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第7章 エルンスト領
晩ご飯に向けて※R15?閲覧注意
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なんとか晩ご飯におかずが間に合った。良かった良かった。
「マコト様ありがとうございます。なかなかおいしい肉料理を出して差し上げられなくて困っていたのです」とアマリアさんが晩ご飯の後に話しかけてきた。
「大勢で押しかけてきて、肉の質についてとやかく言えないのに申し訳ありません。後、ヨーグルトと言うものはありますか?」と聞くと
「乳製品の一つでしょうか?前にジークフリート様からタネをいただいて作っておりますが?」と教えてくれた。
「では、それに2~30分漬け込んで焼いてみてください。柔らかくなりますよ。他にも色々試してみてはと言う物をこちらに描いておきますので明日取りに来てくださいね」そう言って食堂へと移動した。
「今日はお客様としてきているからドレスコードなんてあるのかしら?」と私についてくださっている侍女に聞いてみると
「はい。お身内とは言え最低限の準備をさせていただきます」そう言ってなぜかコルセットを持って迫ってきた。
「コルセットいらないから。必要なものは持ってきているし、ドレスもそれに合わせて作っているから」そう言って思わず逃げ出そうとすると
「どのようなものでしょうか?それにこれをつけないと胸の形が崩れてしまいます」
「とにかくそれをおいてくたら見せるわ」そう言ってボタンを外し出すと
「何をなさいます。私共がいたします」と騒ぎ出した。貴族ってめんどくさい
「そこにある箱を開けてくださいます?」そう言っていつもの下着姿になると
「なんですかこれは?見た事もない胸当てですが、これで大丈夫なんですか?」とブラつきキャミソールを見て慌て始めた。
「露出が少ないドレスを持ってきたので大丈夫です。コルセットは体に悪いので却下で」そう言うと箱から出してもらったドレスを着て後ろをボタンでとめてもらうと
「普通はこんなに簡単に着替えられないものなんですよ。ドレスを着る前にコルセットで締めてその上にドレスの後ろから紐で絞るのです。それがこの丸い物を穴に通すだけで済むなんて」そう言えばボタンの概念はなかったか
「うちの領で最近流行っているボタンという物です。これで無理に紐で調整しなくてもいいと言うので少しずつ服や鞄に用いられています。下着はまだ開発途中なので、もう少し待っていただけますか?」そう言って他のドレスや普段使いの服などを数点見せると
「なるほど、これは楽ですね。ドレスはこのボタンと穴で止めるのですね。普段使いはちょっと変わったボタンですね。鞄は紐を使って穴をつけるんですか?」
「はい。ドレスは目立たないように、すこし小さめで丈夫な物を使って多めにつけています。普段使いはそれがアクセントになるように工夫されていて、鞄は物をたくさん入れた時蓋しやすいように直接蓋に穴を開けるのではなく紐で輪を作ってそこにボタンを通す方法をとっています」というと
「じゃあ、私たちの服も普段使いとまではいかなくてもどうにかなるのかしら?」と嬉々として聞いてきた。
「それについては私の一存ではできないので、ご領主様にお伺いしてから依頼としてならお伺いします」そう言って下着について話をしていると
”コンコン”
とドアをノックして「私だが入っていいだろうか」とジーク様が声をかけてきた。
「ちょっとお待ちください」そう侍女が答えるとあっという間に化粧と髪型を決められて
「お待たせしました。準備が整いました」と言ってジーク様を中に案内すると部屋を出ていった。
「マコト様ありがとうございます。なかなかおいしい肉料理を出して差し上げられなくて困っていたのです」とアマリアさんが晩ご飯の後に話しかけてきた。
「大勢で押しかけてきて、肉の質についてとやかく言えないのに申し訳ありません。後、ヨーグルトと言うものはありますか?」と聞くと
「乳製品の一つでしょうか?前にジークフリート様からタネをいただいて作っておりますが?」と教えてくれた。
「では、それに2~30分漬け込んで焼いてみてください。柔らかくなりますよ。他にも色々試してみてはと言う物をこちらに描いておきますので明日取りに来てくださいね」そう言って食堂へと移動した。
「今日はお客様としてきているからドレスコードなんてあるのかしら?」と私についてくださっている侍女に聞いてみると
「はい。お身内とは言え最低限の準備をさせていただきます」そう言ってなぜかコルセットを持って迫ってきた。
「コルセットいらないから。必要なものは持ってきているし、ドレスもそれに合わせて作っているから」そう言って思わず逃げ出そうとすると
「どのようなものでしょうか?それにこれをつけないと胸の形が崩れてしまいます」
「とにかくそれをおいてくたら見せるわ」そう言ってボタンを外し出すと
「何をなさいます。私共がいたします」と騒ぎ出した。貴族ってめんどくさい
「そこにある箱を開けてくださいます?」そう言っていつもの下着姿になると
「なんですかこれは?見た事もない胸当てですが、これで大丈夫なんですか?」とブラつきキャミソールを見て慌て始めた。
「露出が少ないドレスを持ってきたので大丈夫です。コルセットは体に悪いので却下で」そう言うと箱から出してもらったドレスを着て後ろをボタンでとめてもらうと
「普通はこんなに簡単に着替えられないものなんですよ。ドレスを着る前にコルセットで締めてその上にドレスの後ろから紐で絞るのです。それがこの丸い物を穴に通すだけで済むなんて」そう言えばボタンの概念はなかったか
「うちの領で最近流行っているボタンという物です。これで無理に紐で調整しなくてもいいと言うので少しずつ服や鞄に用いられています。下着はまだ開発途中なので、もう少し待っていただけますか?」そう言って他のドレスや普段使いの服などを数点見せると
「なるほど、これは楽ですね。ドレスはこのボタンと穴で止めるのですね。普段使いはちょっと変わったボタンですね。鞄は紐を使って穴をつけるんですか?」
「はい。ドレスは目立たないように、すこし小さめで丈夫な物を使って多めにつけています。普段使いはそれがアクセントになるように工夫されていて、鞄は物をたくさん入れた時蓋しやすいように直接蓋に穴を開けるのではなく紐で輪を作ってそこにボタンを通す方法をとっています」というと
「じゃあ、私たちの服も普段使いとまではいかなくてもどうにかなるのかしら?」と嬉々として聞いてきた。
「それについては私の一存ではできないので、ご領主様にお伺いしてから依頼としてならお伺いします」そう言って下着について話をしていると
”コンコン”
とドアをノックして「私だが入っていいだろうか」とジーク様が声をかけてきた。
「ちょっとお待ちください」そう侍女が答えるとあっという間に化粧と髪型を決められて
「お待たせしました。準備が整いました」と言ってジーク様を中に案内すると部屋を出ていった。
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