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第5章星祭りの夜
夜が明けて
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結局、ジークはお兄さん達を連れて治癒ギルドへやって来た。全くここは領主の住まいじゃないっての。
「すまないね。まさかジークが女性と一緒に暮らしているなんて思わなくて」とお兄さんが言うので
「いいえお気にされませんよう。領主館が宿屋状態なので“あずましくないだろう”とこちらに招いたのだと思います」と答えると、
「ジ~ク!!!だから宿屋か住宅を増やせとあれだけ言っただろうが!!!!!!!」
「そう言われても、宿屋を運営する人材がいないし、ようやく村を新設できるだけの移住者が来たのにこれから家を建てなければならないし、一番人が寝泊りしやすいので開放しているだけです」
「で、領主が追い出されてどうするんだ?」
「違います。ここが居心地良くて俺が居座ってっているだけです」
「マコト嬢がいるからだろ」とエドがからかうと
「そうよね、マコトがこちらにきてからずっと、ここから領主館にかよっているわ」とカリエさんが返したので、
「…」ジークは何も言えなくなってしまった。
「で、今年の徴税についてだが…」
と領地の運営に対して話し始めたので一回私は席を外して台所へと向かい、お茶の用意を始めた。
そうだ、スコーンを焼いてお茶受けにしよう。まだマノはあったはず…
ヤバイこのまま出したらダメなやつ。普通のスコンにしよう
サクサクとプレーンのスコーンを作る準備に入った。
「すまないね。まさかジークが女性と一緒に暮らしているなんて思わなくて」とお兄さんが言うので
「いいえお気にされませんよう。領主館が宿屋状態なので“あずましくないだろう”とこちらに招いたのだと思います」と答えると、
「ジ~ク!!!だから宿屋か住宅を増やせとあれだけ言っただろうが!!!!!!!」
「そう言われても、宿屋を運営する人材がいないし、ようやく村を新設できるだけの移住者が来たのにこれから家を建てなければならないし、一番人が寝泊りしやすいので開放しているだけです」
「で、領主が追い出されてどうするんだ?」
「違います。ここが居心地良くて俺が居座ってっているだけです」
「マコト嬢がいるからだろ」とエドがからかうと
「そうよね、マコトがこちらにきてからずっと、ここから領主館にかよっているわ」とカリエさんが返したので、
「…」ジークは何も言えなくなってしまった。
「で、今年の徴税についてだが…」
と領地の運営に対して話し始めたので一回私は席を外して台所へと向かい、お茶の用意を始めた。
そうだ、スコーンを焼いてお茶受けにしよう。まだマノはあったはず…
ヤバイこのまま出したらダメなやつ。普通のスコンにしよう
サクサクとプレーンのスコーンを作る準備に入った。
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