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第2章冒険者登録とヒーラーへの道
ジークside④
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マコトを治療ギルドに連れて行き、ドアを開けると
カリエが待っていた。どうやらマコトの治癒師と薬師のレベルを今いる患者で確認するつもりらしい。
ひとまず第一関門を突破したみたいだ。彼女の症状を診て病名を当てた。すぐに家族にも同じ状態になっている者がいたら大変だということで、彼女の家の場所をカルテから確認して迎えに行った。
「こんにちわ。誰かおられますか?」
気配はあるが、返事がない。仕方がない強硬突破をすると、奥のほうに隠れるようにしていた。
「治療ギルドから来ました。ケイトさんの具合が悪い理由がわかったので、迎えに来ました」と言ってギルドカードを見せると
「あんたは冒険者なのか?」と一番年上と思われる獣人が聞いてきた
「はい。もしかしてご家族も、同じ症状になっているかなる前の可能性があるので同じ治療をしたいとの事です」と答えると
「わかったちょっと待ってくれ。お金を持っていかないと」というので
「お金の事は気にしないでください。一刻を争う事態になる前に行きましょう」と言って小さなこの体を抱えて大人と一緒にギルドの診療室へ向かうと
「《ハイヒール》のことね。そうね難しいこともないけど…。そうだ、いい方法がある。私が彼の足の骨に正常な位置になるように《ヒール》をかけるからその上から繋がるように《ヒール》をかけてくれれば大丈夫」
「おいカリエ適当なことを言うなよ。それでも両足をやるにはMPも効き具合も足りないはずだぞ」とツッコミを入れたが
「そんなこと言っていられないの。とにかくまず実践よ。マコト手伝って」というのが早いか彼のそばに寄って二人で[ヒール]と唱えているが、どう見てもマコトはケイトさんの治療でかなりMPを消耗してしまったらしく、ふらふらだ。コハクがどうしようと焦っているので、契約獣としてできる事を教えた。そう魔力の付与だ。この力を使えば多分彼も助かるだろう。そう思っていると、あたり一面が光り出したと思ったら、そこにいた患者さん全員の患部が光り出し全部の光が消えた頃、マコトは床に倒れていた。急いでそばに近づくと、
「大丈夫彼女はMPを大量に消費して気絶しただけだから」そう肩で息をしながらカリエが教えてくれた。
「やはり、彼女のMPじゃあきつかったんじゃないか。途中コハクに魔力付与をさせなければ治るものも治らないところだったんだぞ」と言うと
「まさかここまで酷い状態だとは思わなかったのよ。でも彼女凄いわ。無意識だと思うけど、エリアハイヒールを最後にかけていたわ」とさっきの光の現象の理由を教えてくれた。
《ねえ、マコトはいつ起きてくるの?》突然コハクが割り込んできた
「そうね、2~3日はこのままだと思うわよ。起きたら一度ステータスを確認させたほうがいいわね」と言ってマコトを近くの開いているベッドに運ぼうとしたので俺が続に言う【お姫様だっこ】で寝かせた。
しばらくして、治療を受けていた彼らが気がついたと家族が声をかけてきたので、まずケイトさんの元に行くと起き上がっていた。
「大丈夫ですか?まだ寝ていたほうがいいのでは?」とカリエが聞くと
「ありがとうございます。もうあの気分が悪くてお腹が痛いのがなくなりました。ところで家族も来ているのですが、何かありましたか?」と逆に聞かれて
「ひとまずこのお茶を飲んでください。ご家族も同じ症状が出る可能性があったので、呼んで治療しました。お金はいつでもいいです。もしきになるのでしたら、カンゲルス3本とトメニ10個をこちらにお持ちいただいてもいいです」とカリエが答えた。
「カンゲルズはわかりますが、トメニはどうして?」
「実はしばらくこちらでドラゴンを預かることになったので、そのごはんが欲しかったのです。」と俺が答えると
「わかりました。カンゲルスは手持ちで5本ありますが、トメニは2~3日お待ちいただけますか?」
「病み上がりなので、無理をしないでくださいね。しばらくと言っても年単位なので慌てなくてもいいですよ」そうカリエが話した。
隣で呻いていたはずのジンが、静かに寝息を立てている。付き添っていた仲間が安堵している姿を見て、俺も嬉しくなった。
カリエが待っていた。どうやらマコトの治癒師と薬師のレベルを今いる患者で確認するつもりらしい。
ひとまず第一関門を突破したみたいだ。彼女の症状を診て病名を当てた。すぐに家族にも同じ状態になっている者がいたら大変だということで、彼女の家の場所をカルテから確認して迎えに行った。
「こんにちわ。誰かおられますか?」
気配はあるが、返事がない。仕方がない強硬突破をすると、奥のほうに隠れるようにしていた。
「治療ギルドから来ました。ケイトさんの具合が悪い理由がわかったので、迎えに来ました」と言ってギルドカードを見せると
「あんたは冒険者なのか?」と一番年上と思われる獣人が聞いてきた
「はい。もしかしてご家族も、同じ症状になっているかなる前の可能性があるので同じ治療をしたいとの事です」と答えると
「わかったちょっと待ってくれ。お金を持っていかないと」というので
「お金の事は気にしないでください。一刻を争う事態になる前に行きましょう」と言って小さなこの体を抱えて大人と一緒にギルドの診療室へ向かうと
「《ハイヒール》のことね。そうね難しいこともないけど…。そうだ、いい方法がある。私が彼の足の骨に正常な位置になるように《ヒール》をかけるからその上から繋がるように《ヒール》をかけてくれれば大丈夫」
「おいカリエ適当なことを言うなよ。それでも両足をやるにはMPも効き具合も足りないはずだぞ」とツッコミを入れたが
「そんなこと言っていられないの。とにかくまず実践よ。マコト手伝って」というのが早いか彼のそばに寄って二人で[ヒール]と唱えているが、どう見てもマコトはケイトさんの治療でかなりMPを消耗してしまったらしく、ふらふらだ。コハクがどうしようと焦っているので、契約獣としてできる事を教えた。そう魔力の付与だ。この力を使えば多分彼も助かるだろう。そう思っていると、あたり一面が光り出したと思ったら、そこにいた患者さん全員の患部が光り出し全部の光が消えた頃、マコトは床に倒れていた。急いでそばに近づくと、
「大丈夫彼女はMPを大量に消費して気絶しただけだから」そう肩で息をしながらカリエが教えてくれた。
「やはり、彼女のMPじゃあきつかったんじゃないか。途中コハクに魔力付与をさせなければ治るものも治らないところだったんだぞ」と言うと
「まさかここまで酷い状態だとは思わなかったのよ。でも彼女凄いわ。無意識だと思うけど、エリアハイヒールを最後にかけていたわ」とさっきの光の現象の理由を教えてくれた。
《ねえ、マコトはいつ起きてくるの?》突然コハクが割り込んできた
「そうね、2~3日はこのままだと思うわよ。起きたら一度ステータスを確認させたほうがいいわね」と言ってマコトを近くの開いているベッドに運ぼうとしたので俺が続に言う【お姫様だっこ】で寝かせた。
しばらくして、治療を受けていた彼らが気がついたと家族が声をかけてきたので、まずケイトさんの元に行くと起き上がっていた。
「大丈夫ですか?まだ寝ていたほうがいいのでは?」とカリエが聞くと
「ありがとうございます。もうあの気分が悪くてお腹が痛いのがなくなりました。ところで家族も来ているのですが、何かありましたか?」と逆に聞かれて
「ひとまずこのお茶を飲んでください。ご家族も同じ症状が出る可能性があったので、呼んで治療しました。お金はいつでもいいです。もしきになるのでしたら、カンゲルス3本とトメニ10個をこちらにお持ちいただいてもいいです」とカリエが答えた。
「カンゲルズはわかりますが、トメニはどうして?」
「実はしばらくこちらでドラゴンを預かることになったので、そのごはんが欲しかったのです。」と俺が答えると
「わかりました。カンゲルスは手持ちで5本ありますが、トメニは2~3日お待ちいただけますか?」
「病み上がりなので、無理をしないでくださいね。しばらくと言っても年単位なので慌てなくてもいいですよ」そうカリエが話した。
隣で呻いていたはずのジンが、静かに寝息を立てている。付き添っていた仲間が安堵している姿を見て、俺も嬉しくなった。
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