓が好きで…優しくて、臆病で、守ってやりたいなぁと…でも時々強くて、しっかりしてるんすよ。あと小さくて可愛くて、あと、」
「う、ウメちゃ、言い過ぎ…」
楓は首を振って梅寿を止めた。想ってくれていることは理解していたが、言葉にされるととても恥ずかしい。テーブルの向こうで、彩葉と竹彪は目を輝かせながら楓を見ている。楓は意を決して口を開いた。
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