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第二話 女装青年で乱れ咲き
完
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「ジロ…すごく良かったよ。可愛かった」
オキツネサマがジロの頭を撫でると、ジロは頷いて目を閉じた。眠ってしまったのかもしれない。ひらひらワンピースのままで。
男なのにジロはとんでもなくエロい顔で喘ぎまくっていた。もしかしたら前回、イチもあのくらい喘いで愛くるしい姿を、晒してしまったのかもしれない。そりゃやりたくもなるか、とイチは思う。手の中の、自分の放った白い液体を持て余しているイチのそばにオキツネサマが歩み寄ってきた。
「自分で気持ち良くして、いっちゃったの?」
「仕方ないじゃろ、我慢できなかったんじゃ。ほら…」
床に座るイチは大きく足を開き、見せつけるように硬さを取り戻したイチ自身を扱く。オキツネサマはイチの痴態に笑みを深めた。
「こういの、好きじゃろ?」
「…いいねぇ。スケベなお兄さん、最高♡」
オキツネサマは屈んでパクリとイチを銜えた。じゅるじゅると音を立てるオキツネサマに、イチは腰を振る。
「ん~っ♡んぅ、んっ、んっ」
「まだ出るかな?」
「ん♡でる、出る♡まだ、いっぱい、ぅくっ!あ、ひあぁぁっ!」
イチはオキツネサマに腰を押し付けて果てた。オキツネサマは搾り取るように吸い上げる。
「可愛いねぇ。イチもジロも、スケベで可愛くて、大好きだよ」
「か、可愛っ…この姿で?可愛い、かの…?」
「可愛いよ。俺には、ね」
「んっ…ん、ん♡あむ、ん♡」
姿見が、目の前に現れた。どうみても鏡の中の29歳のイチはいい年の男だが、オキツネサマからみると可愛いらしい。その感覚はよくわからないが、褒められて悪い気はしない。
オキツネサマはイチに口付ける。口づけながら下を解していく。イチはお尻を振りながらオキツネサマの愛撫を素直に受け入れた。ローションを流し込まれながら解されるそこは、パクパクとオキツネサマの指を飲み込んでいる。
「もういいかな?」
「も、もうええ、もう、入れ、っ…く、ふ」
床に仰向けに横たえられたイチは自分から足を抱えた。この前とは比べ物にならない質量のものがイチに入り込んできた。イチは息を止める。
「息とめちゃだめだよ。深呼吸ね、ひっひっふー」
「それ、ちが…ひっ、ひ、ふぅうっ♡ふ、あぅー♡」
呼吸に合わせてオキツネサマが容赦なく腰を進めてきた。ズリズリと中を擦られてイチは甘い悲鳴を上げる。イチは仰け反り、オキツネサマの動きに合わせて腰を振る。
「上手だね、イチ。エロすぎ」
「ふ、ふぅっ、んっ♡するなら、儂も、ん♡楽しまない、と♡あ♡あー♡♡」
「煽るね~」
笑うイチにオキツネサマは動きを早める。同時にイチを扱く。イチに余裕がなくなっていく。
「あっ、あ!一緒、だめ、だめじゃ、いく、出る、でぅぅううっ!」
「まだ、頑張れるよね?イチ」
「あ~っ!だめ、いま、うー、いって、激しっ、あ、んぁ、んひぃい♡♡」
イチは果てた。しかしオキツネサマは動きを止めずにイチを追い詰めていく。イチは頭を振り乱して、オキツネサマの動きについていくのに必死だった。何度かオキツネサマが中に放つのを感じながら、イチの意識は薄れていった。
「もうね。色々経験した大人だけどまだまだ青い20台最後の二人。ほんと最高。ショタもいいけど青年もいい…二人共、ポテンシャル高すぎだよ。いいね!」
「うる…うるせぇ…なんで、そんな、元気なんじゃ…」
「なんか、まだ…お尻に入っとるような…」
横たわるイチとジロの横でオキツネサマは上機嫌だった。すっかり満足したようだ。イチとジロは体が起こせず、フリフリワンピースのままぐったり力を失っている。
「なんだかんだで二人もノリノリだったし…幸せ。俺、幸せだよ」
「うっせぇな、まじで…あの、不思議な力で回復してくれんかの、オキツネサマ」
「ボロボロじゃの、イチ…人のこと言えんが…というか、なんでこんなに動けないんじゃ、今日」
すがりつくイチとジロにオキツネサマはにっこり笑う。
「この前は回復させてあげたからね。今日はこう、事後のまったりした体も味わってほしくて、そのままにしたんだよね。回復する?回復したらするけど。まだ元気だけど、俺」
「あ。じゃあいいです。このままで」
「儂も。もう、寝ます」
オキツネサマはポロリと元気な股間をイチとジロに見せつける。イチとジロは見なかったことにして目を閉じた。
二人共男と寝るなんて考えたこともなかったが、人生なにがあるかわからない。
オキツネサマとの行為にハマり始めていることからも目をそらして、イチとジロは仲良く眠りについた。
END
オキツネサマがジロの頭を撫でると、ジロは頷いて目を閉じた。眠ってしまったのかもしれない。ひらひらワンピースのままで。
男なのにジロはとんでもなくエロい顔で喘ぎまくっていた。もしかしたら前回、イチもあのくらい喘いで愛くるしい姿を、晒してしまったのかもしれない。そりゃやりたくもなるか、とイチは思う。手の中の、自分の放った白い液体を持て余しているイチのそばにオキツネサマが歩み寄ってきた。
「自分で気持ち良くして、いっちゃったの?」
「仕方ないじゃろ、我慢できなかったんじゃ。ほら…」
床に座るイチは大きく足を開き、見せつけるように硬さを取り戻したイチ自身を扱く。オキツネサマはイチの痴態に笑みを深めた。
「こういの、好きじゃろ?」
「…いいねぇ。スケベなお兄さん、最高♡」
オキツネサマは屈んでパクリとイチを銜えた。じゅるじゅると音を立てるオキツネサマに、イチは腰を振る。
「ん~っ♡んぅ、んっ、んっ」
「まだ出るかな?」
「ん♡でる、出る♡まだ、いっぱい、ぅくっ!あ、ひあぁぁっ!」
イチはオキツネサマに腰を押し付けて果てた。オキツネサマは搾り取るように吸い上げる。
「可愛いねぇ。イチもジロも、スケベで可愛くて、大好きだよ」
「か、可愛っ…この姿で?可愛い、かの…?」
「可愛いよ。俺には、ね」
「んっ…ん、ん♡あむ、ん♡」
姿見が、目の前に現れた。どうみても鏡の中の29歳のイチはいい年の男だが、オキツネサマからみると可愛いらしい。その感覚はよくわからないが、褒められて悪い気はしない。
オキツネサマはイチに口付ける。口づけながら下を解していく。イチはお尻を振りながらオキツネサマの愛撫を素直に受け入れた。ローションを流し込まれながら解されるそこは、パクパクとオキツネサマの指を飲み込んでいる。
「もういいかな?」
「も、もうええ、もう、入れ、っ…く、ふ」
床に仰向けに横たえられたイチは自分から足を抱えた。この前とは比べ物にならない質量のものがイチに入り込んできた。イチは息を止める。
「息とめちゃだめだよ。深呼吸ね、ひっひっふー」
「それ、ちが…ひっ、ひ、ふぅうっ♡ふ、あぅー♡」
呼吸に合わせてオキツネサマが容赦なく腰を進めてきた。ズリズリと中を擦られてイチは甘い悲鳴を上げる。イチは仰け反り、オキツネサマの動きに合わせて腰を振る。
「上手だね、イチ。エロすぎ」
「ふ、ふぅっ、んっ♡するなら、儂も、ん♡楽しまない、と♡あ♡あー♡♡」
「煽るね~」
笑うイチにオキツネサマは動きを早める。同時にイチを扱く。イチに余裕がなくなっていく。
「あっ、あ!一緒、だめ、だめじゃ、いく、出る、でぅぅううっ!」
「まだ、頑張れるよね?イチ」
「あ~っ!だめ、いま、うー、いって、激しっ、あ、んぁ、んひぃい♡♡」
イチは果てた。しかしオキツネサマは動きを止めずにイチを追い詰めていく。イチは頭を振り乱して、オキツネサマの動きについていくのに必死だった。何度かオキツネサマが中に放つのを感じながら、イチの意識は薄れていった。
「もうね。色々経験した大人だけどまだまだ青い20台最後の二人。ほんと最高。ショタもいいけど青年もいい…二人共、ポテンシャル高すぎだよ。いいね!」
「うる…うるせぇ…なんで、そんな、元気なんじゃ…」
「なんか、まだ…お尻に入っとるような…」
横たわるイチとジロの横でオキツネサマは上機嫌だった。すっかり満足したようだ。イチとジロは体が起こせず、フリフリワンピースのままぐったり力を失っている。
「なんだかんだで二人もノリノリだったし…幸せ。俺、幸せだよ」
「うっせぇな、まじで…あの、不思議な力で回復してくれんかの、オキツネサマ」
「ボロボロじゃの、イチ…人のこと言えんが…というか、なんでこんなに動けないんじゃ、今日」
すがりつくイチとジロにオキツネサマはにっこり笑う。
「この前は回復させてあげたからね。今日はこう、事後のまったりした体も味わってほしくて、そのままにしたんだよね。回復する?回復したらするけど。まだ元気だけど、俺」
「あ。じゃあいいです。このままで」
「儂も。もう、寝ます」
オキツネサマはポロリと元気な股間をイチとジロに見せつける。イチとジロは見なかったことにして目を閉じた。
二人共男と寝るなんて考えたこともなかったが、人生なにがあるかわからない。
オキツネサマとの行為にハマり始めていることからも目をそらして、イチとジロは仲良く眠りについた。
END
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